111 :うめ2:2006/08/11(金) 23:16:12 ID:tk9oWCpS0
関西の知り合いから訊いた話。
瀬戸内海のあたりの小島の漁村で、海から流れ着いたものは『エビスさん』といってありがたがられるらしい。
そんなエビスさんのなかでも、一番いいのは人間の死体で、死体のエビスさんが流れ着くと必ず大漁が続くんだそうな。
瀬戸内海は昔は水軍とか海賊とかの根拠地で、けっこう荒くれどもがいた。
それで不漁が続くと、『偽エビス』っていう儀式?をやったらしい。
これは他の島にいってこっそり島に上陸して、その島の人間を殺しちゃう。
殺した人間の死体を、自分たちの島に流れ着くような場所で流すと、自分たちの島に『偽エビス』が漂着する。
そうなると、本物のエビスさんほどではないけどかなり大漁になったとか。
いまでも、不漁が続くと関西の大都市に、ホームレスの人たちを探しにいく業者みたいなのがいるらしい。
まあ、言うまでもないけどホームレスの人に仕事があるって言って騙して、その人が『偽エビス』にされちゃうんだって。