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なぜか「ブラタモリが魔界で行われたら」というハッシュタグ「#ブラタモリ魔界編」が流行っていたのでまとめました(笑)
ブラタモリ魔界編まとめ
@godo_sakamiti
「この街の建ってる台地、変な形してるでしょ?」
「確かに見た事ないねえ」
「最新の技術で面白い事が分かりました。台地の断面図です」
「あ、巨人!これ丸まった巨人の死骸なんだ」
「タモリさん!死骸じゃ無いんです!」
「え?まだ生きてんのこれ」
#ブラタモリ魔界編
— ゴドー (@godo_sakamiti) June 14, 2022
@usagi0913
「これ何だか分かります」
「何だろう。随分古い…素材は鉄ですか?」
「実はこれ、昔は赤かったんです」
「あっ!東京タワーだ!随分埋もれてるけど!」
「そうなんです。人界が呑まれた後にここに流れ着いたんですね」
「うわー懐かしい。もう500年くらい前ですっけ?」
#ブラタモリ魔界編
— 兎 (@usagi0913) June 14, 2022
@5hosokawa
「おっ、毒沼だ」
(草なぎ)ここでタモリさんが毒沼を見つけました。
「これだけの青は珍しいね。ヴォ=ミスリルの類かな」
「ええっ。前来た時から色違いますね。これはちょっと、面白いですよ」
(草なぎ)案内人の目の色も変わっています。ひょっとして新発見か
#ブラタモリ魔界編
— ホソカ (@5hosokawa) June 14, 2022
@5hosokawa
(ナレ)「道路脇の湧き水が気になったタモリさん」
「ここから出てて、丁度ここに線があるじゃない?」
「あっお気づきになられましたか」
「ここに水を通さない層があるんだ。」
「発掘調査で判明したんですが、このあたりは竜の翼に堆積した灰の上だったんです」
「へぇ~」
「ここが翼ってことは胴体も…(見渡す)じゃああの山が背中で…そうか、あの岬が」
「流石です。あの岬が頭なんです」
「相当~デカいねえ~」
「この平野自体が翼なので、地下水はかなり浅い所を流れています」
「そりゃもう水というより脈みたいなもんだね」
(ガイド)「タモリさん、ご存知とは思いますが1つ問題です。温泉には2種類あります。地熱で温められた地下水が湧き出たものと、あと一つ」
「千年眠に入った竜の近くを湧き水が通ったものだね」
「正解です」
「え?じゃあまだ竜生きてんの?」(道端の足湯を指差す)
#ブラタモリ魔界編
@sinndameninngen
「本日は地元の自警団の斉藤さんに案内していただきます」
「もう長いんですか?」
「ええ。今年でちょうど258年です」
「あっ、それじゃあ鉄食みの大蝗とも」
「あのときは大変でした笑 山も丘も全部食べられちゃいましたから」
「え〜〜それは大変だ」
#ブラタモリ魔界編
— 墾田永年私財法 (@sinndameninngen) June 14, 2022
ホソカ @5hosokawa
「見てくださいタモリさん、この地形」
「…ワームの死骸?」
「さすが。正解です。大怪嘯の末に死んだワームたちの亡骸が堆積して地層となっています」
#ブラタモリ魔界編
ksuoruo @sfoguo
「タモリさん、この塔が何でできてるかご存知ですか?」
「この塔、なんか生き物の骨みたいな質感なんだよね……あっ!魔神戦争の時の!?」
「そうなんです、970年前の魔神戦争でへし折られてココに突き刺さった『西の魔神』の右角をくり抜いて作られてるんですよ〜!」
#ブラタモリ魔界編
@kope_3485
「(古地図を見て)じゃこの渓谷は昔はなかった?」
「〈人類可聴域外〉の戦いで人類方の勇者が使った剣ビームが抉った跡がこれなんです」
「じゃあ剣菱って地名も?」
「そうです、剣ビームに由来してるんですね〜」
「ほぁ〜」
#ブラタモリ魔界編
— kope (@kope_3485) June 14, 2022
@ubmzh
「駅が街の中心部を避けてるね〜」
「そうです、タモリさん。では、街の中心部に何があったのか?」
「……”巨人”の遺体?」
「そうです(聞き取れない言葉)の上半身がこの地域を(聞きなれない言葉)していたんですね」
「おれ、その討伐の時にいたよ(笑)」
#ブラタモリ魔界編
@yokosimakoutaro
「この峡谷、見るからに不自然ですが・・・理由解りますか?タモリさん」
「緩い円形になってて、全面がガラスみたいにツルツル・・・大規模な魔法の跡?」
「そうなんです。現代では失伝した禁呪の爪痕が残ってるんです」
「あーアレか!懐かしいなー熱かったんだよねアレ」
#ブラタモリ魔界編
— 横島孝太郎 (@yokosimakoutaro) June 14, 2022
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魔界の仕組み編
リアルな魔界の仕組みの解説編です。
@e1bSunitani
「この魔力図を見て下さい」
タモリ「この龍脈、人工的に曲げられてるね」
「そう、円を描くようになってますよね」
タモリ「ん~これって錬成陣?国まるごと錬成陣になってるの?これ」
ナレーション「さっすがタモさん。実はこの国まるごと賢者の石の錬成陣なんですよ」
#ブラタモリ魔界編
— 墨谷 @日本鬼子同人誌企画(仮)主宰 (@e1bSunitani) June 14, 2022
@fullmoon_AGE1
「この辺りだけ他と違うんですがわかりますか?」
「確かに魔界化以前の東京の町並みが残ってますねー」
「さっきの砂漠が御苑跡地で、ここは堀を超えたところだから、ああ首塚!」
「そうなんです。将門公は未だに東京を守護しているんですね〜」
#ブラタモリ魔界編
— フルムン事務員 (@fullmoon_AGE1) June 14, 2022
@sinndameninngen
「タモリさんこの地図を見て何か思い出しませんか?」
「う~んと。あっ、〈聞き取れない言葉〉の守護結界か!〈聞き取れない言葉〉からの侵攻を防ぐように出来てるんだね」
「流石です。タモリさんがその名前を口にしても無事でいられるのも結界のお陰なんですよ」
#ブラタモリ魔界編
— (@sinndameninngen) June 14, 2022
@yumekurage0965
「ここがアーマンクッサーの丘です」
「へぇ~」
「ところで、この名前何かを思い出しませんか?」
「え?…あ、天草!」
「はい、なんとここは現世で敗北した天草四郎が魔界へ潜伏した時に最初に現れた場所と言われてるんです」
「へぇ~」
#ブラタモリ魔界編
@ubmzh
「……ということで、この地方の伝説は吟遊詩人によって語られ、世界中で謡われていくことになったのです」
「へぇ〜」
「実はタモリさん、この吟遊詩人のうちひとりは、タモリさんととても縁深い方なんです!」
「えっ 誰だろ……松本(B'z)?」
#ブラタモリ魔界編
— お望月さん (@ubmzh) June 14, 2022
@5hosokawa
「この町並み。何か気づかれますか、タモリさん」
「全部扉が東向きですよね。(聞き慣れない言葉)からの瘴気避けですか」
「もう答えまで言ってしまいましたね(笑) そうです!」
#ブラタモリ魔界編
— ホソカ (@5hosokawa) June 14, 2022
@5hosokawa
「いやぁ。長城ってだけあって、長いねぇ」
「実はある仕掛けがあるんですが、タモリさんわかりますか」
「……! あー、これ、ループしてるな。いや、知ってたのに気づかなかった。よくできてるねぇ」
「正解です!(おそらく人名)の対魔建築なんですね」
#ブラタモリ魔界編
— ホソカ (@5hosokawa) June 14, 2022
(ブラタモ実験コーナー!魔界産総研の吉田さんお手製のこのセットで、さっそく実験してみましょー)
「この砂山に(聞き取れない言葉)と呪文をかけます。すると」
「ん?んん?あ!穴ができた!」
「これと同じことが、3000年前にこの場所全体で起こって陥没したんです」
#ブラタモリ魔界編
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魔界の名所・聖地編
@aizu_sniper_yae
「この辺り、白くキラキラしてるのタモリさん何か分かりますか?」
「塩かな?」
「さすがです。ではどうして海でもないのにこれだけの塩があるかですが」
「え~、内海の乾燥とか…」
「ヒントは”街を見渡せるこの位置”です」
「そうか!みんな後ろをつい振り向いちゃったんだ!」
#ブラタモリ魔界編
— 山本八重さん(執筆中) (@aizu_sniper_yae) June 14, 2022
@dddrill
「さて、この大溪谷、実は人工のものですが……何によるものでしょう?」
「こっからずーっと魔王城に斜め一直線に伸びてるからね……光魔法?」
「タモリさん正解です。十四代目勇者が魔王を倒した際できたと伝えられています」
「それで魔族が寄り付かなくなっちゃったんだ」
#ブラタモリ魔界編
— ろくせいらせん (@dddrill) June 14, 2022
@namiuzuman
「こうした理由でこの土地に新鮮な生き血が非常に湧くようになったとがお分かりいただけたでしょう。そうなりますと何もなかったこの街で......」
「血の池地獄の誘致が始まったと」
「(苦笑しながら)タモリさん正解です」
#ブラタモリ魔界編
— プラナリア (@namiuzuman) June 14, 2022
「あっついね〜……さっきまで歩いてたところとはえらい違いだ……」
「そりゃ下は溶岩ですから。……入り組んだ森を抜けたと思ったら、悪魔飛び交う煉獄。これ、何か思い出しませんか?」
「『神曲』だろ?」
草彅『そう!ここは詩人ダンテが旅をしたとされる聖地なんです!』
— トトト V垢 (@To_to_to_V) June 14, 2022
@namiuzuman
「晴れていればここでングリョェムトガの荒原が一望できたのですが、相変わらずこの番組は天気に恵まれないようで......」
「ウワーッ!横殴りの肉片が!」
ナレーション『この日はあいにくの雪でしたが、本来であればこのパネルのように下級使い魔の遺骸がこんなに』
#ブラタモリ魔界編
— プラナリア (@namiuzuman) June 14, 2022
@usagi0913
「ここから向こうの稜線を見ていただくと…何かの形に見えませんか?」
「あーあー、なるほどね」
「あっ、私もわかりました!これドラゴンじゃないですか!?」
「しかもこれ、古龍種だねえ。はー大きい」
「そうなんです。古龍の死骸が山脈になってるんです」
#ブラタモリ魔界編
— 兎 (@usagi0913) June 14, 2022
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@sinndameninngen
「タモリさん何だと思いますこれ」
「龍の爪痕?二種類あるね」
「流石です!この地形は二頭の龍が争った時にできたと言われています。その前の地形は消し飛んでいますね」
「ひとたまりもないねこりゃ」
#ブラタモリ魔界編
— 墾田永年私財法 (@sinndameninngen) June 14, 2022
「この辺り、白くキラキラしてるのタモリさん何か分かりますか?」
「塩かな?」
「さすがです。ではどうして海でもないのにこれだけの塩があるかですが」
「え~、内海の乾燥とか…」
「ヒントは”街を見渡せるこの位置”です」
「そうか!みんな後ろをつい振り向いちゃったんだ!」
#ブラタモリ魔界編
— 山本八重さん(執筆中) (@aizu_sniper_yae) June 14, 2022
「街中に突然の崖ですかあ…」
(ナレ)「何か気になることがある様子です」
「そんなに古くないですよね、川が削ったわけでもない…」
「この崖、剣之谷(ケンノヤ)って呼ばれてるんです」
「ああ!技の威力で地形が!へぇ~」
#ブラタモリ魔界編
@5hosokawa
「(地図を見て)この辺はカルデラ湖なわけだよね」
「ところが実はこの湖はカルデラではないんです」
「確かに石が火山じゃないのは気になってたけど」
「実は地名がヒントで」
「人名だよね。あっ、自爆か!こんな規模なの。さすが大魔道士だ」
#ブラタモリ魔界編
— ホソカ (@5hosokawa) June 14, 2022
@yosiow
「こちらの石垣。おわかりになりますでしょうか」
「…花崗岩だよね」
「(無言で見つめる)」
「…うん?文字か、これは…ゴーレムか?えっ、これもしかして全部ゴーレム?」
「そうなんです。ゴーレムを使うことで運搬と建築を一度にやってしまおうというですね」
#ブラタモリ魔界編
— 好翁 (@yosiow) June 14, 2022
@otherguys8
「うわ、危ないな(笑)」
「木々や草花がつかみかかってくるでしょう?」
「この森、明らかに辱化してますね。でもこの辺に瘴気性の魔鉱脈はない。じゃあ、人の手でこうなったんだ」
「さすがタモリさん、実は180年前の戦争でここら一帯に瘴化弾が撃ち込まれたんです」
#ブラタモリ魔界編
— other guys (@otherguys8) June 14, 2022
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@Kwaidan_arai
「おや…?坑道跡ですか。北海道らしいね」
「中に入ってみましょう」
「…ん?坑内軌道にしてはレール幅が広いですね」
「タモリさん、ここは炭鉱ではないんですよ。地下、鉄道、自己増殖。といえば…」
「……横浜駅ですか。」
草薙「タモリさんは今、横浜駅の北端にいるんです」
#ブラタモリ魔界編
— 怪談を話すアライさん(かいイ) (@Kwaidan_arai) June 14, 2022
@noko_takada
「で、ちょっと地面を掘って貰うとですね」
「ガラス化している?」
「ああ!大反攻の!」
(ナレーション)そのとおりですタモリさん、このあたりは人類の大反攻の際に七発の核兵器が使用されたんですね
— 高田園子 (@noko_takada) June 14, 2022
@jiny3jiny34643
「この魔界の地名の中にひとつだけ仲間はずれがあるんです。タモリさん、わかりますか?」
「『地獄谷』でしょ(即答)」
「おお〜〜!」
「"地獄"は『死人が行くところ』。"魔界は『魔族が棲む所』。」
「完璧です。完璧な答え」
「あんっがい混同してるんだよね!」
#ブラタモリ魔界編
— ししジニー (@jiny3jiny34643) June 14, 2022
@jiny3jiny34643
「魔界というとこの真っ赤な空。これ一年中このままなんですが、最近の研究で理由がわかってきたんです」
「ほお〜」
「ヒントは"神話の時代からこのまま"だということですね」
「ああ〜、六大神の加護の外だから」
「そう!そうです!」
「だからそのまんまなんだ、呪いが」
「そうなんです。この赤さは始祖の巨人が殺された時の血の色のままなんです」
「これが!」
「そうです」
「始祖の巨人の血の色!」
「そうなんですよ」
「すごいね魔界は。神話が現役だもの。」
「神話が現役」
— ししジニー (@jiny3jiny34643) June 14, 2022
魔王城編
「海峡の向こうに見えるのが竜王の城ですね」
「懐かしいね。元気にしてんのかな竜さんも」
(ナレ)実はタモリさん、この番組で竜王城には足を運んでいます。
#ブラタモリ魔界編
— ホソカ (@5hosokawa) June 14, 2022
「また十字路だ」
「そうなんです、タモリさん。魔王城の城下町には十字路が多いんです、それはなぜか……」
(ドローンによる見下ろし撮影)
「回転床?」
ナレーション「さすがタモリさん」
(CGで再現された後ろ向きに回転床へ突撃する当時の勇者パーティーの姿)
— お望月さん (@ubmzh) June 14, 2022
「この魔王城の石垣は怨恨型だな」
「怨恨型、ってなんですか?」
「石材の間に大きめの隙間があるじゃない?この奥には"不死化"させた人間の躰が埋め込まれてあって、彼らの嘆きの声で城の防御力にバフをかけてるの」
(マオウユルスマジ......)
「あっ本当だ!」
— プラナリア (@namiuzuman) June 14, 2022
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タモリさんすごい編
「タモリさんは寒くないんですか?」
「まぁ氷雪地獄だしね(笑) しょうがないでしょ」
「さすがタモリさん。環境適応呪文(トラマナ)も使えるんですね」
「ええっ。私にもかけてくださいよ!」
「(笑)」
#ブラタモリ魔界編
「あの向うから流れる光の元、これ以上は近付けませんか」
「これ以上は我々でもあと数歩近付いたら発狂するレベルですから」
「んー残念。スタッフさんを流石に危険には晒せないからねぇ」
「ところでタモリさん、ここでも人ではきついはずですが、大丈夫ですか?」
「平気ですね」
#ブラタモリ魔界編
ナレーション「なんとここでタモリさん以外は全滅、石化してしまいました」
「あちゃ〜 サングラスかけててよかった〜(苦笑)」
#ブラタモリ魔界編
— お望月さん (@ubmzh) June 14, 2022
@SAMEX_1u2y
「え〜ではタモリさん、問題です!」
「おっ」
「私のこの顔に見覚えはありませんか?」
「え〜っ…………どこかでお会いしたかなぁ……」
「ではヒント!"10年前"!」
「ああ〜!あの時の子供かぁ!はぁ〜仇討ちというワケだ、なるほどねぇ〜」
#ブラタモリ魔界編
— さめ (@SAMEX_1u2y) June 14, 2022
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番外編:魔王とブラタモリ編
一人で魔王との邂逅からエンディングまでを描きあげていた人がいたのでまとめました(笑)
@uyumakusa
「タモリさん、ここの地面を見て何か分かりますか?」
「綺麗に地面の色が違うね…これ、もしかして向うの半分欠けたような山まで続いている?」
「お、流石。その通りです」
「コレ、自然じゃないねぇ」
「ええ。以前の魔界大戦で勝利した魔王の必殺技で敵と地形ごとズレたんです」
「ハー。どうりで東から西まで山とか丘が半分の地形や建造物が続く訳だ。すごいねぇ魔王の力」
「でしょう?決戦の場としても語り継がれていて、今や観光名所です」
ナレーション『そう。ここは昔、魔界大戦の決戦のバトルフィールドだったんですね。それにしても面白い光景ですね』
「ちなみにですね…その魔王、今日会えます!」
「え?ホント!?」
「あちらに先程から見えている屋台ありますよね?」
「…さっきから良い匂いしているから気になっていたけど…もしかして肉を焼いているこちらの大将が?」
「ども、魔王です。一本どうぞ」
「あ、これはどうも」
「おっ、この肉。半分違いますね」
「魔王ズレ焼きって言いまして」
「あー。ここの地形を」
「そうです。妻のアイデアでやりだしたら人気が出て」
「あ、お隣の方奥さん?どこかで…もしかして勇者さん?」
「はい、元勇者です」
「はー。大戦の後姿消した後、まさか結婚してた…」
ナレーション『そう、この方、魔界大戦で大活躍した元勇者さん。大戦後、魔王が魔界からの進出を止めた事で人側と和解が成立したのもこの方のお陰です。まさか元魔王と結婚していたとは驚きですねぇ』
「いやー、この屋台だけ戦闘力すごすぎじゃないですか?」
「はは、そうですね」
「ところで、この地形ごとズレさせたの、どうやってやったの?」
「いやー、それが無我夢中で覚えていないんですよね。ただその時妻が背中から後押ししてくれたのは覚えているんですが」
「急に惚気きましたよ。つまり共同作業は既に終えていた…と」
「いや、その、わっはっは~」
ナレーション『さて、陽気な元魔王さんをイジりながらタモさんは次の場所へ。目指すは大戦時の影響で空の色が未だに変わらない”黄昏の古戦場”へ』
「はい、ここが黄昏の古戦場です」
「おおー。ここが…確かに本当に色が変わってない」
「ここは常に夕暮れの色でしてね。理由は…」
「あっちの方から光が流れてきていますね」
「おっ、流石タモリさん。すぐに見抜きましたね?」
「地面の岩を見たら、向うからあっちに流れるような線上の削れた跡がありますね」
「そこまでですか!他の方だと空ばかり見て気付かないのですが」
「別の世界でも似た光景を見た事が」
「…すごいですね、空の色」
「未だに大戦時の魔力の奔流が残っているって話しだけど、いやはやすごいねぇ…」
ナレーション『ほんと綺麗ですよね。僕も現地で見たかったなァ…。でもこの空の色の原因、実は見た目に反してとっても危険。観光地にはまだまだ難しいというお話です』
「あの向うから流れる光の元、これ以上は近付けませんか」
「これ以上は我々でもあと数歩近付いたら発狂するレベルですから」
「んー残念。スタッフさんを流石に危険には晒せないからねぇ」
「ところでタモリさん、ここでも人ではきついはずですが、大丈夫ですか?」
「平気ですね」
ナレーション『さすが、タモさん。すごい対魔力A+ですね。ボクには無理です。さて、スタッフさんやアシスタントさんへの影響を考えてここは早めに撤収。次の場所へ移動です』
「アレ?ここは最初の所から見えた半分欠けた山ですよね?」
「はい。あちらに先程の場所が見えますね」
「おお~。ここからだと地形がズレたのが丸分かりですねぇ。ここまで見事だとは」
「これをご覧下さい。ここら一体の地図です。コレを見て何か分かりますか?」
「ん~…特に…あ、川!この川がズレた地形に沿って元々の川に繋がっている?」
「はい。そこ一時は湖だったんですよ」
「あ~、だからあの川の片側が不自然に削れていると」
「元の川に流れ込んで水量が減って湖はなくなった訳で」
「湖だった時はすごかった?」
「ええ、当時は上流から流れてきたデカイ水棲系生物などが繁殖してましたね。今は水かさが減り干上がって、別の所に行ってしまいました」
「見たかったなぁ…ゴジラみたいなのが沢山いた訳でしょう?」
「ええまぁ。お陰で暫くは近付けない危険地域でしたがね。今は小型の水棲生物の楽園になっています。画像はこちらです」
「おっ、こっちでもコレいるんだ。コレがいるという事は水が綺麗ってことか」
「その通りです」
ナレーション『この川、ほんと綺麗な水なんです。なお湖が形成された当時の画像がこちら。遠目から見ても複数の巨大生物が居た事が窺えます。これ大迫力ですねェ』
「これが川で採れた水です。どうぞお手にとって見て下さい」
「お…これはほんと透き通ってますねぇ…魔界の天然水」
「この水が下流の自然を豊かにしてくれています」
「でしょうねぇ。豊かな生態系を形成してくれる上に、この水で育てた野菜なんかは絶対に美味いでしょうねぇ」
「はい、そう仰ると思って美味しい野菜を鍋で御用意させて頂きました!どうぞこちらへ」
「え、食えるの?嬉しいねぇ」
「…ほぉ。これが川の水で育った…」
「特に今は水耕栽培のマンドラゴラが一番美味しい時期ですよ」
「えっ、マンドラゴラ!?危険じゃないんですか?」
「綺麗な水による水耕栽培と光にあてて育ててますので、毒気も無く叫ぶ事もありません」
水耕マンドラゴラ「ゴ~ラ~♪」
「むしろ歌ってるね。しかも、井上さんの少年時代歌ってるよ」
「可愛いでしょう?地域興しの一環でマスコットにしてぬいぐるみも作っている所なんですよ。これがぬいぐるみでして…」
「わぁ、可愛い!」
「よくできてるねぇ。昔のだともっと痩せて怖い顔のイメージだったけどね」
水耕マンドラゴラ「マ~ンドラー♪」
ナレーション『水耕マンドラゴラ、可愛いですね。僕も家で育ててみたくなってきました。さて、新鮮な野菜鍋を堪能したタモさん御一行。案内人に促されるまま最後の地へ赴きます。これ以上凄い所なんてあるのでしょうか?』
「こちらです」
「おおー…空間に穴…これは絶景ですねぇ。これはやはり…大魔王の?」
「魔界大戦で敗北した大魔王が最期に放った次元の穴ですね。今なお閉じることなく静かに浮いております」
「中に入ったら危ない?」
「危ないですね。弱い者だと見ただけで意識を失いますが…流石タモリさん」
「いやー、体にはビリビリきますけどね、アレ」
「それで済んでいるのが不思議ですね…あ、でも他の方はこれ以上近付かない方がいいですね」
「すいません、タモリさん私はこれ以上…」
「いいよ、無理しなくて。カメラさんも。ここから先は私が撮るね」
「は、はい…お願いします」
ナレーション『やはり魔界。タモさんほどの猛者でなければ耐えられない場所もあるのですね。僕も見習って鍛えたい所です。さて、次元の穴に踏み込んだタモさん、大丈夫でしょうか?』
「おおー。中は完全に別次元だね。奥で渦巻いているのは…すごい魔力だね」
「お、流石ですね」
「目に見えるレベルでしょ?結構なモンだね」
「ではタモリさん、これを(魔法付与された安全帽と護符」
「あ、流石にこれ以上は危ないですね」
「我々でも危ないですがタモリさんはなんか次元が違いますね。知識と言うか経験と言うか」
「んなこたぁないよ」
「…はい、ここまでが対応装備ありで現在近付ける限界ですね」
「あー、こりゃ無理だね。しかしよくここで留まってくれているね、この次元の穴」
「もはや幸運としか。先程会った元魔王と元御勇者御両名にも、こればかりは打ち消すことは無理でして…」
「そりゃそうだろうねぇ~」
「そしてここ…先程訪れた黄昏の古戦場の空の色が変わらない原因でもあります」
「あっ!そっか。方向的にあうもんね。確かにコレは…あー、これで謎は解けた」
「はい、そういう事でした」
「大魔王もとんだ置き土産を残していったんだねェ…(合掌」
「タモリさん…ありがとう…」
「いやー。魔界、やっぱすごいね」
「タモリさん大丈夫でした?」
「今頃になってゾクゾクとはきたねぇ。ただ、まぁこの年になるとああいう場所も何とかなるもんだね」
「それはタモリさんだけでは?」
「そうかねぇ~?しかし、水耕マンドラゴラ、可愛かったねェ」
「ですねー♪」
#ブラタモリ魔界編 おわり
おまけ
エンディングシーン
元魔王と元勇者夫妻の屋台で記念撮影
広大にズレた地形を眺めて笑顔
川の綺麗な水を手に興味津々な姿
水耕マンドラゴラを手に取り笑顔
黄昏の空を背景に地面を指差す姿
次元の穴の前で案内人と記念撮影
敗れた大魔王の置き土産に合掌する姿
— うゆま[=ω=]豆腐卿 (@uyumakusa) June 14, 2022