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212 :本当にあった怖い名無し:2022/08/29(月) 00:19:51.47 ID:+8mvrE+F0.net
もう今から40年以上前の、ある男性Aさんのお話。
近所に神社があったらしく、小さい時その敷地内でよく一人かけっこしたり友達と遊んでたそうだ。
それで夕方過ぎに両親が帰ってきてから、今日何してた誰と遊んだとか色々話をしてたんだけども、
たまに両親が全く知らない人の話が出てきてて、その人誰って聞いても誰かは知らないけどお姉さんって答えてた。
次第に両親もふと気になって、いつもうちの子見ててくれてありがとうねってお礼しようと、
そのお姉さんの事を近所にそれとなく聞いたんだけど誰も知らないの。
あげく神社の人にもそんな人は知らないって言われたから、仕方なくAさんに「その人に次会ったら教えてくれない?」って伝えて、結果そのまましばらく会うことはなかった。
そしたらある日、その日は珍しくAさんのお父さんが仕事休みなのもあって二人で一緒にその神社で遊んでたんだけど、どうやらそのお姉さんが来たらしくキャッキャ騒いでた。
お父さんは少し目を離してたのもあってすぐ気付けなかったから、声を聞いてAさんの元に向かったんだけど、
そのお姉さんを見た瞬間に「あ、この人普通の人じゃない」って気付いた。別に霊感があるわけでもないのに。
でも漂う気配とかなんというか、説明できないけどここにいるのは狐なんだろうなと感じたらしい。
すると狐のお姉さんは「今日は向こうで遊ぼう」ってAさんに話しながら手を引き始めたから、
思わずAさんの手を握ってそのまま家に帰った。
「その神社にまつられているおきつね様が見守ってくださってたんだよって、お父さんはそうよく話してくれたんですよ。
まぁそれからすぐ蒸発して、今頃何してるか知りませんけど」
とAさんは言ってたんだけど・・・
長くなって申し訳ない。
この話の気味が悪いのはここからで、Aさんが大人になってから知ったことなんだけど、その神社狐信仰なんて全くしていない。
詳しくは聞けなかったけど、どちらかというと忌むべき対象に近いそう。
じゃああの狐のお姉さんはなんだったのよ。
あのときどこに連れて行こうとしたのよ。
お父さん、本当はなんで消えたんだろうね。
稚拙長文失礼しました。