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66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/30(火) 06:37:10.91 ID:cUHPidVqO
昔、病院の看護士として働いてたんだ。
俺がその病院に勤めた初日の話。
俺さ、霊感あるんだよね。その病院でも見た。
黒い服来た女の子が数人いて、手をつないで円を作ってぐるぐる回ってんの。まじガクブルだよ。
で、震えてたら田中さんっていう看護士の先輩が通りかかって、
「ああ、君もしかして見える人?」って言ったんだ。
その田中さんも霊感がある人で、「あの女の子たちがでると病院で誰かが死ぬんだよ」とか言ってた。
それから田中さんとすごい仲良くなったんだ。
そしてある日、ふたりで夜勤することになって、病院に泊まった。
その日事件が起きたんだ。
見回りをふたりでしててエレベーターに乗ってた時、急にエレベーターの地下一階のボタンが光った。誰も押してないのに。
地下一階には霊安室がある。
地下一階について、扉が開いた。
誰もいない。まじで怖かった。
田中さんがいきなり「霊安室いってみない?」といいだした。
ガチで怖かったから「いやですよ…」って震えながら言った。
田中さんは「じゃあひとりで見て来るよ」と言って行っちまった。
それから1分もしてない。田中さんの悲鳴が聞こえた。ぎゃあああって。
俺は「ヤバイ!」と思って霊安室に向かった。だけど霊安室には誰もいなかった。
ただ、すごい寒気がした。間違いなく「いる」って思った。
子供の笑い声が「ゾゾゾゾゾ」って感じで近づいてくんのよ。
そこでまた「ヤバイ!」って思って急いで助けを呼びに受け付けまで走った。
エレベーターはなんか不気味だから階段を使ったよ。
で、受け付けの人に、
「助けてください!田中さんといっしょに霊安室行ったら、田中さんがいなくなっちゃって…!とにかく来てください!」
って言ったのよ。
そしたら、受け付けの人が、
「この病院に田中さんなんて看護士はいませんよ」
おれはずっと人間じゃない者と喋っていたんだ。