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92: 本当にあった怖い名無し:2009/08/12(水) 03:21:23 ID:ct3zc5yi0
この話を友人にしたら、一瞬固まった後、失笑された・・・。
でも当事者の俺としてはけっこう気持ち悪い。
今年6月で3歳になった娘の話。
子供にはよくある事なのだが、想像上の友達がいる。
よくでてくるのは、「パンダさん」、「たぬきさん」、「うさぎさん」。
「パンダさんはまだ赤ちゃんなの」とか、「おもちゃを散らかしたのはたぬきさん」など言う中で、
「うさぎさん」だけが何か引っかかるものがあった。
よくよく考えてみると「うさぎさん」の場合、他と比べて具体的な表現をするという事に気がついた。
「うさぎさんはおねえちゃんだから、上手にお箸がつかえるのよ」
「うさぎさんは今、ベランダでお花みてる」 など。
ある時、娘が1人でピアノをおもちゃにして遊んでいた。良くある事なので気にもしてなかったが、
気がつくとたどたどしいが、ちゃんとメロディーになっている。
ド・・レ・ミ、ド・レ・・・ミ チューリップだった。
ピアノを習わせてる訳ではないし、俺も嫁も特に教えてはいない。
不思議に思って聞いてみると、「うさぎさんが教えてくれた」との事。
さすがにちょっと不気味になって娘に聞いてみた。
俺:「うさぎさんってどんな子?」
娘:「えっとねぇ、耳が長いの」 (それは想像がつく)
俺:「じゃあ、こんな子?」 (絵本のデフォルメされたうさぎのイラストを見せる)
娘:「ちがう」
俺:「じゃあ・・・、これは?」 (今度は本物のうさぎの写真)
娘:「ちがう」
その後色々聞いてみるが、まだ語彙も少なくよくわからず。
娘本人もうまく伝わらないため、イライラし始めたのでその日はやめにした。
1つだけ判ったのは白じゃなく、黒うさぎだという事。
それから数日後の事、娘が興奮して走ってきた。
「これー!、これー!」 1冊の雑誌を持って叫んでいる。
「何?」 聞いてみると雑誌の写真を指差し、「これ、うさぎさん!」
「えっ・・・。これがうさぎさん?」 「そう。」と娘は満足げ。
その写真は、にっこり微笑むバニーガールのおねえさんだった。