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524: 本当にあった怖い名無し:2010/09/25(土) 20:48:42 ID:88ywL5z60
「悪霊の棲む家」 作:小野不由美
元々「悪霊」シリーズとしてティーンズ文庫から出されていたシリーズの続編。
全体的にうろ覚えだけど、あらすじ自体は普通のホラー小説なため簡単に説明。
ある中古の家を買った母子に霊現象やポルターガイストが襲いかかる。
それの解決を依頼された主人公属する心霊現象の調査事務所が調査に赴き、
最終的に霊現象の原因を突き止め事件を解決するストーリー。
後味悪い部分は、事の発端となった殺人事件について。
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母子の買った家は以前はA家、隣の家にはB家が住んでいた。
ある時A家とB家の間にトラブル(どういうトラブルだったかは忘れてしまった、ゴメン)が
起こりA家はB家を訴えることに。
B家は何とか訴えを取り下げてもらおうとするがA家が応じなかったため、A家の殺害を計画。
ある晩、A家にB夫婦で侵入しA家の人々を惨殺。
その場には男の子もいて、B妻が「子供までは殺さなくても」と夫を止めるもののB夫は男の子も殺害。
血まみれになったA家を夫婦で後始末している最中、夫婦で諍いになったためB夫はB妻も殺害。
この時点で既に気がふれてしまってたらしいB夫は翌日朝になっても
血で汚れたままの雑巾でそのまま壁を拭いたりなど錯乱状態。
そこへ修学旅行か林間学校から帰って来たA家の長女が、
家族が殺されたこともまだ家の中に殺人鬼がいることも知らずに帰ってくる。
B夫は帰って来た長女も殺害し、最終的に自殺してしまった。
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この殺人事件が発端となってストーリーでは、
A家の殺された男の子の霊が依頼人の母子の母親の方にとりついたり、
現在の隣人家にB家の霊がとりついて母子を殺そうと襲いかかってくるって展開になるんだけど…。
A家長女が帰ってくるのがあと1日遅ければ1人だけでも助かったかもしれないと考えたり、
逆に練馬一家殺人事件みたいに一人だけ生き延びたとしても家族全員惨殺されて
家も血まみれにされてって状況も残酷だなと考えると
A家長女がどっちに転んでも報われなくて後味が悪かった。
527: 本当にあった怖い名無し:2010/09/25(土) 22:15:21 ID:1MAM+gii0
>>524
その事件にはモデルとなったと思われる(明言はされてないけど)実際の事件があって
そっちはさらに後味悪いぞ。
練馬・一家5人惨殺事件
http://yabusaka.moo.jp/neirmaikka.htm
561: 本当にあった怖い名無し:2010/09/26(日) 23:33:50 ID:A0ufaprwO
>>527
これって、被害者の方が悪人だよね…
もちろん、子供には罪はないけど。