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【閲覧注意】霊的要素の無い怖い話、不思議な話『次元の歪み』

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10:The following is sent on behalf of Anonymous by VIP.:2009/10/18(日) 19:20:05.75 ID:ScfrB6ym0

ムーミン谷の秘密
トーベ=ヤンソン氏原作の「たのしいムーミン一家」、美しい自然の中にある
「ムーミン谷」を舞台にして、スナフキンやニョロニョロたちと繰り広げる
和やかな日常を書いた名作である。

だが、このムーミン一家の住むムーミン谷には恐ろしい秘密があった。

実はこのムーミン一家の物語は世界を巻き込んだ核戦争の後を描いたものであり、既に人類は死滅。
ムーミントロールという妖精だと思われていたムーミン一家の正体は、
突然変異のミュータントであり、おてんばのミーは両親を戦争で殺されたショックで年を取らなくなりました。
そしてスナフキンは退役軍人であり、作中でよく旅をしているのは、
はぐれてしまった軍隊を見つけるためなのです。

スナフキンがなんだか世捨て人のような雰囲気を出しているのはこれが原因で、
彼はもう隊と合流するのをあきらめつつも、人類全員の墓守としても生きてゆかなければならない
自分に思い悩んで哲学的なことを良く口走ります。

そして最終回で雪が降ってきて、全員が冬眠に入り物語が終わるのは、
核戦争の影響で訪れる核の冬をあらわしていて、全ての登場人物が死んでいく様子を表しているのです。

ムーミン谷のこの都市伝説の真偽のほどは?

※あくまで都市伝説のようです。

―― 知恵袋より

質問:『ムーミン』って、核戦争後の話だというのは本当ですか?
人間はみんな死んじゃったんですか?

答え:それは違います。
人間の普通の暮らしの隙間を縫うようにして
北欧の自然の片隅に暮らしている(かもしれない)妖精たちの物語です。
トーベ・ヤンソンさんのムーミンの原作には、小説のものとコママンガと2種類ありますが
マンガのほうのムーミンには人間も登場しますし
電気や自動車や銀行を利用するムーミンたちも見られます。

参照元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q118160821

768:あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/09 13:32

過去に行くトイレ
自分は某車メーカーの下請け鉄鋼工場で働いてたんですけど、新卒で入ったばっかりの頃の話
夕方の定時近く、作業中に腹痛に襲われ、工場外にあるトイレに駆け込んだ。

個室のトイレで用を済ませ、工場内に戻ると様子がおかしい
工場のライン回してる顔ぶれが全く知らない人達
工場内も所々機械の配置が違ったり、表示の看板もオカシイ
明るいはずの照明も暗く、白銀灯が不気味に光っていた。

自分の持ち場に戻ったが、働いてるのはやはり知らない人達ばかり
その人達は自分を見ると眼は合わすのだが言葉は無い、黙黙と作業をすだけ
その人達のヘルメットには「○×鉄鋼」
研修の時に聞いた20年前のかつての会社の名前だ。

ほんのり怖くなり、またトイレに戻りうずくまってると心配した先輩が様子を見に来た。
先輩と工場に戻ると元に戻っていた。
過労の為の幻覚だったと結論付けたが、怖く哀しかった

64:The following is sent on behalf of Anonymous by VIP.:2011/12/22(木) 07:12:46.52 ID:a8q6h5Y90

窓の外

早朝にカーテン開けたら近所の不審者が万遍の笑みで窓にへばりついてた。
おもわず「うわあああああああなんだおめええええええええええええ!!」って
叫んだらまたニヤッと笑いやがった。

寝ぼけてたからなんだか腹が立ってきて、
「消えろコノヤロー、おいボケが!!!!!!」とか叫んでたら、
いきなりその不審者真顔になって、窓殴りだした。
しかも右手にナイフ持ってて明らかに人間の顔つきじゃなくなっていた。

人殺しってこういう顔するんだなと一瞬で鳥肌が立って、全身の力が抜けそうになった。
顔色が青紫で頬が痩せこけてたから多分薬やっていたんだと思う。その後捕まった

71: The following is sent on behalf of Anonymous by VIP.:2011/12/22(木) 07:16:18.69 ID:9aUdp4TA0
>>64
リアルすぎて怖いwwwww

53:The following is sent on behalf of Anonymous by VIP.:2010/07/18(日) 02:08:59.86 ID:bz5WvwI20

ピアノ殺人騒音事件
新興住宅地で起きた事件で、新興住宅地の欠陥が現れたものとして、有名なピアノ殺人事件を取上げる。
これは1974年平塚市で起きた事件で、当時大変話題になった事件であり、かつ過去に繋がりのない人々が、団地という密集した形態で住むようになることの、様々な意味を問いかけた事件である。

事件が起きた割りには、そこで提起された社会的意味は、あまり問い直されることなく、
ますます事件の背景になった要因は肥大化してきているようにも思われるので、
現在取り上げる価値があるだろう。

事件の舞台になった平塚の姉崎団地は、県営住宅で、1400戸。
6・4.5・3とダイニングの3DKで、24世帯ずつの60棟ぐらいの集合住宅があり、平塚の郊外に建設された新興住宅地である。

事件の3日前に、豊川一家は夫婦と子ども二人で、
空き家の募集に当選して、引越してきた。その時幸子が小淵と会っている。

その時のやりとり。
「この上のものだが。近所に挨拶回りはしたかね」
「はい、あのう、一昨日越してきて夕方回りましたけど、上は両方ともお留守でしたから」
「そうか、それならいい」

幸子はそれからすぐに、子どもの佳子に
「エチケットにうるさい団地だわよ。挨拶回りをしないと催促されるんだから」といって、
急いで封筒をもって、上に行き、小淵に挨拶している。

「どうもさきほどは失礼しました。305に引越してまいりました豊川でございます。
遅くなりましたが、どうかよろしくお願いいたします。」
「そんなものはいらん。挨拶をすればよい。この下のように、いまだに挨拶に来ないのもいる。」
 
その直後の幸子と後被害に会う志津子の会話。
「挨拶回りが遅いって叱られたわ」
「そのくらいのことはいうひと。変人だから、気にしないほうがいいわよ。
階段で会ってお辞儀しても、返事もしませんよ」
「誰にでもですか?」
「子どもたちが、おじちゃん、こんにちは、といっても、知らんふり」
「さえ。魚釣りに行くくらいで、家にごろごろしているわね。
かおりがピアノを弾くのがうるさいって、奥さんに怒鳴りこませたことがあったわ」
「まあ」
「おたくで、かおりのピアノ、うるさいですか?」
「いいえ。そんなことないわ」
 
ピアノの音が聞こえることは分っていて、一番離れた部屋で、
テレビをつけていれば聞こえない程度だったが、それを幸子はだまっていた。
このやり取りで、団地の人間関係のいくつかがわかる。

幸子と志津子は初対面であるのに、すぐに親しくなっている。
しかし、それはある「変人」を媒介にしてである。小淵は幸子に話しかけたことで、
実はとても親切にしてあげたという、普段あまり経験しない感情をもって、しばらく心を落着けていたのである。

54:The following is sent on behalf of Anonymous by VIP.:2010/07/18(日) 02:09:59.91 ID:bz5WvwI20
被害に会った宇田一家は、1970年の6月に、小淵に2月遅れで、小淵の階下に引越してきた。
父親の俊はまじめな努力家の労働者で、嫌な仕事も黙々とするので、雇用主に気にいられるタイプであった。

妻の志津子は社交的で、彼女が応募してこの団地に入った。
俊の勤め先からは遠かったが、狭いアパートから抜けだしたかったので、大変喜んでいた。
かおりとみどりという二人の女の子がいた。
音楽が好きだった志津子は、団地に入ってからかおりにピアノを習わせるようになった。

事件は1974年8月28日のことだった。
小淵はこの1週間前にスーパーで包丁を買っていた。
宇田俊は朝出かけた。小淵はそれを待っていた。俊には体力的に負けるといつも考えていた。

朝からピアノの音がするので、宇田志津子と次女のみどりがごみを出しにいって、
長女のかおりがピアノを弾いているときに、階下に降りていって、まずかおりを刺し、
かえってきたみどりを、残虐な方法で殺し、そして、その後帰った志津子を刺した。
そして、その後襖に俊宛ての言葉を書いている。

 迷惑かけるんだから
 スミマセンの一言
 位言え、気分の
 問題だ、来た時
 アイサツにもこない
 し、馬鹿づらして
 ガンとばすとは何事だ、
 人間殺人鬼にはなれないものだ

その後電話線を切断して、豊田幸子に階段で会うが、部屋に戻ってから逃走した。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ピアノ騒音殺人事件

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256:本当にあった怖い名無し:2007/02/05(月) 14:39:10 ID:y2fws4fi0

火葬場のバイト

オレが昔火葬場でバイトしてた時の話。
ある日の朝に斎場(火葬場)の玄関を掃除してたら、黒いSUV車が入ってきて成金な感じで
時計もフランクミューラーなんかしてるおっさんが車から出てきて死体を焼いてくれって言うんだよね。

通常は死体なんか直接運んでくる前に業者とか親族から連絡があって、
こっちも届出人の保険証とか死亡届書を持ってくるようにとか時間も指定してお願いするんだけど、
そのおやじは斎場長にもう話が通ってるからすぐ焼いてくれってかなり高圧的言ってくるんだよ。

なんでとりあえずそのおっさんに待ってもらって斎場長に話しに言ったら
変事一つで焼いてやれっていうもんだから、しょうがなくすぐ準備してオーブン(火葬炉)開けたんだよ。

258:本当にあった怖い名無し:2007/02/05(月) 14:39:47 ID:y2fws4fi0
死体は30才くらいの男でなんかまだ死んだばっかというか普通の死体よりも顔もピンク色してたんだけどね。
死体は普通焼く前にもう一回確認するんだけど外傷とかは別になくてきれいなもんだった。

で棺桶しめて炉に入れて焼き始めて大体20分くらいしてからなんだけど、
オーブンの中からもの凄い音がすんだよねドカンドカンって。
その時もうオレは目の前真っ暗になった。もしかして生きてたんじゃねーの?って…。

でももう20分もしたら桶なんか全部焼けてるくらいだし例え生きてたとしても今さら
開けて助けるのは無理だって思ってしかとしちまった。ていうか手足がガクブルってどうすることもできなかった。

259:本当にあった怖い名無し:2007/02/05(月) 14:41:28 ID:y2fws4fi0
通常1時間くらいもあれば死体なんて全部灰になっちまう
んだけどめちゃめちゃ怖くて30分くらいずっとオーブン開けられなかった。
例の成金おやじみたいのはもういなくなってた。

オレはどうしても怖いから斎場長呼びに行ってオーブン開けるの立ち会ってくれってお願いした。
焼いてる途中で中で音がしたことも全部説明した。
で、結局斎場長が開けたんだけど、炉を開けるときになんか焼肉みたいな匂いがぷ~んと漂って来た。

で斎場長がトレイを引っ張り出したらその男はなぜか
半生に焼けただれていて体もうつぶせになっているように見えた。
その瞬間オレは訳がわからなくなって気が遠くなって倒れたんだけどね。

でも今冷静に考えてみるときっとその男まだ生きていたんだな…。
そんで焼かれる熱さでオーブン中で棺桶をめちゃくちゃにぶっ壊しながら暴れていたんだと思う。
恐らくそれで中のバーナーが壊れて体が完全に焼けず半生だったんだな。

オレは倒れてから一度もその火葬場には行ってないから正確な事情は良くわからない。
でもその後斎場長がオレのとこに合いに来てなぜか1000万くれた。
他言無用だとかそいうことは一切口にせず。ただ1000万くれたんだよね…。

今はその金で暮らしているわけだが。
トラウマになって今でも夢にでてくる。しんどいわ。

37 :本当にあった怖い名無し:2008/04/14(月) 21:33:35 ID:Me7twzT1O

小人の石

小学生のころ、俺の家族は青森の海沿いの田舎に住んでいた。
俺は幼い頃からよく浜で遊んでいたんだが、
年末の1週間(5日くらいだったかも)は、夕方に浜で遊ぶのは禁止されていた。

だが、小学3年の大晦日、親たちは年末で忙しく、
退屈な俺は友達と二人で浜に行き、言いつけを破り夕方まで遊んでいた。
岩でできた小さな洞窟っぽいのがあって、俺たちはいつもそこを秘密基地にして、
焚き火をしたり漫画を読んだりしていた。

その日もその洞窟で遊んでいたんだが、そこで変なものに出会った。
それは小人だった。一つ目で、仲間(?)を数人引き連れていた。
仲間というよりは、同じ人の形をしているペットみたいな感じで、
キチキチと鳴き声を上げて、理性がないような感じだった。

先頭の一つ目だけがまともな仕草で、俺たちに綺麗な石を差し出してきた。
なぜか怖くはなく、二人とも「すごい生き物を見つけた!」ってテンションだった。

俺が石を受けとると、いつの間にか姿がなくなっていた。
探したが見つからず諦め、最後は石の取り合いになった。
結局、見せるために受け取った友達が石を離さず、俺が負けた。

38 :続き:2008/04/14(月) 21:34:50 ID:Me7twzT1O
俺はすごく悔しくて、「俺が受け取ったんだから今度会ったら絶対取り返そう」と思って家路に着いた。
しかし、友達はその晩亡くなってしまった。夜高熱を出し、朝には息をしていなかったという。
(俺は小さかったから、詳しくは聞かされなかった)

親たちは俺たちが浜に行ったことを知らないが、俺は友達の死の原因は、小人にもらったあの石だと思う。
そして、もし俺が石を持って帰っていたら、俺が死んでたんじゃないかと思う。

110:本当にあった怖い名無し :2005/04/27(水) 16:28:01 ID:qgFZO/X30

「ラッキー・デイ」

一人の高校生が試験に向け徹夜で猛勉強していたときのこと。
ふと彼が顔を上げるとデジタルの卓上時計の時刻は1:11。
どうって事無いことではあるが、この偶然は彼に試験に向けて
若干の自信を持たせるには十分すぎる出来事だった。
それからまた少し経ち、空腹を覚えた彼が1階のキッチンで何か作ろうと
立ち上がったとき、視界の隅に入った時計の表示は2:22。
夜食のうどんを食べ終えた彼が戻って来ると時計は3:33を示していた。
今日はきっといいことあるぞ、と彼はつぶやき、再び机に向かった。
外はだいぶ明るくなっていた。彼は大きく伸びをした。ふと、時計を見る。
うわああああああ!!!
彼は悲鳴を上げ、逃げるように1階へ降りていった。

  6:66。

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145:あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/01/02(火) 19:58

NNN臨時放送

テレビ番組板よりコピペ

15年くらい前夜中の2時30分頃テレビをつけたら
カラーバーが映っていて(あたりまえですが)
ああ、やっぱりこの時間は放送やってないな、
寝ようとふと思ったその時急に画面が切り替わってゴミ処理場が映し出されました。

そしてテロップにNNN臨時放送と出てひたすら処理場を遠景で映し続けるのです。
なんなのだろうと思って様子をうかがっていると
人の名前がスタッフロールのようにせり上がってきて
ナレーター?が抑揚のない声でそれを読み上げていきました。

バックには暗い感じのクラシックが流れ
だいたいそれが5分くらい続いたでしょうか、最後に
「明日の犠牲者はこの方々です、おやすみなさい。」と。

それ以来深夜放送が怖くてたまりません。
周りは誰もこの話を信じてくれないし…

843 :怪しいバイト1:2009/07/13(月) 23:13:28 ID:fTrjVEJX0

怪しいバイト

俺が今までで唯一体験した話を。

3月の春休み中のことなんだが、友達が怪しいバイトの依頼を受けてきた。
バイトの内容というのがかなり妙な内容で、関西にある某政令指定都市で、
空き家になっている家の片付けをやって欲しいというもので、2泊3日で、交通費以外に1人3万円も出すという。

目的の家は電気も水道もガスも通っており、2人分の布団もあるから、宿泊にも何の問題も無いとか。
これだけでもかなり怪しいのだが、友人がバイトを受けた状況というのが、
「パチにいったら常連のおっさんから頼まれた」という、更に怪しい内容だった。

友達は美味しいバイトだとノリノリで俺を誘ってきたのだが、どう考えても怪しすぎる。
当初断ろうと思っていたのだが、実質2日で1人3万円はおいし過ぎるうえに、
丁度PCのグラボとHDを新調したかったので受ける事にした。

当日、新幹線のチケットや片付けの手順や現地までの道のりの
メモをおっさんから貰い、俺達は某政令指定都市に出発した。
現地に着くと家はかなり広かった。敷地は300坪近くあっただろうか。

しかし、庭は枯れ草で埋め尽くされ、池は濁っていて生き物の気配すらない。
明らかに10年以上は人が住んでいない。
外見は立派だが、廃墟のような雰囲気の家だった。

その日はまず2階から片付ける事にして、夜の8時頃までゴミの分別や家具を
1階に下ろす作業をし、力仕事が多く大変ではあったが、特に何事もなく終った。

近場のファミレスで飯を食い、家に戻ってくると何かがおかしい。
上手く説明できないのだが、玄関を入った瞬間に全身の毛が総毛立つとでも言えば良いのか、
なんともいえない悪寒に襲われた。原因は全く解らない。
友人も同じだったらしく、隣を見ると気持ち青い顔をしているよに見える。
しかし特に何かがあるわけでは無く、お互いその不安を全く口に出せず、そのまま風呂に入って寝る事にした。

844 :怪しいバイト2:2009/07/13(月) 23:14:30 ID:fTrjVEJX0
寝てから2時間ほど経った頃だろうか、俺は友人に体をゆすられて起された。
「…なんだよ」と文句を言おうとしたが、その時起した理由が何なのかすぐに解った。
俺達は、1階の玄関に近い場所にある居間で寝ていたのだが、
丁度対角線上にあたる一番奥の部屋辺りから、人の話し声が聞こえてくる。

俺達は、ここに誰か来るなんて話は一切聞いていない。
かなり怖かったし、何かトラブルに巻き込まれるんじゃないかという不安はあったが、
そのままにしておくような事も出来ないので、話し声のするほうを確認しに行く事にした。
(その時、本当は廊下の電気をつけるべきだったのだが、
俺も友人も気が動転していて、全くその事を思いつかなかった)

暗がりの中を部屋の近くまで行き、俺が「誰かいるんですか~?」と何度か声をかけたのだが、
相変わらず部屋からは、ボソボソと何を言っているのか
聞き取れない複数の話し声が聞こえてくるだけで、俺の声には全く反応しない。

そこで少し大きな声で呼びかけようとしたところ、
友人が俺の口をふさぐと、玄関の方へ引っ張って行こうとした。
俺は「なんだよ」と言おうとしたが、あまりにも友人が必死な形相なため、素直に玄関の方まで歩いていった。

845 :怪しいバイト3:2009/07/13(月) 23:15:24 ID:fTrjVEJX0
そこで、あらためて友人に「なんだよ」と聞くと、友人は震えた声で、
「あの部屋…ドアに外側から板で目張りされてたぞ…どうやって中に人が入るんだよ…」
俺は近眼なうえに暗かったため気付かなかったが、友人が言うには、
どう考えても人が出入りできるような状況ではない形で、板がドアに打ち付けられていたらしい。

友人はかなり怯えていて、それは俺も同じだったのだが、不安を隠すように友人にこう言った。
「きっと、外側に入り口が別にあるんだよ。とりあえず確認しに行こうぜ」と。

玄関を出て家の裏側に行く事にし、草をかき分けてその部屋のあるであろう場所まで行ったとき、
俺の『別の入り口がある』という希望的観測は、無意味だった事に気がついた。
部屋には窓があったのだが、その窓にも外から板が打ち付けられており、
他に出入り口らしきものもなく、どう考えても人が出入りできる状況にはなかった。
しかし外からでも、ボソボソとその部屋から話し声がするのは解る。

俺は何がなんだか解らず、頭の中で合理的な解釈をいくつも考えたのだが、どれも当てはまらない。
どうしたらいいか解らず、暫らく2人で顔を見合わせていたのだが、このままでは埒があかないため、
止せば良いのに、板の隙間から懐中電灯を照らして、中がどうなっているのか見てみる事にした。

2人で懐中電灯を照らしつつ中を覗いてみると、そこは普通の和室で、
隙間から見ているだけなのではっきりとは解らないが、どうやら真ん中にテーブルが置いてあるようだ。
中に人がいるような気配は全く無い。

何がなんだか解らない。
声はいつの間にか聞こえなくなっていたが、さっきまで明らかに複数の人の話し声が中から聞こえていた。
もう一度2人で懐中電灯を照らしながら中を覗き込むと、ある事に気がついた。
テーブルの上に、20cmくらいの箱が置いてある。

846 :怪しいバイト4:2009/07/13(月) 23:16:36 ID:fTrjVEJX0
箱を照らして見て俺達はゾッとした。
その箱は、自転車につかうチェーンロックらしきものや鎖のようなもので何重にも巻かれていて、
更に何個か南京錠まで付いていた。

俺と友人は「なんだよあれ、気持ちわりーな…」と、窓から少しはなれて話していると、
突然バン!と、内側から窓に何かがぶつかる音がした。
びっくりして2人で窓の方を見たとき、俺達は叫び声をあげてその場から逃げ出した。

何が起きたかというと、
板が打ち付けられた窓の隙間から、4~5人の『眼』が俺達を板の隙間から見つめていた。
性別や年齢は解らない。とにかく隙間から『眼』がいくつもこちらを見ていた。
それだけしか解らない。

家から200mか300mくらい離れた街灯のところまで走り、
俺達が息を切らしてへたり込んでいると、
叫び声を聞いたのか近所の人らしいお爺さんが、
「こんな夜中になにをやってる!」と俺達に話しかけてきた。

俺達は恐怖と息切れと動揺で、「窓に眼が…」とか、「話し声が」とか、
「バイトで掃除に来て」とか、支離滅裂な事を言っていたように思えるが、
お爺さんはそれで何かを察したのか、急に口調が柔らかくなり、
「とにかく家に来なさい。そこでゆっくり話を聞くから」と、素性も知らない俺達を家にあげてくれた。

おじいさんの家に着くと、お爺さんの奥さんらしいお婆さんも起きてきて、俺達にお茶を出してくれた。
それで俺も友人もある程度落ち着き、バイトの依頼を受けて、
泊り込みであの家の片付けに来た事、夜中に変な声を聞いて調べに行った事、
厳重に板張りされた部屋を覗き込んだら、沢山の眼に見つめられた事などを話すと、

お爺さんは、
「あの家は何十年も前に、土地の権利関係で色々あったからな…
お金は諦めてお前達はバイトを断りなさい。今日は泊めてあげるから、明日家に帰りなさい」と言って来た。

847 :怪しいバイト5:2009/07/13(月) 23:19:03 ID:fTrjVEJX0
お爺さんはあの家の事について何か知っているようだったが、それ以上は話してくれなかった。
俺達は申し訳ないと思いながらも、その日はそのおじいさんの家に泊めてもらった。

翌朝、朝飯までごちそうして貰った俺達は、
お爺さんとお婆さんにひとしきりお礼を言って、帰宅する事にした。
最寄駅までの道中、俺がバイトを依頼してきたおっさんに電話して、
「金は要らないし交通費も返すから、バイトは無かった事にしてくれ」と言うと、
おっさんはしきりに事情を聞いてきた。

隠す理由もないため、昨夜あった話をすると、
おっさんは独り言のように『まだ出るのか…』というと、
『交通費はいい、でもバイト代は1日分も出せないからな』
『家の鍵は玄関マットの下に入れておいてくれ』
というと、早々に電話を切ってしまった。
口には出していなかったが、おっさんはかなり怯えていたのがわかった。

帰り際、俺と友人は、あの家で何があったのか、それだけは気になった。
そこで、携帯で図書館の場所を調べ、当時の新聞記事などを探してみたのだが、
それらしき事件などはみつからなかった。

そこでふと思いつきで、今度は少し離れたところにある法務局へ行ってみた。
法務局であの家の土地の登記簿を調べてみると、そこには『1966年時効収得』と書かれていた。
それで俺は、あの場所で何があったのか、ある程度解った気がした。

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771:sunnney :03/11/08 05:49

死際

人の死際を見る人は、何故か何度も見てしまうという話を聞いた事がある。 
『そんなの偶然でしょ』と思っていたが、あながち嘘でもないのかな?と思うぐらい遭遇した。
その中でも忘れられない一つが 飛び下り自殺。

夏休みに友人の田舎に行く事になった。
お土産を買いに川崎の某デパートでワインを買い出口に向かった。
ガラス越しに見えたのは奇妙な光景だった。

駅前だというのに、何故か人の動きが止まっている。
まるで、時間が止まったように全員上を見上げたまま微動だにしないのだ。
何十人という人間がバカみたいに口を開け上を見ている。
(飛行船でも飛んでいるのか、TV の撮影でもやっているのかな?)

そんな事を思いながらデパートから外に出て、皆の視線の方向に目をやった。
と、同時に白っぽいものがフワッと屋上から舞い降りた。
(え?何?布?人形?.....ニ.ン.ゲ.ン....????)

多分、一瞬の出来事だったのだろうが、それが何か解った途端スローモーションのように視界が変わった。
現実世界の音は一切遮断され、『天空の城ラピュタ』のラナのように人間が落ちて来る。
その子はしっかりと目を開いていた。

狂気のそれではなく、諦めた様な 悟った様なそんな眼だった。
何故そんな事まで覚えているのかというと、
その子が飛び下りた瞬間と偶然にも外に出て上を見上げた私は
最初の一瞬で既に目が合ってしまっていたのだ。

よく飛降り自殺者と目が合っちゃったという話を聞く度
(本当は気のせいなんじゃないの?)とバカにしてた部分があったのだが.....
今迄疑ってごめんなさい。

その子は途中の突起物に当たったあと紋取り帰り、足は逆方向にパックリ折れ
頭はぐしゃぐしゃになって、私の2.3m先で死体になった。
次の日の新聞に出てたその子は、まだ15才だった。

飛び下り自殺。

169 : 本当にあった怖い名無し: 2007/05/27(日) 14:12:54 ID:tID7K//T0

松本人志の体験談

ある日、部屋のかぎをかけ忘れて寝てしまい、朝目覚めると、女が布団の横に座って、
寝顔をじっと見つめていた。
「な、なんやねん?! 何しとんねん?!」とあわてると、女は
「ファンです」と自愛に満ちた表情で言う。母が幼子を見守るかのような・・・

これがもっと危ない奴だったら、寝ている間に刃物突き立てて終わり。

118 :Mr.名無しさん:2007/08/10(金) 05:26:03

ウォーリーをさがせ!

皆さんは「ウォーリーをさがせ!」という本をご存じだろうか?

大勢の群衆が描かれているページの中から、赤と白の横じま模様のシャツに眼鏡をかけた
「ウォーリー」を見つけ出して楽しむ、1990年頃に世界中で大ブームを巻き起こした絵本のことである。

しかし、この「ウォーリーをさがせ!」にはある恐ろしい秘密が隠されているという。

今から30年ほど前のイギリスで、8才の男の子が行方不明となり、
その後、無残な遺体として発見されるという痛ましい事件が起こった。
その後、警察の必死の捜査により、一人の男が犯人として逮捕された。

男の名前は「ジム・ジャック」。

過去に、20名以上もの子供達を殺害していた精神異常者であった。

裁判の結果、「ジム」には責任能力が無いと判断され、警察の精神病院に収容されることとなった。
しかしそれから数年後、「ジム」は病院から脱走した。
再び指名手配されたものの、現在もその行方は分からぬままであるという。

それからしばらく経ち、ある一冊の絵本が出版された。
それには、脱走した「ジム」を一早く捜し出し、
十分に注意をしなければならないという警告が込められているという。

そう、その絵本こそが後に世界中でブームを巻き起こした「ウォーリーをさがせ!」であったのだ。

「ウォーリー」は脱走した「ジム」のことを表し、チャームポイントである赤と白の横じま模様のシャツは、当時イギリスで精神異常の囚人に着せていた赤い囚人服そのものであるという。

※ウォーリーのモデルは10人以上を殺害した実在の殺人鬼ジム(セカンドネームは不明)
※ジムは精神異常者であった(だからウォーリーは目がイってる)
※ウォーリーが囚人服を着ているのはその為(かつて赤線の囚人服は精神異常犯罪者に着せていた)
※ジムは刑務所から逃走して指名手配された(それがウォーリーを探せ!の由来)
※そしてジムは結局見つからなかった

ウォーリーを2時22分に開くと一面がウォーリーだらけになっている
だがウォーリーの中にジムに殺された人達が隠れている
それを3時までの、44分間の間に全員見つけないと

今度はウォーリーがあなたをさがしにきます

こんな都市伝説

269:あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/11/03 03:29

鏡の噂

前にUSOでやってたからがいしゅつかもしれないけどメッチャ怖かった話。うろおぼえだけど。

ある中学校の階段の踊り場に大きな鏡があり、4時44分にその前に立つと死ぬという噂があった。
放課後、美術部の女の子が3人美術室に残って絵を描いていて、
おもしろ半分に4時44分にその鏡の前に立ってみようということになった。

で、いざ鏡の前に来ると3人とも怖くて鏡を覗けない。
そこで3人はジャンケンをし、負けた女の子が覗くことになった。
その負けた子は4時44分きっかりになるのを見届けて、恐る恐る鏡の前に立った。
・・・何も起こらない。3人はなあんだと笑いながら美術室に戻った。

時間はたち、7時過ぎ。2人の女の子は絵を描き終え先に帰ったが、
さっき鏡を覗いた女の子だけが「もう少しやっていく」と言い、一人残った。
そしてようやく描き終わり、彼女は美術室を出た。

ふとさっきの階段の踊り場の前まで来て、腕時計を見ると、7時16分。
彼女は何気なく鏡を覗いた。すると・・・

突然鏡の中から手が伸びてきて、彼女を鏡の中に引きずり込んでしまった。

そう、7時16分は鏡に映すとちょうど4時44分になるのだった。

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548:本当にあった怖い名無し:2006/10/20(金) 21:54:42 ID:AGtS0ebU0

ビデオとテープと写真

その時の状況をリアルに表現するために各人の会話を盛り込んでますので、
少し小説っぽいかもしれませんがご了承ください。

オレが高校2年生の時のことです。掲示板である心霊スポットを発見しました。
そこの場所でさらに検索してみるとなんと地元だったんです。Yahooで地図をプリントし、
クラスの友達4人(A、B、C、D)を誘って計5人で心霊スポットに行ってみることにしました。

そこへは自転車で1時間くらいで、着いた時は少々疲れましたが、
その心霊スポットの不気味さのせいか疲れなんてまったく感じませんでした。
そこは木造の古い旅館(?)でかなりボロボロでした。

しかしいざ入ってみると大したことなく何も出ないし聞こえなかったです。
全くつまらなくて写真を撮ったり、落ちているビデオテープやCDを拾ったり、
カセットを録音したりして帰路につきました。
帰りは「つまらなかった!!」とオレはみんなからバッシングをうけながら帰ることになりました。

549:本当にあった怖い名無し:2006/10/20(金) 21:56:00 ID:AGtS0ebU0
そして次の週、Aの家に、撮った写真やビデオを見たり、
カセットやCDを聴いたりするために集まりました。
写真は普通でしたし、CDも傷つきまくりで全然再生できません、
録ったテープもオレたちの話し声ばかり。本当につまらなかったです。

最後はビデオテープ。みんな心霊スポットに落ちていたテープということでか
なり期待しています。Aがビデオデッキの再生ボタンを押します。
「………………………」真っ暗な画面からは何も聞こえません。

そしていきなりマンションが映しだされました。
D「んっ!?」
オレ「どっかで見たなぁ」
A「オレのマンションやないか!!」
C「お前馬鹿か!(笑)似たマンションなんていくらでもあるやろ。」
画面ではビデオカメラを持った人物がマンションの玄関に入り、
呼び出しインターホンの号室番号を押します。

3…0……2…………
A「オレの号室やないかぁぁぁぁぁぁぁあ!!」
Aが叫んだその時。
ピ━ンポ━━━━ン。 インターホンが鳴ります。

みんなは脅えた顔で見合わせました。
B「お前出ろよ」
A「お前が出ろよ!」
D「ジャンケンで……」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

550:本当にあった怖い名無し:2006/10/20(金) 21:56:50 ID:AGtS0ebU0
そんなこと言っていると、画面の中の人物の前の自動ドアが開きます。
誰かがマンション内から出てきたのです。管理人でした。

しかし管理人は人物のほうを見ることなくマンション外にいきます。
C「………マンションの中に入ってきたぞ………」
B「ヤバイって……」
D「A!!鍵しめろ!」
画面の中の人物はエレベータで3階にやってきます。

その時Cが言いました
C「こ…これビデオだろ?今の出来事が放送されてるわけねぇぢゃん(笑)」
しかしオレはあることに気付きました。

オレ「でも…日付が…」

オレが言うとみんなの視線が画面右下の日付のところを向きます。
みんなはいっせいに自分の携帯を開き時刻を確認します……
・・・・・・・今日です。しかも今現在のことです。

A「ギャアァぁぁぁぁぁぁあ!」
B「ワァァ!」
C「なんだよこれ先週拾ったやつだろォ!」
D「警察呼べよ!」
オレ「夢だよなぁ……」
オレたちは泣きながら抱き合っていました。
本当にあの時は怖かったです。
そんなオレたちのことにはお構い無しに画面の中の人物は
3階でエレベータから降り302号室に向かって歩いてきます。
そして302号室の前で止まります……

551:本当にあった怖い名無し:2006/10/20(金) 21:58:18 ID:AGtS0ebU0
ピ━ンポ━━━━━ン、ピ━ンポ━━━ン、2回鳴ります。
ここまで確実にきていました。
D「…来ちゃったよ…………」
Dが言うと、みんなどうする?と言わんばかりに顔を見合わせます。
C「とりあえず、偶然かもしんないし、玄関まで言って確認しようぜ」
そう言うとみんな立ち上がり玄関まで行きます。

……………1分くらい何も出来ずに玄関の前で立ち尽くす時間が過ぎました。
その間はテレビ画面は見れていません。
そしてまたピ━ンポ━━━━━ン、ピ━ンポ━━━━━ン。

みんなもう泣くだけで何も言いません。また沈黙が10秒くらい続きます。
A「っふ(笑)意外と親かもしんない。」
脅えて泣いている自分を無理矢理抑え込んで作ったAの笑顔が印象的でした。
そしてAが一歩踏み出しドアスコープを覗きます。

…………………………また沈黙が10秒くらい流れます。
Aの表情はかわりません。ただドアスコープを無表情で覗きこんでいます。
そしていきなり表情が凍りつきました。横から見ていたオレが感じるにかなりの恐怖の表情でした。

「…そっ…そういうわけだったんね」

552:本当にあった怖い名無し:2006/10/20(金) 21:58:52 ID:AGtS0ebU0
そういうとAは部屋に戻りました。他のみんなは唖然としています。
C「なっ何がだよ!」
B「えっ誰やったん?」
D「親なん?」
みんなが聞いてもAは無視でした。Aは再び玄関に戻って来ました。

手にはビデオテープがあります。 どうやら停止して取り出したようです。
A「みんな帰ってよ。」
みんな状況が未だにのみこめません。
そんなオレらを無理矢理押してAは帰らせようとさせました。

Aがドアを開けると誰もいません。
C「誰だったんだよ!」
A「知らないほうがえぇ。」
オレは『くねくね』のワンフレーズ思い出しましたのを覚えています。
Aはそう言うとまるで邪魔と言わんばかりに俺たちを家から追い出しました。

オレらは無理矢理追い出されると、沈黙しエレベータに乗り、帰りました。
B「・・・なんだんだよ・・」
C「いみわかんね・・」
みんな家に帰ってAにメールや電話はしましたが全く連絡がつきませんでした。
Aはずっと学校に来ませんでした。

Aの家に行ったりしましたが、
母親が出てきて「体調は悪いので今日は帰ってちょうだい」の一点張りでした。
そしてAは3週間くらいしてどこかへ転校しました。
担任に聞くと「家庭の事情だから・・・」としか答えてくれませんでした。

553:本当にあった怖い名無し:2006/10/20(金) 21:59:24 ID:AGtS0ebU0
それから1ヶ月くらいしてBが学校に例の件の写真とカセットを持ってきました。
C「なんにもなかったやんか」
D「正直もう思い出したくないねんけど」
オレもDと同意見でした。もうあんなことは思い出したくありません。
B「変なこと気付いたんよ…オレだけじゃ理解できんわ…」

そういうとBはカセットテープをカセットテープウォークマンで再生しました。
しばらく聞いていると……
C「普通のテープやんけ」
B「気づかんの!?この声誰よ!」
テープにはオレたち5人とは別に全く知らない人の話声が入っています。

みんな気付かないわけです。全然幽霊やお化けって感じじゃないんです。普通の人間の声でした。
それに極々普通にオレたちの会話の輪に入っています。
まるで6人で行って一人存在を忘れているかのようでした。

しかし男か女かは判別できない声でした。
オレ「……誰だよコイツ」
D「誰かの声が裏返っているんじゃね?」
B「でも明らかにオレたちの声じゃないヤツがいるだろ」
C「怖いこと言うなよ!」

554:本当にあった怖い名無し:2006/10/20(金) 22:00:30 ID:AGtS0ebU0
B「まぁテープはいいから写真見て。」
そう言うとBはあの日撮った20数枚の写真のうちの7枚くらいを出しました。
その7枚は5人が脅えた顔で写ってる写真でした。
D「普通のみんなの写真じゃねぇかよ。何も変な手や変なモヤ、顔何て写ってねぇぞ(笑)」
C「なんかおかしいのか?」

B「その"みんなの写真"ってのがおかしいんだよ!なんで5人みんな写ってるんだよ!」

オレは正直かなりビビりました。
その写真はオレ、A、D、B、Cの順で廊下を歩いている写真です。
AとCの脅えた横顔が伺えます。……………………………………
それから3分くらい4人は写真を凝視したまま固まっていました。

D「あっ…あれだろ?タイマーで写真とるやつだろォ?ビビらせんなよ!」
B「これインスタントだからそんな機能ねぇよ!」
C「だっ誰だよ!写真撮ったやつ!AとBだろ!?」
B「あぁオレとAだよ。でもオレはこんなアングルの写真撮ってねぇ。
だいたいオレもAもこの写真に写ってんじゃねぇか。
誰かオレら5人以外誰かがシャッター切ったとしか思えねえよ!」
D「あれじゃね?輪ゴムでインスタントカメラにタイマー機能みたいのつけるのあったじゃん!」
B「あるけど、それ何処にどうやって仕掛けるんだよ!みんな動いてたんたぞ。
タイマー機能でぴったりみんな収めて撮れるわけないだろ。
だいたいこんなアングル撮れるような高い位置のカメラ置ける場所なんてあったか?
カメラが宙に浮いていたとでも言うのか?明らかに誰かが撮っただろ。」

……………それから誰も何も言わずでした。
学校の帰りに空き地で写真とテープを燃やし、
それからオレらは遊んでもいませんし、話してもいません。
彼らがどういう進路にしたかもわかりません。

あとあのビデオとCDはAが持っていましたので行方はわかりません。
オチがないつまらない話でしたが、最後まで読んでいただければ幸いです。

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42:本当にあった怖い名無し:2006/10/25(水) 02:01:35 ID:L5K3VN380

次元の歪み

先に断っておきます。
この話には、幽霊も出てこなければいわゆる「怖い人」も出てきません。
あの出来事がなんだったのか、私には今もわかりません。
もし今から私が話すはなしを聞いて、「それはこういうことだ」と説明できる方がいるなら、逆に教えてください。

あれは一体なんだったのか。

43:本当にあった怖い名無し:2006/10/25(水) 02:26:35 ID:L5K3VN380
最初にそれが起こったのは、今から3年前。私が高校2年のときでした。
学期末のテストを控え、その日は深夜までテスト勉強に追われていた私。
多分、何かの問題集をやっていた時だったと思う。
ちょうど1ページ終わって、自己採点しようと、机の隅に置いてあった赤ペンに手を伸ばした。

カツン   カラカラ・・・

軽い眠気に襲われていた私は、うっかり赤ペンを床に落としてしまった。
静まり返った室内に、いやに乾いた音が響いた。

私は軽く舌打ちしつつ、赤ペンが転がったであろう方向に身をかがめた。
「?」
でも、赤ペンはなかった。こういうの皆さん経験ないですか?落ちたものが消えるって。

私は今度は強く舌打ちして、部屋の床を這うように赤ペンを探しました。
けれども赤ペンは、どこにもありませんでした。
「なんだよ」
ついに声に出して、私は赤ペンを諦めもう寝ようと思い、
布団の敷いてあるロフトへと、梯子型の階段を上りました。

「!!?」

ロフトの上には、さっき床に落としたはずの赤ペンが、ポン、と置いてありました。

めちゃくちゃに変形して。

45:本当にあった怖い名無し:2006/10/25(水) 02:42:28 ID:L5K3VN380
でも、それを見た私は全く怖いとは感じず、むしろ「ここかよ!」と突っ込みを入れたくらいでした。

翌朝。一睡して冷静に昨晩のことを思い出すと、なんとも言えない恐怖感が襲ってきました。
なんで床に落ちたものがロフトに?なんで折れ曲がってるの?・・・「折れ曲がってる」??

昨日の赤ペンをもう一度手に取った私は、気付いたのです。
このペンはプラスチック製。それを折り曲げようとすると、普通なら折れてしまうはず。
にもかかわらず、このペンは・・・ぐにゃり、としか言いようのない・・・
まるで飴細工のような変形をしていたのです。

気持ち悪くてそのペンは捨てましたが、その日のテストは散々でした。

それからしばらくは特になにがあるわけでもなく、私もその「赤ペン事件」は(そんなこともあるさ)
と、気にしないようにしていました。

58:本当にあった怖い名無し:2006/10/25(水) 03:23:44 ID:L5K3VN380
そんなことも忘れていたある日、2回目の事件が起きました。
その日は学校でいやな事があり、私は家に着くなりただいまも言わずに部屋に飛び込みました。

そしてポケットに入っていたタバコをつかむと、思いっきり部屋の壁に投げつけました。
10秒くらい後かな。私は違和感に気付いた。そして嫌な汗がどっと溢れてきました。

(音がしない)

あんなに力いっぱい投げつけたのに?タバコは?
私は数ヶ月前の赤ペンを思い出し、反射的にロフトの階段を駆け上がりました。

62:本当にあった怖い名無し:2006/10/25(水) 03:31:54 ID:L5K3VN380
つづき

やっぱり、というか案の定タバコはロフトの上にありました。

真ったいら。言葉のあやじゃなく、本当に紙のようにひらひらに
変形したタバコが無造作に投げ出されていました。
急いでそれを丸めて捨てると、私はタバコが当たったであろう壁に手を当てました。
ただの壁でした。

64:本当にあった怖い名無し:2006/10/25(水) 03:44:16 ID:L5K3VN380
その日から、ソレは頻繁に起こるようになった。
消しゴム、画鋲、眼鏡。
消える物に規則性はないし、消える「位置」もそれぞれ違う場所だった。
でも、それらのものが必ずロフトに出てくること、そして何らかの形で変形している点は共通していた。

もちろん親には言った。
でも、当たり前だがあまり取り合ってもらえなかった。

そのころから、私は一つの恐怖を感じていた。
(もし、次に消えるのが自分だったらどうしよう)
その場合も、やはり私は変形して出てくるのかな。そんな恐怖だった。

そんなとき、最後の事件が起こった。

66:本当にあった怖い名無し:2006/10/25(水) 04:00:48 ID:L5K3VN380
その日は、親戚のおばさんが遊びに来ていた。多分、日曜だったと思う。
おばさんはやっとハイハイが出来るようになったくらいの、二人目の息子さんを「披露」しにきてたんだ。
私は、私の母と、そのおばさんと三人で居間で話してて、赤ちゃんは、そのお兄ちゃんと廊下で遊んでた。

そのうち私たち三人は、というかおばさんと母は、すっかり話しに夢中になってしまった。
私は話しに入れてなかったけど、中座するのも気まずいと思って、なんとなく座ってた。

その時だった。

「ぎゃああああああぁぁっぁぁあっぁ!!!!!」

突然物凄い赤ちゃんの泣き声が、ほとんど絶叫に近い泣き声が響いた。

71:本当にあった怖い名無し:2006/10/25(水) 04:16:03 ID:L5K3VN380
悲鳴は私の部屋からだった。私たち三人がかけつけた時、
上のお兄ちゃんがきょとんとして一人でたちすくんでいた。
おばさんはお兄ちゃんの肩をつかむと「しんちゃんは!?しんちゃんは!!?」と、半狂乱で繰り返していた。

「しんちゃんね、消えちゃったの!急に!」

私はその言葉を聞き終わらないうちにロフトに駆け上がっていた。
物凄く長い階段に感じたのを覚えてる。
(人の形をしてますように)
今思えば、物凄く怖いことを祈っていた。

そして赤ちゃんは、やっぱりそこにいた。
私の心配をよそに、気絶しているものの赤ちゃんはどこも変形していなかった。

77:本当にあった怖い名無し:2006/10/25(水) 04:28:31 ID:L5K3VN380
つづき

そのときは心から安堵したのを覚えてる。
やっぱり生き物は例外なんだ!と思った。

「しんちゃん!」私は赤ちゃんの手をつかんだ。その瞬間。

ぐにゃり

赤ちゃんの手が、ありえない方向に曲がっていた。

その後のことはあまり覚えてない。多分呆然としてたんだと思う。
実は新ちゃんがその後どうなったのかもわからない。
その事件以来、おばさんがたずねてくることはなかったし、何よりうち直ぐに引越したので。
ただ、事件から何日かして、私が掴んだ新ちゃんの右手は「粉砕骨折」とだけ聞いた。

84:本当にあった怖い名無し:2006/10/25(水) 04:43:29 ID:L5K3VN380
ここでもう一度聞きたい。あれはなんだったのか。私は怖いです。
あれ以来、もうそれは起こってないけど、いつかまた同じことが起きるんじゃないか。
それまで当たり前の床だったところが、突然口を開けて私を飲み込むんじゃないか。

そうしたら、私はどこから出てくるのだろうか。
次もまた人の形をして出てこれるだろうか。
私は怖いのです。

以上

用水路のマダム

ツレが体験した怖い話。夜も深い頃になろうかという時分にウォーキングをしていた時の事、どこからともなく「助けて下さい…」と声が聞こえてきたという。

田舎の農道で時間も時間のため訝しみながらも声を頼りに歩いてゆくと、農業用水路の桝から女性の頭が覗いていた。

街灯もまばらな暗がりの中(((生首!!!!)))と一度は動転したものの、よく見ると用水路に落下している生きた御年配のマダムだった。安心したのも束の間、たとえ生者だとしても深夜に用水路の桝から助けを求める見ず知らずのマダムには失礼ながら中々の不気味さがある。

マダムのハマっていた桝は自力では這い上がれない程度の深さがあるが半ばまで水で満たされていたため落下による大きな怪我はしていない様子。素人である己の救助行為に自信が無かった事と、また前途の不気味さが拭えない所もあり本職へ助けを求める事にした。無難に緊急通報である。

救急の到着を待つ間、何故こんな時間にこの様な状況に陥ったのか、桝にハマったままのマダムが事情を話してくれた。地域の寄り合いに夫婦で参加した帰り道に旦那さんとそれぞれの自転車でどちらが先に家に着けるか競争をした事、近道で出し抜こうと農道に入り自転車ごと用水路に落ちた事…

そうこうしている間にレスキューが到着、専門職へお任せし無事に手を離れたため安心して帰宅。長いウォーキングとなったものの深夜の農道で用水路から助けを求められるという、そうそう無い体験をしたと笑い話で締め括…

…れなかった。マダムが帰らず心配しているだろうと救急から自宅へ連絡した所、当の旦那さんは数年前既に他界している事が判明。当然、死人と自転車競走などしている筈はなく、乗ったまま落ちたと言う自転車も見つからず、参加したと語られた地域の寄り合いもその日は開催されてすらいなかった。

マダムは認知症の徘徊患者だったのだ。いつかの過去の記憶を反復していたのかもしれない。おしまい。 #怪異のいない怖い話

参照元:https://twitter.com/fragment1873/status/1424405269761515523

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