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死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?35
278 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/28 23:58
そろそろ怪談いくぜ!
霊体験(ぽいもの含め)はわりに多いのだが、なかでも俺はよく『影』を見る。
初めて認識した心霊体験は、小学校3年のころにマンションの駐車場で友達と遊んでた時、
夕暮れに解散になって、一人で帰ろうとしたら影がついてきた。
走ってる俺の影に、つっ立っている他人の影がかぶさるように、ずっとついてきていた。
これにはびびった。まさに誰そ彼。
その後もたびたび影を見た。
ていうか、小学4年に引っ越した家の周りは、
夜振りかえったら自転車をこぐ影が見える坂とか、やたら影にまつわる怪異が多いところだった。
そんな話が多いのは、山なんで夜間に明かりが少ないせいもある。
単純な見間違いもあるはず。
しかし、俺が体験した最恐の影は、見間違いのレベルじゃなかった。
280 :続き:03/04/28 23:59
高校3年の夏休みに、深夜自転車で帰宅中、近道をしようと開通したばかりのトンネルを通った。
ベッドタウン密集地帯に向うクソ長いトンネルで、通行料とるせいかガラガラ。
ただでさえ一直線なのにライトもやたら明るくて、遥か向こうまで見通せた。
入ってすぐに一台だけ乗用車とすれ違ったけど、そのあとは車の音さえしない。
深夜、巨大なトンネルの中で音が無いというのは、はっきりいって怖いよ。
で、かなりハイペースで自転車を漕いでると、急に耳鳴りがしはじめた。
静寂で耳が痛いとか言うけど、そんなんじゃない。
あきらかに俺的『出る』時の前兆。
今は勘弁してくれ~って感じだった。
俺はシャンプー中に後ろを振り返りまくるタイプで、
怖い怖いと思ってると、見たくも無いはずの異変を探してしまう。
その時も『出るな出るな』と思いながらも、前後左右チラチラと見てしまった。
チビッたよ。
その時左側の歩道を通ってたんだけど、右側の壁に上半身だけの影が映ってて、すーって進行方向に移動していた。
284 :続き ラスト:03/04/29 00:02
そこからは全力で逃げまくり。
自分の影かも?とかいう曖昧なレベルじゃない。
めちゃめちゃ明るくて、向こうの壁の小さい案内看板も見える。
歩いてるみたいな人間の影。でも人はいないし、向こうには歩道さえない。
必死でチャリこいだけど、そのトンネルよりによって全長1700メートル。
進んでも進んでも出口は遥か遠く。見えてるに。
怪異にあっても逃げ場がないなんてのは初めてだった。
しかも、癖でどうしても時々振りかえってしまう。
めっちゃついて来てるし。
生きた心地がしなかった。
途中峡谷があり一旦空の下に出たが、次のトンネルに入るとまた影があらわれた。
何回も魅入られたみたいに振り返ってると、下ろしてた影の手が前に伸びてるのに気付いた。
死ぬ気でこいで結局何事もなく出られたが、出口にたどり着くまで自分以外の人や車とあわなかった。
トンネルを出ると新興住宅地の中だったが、
道路脇に地蔵やらちいさい稲荷やら変な注連縄はってある石やら、ブルータルなものがいっぱいあった。
そんなやばいところにトンネル掘るな!