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飯降山(いぶりやま)
丁(ようろう)峠というのが私の地元にある。
昔、真面目で優秀な三人の僧が連れ立って山に篭り修行した。
食べ物も乏しく過酷な環境だったが、3人は互いに助け合い毎日を過ごしていった。
それを見た神が感心し、毎晩労いの握り飯を3つ、空から落とすようになった。
天の恵みに感謝した3人だったが、修行を続ける中、1人が崖から滑ってしまった。
それを2人の僧は見ていたが助けなかった。
2人で3つの握り飯を食えるかもしれない、と思ったからである。崖から落ちた僧は死んだ。
翌日、2人の思いに反して空からは握り飯が1つしか落ちてこなかった。
2人の僧はそれを取り合い、ついには1人を殺してしまう。
最後に残った1人は明日からは自分だけの握り飯が確実に食えると思ったのだが
翌日から握り飯が落ちてくることはなかった。
そうして、よろよろと下山したことがこの丁(ようろう)峠に由来する。
僧が修行した山、飯降山からふもとの町への峠道です。
皆のコメント
@taisadon
修行で山籠りに入った3人の尼僧が毎日そらから降ってくるお握りを奪いあって殺し合うまんが日本昔ばなし屈指の恐怖回「飯降山」
神の道に入った人間が食と言う煩悩に敗れ鬼に変わる絶望感よ。このキャラデザが「ぼのぼの」のいがらしみきお先生なんやな。
@TokyoJapanSushi
これは人間が怖い系ですね…
1人づついなくなるのが怖い😱
@swatiya47
いがらしみきお×まんが日本昔ばなし! しかもこの『飯降山』が「まんが日本昔ばなし」レギュラー放送最終話という衝撃。
ちなみに分析するとちゃんと3幕構成になっていてミッドポイントもある、かなりしっかりした作品なんだよね。
@anTkKLxRJgoMV43
わが地元のお話です😊さらに地元には有名な崖もあって、荒くれ坊主をみんなで突き落とすという怖い話。旅人の頭に石を落として金品を奪う宿屋の話。怖い昔話がいっぱいの地元です😆
@2725omochi
自らの意思によらず空腹になるという経験を一度はした方がいいと思う。食えないということがどれほど人間を醜いモノに変えるか。
日本昔ばなしはこれと三本枝のかみそり狐が最恐すぎる。子供に見せるもんじゃない
@nama0139vava
あれはアニメーションが迫力あり過ぎるし、匿ってくれた家での出来事も地獄過ぎて…
@sootland
他のリプにあんまり書かれてなかったけど、
単に本物のおにぎりを奪い合うのではなく、
おにぎり(のように見える坊主頭の尼僧 )たちが飢餓のあまり殺し合い、生き残った方が尼僧(おにぎり)を食べるというカニバリズムの話
とも受け取れるのが怖いですね💦
というか着てた服とか描かれてる👘🍙
@showa_ura
うわ言われてみたら!
@applemouse371
これ怖かったな〜。後半の話は暗いから毎回軽く鬱になってた。個人的には「とうせん坊」がトラウマです
@N8xe0uQYGlBFmeV
神「コイツラにおにぎり与えてみようずw」
そういうところやぞ神よホンマ…
@tkawai001582
こんなの見て、いいないいな人間っていいなあ、なんて思えるかよ〜!
@yu7941749
松山の洞窟の話がトラウマ級に怖い