ホラー

【洒落怖】『えででーろ(?)』と呼ばれている場所

スポンサーリンク

忌み地・忌み山について語ろう

315 :本当にあった怖い名無し:2013/06/10(月) 02:50:54.49 ID:kkirbGgd0
うちのじーちゃんに聞いた話。
じーちゃんと俺は今北海道にいるんだけど、じーちゃんは昔内地で農家をしていた。
そんで、じーちゃんが農家やってた時代、地元に『えででーろ(?)』と呼ばれている場所があったそうだ。
なんでもそこは『おんぼ(?)さん』って人のカボチャ畑だったらしいんだが、
ある年の秋にその畑に何か悪いことがあって、カボチャに限らず、その畑で作られたあらゆる作物の中から何かの動物の骨が出てきてしまうようになった。

316 :本当にあった怖い名無し:2013/06/10(月) 02:51:26.71 ID:kkirbGgd0
しかし、その作物は見た目だけはとてもよい出来に見えたため、『おんぼさん』を含む何人かが骨を捨てて調理し食べてしまった。
すると、食べた人はみな全身に震えが走り、嘔吐と下痢に苦しみながら死んでしまったそうだ。
それから所有者がいなくなった畑は荒れ果ててただの平地になり、誰もそこに家や畑を作ろうとはしなかったとさ。

317 :本当にあった怖い名無し:2013/06/10(月) 02:54:21.46 ID:kkirbGgd0
というのが以前じいちゃんに、内地であった怖い話をせがんだときに聞いた話。
この『えででーろ』もたぶん忌み地ってやつだよな?
ちなみにじいちゃんに『えででーろ』の語源と、そこでなにがあったかを聞いたら話したくないと言われたけど、
俺が思うにありゃ真実を知らないだけってオチな気がする(笑)
もしかして何か恐ろしい物を見たのかもしれないけど、
じーちゃんの元気っぷりを見るに、呪いの類がじーちゃんに付いてるわけでもなさそうだし。

320 :本当にあった怖い名無し:2013/06/14(金) 20:39:38.52 ID:8qLg5KU2O
おんぼさんと言うのが隠亡さんと字を宛てるのならば、大体それは分かる。

隠亡さんとは埋葬や火葬の作業をしてきた人の事で、
各市町村で火葬場が造られるまでは高度成長期になっても、
田舎によっては特定の場所で施設内もしくは露天で火葬をしていた。
そういう特定の場所は村や町のかなり外れや共同墓地の近隣が殆どで、村の共有地なのが普通だが、
いつも隠亡さんが管理していた流れで、そういう土地がいつの間にか隠亡さんの所有地扱いになり、
火葬の時には場所使用料を隠亡さんに支払う慣例の地域もあったという。

余り考えたくは無いが、
かなり古くは村の火葬地であったのが、火葬もしなくなって先祖が隠亡さんをしていた家所有の田畑に変わったものの、
村人には火葬地の印象は薄れたも、かろうじて普通の田畑では無いという記憶から「えででーろ」なる特別の地名で呼ばれてたのでは。

328 :本当にあった怖い名無し:2013/06/18(火) 17:13:33.19 ID:hEy4Sypf0
>>315-317
俺のじっちゃんの本家があるところも昔、集落の墓地を「おんぼうじ」「えんぼうじ」「えんぼうず」「えんぼうさん」とか呼んでたそうだ。
当て字もいくつもあって本来の名前も字もわからない。多分「御亡地」とかそんなんだったんだろうってさ。

そのおんぼうじも、戦争末期には畑にされてたそうだ。政府の食糧増産策の一環でね。従わないと非国民といわれて憲兵さんに連れて行かれて死体になった)
一応畑にする前に、管理してた墓守の一族の指揮で、集落総出で骨とか攫えたらしいけどね。
それでも雨の後は、畑の表面に小さい骨とかが出てたそうだ。
その土地は学童疎開で来てた先生と生徒が耕してた。
骨を除いて作ったものを食ったり、汽車で都会に売りに行ってたそうだ。
爺さんが言うには、瓜の中から歯のかけらが出たとか聞いたって言ってたから、
南瓜の中から出てもおかしくないだろう。

スポンサーリンク

-ホラー