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447:本当にあった怖い名無し:2011/04/21(木) 19:06:20.68 ID:8K3+jNo8O
チビハゲデブな職場の先輩が、会社の昼休みに、いつも一人で車の中で何かをやっている。
気になって仕方がなかったので、朝、車を隣に泊めて(俺のはステップワゴンで、
後ろの横窓にカーテンつけてる)昼休み前に車に乗り込み、オペラグラス?で隠れながら覗き見。
ネトゲで、画面には幼女キャラがデカデカと。多分、自キャラのステータス画面かと思われる。
夜、あのキャラのゲームを探して辿りついたのは「飛天」だった。
何日か俺もキャラを育てて、昼休みにインしてみた。
ある幼女キャラの名前にピンと来た。
448:本当にあった怖い名無し:2011/04/21(木) 19:13:16.88 ID:8K3+jNo8O
「ハルチュン」
それは先輩が、会社の上司からすすめられたお見合い相手ハルナのあだな。
先輩が付き合いだした事を自慢し惚気て、いつも「ハルチュン」と言っていたからだ。
しかし、いざ結婚!になるとハルチュンは断ったらしい。
それ以来先輩はハルチュンを憎み、悪口を言うようになった。
とりあえずハルチュンに話しかけてみた。
「きゃはっ☆ナンパはNGなのっ☆」な…殴りてぇ…
俺は会社のパソコン画面をグーパンした。
下の駐車場では先輩が☆マークを使って、なりきってやがる!
「でも、イケメンなので少しお話してあげるのです」
449:本当にあった怖い名無し:2011/04/21(木) 19:20:49.02 ID:8K3+jNo8O
怒りを押さえ、ハルチュンと仲良くなり何日か過ぎた頃。
夕暮れの街角で、俺とハルチュンは二人で並んで座っていた。
するとハルチュンが突然、「〇(キャラ名)兄タンの事、好きになっちゃいそうです…」と。
「俺も…好きだよ…」
ハルチュンの事、先輩だと忘れてゲーム内で毎日過ごした。
いつも二人、どこへいくのも一緒だった。
気付いたら、俺はハルチュンの為にリアルマネーまで注ぎ込んで結婚を申し込んでいた。
そして結婚式。
多くの仲間に見守られながら、誓いのキスをした。