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39:本当にあった怖い名無し:2007/03/16(金) 18:02:46 ID:Z9FakKUC0
原子炉停止機能強化工事。
その性能検証試験中に、事故は発生した。
原子炉の上ぶたを全開放。
制御棒89本全てを原子炉の下部から挿入、全出力を停止、、、、させたはずだった。
作業員は試験手順書に従い試験を行っていた。
しかしその手順書には誤記があり、本来なら開いておくべき弁を閉じてしまっていた為
漏水により逃げ場を失った水圧が制御棒3本に集中した。
そして、とうとう3本の制御棒が脱落してしまった。
脱落した直後から中性子の量が増加。異常発生の警報が鳴り響いた。
これは、核反応を停止させている筈の原子炉内で、核反応が発生し出したことを意味した。つまり臨界である。
最悪の事態を避けるため、ついに原子炉緊急停止装置を作動させる事を決断。しかし
試験開始前の事前設定で、緊急停止装置は作動しないよう設定されてしまっていたのである。
遠隔操作による原子炉制御手段は全て失われた。
もはや事態を収拾させる手段は一つだけであった。
作業員の手作業による弁の開け閉めである。
数名の作業員たちが緊急招集された。
弁の開け閉めをする為に、果敢にも炉心へ向かう彼等の運命や如何に。
時、1999年6月18日午前2時すぎ 石川県北陸電力 志賀原子力発電所 1号機内
※この話は現実にあった話である。
40:本当にあった怖い名無し:2007/03/16(金) 22:34:53 ID:EjEymAl7O
ちょっと!
続きはどうなった??
41:本当にあった怖い名無し:2007/03/16(金) 22:51:01 ID:ldYo82AA0
>>40
この事件が明るみになったのは 2007年3月15日である。そう・・・。
作業員は放射線の被曝は無く全員無事であった。と発表されているが、、、真偽のほどは・・・・
志賀原子力発電所における事故としては1999年6月18日に1号機でおきた臨界事故がある。国際原子力事象評価尺度(INES)はレベル2。国への臨界事故の報告は直ちにおこなわれておらず、2007年3月15日になってこの事故の存在が明るみに出たために、臨界に至った事故を隠蔽したと批判を受けている。
当日は定期検査のため停止中で、制御棒は挿入状態であり原子炉の蓋は開放状態にあった。制御棒の制御装置は水圧式のピストン構造になっていて、手動で行う場合は挿入ラインのバルブ及び引き抜きラインのバルブの開閉による水圧調節で行われる。正しい手順として本来は「水圧逃がしバルブを開いて水圧を下げた後に」挿入ラインのバルブを閉じるべきであったが、人為ミスにより水圧逃がしバルブを閉じたまま挿入ラインのバルブを閉じたため、相対的に引き抜きラインの水圧が上昇し、制御棒が引き抜かれはじめた。3本の制御棒で同様の誤操作があったために予期しない臨界が始まった。直ちに制御室で緊急停止釦を押したが、点検中だったために「水圧制御ユニットアキュムレータ(緊急的に制御棒を挿入する安全装置)」が無効化されていたために作動しなかった。そのために作業員が閉じられた挿入ラインのバルブを手動で開いて制御棒を挿入して臨界の停止に成功した。外部への放射能漏れはなく、臨界していた時間は15分間だったとされている[15][16]。
人為ミスの要因としては、初めてバルブを操作する操作員が配置されていたという点及び、手順書に「水圧逃がしバルブを開く」という手順が記載されていなかったことの複合が原因だったとされている[16]。
2007年3月15日、経済産業省はこの事故を重大事故と見て、事故の発覚時に北陸電力の社長であった永原功を同日16時に呼び出し、志賀原発1号機の運転停止を命令した。北陸電力は同日18時から運転停止作業に入った[17]。臨界事故の隠蔽が発覚してから北陸電力は、信頼回復の一環として、これまで富山県富山市の本店にあった組織の一つ「原子力部」を発電所のある志賀町に移転させて「原子力本部」を新たに設置。同時に、石川県金沢市に「地域共生本部」を設ける機構改正を2007年6月27日付で実施した[18]。