ヒサルキシリーズ
ヒサルキとは?
「ヒサルキ」は2chの怖い話、または都市伝説です。
場所によっては「ヒサユキ」と呼ばれる場合もあります。
見た目は猿のようであったり、または女性や男性であるなど、いくつもの目撃談があります。
「ヒサルキ」は、人間や動物に“憑依”するナニカであるそうです。
きんきらさん
805 本当にあった怖い名無し sage 05/02/18 01:38:07 ID:CyHk72sr0
友人が「お前の話とすげー似た話が書いてあった」と言うので
ここのまとめサイトを読みに来ました。
私は幽霊とか得体の知れないものの存在などは信じていなかったのですが
正直、今ぞっとしています。
「ヒサルキ」・・・私のときは「きらきらさん」と呼ばれていました。
本当にそんなものが存在するのでしょうか。
差し障りがあるといけないので、時と場所はぼやかして書きます。
そこの施設内で、たびたび動物の惨殺死体が発見されるのです。
そこにいた子供に聞くと「きらきらさんがやった」と言います。
「きらきらさんってなに?」と聞くと
両目を両手で隠し「しらない」としか言いません。
そこの職員も「きらきらさん」がなんなのか、さっぱりわからず不気味に思っていました。
あるとき、施設内の庭に子供達を連れ出したとき
私と手を繋いでる男の子が小さく「あっ」と声をもらし
「きらきらさんだ」と言って、青空の一点を見つめます。
私も空を見つめましたがなにも見えません。
ふと気がつくと、他の子供達も徐々に「きらきらさん」に気がついたらしく
ひとり、またひとりと空を見上げ、結局その場の子供達全員が
同じ空の一点を見つめているのです。
「きらきらさん」に向かって、にこにこ手を振っている子もいます。
とても晴れ渡った明るい昼下がりに、突然起こったこの不安な静寂に耐え切れず
私は手を繋いでいた男の子の前にしゃがみこみ
「なんにも見えないよ?きらきらさんってなんなの?」と問いかけました。
するとやはり、両目を両手で隠し「しらない」というのです。
私は彼の両目を覆っている両手をはずし
「私も知りたいなー。教えてよ」と言いました。
すると。
その子はいきなり、両手の人差し指をおもいっきり突き出し
私の両目を衝こうとしたのです。
驚いてシリモチをついたので、その攻撃を避けることができましたが
今度はその突き出した両手の人差し指を、同じ勢いで、なんのためらいもなく
彼は自分の両目に突き刺したのです。
あまりのことに我を忘れて私は彼に飛びかかり、押し倒し、
さらに力を込めて自分の目にねじ入れようとしている小さい両手を必死に押え
「だれかっ!だれかああぁあ!!たすけてったすけてぇぇぇ!!!」と絶叫していました。
子供とは思えないような力でした。
私ともみあううちに、彼は自分をとりもどしたのでしょうか。
ふいに「目が痛いよーーー!!痛い痛いよーー!」と泣き出しました。
まるで今ケガに気がついたように。
すぐに病院に連れて行き、失明を免れることはできましたが、後遺症は残ってしまいました。
私は今まで、この体験は集団ヒステリーのようなものだと思っていました。
または空想の産物の共有みたいなことが起こっていたのかもと解釈していました。
しかし、おそらく時も場所も違うにも関わらず、
「ヒサルキ」という話が存在し、「きらきらさん」を体験した私がいる。
言葉をうまく操れない子供達は
得体の知れないものに対して勝手に名前を付け、親しんでしまうことがあります。
大人があるときふと耳にする聞きなれない子供達の「造語」に
立ち入ってはいけない場合があるのではないか・・・
ここにきてそう思いました。
(了)
園児の噂
最近、保育園で保母さんをやってる友達に聞いた話。
その子が行ってる保育園ってお寺がやってるとこで、すぐ近くにお墓があったりする。
お墓に子供が入っていたずらしないように、周りに柵がしてあるんだけど、柵の杭の尖った先っちょに、虫やトカゲなんかが串刺しになってることが良くあるらしい。
園児のイタズラかもしれないけど、お寺も兼ねてる保育園だから、けっこう人の出入りは多くて、広場で小学生なんかがしょっちゅう遊んでるから、誰がやってるのかわからない。まぁ鳥のせいかもしれないし~って感じで、誰もたいして気にはしてなかった。
ところがある日、その柵にモグラが刺さっていた。さすがに哺乳類はグロいんで、すぐに園長先生(=寺のお坊さん)が片づけてくれた。
で、しばらくすると、今度はネコが突き刺さってた。これはさすがに酷かったんで、保母さんやお坊さんが集まって、誰の仕業か?どうしたらいいのか?って話をした。
でも、犯人はわからないし、再発防止の名案も出なかった。結局、どーするんだろうね~ってムードでダラダラと時が過ぎて、ある日、ウサギが突き刺さってた。保育園で飼っていたウサギだった。
これは、友達が見つけたらしい。早朝に、お坊さんがお墓の掃除に行った時には無かったのに。
その日は、たまたま友達より早く来ていた子供がいたんで、その子に何か見た?って聞いてみた。
その子は一言「『ヒサルキ』だよ。」って言った。
「『ヒサルキ』ってなあに?」と聞いても上手く説明できないみたいだった。あとで、ほかの子に『ヒサルキ』の事を聞いてみた。みんな知っていた。
でも、誰も『ヒサルキ』がどんなモノなのか説明できなかった。
子供達は、ウサギが死んだのを、あまりかわいそうだと思っていないようだった。何となく、しょうがない、みたいな感じで醒めていた。
変だと思ったのは、『ヒサルキ』のことは、園児の親も知らなかったこと。
子供がそんな言葉を使っているところも、誰一人覚えていなかった。テレビや本のキャラでもなかった。
すると、保母さんの一人が、昔そんな名前の絵を見たことがある、と言い出した。
子供が描いた絵は返してあげるので保育園には残っていない。
ただ、絵を描いた子がその保母さんの近所の子だったので名前を覚えていた。
「その子に聞いたら・・・」と友達が言うと、その保母さんは「引っ越した。」と答えた。
そして、「その引っ越しが変だったんで、覚えてる。」とも言った。なんでも挨拶もなく、急に引っ越していったらしい。
さらに不思議だったのは、引っ越す時にチラッと見たらしいんだけど、その絵を描いた子が両目に眼帯をして車の中に座っていたんだって。
それで、どこへ行ったのかはわからずじまい。
それからニワトリが串刺しになったのが最後で、『ヒサルキ』騒動は終了。
結局、犯人も『ヒサルキ』の正体もわからずじまい。前みたいに虫なんかは突き刺さってるみたいだけど。
終わりです。
昼休みに急いで書いたから、文章荒れてる?洒落になってるし。スマソ。
で、誰か『ヒサルキ』って知ってます?
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小屋の2階
185 名前:長いなゴメン1/4 投稿日:03/02/19 14:00
昔、まだ学生だった頃、サークルの仲間と旅行に行った。
メンバーのほとんどが貧乏学生だったんで、友達に聞いた、安い民宿で泊まることにした。
民宿のすぐ隣に、古そうな小屋みたいな家みたいな建物が建っていた。
ボロいんだけど、妙にでかい。
その建物を見て、メンバーの中の霊感強めの女の子が震えだした。
「2階がヤバイ。」
「こっちを見てる。」
みたいなことを言って、
「こんなところには泊まれない。」
って、帰ってしまった。
夜、メシ喰って花火もして、何だか退屈になってきたんで、隣のでかい建物に行ってみよーぜってハナシになった。
女の子のうちで2人は反対したんで、男5人、女2人。
いざ来てみると、けっこう雰囲気が怖い。
一階にでかい戸があって、開けてみると、納屋っていうか、農機具とかが置いてある土間だった。
天井で、ゴトゴトと何かが動くような物音がしたと思うと、外にいた奴らが
「電気ついた、電気ついたよー。」
と言いだした。
いったん外へ出てみると、上の方の窓から明かりが漏れている。
「やばいって。」
「怒られるんじゃねー。」
みたいなこと言ってると、窓が開いて、にゅっ と首が出てきた。明かりが逆光になって顔が黒い。
俺はかなりびびっていた。すると、その首の持ち主が手招きした。
「おーう、そんなとこにいないで、上がってこいよ。」
意外に若そうな声だった。ちょっと安心した。
酒もあるし、という誘いにのって、じゃあ上がろうかってことになった。
一階の壁際に上にのぼる階段があった。初めは明かりが無くて暗かったけど、途中の踊り場からは、上から照らされてほんのり明るくなっていた。
開けっ放しの扉から中にはいると、30くらいの男が、テーブルの向こう側に座っていた。
テーブルの上には、料理とビールが置いてあった。
部屋の中は、インドっぽいというか、木彫りの置物や楽器が置かれていて、極彩色の神様や映画のポスターなんかが貼られていた。
ムチャクチャ広い部屋なんだけど、そのわりに照明が小さくて、隅の方にはほとんど光が届いていない。
「まービールでも飲んでくれ。」
そう言って、ビールと料理を勧められ、俺たちは、その男と酒を飲んだ。
男がインドへ旅行した話や、最近の音楽の話なんかをした。
CDがかなりのボリュームで鳴っていたので、気になった女の子が聞くと、
「大丈夫だ」
と男は言って、更に音量を上げた。
ふと時計を見ると、もう遅かったので帰ることにした。
男は、倉庫の入り口まで見送ってくれた。
次の日の朝、朝飯を食っている最中に、民宿のおばちゃんが、
「昨晩あの建物に行ったのか?」
と聞いてきた。
「行った。」
と答えると、おばちゃんは
「何もなかったか?」
と、しつこく聞いてきた。
帰りの車の中で、残っていた女の子に
「昨日はうるさかったんじゃねーの?」
と聞くと、
「それほどでもかったけど・・」
と言ってから、こんなことを言った。
「あの時、音楽が聞こえてきたんで、何やってるんだろう、って思って、窓からあの建物をみていたら、明るい窓の下に小さく明かりが灯って。で、また消えたと思ったら、一階の戸が開く音がしたんだ。」
すると、昨日行ったメンバーのうちでMって奴が、それを聞いて
「マジかよ・・」
とつぶやき、話し出した。
「あの倉庫から階段上がった時に、踊り場あっただろう。あそこの壁に、わかんにくかったんだけど扉があったんだよ。その時は、なんだろうって思ったけど、別に気にしてなかった。で、帰る時にその扉がほんの少し開いてたんだ。俺、見間違えたのかな?って思ってたんだけど・・・」
「え?・・ってことは、俺らが飲んでたのって3階なの?」
俺は、ちょっとあせって聞いた。
「じゃあさ、1階に入った時、上で物音してたじゃん。あれって・・・」
思い出してみれば、おかしいところはいくつもあった。
俺らが1階の倉庫みたいなところに入るまで、3階?の窓は真っ暗だった。
あの階は一つの大きな部屋しかなかったはず。
じゃあ、あの男は、俺たちが来るまで、暗闇の中で何をしていたのか?
そして、あの料理。一人で食べるには多すぎる量、だけど温かかった。
誰かが来るのを待っていたのか?明かりを消して?俺たち以外の誰を?
そんなことを車の中で話すうちに、なんだか気味が悪くなってきた。
「イヤな感じだな。」
「後味悪~い。」
なんて言いながら帰った。
帰ってみると、先に帰ったはずの女の子が失踪していた。
一緒のアパートに住んでる人に聞くと、あの晩、部屋には戻ったらしい。
が、いつの間にかいなくなっていた。
部屋は荒らされたり、片づけをした様子もなくて、ただ、フツーに買い物に出たような感じだった。
彼女は、まだ見つかっていないそうだ。
◆
あのあと、ちょっとした新展開があったんで、補足。
一連の話をカキコしたあと、あの時のメンバーの一人(以下A)にtelした。別に何かを期待してたワケじゃなくて、何となくケジメみたいな感じで。したら、Aが、ちょっと情報持っててビクリ。先にtelしとくんだったなーって思いながら話を聞いた。
**** Aの話 ****
民宿を紹介してくれた奴(以下B)と、仕事上のつき合いで再会した時、あのでかい
建物の話をした。
あれは、地元の共同倉庫&集会所だったらしい。でも、新しい集会所ができて使われなくなったんで、しばらく放っておいたのを、外の誰かが土地ごと買った。
で、いつの間にかあの男が住んでいた。あの男が、何をして暮らしているのかは誰も知らなかった。
「なんでそんなこと知ってんだ?」
って聞いたら、Bが泊まった時、例の民宿のおばちゃんが話してくれたらしい。軽い感じで喋ってたけど、あそこにはあんまり近づかない方がイイって言ったそうだ。
なんでも、地元の人達ともめ事を起こしている最中だと。
でも、Bと友達は夕暮れ時にそこへ行った。そこでBは、倉庫の天井から魚が吊してあったのを見た。
スゴイ臭かったらしい。その後、天井の方から大きな音がしたので、Bたちは、ヤバイと思って慌てて外に出た。で、その夜、あの建物の方から、数人の男が言い争う声がしていたのが聞こえたそうだ。Bの話はこれで終わり。
もう一つ。あの時失踪した女の子(以下S)が見つかった。その辺の事情はCが詳しいん
で直接聞いた方がイイ。
**** Aの話終わり ****
次の日、俺はCに電話をかけた。CとSとは、田舎が同じだったこともあって、あの時の
メンバーの中では一番仲が良かった。
**** Cの話 ****
Sが失踪してから1年ぐらい経ったある日、私の家にSの母親から電話があった。
あの日のことについて話が聞きたいという。で、近所の店で会って話をすることになった。
その時にS母が語ったことによると、実はSは失踪してから1ヶ月後には見つかっていたらしい。
場所は実家の近く(詳しいロケーションは聞いてない)。ただ精神に異常を来していたので、学校や友達には失踪中ということにしておいたらしい。私も黙っているように頼まれた。
なぜ失踪したのか?失踪中はどこで何をしていたのか?親や病院の人が聞いても何も答えない。ただ一言「ひさゆき」っていう名前を、一度だけつぶやいた。それで警察は、関係者の中にそんな名前のヤツがいたかどうか、もう一度チェックしたらしい。
でも、居なかった。
Sはまだ病院に通っているけど、ずいぶん回復しているようだ。会ってないけどS母が電話をくれた。
だから私も、もう人に話してもイイかなって思った。ただ、あの日のことについて、Sは覚えていないのか、口にすることはないそうだ。
警察は私らにも「ひさゆき」って名前の奴のこと聞いたのかな?どうだっけ?私には覚えがない。
**** Cの話終わり ****
俺も、警察がそんな野郎の事について聞きに来たのかは覚えていない。
Sが無事だったのはよかったけど、なんだか後味が悪い。
Aの話もいまいちつながらないし・・・
ま、一応後日談ってことで。
(了)
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明晰夢
(失踪したSと思われる書き込み)
初めて投稿します。
この話は私にとって本当に怖ろしい体験で、そのために長い間精神を病んでいました。
最近になってようやく落ち着いてきたので、自分の体験をまとめてみました。
読み直してみると何だか信じられないような話です。
本当にあったことなのか自信がなくなってきて、全て私の妄想なのかもしれない、と考えてしまいます。
そこで誰かの意見を聞こうと思い立ちました。
ワリと細かく書いてしまったので、かなり長いですが、興味のある方は読んでください。
それで、私がおかしいのかどうか意見を聞かせて欲しいのです。
私には昔、霊とかそういうものが見えていた時期があります。
別に見ようと思って見えるわけではなく、こっちの気分や事情に関係なく見えるので、実はけっこう困っていました。
町を歩いていても、人の後ろに貼り付いている霊が見えて、ひどい時はそれが普通の人間と区別がつかないくらいハッキリ見えるのです。
霊によっては一人でいるものもいて、そういう霊はますます見分けが付きにくい。
だから知らずに近づいて、変な波長やオーラを貰ってしまうこともありました。
それで一時期体調も崩していました。人付き合いも苦手でした。
それが、大学に入ってからは地元を離れたせいか、そういう体質は少し改善されました。
サークルに入ってバンドを始めて、少し自分に自信が持てるようになったせいか、かなり社交的な日常を送るようになりました。
ある日、そのサークルで合宿に行くことになりました。
合宿と言ってもバンドの練習をするわけではなく、海辺に泊まりがけで遊びに行くだけのものでした。
友達と泊まりがけで遊びに行くのは初めてだったので、私は弾む気持ちで合宿を楽しみにしていました。
当日は良い天気に恵まれ、私達は3台の車に別れて出発しました。
車の中では会話も弾み、楽しい雰囲気だったのですが、途中からBGMのCDが気になり始めました。
アルバムのはずなのにさっきから同じ曲ばかりが再生されているような気がします。
無機質なシンセ音が延々続き、私は気分が悪くなって次第に無口になってしまいました。
「酔ったの?」友達が声を掛けてくれたので、CDのことを言うと、助手席の子が デッキを見て「別にリピートになってないし、気のせいだろ。」と言いました。
でも、相変わらず同じ曲が繰り返されていたので、こんどは何だか怖くなってきました。
熱海に着くと、海でしばらく遊びました。
私はベンチに座ってボンヤリと水平線を見ていたのですが、なんだか眩暈がしてきたので車の中に戻ってウツラウツラしていました。
その時、良くない夢を見たのだと思うのですが覚えていません。
エアコンをかけて寝ていたのですが目が覚めると汗びっしょりで、全身がだるい感じでした。
そのころには、もうかなり鬱になっていました。せっかく友達と遊びに来たのに体調が悪くて楽しめない。そのときはそう思いました。
その後、みんなで宿泊先の民宿へ向かいました。
私はどんどん気分が悪くなって、その頃には殆ど口もきかずに窓の外を眺めていました。車を少し離れた駐車場に置いて、民宿へ。
その時、体が何とも言えない悪寒に包まれました。
風邪とかそういうのではなくて何か冷たいモノに全身を包まれたように、表面だけが異様に冷たいのです。
民宿の前まで来た時、その感覚はもはや耐え難いものになっていました。
私達の泊まる建物の横に大きな小屋のような建物があって、そこから視線のようなものを感じます。
見たくなかったのですが、ついついその建物をじっと見てしまいました。すると、2階の小さな窓から誰かがこっちを見ています。
パッと見た感じは男の人のようでした。
ただ体が青い光を放っていて輪郭がボンヤリしています。
とっさにこれは人間ではないと思いました。窓は小さいのに、窓枠の周りの壁を通して、そいつの体全体が見えるのです。
こっちを見ている視線がものすごくイヤな感じでした。私達が来たことを歓迎していないような感覚が伝わってきます。
私はもう限界でした。
みんなにここはヤバイという事を説明したのですが納得してくれません。
みんなには見えていないのです。しかし、私はもうこの民宿に留まることなど出来ませんでした。
その場で皆に別れを告げ、電車で帰ることにしました。
幸い近くに駅があるということだったので、民宿の人にそこまで送ってもらいました。
電車の中でも私はさっきの視線を感じていました。
全身の悪寒も相変わらず続いていました。体がぐったりと疲れていて、つい居眠りをしてしまいました。
すると、またうなされていたようで、私は隣のおばさんに揺り起こされました。
車掌さんも心配してくれて「駅に着いたら病院に連絡するように駅員の人に伝えようか?」と言ってくれたのですが、私は一刻も早く家へ帰りたかったので申し出を断りました。
駅についてタクシーで自分のアパートまで戻りました。
部屋に付くと、とりあえずお香を焚いて玄関や窓辺に塩を盛りました。
食欲はなく、シャワーを浴びると私はベッドに倒れ込むように横になりました。
眠るのは怖かったのですが、体が睡眠を求めているようで、眠くてしょうがない。
それで、電気とテレビを点けっぱなしにして眠ることにしました。
その日の夢のことは覚えています。
私はベッドに横になっているのですが、体の中に悪寒が染みこんできて、体にピッタリと収まりました。
体が二重になったような感覚です。もう自分の意志では体を動かせません。誰かが私の体を動かして、立ち上がりました。
電気とテレビを消して、着替えをし、部屋の外へ出ました。
まだ外は真っ暗でした。アパートの近くに男が一人立っていました。
それがあの民宿の隣の小屋から私達を見ていた男だというのは分かりましたが、今は普通の人間っぽい感じで、青い光も見えません。
私は気が狂いそうなくらい怯えていましたが、私の体は男の後をついてどんどん歩いていきます。
私は為す術もなくそれを見守っていました。
しばらくすると空が明るくなってきました。
国道沿いを歩いていた私達の前に一台の車が止まりました。
車の中にはジャージの上下を着た男が居ました。
この男は普通の人間ぽい感じでしたが、私はパニック寸前でした。
しかし、私の体はあたりまえのように車に乗り込みました。
私と男を載せて、車は走り出しました。
思った通り、例の建物のところへ着きました。
この時はだいぶ体の自由が戻っていたので、両手をテープでぐるぐる巻かれ、口もテープで塞がれ、頭からタオルを被せられて、私は2階の部屋に連れ込まれました。
部屋の中は殺風景な感じで、布団や小さなテーブル冷蔵庫ぐらいしか置いてありません。生臭いような匂いが漂っていました。
部屋に入ってすぐに私は服を脱がされ手錠を掛けられました。
この先どんな目に遭わされるのだろうと考えると、怖ろしくて仕方がありませんでしたが、男達はさっさと出ていってしまいました。
しばらくすると階上で大きな音で音楽が鳴り始めました。
足踏みをするような音も聞こえてきて、踊っているのかな?と思いました。
それを聞くうちになんだか気持ちが悪くなって、とうとう吐いてしまいました。
とても惨めな気分で、ずっと泣いていました。
やがて最初に私の部屋に来た男が戻ってきました。私のゲロの方を見ています。
怒られるのか、と思い惨めさと恐ろしさで男の方から目を逸らしていましたが、急に男が顔を寄せてきたので、反射的に壁の方へ逃れました。
しかし、思いのほか勢いがあったせいで、壁で思い切り頭を打ってしまい、床に倒れてしまいました。
すると男は私の顔を覗き込んで、口の中に指を突っ込んでくるのです。
気持ち悪くて必死で抵抗しましたが、無理矢理口を開かされました。
男の指が口の中で何かを探すように動いています。
また吐きそうになりましたが、もう胃に何も残っていないのか、オエっとなるばかりで何も出ません。
もう本気でイヤになって、口の中の指を噛むとサッと引っ込みました。
口の中にヌルヌルしたものが残って、それが生臭くて、その日は食事も喉を通りませんでした。
食事は二人目の男(車を運転していた)が運んできてくれますが、運び終わると部屋から出て行きます。
私と最初の男の二人で食事をするのですが、私は手錠をはめられているので上手く食器が使えません。
それでも何とか両手でフォークを使って食べるのですが、遠くの皿には手が届きません。
そんな時は、男が私の方に皿を寄せてくれるのですが、どうやら男は口が利けないようで、時折うなり声のようなものを上げながら皿をこっちへ押しやってくれました。
男はフォークやスプーンを上手く使えないようで、やたらと手を使って物を食べます。
日本人ではないのかな?と思いましたが、もう一人の男が彼のことを
「ヒサユキ」
と呼ぶ ので、考えをあらためました。
食事の量は、2人分にしては多いと思ったのですが、不思議と全部食べられました。
男達は毎日連れ立って外出するのですが、ドアに鍵を掛けていくので外には出られません。
声を上げようとするのですが、元々大きな声を出せない体質な上に、喉が絞られているようで声が出ませんでした。
しかも、男達が外出している時は音楽がフルボリュームで鳴っていてちょっとした物音はそれでかき消されてしまいます。
また、その音楽を聞いていると私は気分が悪くなって、立ち上がるのもしんどくなるのです。
それに服を取り上げられているので、見られてしまうのが怖くて窓を開けることも出来ませんでした。
ただ、男達が私を襲ったりするようなことはありませんでした。
動かしたい時に、手を掴んで引っ張るようなことはあったのですが、普段は体に触れる事もありませんでした。
どちらかと言えば、それを避けていたような感じでした。
食事以外の時間は、ひたすらボーっとして過ごしていました。
新聞もないし、テレビもないので、家のことや友達のことなんかを考えて過ごしていました。
最初のうちは良く泣いていたのですが、いつのまにかあまり涙が出なくなりました。
気持ちは辛かったのですが、途中から他人事のように思えてきたのです。
正直なところ、普段何をしていたのかはほとんど覚えていません。
一番イヤだったのは眠ることでした。
寝る時には必ず、ヒサユキと呼ばれている男が私の横へピッタリと身を寄せてきて、最初はそれが気味が悪くてなかなか眠れなかったのですが、やがて眠ってしまいます。
すると夢の中で何か得体の知れない影のような形のないものが、私の体を乗っ取るのです。
それで外を出歩く夢を見ます。
夢の中でも私は裸で、
それがすごく恥ずかしいのですが、体は言うことをききません。
最初は露出狂の欲求があるのかと落ち込んだりしたのですが、毎日のことですし、ずっとイヤだと思っていたので、多分違うんだと思うように、操られてさせられているんだと考えるようになりました。
夢の中の私は悪いことをしました。動物を殺したり、人の家に物を投げ込んだり、魚を盗んでまき散らしたり。
一度、道で犬を殺して死体に顔を突っこむ夢を見て、その時はあまりのことに夢の中で意識が飛びました。
気が付くと朝で、辺りがなんとなく生臭い匂いがするような気がして、その場で吐きました。
顔を洗いに行くと口に血が付いていました。
夢が本当になったのかと真剣に怯えましたが、確認はできません。
それからも似たようなことが何度かありましたが、同じ事です。私には確認のしようがありませんでした。
夜中に目が覚めると、男の顔が目の前にあることが良くありました。
そんな時は必ず目が開いていて、私を見ているのですが私を見ていない、そんな感じでこっちを見つめていました。
それがイヤで私は目を逸らそうとするのですが、体を乗っ取られているので自由が効かないのです。
しばらくヒサユキの顔を見せられてから、私の体は冷蔵庫の方へ向かいます。
毎回そうでした。
冷蔵庫の中からハムや卵や干物なんかを取りだして、それをそのまま食べます。
卵も生のままで、見ているとすごく気持ちが悪いのですが、おいしいという気持ちが湧いてくるのです。
味は変わらないのにおいしいと思ってしまうのです。
私はそれがすごく怖ろしく感じました。
体が別の物になっているような、操られているというより、自分の体が別のものになって
私の意識がどんどん小さくなっていく感じ。
上手く表現出来ませんが、体の端の方から別の生き物(獣)になっていくような感じです。
最初は夜だけだったのですが、だんだん昼にもその感覚が出てくるようになってきました。
冷蔵庫の中の物を食べた私は、ヒサユキの所にも同じ物を持っていきます。
それを目の前に置いても男はピクリとも動かないのですが、朝になると卵の殻やビニールの包装なんかが目の前に転がっていました。
そんな生活がどれくらい続いたのかは、その時は分かりませんでした。
最後の方は時間の感覚が無くなっていたからです。
ヒサユキは、だんだん部屋から出ることが少なくなって、あまり動かなくなっていたのですが、
もう一人の男は無理矢理な感じで連れ出していました。
なにか必死で頼んでいるみたいでしたが、良く解らない言葉だったので何を言っているのかは分かりません。
男達は二人ともだんだん狂ってきてたのだと思います。
私もおかしくなっていました。
記憶は飛んでいるし、操られている感覚がずっと続いていたし、話す相手がいなかったせいか、口も利けなくなっていました。
ある日、私は気が付くと外にいました。
ちゃんと服を着ていたし、懐かしいような風景だったので、なんだかすごく安心しました。
夢だと思っていましたが、人がこっちへやって来て何か聞いてきました。
私の方へ寄ってきて、「大丈夫か」と聞きました。
その時、私は乗っ取られた状態だったので、すごく暴れました。
心の中では嬉しかったのですが、私の体を操っているものがすごく抵抗したのです。
結局、何人かで取り押さえられて、そのまま病院へ運ばれました。
警察の人や医者の先生にいろいろ質問されましたが、私は話すことが出来ませんでした。
それどころか、ちょっと気を抜くと暴れたくなってしまうので、必死でそれを押さえていました。
ただ、体が別の物になっている感じは無くなっていました。
やがてお母さんが会いに来てくれましたが、その時はもの凄く嬉しくてやっと涙が出ました。操られている感覚がスーッと弱くなりました。
それから、しばらく入院しました。
外傷性のストレス障害ということで結構ボロボロだったみたいです。
最初は喋れなかったのですが、1ヶ月くらいで親と先生とは少し話すことができるようになりました。
しかし、誘拐されたことは話しませんでした。
みんなは何処にいたんだと聞いてきましたが、なぜか話す気にならなかったのです。もの凄く怖かったのです。
話すとまた乗っ取られるような予感がして。時々は暴れたりもしました。
今思えば父や母、周りの人たちには迷惑を掛けていたと思います。
しばらくそんな状態が続きましたが、今は大分回復してあの夢も見なくなりました。
それで、母親にだけは後から誘拐のことや夢のことなんかを話しました。母は信じてくれたようです。
時期が来たら、医者の先生や警察の人にも話した方が良い、とも言いました。それについてはちょっと迷っています。
また入院させられるのではないか、と思うのです。
これを読んでいる人は、この話が突拍子もない話だと思いますか?私はまだおかしいのでしょうか?
最後にちょっと私の考えを書いておきます。
それは、あのヒサユキという男のことですが、彼はもともと口を利けなかったのではないかと思うのです。
それどころか体も動かせなかったのではないでしょうか?私の体を乗っ取っていたものがあの男の体を動かしていたのだと思うのです。
証拠とかは無いんですが、乗っ取られていた時の感じでは、普段はあの男の体を動かしていて、時々私の所へ乗り換えているように思えました。
私が完璧に操られていた時は男は動いていませんでしたし。
でも、昼間でもそいつの一部は私の中に居たんだと思います。
今もいるのかもしれませんが、よくわかりません。
ただ、そいつがいないとあの男は生きていけないのだと思います。
ヒサルキ?
885 :本当にあった怖い名無し:2011/03/27(日) 02:22:42.81 ID:wF+rFQBE0
ひさゆき?ヒサルキ?
そういうのがネットの都市伝説っぽくなってるみたいですね。
私も昔の記憶の中にその名前覚えがあります。
動物好きな人には不快な話。飛ばしてください。
886 :885-2:2011/03/27(日) 02:23:57.93 ID:wF+rFQBE0
私の家では昔から猫を飼っているのですが、
そろそろ避妊手術を、と思っていたメス猫が家出をしてしまって、
帰っては来たのですが、妊娠してしまいました。
それで仔猫が生まれて、私と弟は必死になって貰い手を捜したんです。
小学校の生徒に学年構わず「猫いらない?」って聞きまくりました。
そして6匹生まれた仔猫は、だんだんと貰い手がつきました。
子供全部もらわれるのは母猫がかわいそう、ってことで、一匹だけ家で飼うことになったんです。
子猫たちもおっぱいからご飯になって、トイレも自分で出来るようになって、いよいよ一匹二匹と貰われていき、
うちで飼う事になった一匹除く、オスメスきょうだいの仔猫二匹も、ある日、急にお迎えが来ました。
猫を迎えに来たのは見知らぬ男の子でした。その時間、家には私と弟だけでした。
「Aが貰ってこいといった」と彼はやってきました。たぶん5年生くらい。
私が6年で弟が4年。どちらとも同級生では無かったので、それより上にも下にも見えない。
だからAさんの5年生の弟なんだ、そう思ったんです。
887 :885-3:2011/03/27(日) 02:24:53.83 ID:wF+rFQBE0
Aさんとは同級生でしたが、普段あまり話したことはなく、
その弟が説明もなしに私の自宅まで急に来たので、よく家がわかったなぁと不思議には思いましたが、
その時はそれだけでした。
男の子は仔猫を見て、うれしそうでもなく箱に入れて帰りました。
すごく嫌な感じがしました。
翌日。学校へ行った私は、Aさんに猫の事を聞いてみました。「どうしてる?」って感じで。
するとAさんは、何故か私を避けるように、適当な返事をして何処かへ行ってしまいました。
それから話しづらくて、何週間か経ってしまいました。
せっかく猫もらってくれたのに、変だなぁ、可愛がってもらってるのかな?と、とても気になりました。
そのころ私は持病があって、週に2回病院に行く為、学校を抜けて母と街を歩いていました。
ある日、クリニックに近い繁華街を歩いていると、
母が「あ、Aちゃんいるよ。学校どうしたんだろう」と言いました。
見ると、Aさんとあの男の子が歩いていました。
男の子が先になってどんどん歩いて、Aさんはしょんぼりと歩いていました。
その男の子が振り返って、Aさんの頭を殴りました。
私の母の顔色が変わって、Aさん達のところに駆け寄ると、
「あなた、何してるの?この子叩いて。Aちゃん今日学校どうしたの?」などと問い詰めました。
男の子はびっくりするような声で、「ババァ」とか「殺す」みたいな捨て台詞で、逃げていってしまいました。
Aさんは泣いてるし、何か事情ありそうだし、無理に家に連れて帰るのも、と、
私たちは3人で、近くの喫茶店に入りました。
888 :885-4:2011/03/27(日) 02:25:38.27 ID:wF+rFQBE0
「あの人だれなの?どうして一緒だったの?」
Aさんは下を向いて何もいわないので、
「あの子はAさんの弟だよ」と代わりに私が答えました。
すると母はすごい目で私を睨んで、
「バカなこと言うんじゃないの。あの人は大人の男の人でしょう」
びっくりしたのは私のほうでした。母なにいってるんだろう?と思いました。
「Aさん、あの子は弟だよね。猫とりに来たもんね」
すると母は、
「なにアンタも知ってる人だったの?なんなのあの人?説明しなさい!」とか怒り出しました。
Aさんは私の母に、「一緒にトイレに行って欲しい」と言いました。
泣いてばかりなので、仕方なくAさんと連れ立って母はトイレに行きました。
随分長く二人は帰ってきませんでした。
私も不安になり、もう限界だーっと思った頃、母とAさんは席に戻って来ました。
Aさんも母も青い顔をして、何も話さず、店を出て、
家に帰るのかと思ったら、私だけ家に置かれ、母とAさんは何処かへ行ってしまいました。
母が帰ってきて、私はAさんのことを尋ねました。
「あの人は親戚なんだって。一緒に住んでいるらしい。でもおかしな人だから、あんたは絶対関わっちゃダメ」
と言いました。
「何年生?」と聞くと、「だから子供じゃないって言ってるでしょ!」と怒り出し、
私はそれ以上何かを聞く事は出来ませんでした。
890 :885-5:2011/03/27(日) 02:26:47.15 ID:wF+rFQBE0
そのことがあってすぐ、ある朝、うちの玄関に仔猫の首が置いてありました。
見覚えのある、あの男の子にあげた猫たちでした。
でも、うちにいた兄弟猫はもっと大きくなってる。
玄関に置かれた猫の首はまだ小さく、貰われたときと変わらないほどでした。
両親は学校に電話したり、なにか相談しあったり、家の中がおかしな空気になりました。
そんな時、弟が「おれ“ひさゆき”と話した」と言い出しました。
ひさゆき。それがあの男の子の名前でした。
「どこで?」
「学校で」
ひさゆきは、あの猫たちは私たち姉弟の身代わりになった、といった。
本当は私たちが事故で死ぬ筈だった。
助けるにはなにか一番大切なものを壊さなければいけない、といった。
弟はそう話し、なにかすっかり“ひさゆき”が好きになってしまったようでした。
私はもう6年だったし、それが異常な話なのはわかりました。
学校を休みがちになったAさんを見かけ、無理やり話しかけました。
「あの子は本当は子供じゃないの?なんなの?」とかそんなことを。
すると、「ひさゆきは子供じゃない。ひさゆきはひさゆきで、私とも関係ない」と急に怒り出し、
私は突き飛ばされて叩かれて、喧嘩みたくなってしまって終わりました。
そしてそれから、今に至るまでAさんとは会っていない。
家族みんな引っ越したとか、精神病院にはいっているとか、不穏な噂が学年で流れ、
「ひさゆきに連れて行かれた」という、学校の七不思議みたいな感じになりました。
891 :885-6:2011/03/27(日) 02:27:45.26 ID:wF+rFQBE0
それでそのあとは、そんな話はすっかり忘れていました。
可愛そうな猫たちの事は時々思い出しましたが、今となっては本当に私たちの猫だったのかも不確かです。
ネットで『ひさゆき・ヒサルキ』の話題がチラチラしだし、昔の不気味な思い出が蘇りました。
最近になって母に、あのときの事を聞いてみました。
Aさんから何か話を聞いたのかとか。
母がAさんから聞いた話は、
ひさゆきはAさんの親戚とかではなく、暴力を振るわれている。
(どんな種類の暴力だったのかは、母の口ぶりで察しました)
心配した母は、学校に相談したり、Aさんの家庭に介入したりしたのですが、
何ら出来ることなく、Aさん一家はいなくなってしまったのだとか。
「あの子は、私たちには子供に見えていたけれど、お母さんは変だと思ったの?」
そう聞くと、
「どう見ても子供じゃなかったよ。体は非常に小柄だったけれど」
母にしてみれば、変質者とかその類に見えていたと。
ひさゆきが学校で話題になっていた頃、ひさゆきと遊んだ子はちょっと自慢。
一過性だったけど、半年くらい『ひさゆきブーム』みたいのがありました。
“クラシマヒサユキ”
それが私の知っていた子のフルネームでした。
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ヒサルキの真相
こんな所でヒサユキの名前に会うとは、実際のところ驚いている。
彼女の事について真相を伝えるのは私としても心苦しいが、
だがこの様に詮索を続けさせるのは寧ろ彼女にとっても辛いことだろう。
そのため、ここで私は真相を明かそうと考えるが、その前にこれを読む者には一つの心構えを御願いしたい。
すなわち、彼女については、その一切を忘れてしまうこと。
これは、貴方と彼女のためである。
では、始めよう。
話は昭和十九年に遡る。
ここは若向きの掲示板であるだろうから、昭和年号で表記しても余り感興は沸かないかも知れない。
ならば、1944年としたらどうだろうか。
そう、日本が敗北する一年前のことである。
戦火は日増しに激しくなり、私の在籍していた帝国大学大学院でも、
文系ばかりか理系までも学徒出陣を余儀なくされていた。
そんな頃の話である。
私は民俗学を専攻しており、その研究主題は「鬼」であった。
有名な桃太郎の昔話に代表されるように、鬼にまつわる話は枚挙に暇が無い。
巷間に流布されている通説によれば、彼ら鬼は日本に漂着した露西亜人である。
成る程、赤ら顔や巨躯などは正に鬼の風情そのままであることだろう。
而るに、私が採った手法は、日本の鬼と中国の鬼とを比較検討することであった。
御存知の方も居るかも知れないが、中国の鬼は、日本で言うところの幽霊に相当する。
すなわち、前者が物質的であるのに対して、後者は霊気的存在であるのだ。
恐らく鬼が中国から日本へと流入する際に、何等かの変容を遂げたものと私は考えていた。
さて、ここで彼女について話さねばならない。
先述したように、彼女についての一切を忘れて頂かなくてはならないので、その名前については伏せておくことにする。
ただ、彼女は日本を代表する高名な生物学者(恐らく、誰もが一度は教科書で名前を見たことだろう)の一人娘であった。
そして、彼女自身も帝国大学大学院で生物学を専攻しており、その研究主題は「身体改造」であった。
物資も兵員も不足する中で敗勢を覆すために、彼女は軍部の支援の元に、
兵員の身体そのものを改造する研究を進めていたのである。
しかし、その研究は失敗の連続であったらしい。
そんな時に、私と彼女は出会うことになる。
鬼に対する私の解釈に彼女はひどく興味を持ってくれて、私達は「鬼」を介して何度か議論を交わすようになった。
そして、何時しか私達は惹かれ合い、逢瀬と恋文を交わす仲となっていった。
そんな頃、彼女について良からぬ噂を耳にした。
彼女の研究を支援しているのは、軍部ではなく、実は「組織」であるらしいのだ。
だが、「組織」については、私もよく知らない。
聞くところによれば、それを構成するのは軍部・財閥・皇族・神道関係者・帝国大学の学者であり、
言わば天皇が傀儡としての表の顔であるならば、「組織」は実験を握る裏の顔であるのだ。
このように書くと如何にも胡散臭いのであるが、
一説によれば、松代大本営の造営も彼らによって立案実行されたものらしい。
或る日、私は冗談混じりに彼女にそれを問い質してみた。
彼女は肯定も否定もせず、ただ笑っていた。
しかし、その次の日に、私が所属する研究室の扉を敲く者が居た。
軍服に身を包んだその将校は、自分は冷泉中尉であると名乗った。
彼の話はこうである。
優秀な生物学者である彼女を中心に、この度、新規研究計画を立ち上げたい。
ただ、その研究内容は甚だ特殊であり、かつ国家の存亡を左右するので、
諜報対策のために人里から離れた特別な研究所を建造した。
そこで、彼女と懇意にしている私も、共にその研究所で働いてはもらえないものだろうか、と。
昨日の出来事とを合わせ考えるならば、彼の話はひどく疑わしいものであるように思えた。
冷泉という名前は如何にも偽名のようであったし、
殊更に自分が軍部所属であると主張しているようにも取れたからである。
私は「時間を頂きたい」と返すと、その日は彼に御引取り願うことにした。
その夜、この話を彼女に伝えた。
すると、暫く逡巡する様を見せていたものの、次の様に喋り出したのである。
彼女にとって、鬼に対する解釈は私のそれと全く異なるものであった。
私が霊気的存在から物質的存在への変容を民俗学的に捉えていたのに対して、
彼女はそれを生物学的に捉えていたのである。
簡明に述べるならば、霊気的存在が物質的存在に宿ることによって、後者は前者へと生物学的に変容するのである。
具体的に述べるならば、人間が幽霊に憑かれることによって、彼は鬼となるのである。
そして、その鬼となった人間を、大日本帝国軍は兵員として用いようとしているのである、と。
続けて言う。
私との議論の中から、彼女は先述の生物学的変容を理論化していった。
また、今回の新規研究計画というものも、これに関するものである、と。
「覆水、盆に返らず」とは正にこの事であるが、だが私はここで彼女を引き止めておくべきだったのだ。
確かに、軍部が関係する研究に携わっていれば、学徒出陣から免れる事が出来るという自己保身の意図はあった。
だが、弁解が許されるならば、俄かには信じ難い彼女の理論が成功を収めるかという学究欲、そして何より、
恋慕する彼女から離れたくはないという感情が存在したのである。
何れにせよ、私は彼女との同行を了承し、「ヒサユキ」は誕生してしまったのである。
その研究所は、成る程、山深い場所に位置していた。
だが、そこに至る途中の車内では私の両隣を体格の良い兵隊が占め、その研究所までの途上は判然としない。
漸く窮屈な車内から解放され、私達は研究所の前に立った。
そこで、私は少しく違和感を覚えたのである。
何故なら、新しく建造したにしては、いやに研究所は古びていたからだ。
元は白かっただろう壁は黒く薄汚れ、所々のペンキが剥がれ落ちていた。
そして、私と彼女はこの研究所で働くことになった。
そうは言うものの、私は民俗学を、彼女は生物学の研究をそれぞれ進めるだけであり、
帝国大学大学院の頃と同様な生活を送っていたのである。
だが、一つ気になる点があった。
それは、彼女が何処かに行ってしまう時間帯があったことだ。
研究所職員の誰に尋ねても芳しい返答は得られず、当の彼女に聞いても言葉を濁すばかりで要を得ない。
その一方、着実にその時間帯は増えていった。
いよいよ変しいと思っていた矢先、或る日、私は研究室の窓の向こうに彼女の姿を見つけた。
どうやら、研究所から何処かに行くようである。
だが、先述したようにここは山深い場所であり、近くの村落まで歩いて半日以上もかかるのである。
そこで、懸案の謎も解決すると思って彼女の後をつけたのは当然であった。
すると、彼女は深い山に独りで分け入って行く。
ちょうど真昼であったものだから私も玉の汗を落としながら、何とか引き離されないように続く。
不意に視界が開けた。
木々が綺麗に切り払われて作られた広場、そこに建っていたのは、小じんまりと古びた神社であった。
どうしてこんな場所に、と私が訝しんでいると、彼女はそのまま入口から入って行ってしまう。
さてどうしたものか、と私は暫く逡巡していた。
蝉の声がいやに煩かったから、きっとその時は夏だったのだろう。
--と、入口に人影が。
それは、白い羽織と袴を着けた幾人かの神官だった。
まるで何かを迎えるように、彼らは入口の前に整列する。
そして、そこに姿を現したのは他ならぬ彼女だった。
だが、少しく様子が変しい。
ぢっと目を凝らしていた私は、小さく声を漏らしてしまった。
彼女の口からは鮮血が流れ出し、両手や着衣には得体の知れない赤黒いものがこびり付いていたからである。
何事か呟くように唇は動いているものの、目の焦点は最早合っていない。
私が目を離せないでいると、彼らは言葉も無く示し合わせたかのように、彼女を連れて山を降りて行ってしまった。
私はどうすることも出来ない。
蝉の声が煩い。
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研究所に戻った私を待っていたのは、あの冷泉中尉であった。
彼は研究所前の門で独り立っていた。
恐らく顔面蒼白だったろう私は、一礼して彼の横を通り過ぎようとする。
その時、彼は通り過ぎざまに言ったのだ。
この研究も佳境に来ているので、暫くは彼女と会うのは慎んで欲しい、と。
実際のところ、私はそうせざるを得なかった。
何故なら、これ以降、私は研究室から出るのにも相応の理由が必要となり、これは体の良い軟禁状態だったからだ。
だが、一日の内の数十分ではあったが、私と彼女は会うことが出来た。
あの神社での一件を問い質す事には気が引けたものの、そんな事を忘れさせてくれる様な事が起こったのである。
彼女が私の子を宿したのである。
私達は自分が子供になったみたくはしゃいで、この子の名前を考えた。
そして、二人の名前から一字ずつ取って、男の子だったらこの名前にしようと決めたのだ。
「久幸」と。
この後の事は余り語りたくない。
だが、一言で述べるならば、私と彼女の日々は壊れてしまった。
いや、壊れてしまったのは私と彼女の方なのかも知れない。
とにかく、その夜、私は罵倒と悲鳴で目を覚ました。
私は暗闇でそのままぢっとしている。
何か物が壊れる音が研究所中から聞こえる。
それは高い/低い/鈍い/鋭い/乾いた/湿った在りと在る破壊音だった。
どれだけ経っただろうか、唐突に音が止む。
油に火を入れると、それを明かりに廊下へと出た。
そこには何人もの研究所職員が倒れていた。
慌てて駆け寄ろうとして、気付く。
彼らには全て、何処か部品が足りなかった。
それは手であったり、足であったり、頭であったりした。
腹を裂かれて内臓が零れ出している者は、それを掻き入れようと必死である。
私は何度も吐きながら、何も吐くものが無くなった頃に、漸く研究所の入口に辿り着いた。
そこに滴り落ちている鮮血は、所々が途切れながらも、あの山の深くへと連なっている。
実を言えば、この後の記憶は無い。
恐らく、研究所からあの神社へと足を運んだはずなのだ。
だが、その間の記憶はすっかり欠落し、次に覚えているのは神社の床に転がる冷泉中尉の死体だった。
私は視線を横にずらす。
くちゃくちゃ、くちゃくちゃ。
そして咀嚼音。
「久幸……久幸……」
彼女は赤子を逆さにして両手で掴むと、湯気の立つ内臓を貪っていた。
私は何も出来なかった。
彼女がすっかりその赤子を食べ終わってしまうまで、私は何も出来なかったのだ。
彼女がこちらを見ている。
きっと私も食われるのだろう。
でも、それでもいいと思った。
そこにあったのは自責の念かも知れないし、或いは違うかも知れない。
「……………………」
私は目を瞑った。
「……………………」
目を開いた時、しかし彼女は何処にも居なかった。
そして私は暫く泣いた。
その後、世間が神武景気に始まる高度経済成長に沸く中でも、
「最早、戦後ではない」と言われるようになっても、私は彼女の足取りを丹念に追い続けていた。
その途上、幾つか彼女の断片を見つけることが出来た。
例えば、彼女は「組織」から「献体丙」と呼ばれていたこと。
何度か家畜を貪り食らう彼女が目撃されたこと。
そして、その際に「久幸」と繰り返していたことから、彼女が「ヒサユキ」と呼ばれるようになったこと。
例えば、鬼に関する生物学的変容は可逆性を有していること。
すなわち、物質的存在である鬼は霊的存在である幽霊に変容することも可能であること。
そして、その両変容ともに人間の情念を必要とすること。
例えば、この掲示板に寄せられたヒサユキ/ヒサルキの情報の数々。
以上で、この年寄りの話は終わりにしたい。
そして、この話の一切を忘れて欲しい。
何故なら、誰かが彼女のことを覚えている以上、
彼女は件の生物学的変容から抜け出ることが不可能となってしまうからである。
それどころか、今度は貴方が鬼へと変容してしまうかも知れないのである。
では、私はどうなのだろうか。
勿論、私も彼女についての一切を忘れることにする。
そう、彼女に食われることによって。
本文に於ける乱筆は御容赦願いたい。
また、戦後の生活難の中で食い繋ぐために冒険小説紛いの駄文を書き散らしていたので、部分によっては小説めいているかも知れない。
だが、この「ヒサユキ」そのものに関しては全て真実である。
(了)
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ヒサルキ関連話
347 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/08/15 18:45
スレ違いかもしれないけど(板違い?)
どこに書いて良いのかわからない、ちょっと微妙な話。
昨日の夜、僕はいつものように大好きな露出系サイトを覗いてたんです。
そこのサイトは、中に掲示板があって、露出目撃談なんかが載ってるんですよ。
***で透け透け水着の美女を見た、とか○○公園でいまカップルが青カンしてるYO!とか、
そんな書き込みばっかりで、僕はそれ目当てで巡回ルートに入れてたんです。
ところが、その中にちょっと毛色の変わったレスがあって、
「何年か前に道端で全裸の女を見たけれど、その女が犬の死骸を食ってた…」
なんてことが書かれている。
リンク貼っておくので、詳しくは直接見て下さい。
ttp://bbs02.nan-net.com/bbs.cgi?num=42
↑ココのアーちゃんって人のレス
マジかよ! 投稿者:アーちゃん 投稿日:8月14日(木) 15時28分03秒
今でもちょっと信じられない話なんだけど、もう5年くらい前、熱○へ遊びに行ってて、夜に車でブラブラ流してたのね。
そしたら、ちょっと外れた感じの道沿いに裸の女が座ってるのが見えた。
停めろ停めろ!って車停めて見てたら、
女の子が店の横の空き地みたいな所にこっちに尻向ける格好でしゃがんでんの。もう全裸丸出しで。
うひょーと思ってウインドウ下げたらその音でこっち向いて なぜかこっちに向かって走ってくる!
それで、目の前を横断して反対側の路地に入ってった時に、一瞬ライトで見えたんだけど本気でマッパ。
ハタチ位の色白で細い感じの子でけっこう可愛かったんだけど、口の周りが何か黒く見えた。
あれ何だろうメイクか何かぁとか言ってちょっと追っかける気にならんかった。
で、女がしゃがんでたところに行ってみたんだ。小便とかウ○コなんかしてあるんじゃないかって期待もあって。
そしたら…
目に飛び込んできたのは犬の死骸!それも腹とかグッチャグチャになってんの!
友達と一緒に道端でゲロはいちゃったよ。
それにしてもあの女何やってたんだろ?もしかして狼少女ってヤツか?
348 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/08/15 18:49
で、この話なんか引っかかるなぁって考えて思い出したのが、
どっかの恐怖系の掲示板で2年くらい前に拾ってきた投稿。
これは、ちょっとイッちゃってる感じの女性のカキコで
長い間監禁されて、それで精神がおかしくなったというような話なんですが、
上の露出報告と一部シンクロしてる感じなんですよ。
もしかして、同じ話なのかなぁって思って。
滅茶苦茶長いんだけど、その一部を貼ります。
でもって、この話の舞台がどうやら熱海なんですよね。
時期も何となく合ってるみたいだし…
ちょっと怖かったのでカキコしました。
394 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/08/16 11:17
part28の「小屋の2階」を書いた人、まだ見てるかな?
このコピペ、例の失踪していた女性じゃないかと思うのだけど。
「ヒサユキ」って一緒だよね。
399 :m :03/08/16 16:20
>394(((( ;゚д゚)))アワワワワ
400 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/08/16 16:40
>>399
「不可解スレpart16」の347に貼られたリンク先からのコピペ
マジかよ! 投稿者:アーちゃん 投稿日:8月14日(木) 15時28分03秒
今でもちょっと信じられない話なんだけど、もう5年くらい前、熱○へ遊びに行ってて、夜に車でブラブラ流してたのね。
そしたら、ちょっと外れた感じの道沿いに裸の女が座ってるのが見えた。
停めろ停めろ!って車停めて見てたら、
女の子が店の横の空き地みたいな所にこっちに尻向ける格好でしゃがんでんの。もう全裸丸出しで。
うひょーと思ってウインドウ下げたらその音でこっち向いて なぜかこっちに向かって走ってくる!
それで、目の前を横断して反対側の路地に入ってった時に、一瞬ライトで見えたんだけど本気でマッパ。
ハタチ位の色白で細い感じの子でけっこう可愛かったんだけど、口の周りが何か黒く見えた。
あれ何だろうメイクか何かぁとか言ってちょっと追っかける気にならんかった。
で、女がしゃがんでたところに行ってみたんだ。小便とかウ○コなんかしてあるんじゃないかって期待もあって。
そしたら…
目に飛び込んできたのは犬の死骸!それも腹とかグッチャグチャになってんの!
友達と一緒に道端でゲロはいちゃったよ。
それにしてもあの女何やってたんだろ?もしかして狼少女ってヤツか?
これと「ヒサルキ 明晰夢」と「小屋の2階」ってリンクしてるよね。
401 :m :03/08/16 17:01
>400((;゚Д゚)ガクガクブルブル
187 :優しい名無しさん:03/06/17 19:33 ID:tZfrjnHQ
ヒサルキっていうウワサ話(都市伝説?)を聞いてしばらくして、ずっと同じ夢をみるようになった。
体を獣?みたいなものに乗っ取られて、動物を殺して食べたり死体を人の家に投げ込んだり。
夢で犬を殺してその肉を爪で削ぐ。あばらの骨が出てきたところで、隙間にフックを掛けて吊していく。
何匹も何匹も。
目が覚めたら、自分の手を掻きむしってて血が出てた。
夢に取り憑かれるって話で最初は信じてなかったんだけど、こうなっちゃうと認めざるを得ない。
404 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/08/16 18:58
ヒサルキって、これは…?
https://sanblo.com/hisaruki/#i-3
405 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/08/16 19:17
「ヒサルキ」でググると>>402の紹介スレと、>>404の「洒落怖」倉庫のページのみヒット。
「ひさるき」では「洒落怖」43の過去ログ(68)と、同じく>>402の紹介スレ(144)だけ…
一体何なの?情報きぼーん。
406 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/08/16 19:32
過去ログのpart27~29に「ヒサルキ」と「ヒサユキ(小屋の2階)」が出てくるんだよね。
その頃は似てるって程度だったけど、今回の情報で同一の「何か」を指す可能性大。
別にスレ立てて検証&情報収集してみたらどうかな。