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185: 本当にあった怖い名無し:2007/08/04(土) 18:54:19 ID:IUen7w2J0
「それでも僕はやってない」
ツタヤで貸し出しはじめたので見てきました。
フリーターの男性A君が250%満員の電車内で
電車のドアにスーツを挟まれ悪戦苦闘していた。
電車の扉が開くと同時にそのまま電車を降りると
女子中学生に痴漢に間違われて私人逮捕される、
すぐに駅員が呼ばれ
「事情を聞くから駅員事務室に来て」と言われた為
駅員事務室に同行した。
その時、たまたま一緒の車内の隣にいた
女性B子さんが駅員事務室まで来てくれ
「その人は痴漢ではないです、
ドアにスーツの裾が引っかかっていて
それを取ろうとしていたのを見ていました」と言ったが
B子は駅員に事務室から追い出されてしまう。
そのまま駅員から警察に引き渡され
代用監獄によって4ヶ月の拘留を受ける。
A君の供述は取調室ではまったく聞いてもらえず
それどころか「私は電車の中で痴漢をやりました」と
取調官に何度も何度も復唱される環境の中
警察の書いた調書にサインさせられる。
(サインしなければ代用監獄によって留置所を出ることができない)
結果起訴されたA君は裁判で争う事になる、
186: 本当にあった怖い名無し:2007/08/04(土) 18:55:28 ID:IUen7w2J0
裁判では証人が呼ばれ事実認定が争われる。
駅員「駅員事務室に来た女性ですか・・
確かこの男(A君)が痴漢をやったというような事を言っていました」
乗客C「あぁいましたねぇ・・
その人が犯人のような事を言っていました
犯人ではないという内容ではないです、
僕は少し離れた所から被告人が変な動きをしているのを見ました
ですので痴漢だと思います間違いないです」
被害者
女子中生「女の人は駅員事務室まで来ました
被告人が変な動きをしていたと言っていました」
と各自証言する
更に中生「スカートの中に手を入れられて
いつも痴漢被害にあって現行犯逮捕しなければ駄目だというので
勇気を絞って現行犯逮捕しました、
犯人の手をつかんだんですけど犯人は手を後に引っ込めた為
一度手を離してしまいました。
ですがその時後ろを振り向いていたので犯人が手を後に引っ込めたのを見ました」
と証言。
弁護士が現場と同じ状況を再現し
事件現場の検証をしたところ。
被告人A君はドアに密着していたので
手を後ろに引っ込めれないことが判明した。
187: 本当にあった怖い名無し:2007/08/04(土) 18:56:58 ID:IUen7w2J0
更に駅員事務室まで来て頂いた女性B子を
駅で苦労の末に発見し法廷で証言してもらった。
B子「後でぶつかってくる人がいるので見てみると
被告人がドアにスーツを挟まれていました。
またその際小声ですいませんと言っていました
痴漢であれば目立たないようにするので・・痴漢ではないと思いました」
と証言。
そこで裁判官が質問する
判事「被告人はその間どのくらいの時間それをやっていたかわかりますか?」
B子「10分くらいだと思います」
判事「貴方はそれをずっと見ていたのですか?」
B子「いいえ、気がつくと被告人がもぞもぞと動いていたのわかりました
ですので、そのもぞもぞと動く動きで
スーツを引っ張っているんだと思いました」
判事「わかりました」
188: 本当にあった怖い名無し:2007/08/04(土) 18:58:18 ID:IUen7w2J0
判決
判事「主文、
被告人を懲役4ヶ月に処する
痴漢行為という許されない行為をしまた事実を否認しており
被告人は反省の色も無く今後再犯の根拠が無いともいえない。
事実認定について補足説明をする
中生は後に手を引っ込めたといったが、被告人はドアに密接していたため
手を後に引っ込めるのが不可能であった事は
被告人は手を後ではなく
上に引っ込めることも可能であり
中生の年齢を考慮するとそれについて正確な証言をできなくとも
なんら証言の信憑性は崩れない。
また、B子が被告人がドアに挟まったスーツを
引っ張っているところを見たのは
痴漢事実の10分前の事であり
その間に被告人が痴漢をしていない証拠にはならない。
もぞもぞ動いていたという証言は
被告人が痴漢をしていてもその行為を妨げるものではない」