482 :本当にあった怖い名無し:2012/11/29(木) 12:45:24.43 ID:ZJhSb3kiO
隣町の山の中に、所謂、御神木と呼ばれる大木がある。
夏になればカブトムシやクワガタが捕れ、子供達には絶好の遊び場だった。
この御神木には昔から、山神様が住み着いていると言われている。
イタチのような姿(俺は見た事は無い)をしているとも。
この山神様は悪戯好きで、人が御神木に近付くと目にも止まらぬ速さで駆け寄り、人の足を引っ掛けて転ばすと言う。
だから、御神木の傍に居ると一回は必ず転倒する(実際、俺も何度か転んだ)のだと言う。
さらに、山神様は人の声真似が得意で、御神木に向かって声をかけると、同じ声で返って来る。(小六の時に実際にやった)
今は伐採されて御神木は無いが、その切り株にイタチのような獣が寝転んでいる姿が、今もたまに目撃されている。
485 :本当にあった怖い名無し:2012/11/29(木) 12:45:24.43 ID:safsjfks
ん?イタチで人を転ばせるとか
思いきり「かまいたち」じゃないか。
拝まれて善い存在になったか、元はイズナかもな。
有名妖怪の特徴さえ知らないとは。さみしい世の中だ。
489 :本当にあった怖い名無し:2012/11/29(木) 12:45:24.43 ID:nvjasksf
なんか、あまつきって漫画にあった今様の話を思い出した‥‥。
このイタチは恨んだり祟ったりしなかったのかな‥‥。
様子を察するに、きちんと供養とか儀式を行ってから伐採された感じはするけど‥‥。
人間の悪意が原因だと嫌だねぇ。