あなたの職業に関するオカルトな裏話1
738 :本当にあった怖い名無し:2006/03/17(金) 00:02:25 ID:hrC7SlEZ0
俺の職業自体は建設業の会社員なんだが、わりと自衛隊上がりの人がいるんだよね。
いろんな資格持ってる人が多いから、重宝されるのかもしれんが。
工事課のT係長もそういう経歴の持ち主なんだけど、
この人は、日航機墜落の事故現場に出動したことがあるらしい。
そう、あの御巣鷹山。
曰く、「『怖い』ってのはああいうことだ」とのこと。
人体の破片、線香の匂い、嘔吐する同僚や警察の人。
訳も無く涙が出てきて仕方なかったそうだ。
「人生が粉々の黒焦げになって、そこらに散らばってるのが堪らんかったよ。
この人たちは、飛行機堕ちるまでどんだけ怖かっただろう、無念だっただろう、と思ってな」
ボソボソとした口調で淡々と仕事をこなす温厚なT係長が、
ヤクザ丸出しの土建屋相手にも一歩も引かない肝っ玉なのが、少しだけ理解できたエピソードでした。
745 :本当にあった怖い名無し:2006/03/17(金) 09:18:07 ID:v79Dn8GY0
>>738
あの事故で亡くなった会社員の、妻と子に宛てた手帖に走り書きの遺書を読んだとき、涙が止まらなかったよ。
そして同時に、人の尊厳に感服した。
749 :本当にあった怖い名無し:2006/03/17(金) 18:05:07 ID:v79Dn8GY0
転載。搭乗していた52歳の会社員の遺書。
『マリコ、津慶、千代子
どうか仲良くがんばってママをたすけて下さい。
パパは本当に残念だ きっと助かるまい
原因は分らない
今5分たった
もう飛行機には乗りたくない
どうか神様たすけて下さい
きのうみんなと食事したのが最后とは
何か機内で爆発したような形で煙が出て降下しだした
どこえどうなるのか
津慶しっかりたのんだぞ
ママこんな事になるとは残念だ
さようなら
子供達のことをよろしくたのむ
今6時半だ
飛行機はまわりながら急速に降下中だ
本当に今迄は幸せな人生だったと感謝している』
死を前にパニックの中で、ここまで書けるのかと感服した。
そして、この遺書を受け取った奥さんの言葉にまた泣いた。
「十分に愛して呉れました。この最後の言葉によって、私はあとの人生を生きてゆけます。
暑い中、厳しい場所で、事故の調査に当たっている方々に感謝致します」
人は、まだ捨てたもんじゃないと思った。