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【洒落怖】戦争で南方にいってた時の話

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412:遺骨1/2:2009/08/18(火) 07:24:05 ID:/8ZyVw820
じいちゃんが戦争で南方にいってた時の話。実話です。
日本軍は兵站を軽視していたから、餓死とか病死ばっかで、本当に悲惨だったらしい。

友軍が死ぬと、遺族のために遺骨を作らなくてはならないから、指を切って持ってくのね。
ある日、敵の奇襲を受けて仲間が一人撃たれた。
ああ、死んだと思ったじいさんと上官は危険だったが駆け寄って、指を切ろうとした。
すると、死んでると思った仲間がうーうー唸りだした。

じいさん「ま、まだ生きてます。」
上官「なに!」

けれども、銃弾が飛び交う中、迷ってる訳にはいかない。
死ぬのをまってたら、こっちが撃たれる。
ほったらかして逃げたら、ご遺族に遺骨が届かない。
やはりご遺族に遺骨を届けるのが優先だ。と、言う事になった。

それで、生きたまま指一本切ってったんだが、さすがに切られる方は滅茶苦茶痛そうだったそうだ。

413: 遺骨2/2:2009/08/18(火) 07:26:02 ID:/8ZyVw820
終戦後、昭和30年位の事、用事があって東京に来てたじいさんは、東京駅で、あの仲間が歩いてるのを見かけた。
あっ、幽霊だ。と思ったが、リアルすぎる。他人の空似にしては似すぎている。
話しかけたらやっぱりあの仲間だった。

仲間「おおっ、生きてたのか。いやーこんな処であえるとは、うれしいな。」
じいさん「それは、俺のセリフだ! お前腹撃たれてたじゃないか!」

話を聞くと、弾は本当に偶然、内臓を押し分けて背中に貫通してたらしい。
それで、イギリス軍の捕虜になって助かったと。

その仲間は手をひゅっと挙げて、指の一本ない手を見せ、
仲間「いやー、あの時は痛かったぜ、はっはっはっはっは。」

仲間は恨んでる風もなかったが、じいさんは顔を引きつらせながら笑ったそうな。

414: 本当にあった怖い名無し:2009/08/18(火) 08:16:04 ID:sgX+daSf0
じいさん的には洒落にならんわな。

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