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614: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/07/10(金) 10:26:22.70 ID:ecE9w6+I0.net
アメリカのインディアン政策は胸糞話の宝庫だが、中でも究極に酷いのが「サンドクリークの虐殺」。
もし既出だったらすまん。
まず19世紀当時、アメリカはガンガン西へ開拓を進めていったんだが、そこに住むインディアン達は邪魔者とされ、問答無用で虐殺されていった。
そんな惨い仕打ちをされながらも、インディアンの中には白人たちとの和平を望む部族もいた。
ブラック・ケトルが酋長となったシャイアン族もそのひとり。
で、和平派の部族らと白人たちとの会合が開かれ、結果としてシャイアン族がコロラド州のサンドクリークに移ることになった。
・・・なのだが。
ここでインディアン嫌いの軍人チヴィントンが騎兵部隊を率い、サンドクリークのインディアンたちを襲撃した。
合言葉は「殺せ! どいつもこいつも頭の皮を剥げ。大きいのも小さいのもだ。シラミの幼虫はシラミになるからな!」
その時のインディアンたちは男たちが殆ど狩りで出払っていて女たちばかりだった。
数少ない男たちにしても非武装、しかもケトルは抵抗しない証として白旗と星条旗を住処に掲げていたのに・・・。
結局、500人ほどのインディアンたちが惨たらしく殺される悲惨なことになった。
615: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/07/10(金) 10:33:42.84 ID:ecE9w6+I0.net
>>614
その後チヴィントンの部下の証言で虐殺の実態が明らかにされ、白人たちの中でも流石に非難の声が高まった。
「これは合衆国の庇護下にあるインディアンに対する連邦軍の謀殺以外のなにものでもない(ユリシーズ・グラント)」
「これは卑怯かつ冷酷な虐殺であり、加害者には拭い去れない汚名を着せ、アメリカ人一人一人の顔に恥辱と憤激を塗りつけるには十分なものだ(陸軍法務部長ジョゼフ・ホルト)」
・・・なのにチヴィントンはコロラド民兵の職を失っただけ。
しかもその後もインディアンへの抑圧は続き、のちにブラック・ケトルもワシタ川の虐殺で殺される。
彼の最期の言葉は「友達だ!友達だ!」・・・