やる夫はアフリカで奇跡を起こすようです その23 投資
162 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 19:41:09 ID:lvJzsT1w0
1989年。
ひとつの法案が、ボツワナ国会で成立した。

これが、例の法案か…

163 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 19:41:09 ID:lvJzsT1w0

まさにでっていうの総力を挙げた法案だっていう!
「開設しても機能しない」なんてことがないよう、
他国の実例は徹底的に研究したっていう!
ただ、優遇税制やらいろいろ制度を整えるから、
関連法案をいくつか通してほしいっていう。

わかった。
関連法案は通せるよう進めておく。
しかし証券取引所ねえ…
建国した時には、まさかここまでできるとは
思わなかったよな…
成長を続けるボツワナ経済に資金を供給するため、
証券取引所はそろそろ絶対に必要なものになり始めていた。
そのため政府はボツワナ証券取引所法案を国会に提出し、
これを成立させた。
こうして1989年、ハボローネにボツワナ株式市場が開設された。
164 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 19:44:16 ID:lvJzsT1w0
それから半年後…

投資家 ジム・ロジャーズ
観光と休養のために、
三日間…いや、1か月くらい入国させてくれへんかー?

入国管理官
こんにちは、旅人さんとモトラドさん!
ボツワナへようこそ!
1990年。
ボツワナ北部国境に、
一人の小汚いデブのライダーがやってきた。
176 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 20:07:37 ID:tVk5KjO60
あのソロスの元相棒か。
166 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 19:47:51 ID:lvJzsT1w0
~ハボローネ~

167 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 19:51:41 ID:lvJzsT1w0

ホテルの主人(再登場)
お客さん、バイクで世界一周中なんだって?
どうだい、この国は。
168 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 19:54:03 ID:lvJzsT1w0

最初はどうせシケた国やろとおもっとったんやが、
どうしてどうしてすごい国やな!
ホンマ、びっくりしたわ!
道路が隅々まで伸びとるってことはインフラを重視しとる証拠やし、
その道路がきれいで快適ってことは
それを維持する行政がちゃんと機能しとるってことや!
アフリカにこんな国、ほかにあらへんで!
169 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 19:56:26 ID:lvJzsT1w0

それにこの国、闇両替があらへんのや!
普通アフリカならどこの国境にも闇両替屋があふれとるはずやのに。
普通の両替屋はおったけど、公定レートとほとんど差があらへん!
外貨規制がない上、経済がうまくいっとる証拠やで!
物資も豊富やし、街には新車があふれとる。
株式市場さえあれば、
すぐにでも投資したいところやで!
170 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 19:58:39 ID:lvJzsT1w0

そうだろそうだろ!
この国はいい国なんだよ!
…でも証券取引所なら、
このあいだハボローネにできたって話だよ。

ホンマか!?
そりゃ、エエこと聞いたわ!
さっそく明日あたり、その証券取引所に行ってみるわ!
173 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 20:03:02 ID:lvJzsT1w0
~ボツワナ株式市場~


174 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 20:06:15 ID:lvJzsT1w0

ボツワナ株式市場 会頭
ちっちゃくないよ!!
175 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 20:06:45 ID:e15XbM7A0
出来立てだからね
育てたって!
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178 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 20:09:25 ID:lvJzsT1w0
/:::::::::::::::::::_ヽヽ::_>‐―‐- _
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/::::::::::::::/:::/:::::::::::::::::::::::::::: 丶::::::::::::\
:::::::::::::::::::: /::::/ :::::::::::::::::::::::::::::::: \:::::\:\
::::::::: /:::: /:::::::::::::/::::::::{::::::::::::}:::}ヽ::ヽ:::::::::::::\ …まあ、去年できたばかりですからねー。
::i:::::::i:::::/{::::::|:::::::|::::::::::{\::::::|V⌒|ハ::::j::i::::⌒
::i::::::::::::i :|::::::|:::::::|::::::::八⌒\| ___ レイ:::|\| 従業員数は、ぜんぶで7名。
::i::::::::::::i八::八:::: i:|\| ___ 〃⌒^Y∨ 取引は全部私の机で突合させてます。
:::::::::::::::i:::::ヽ::::::::从__〃⌒ 、 " ∨
ヽ::\::::::::::::i:\Y⌒\ "" 八ヽ 銘柄数は7。
::::::::::::::::::i::::::::V⌒ ヽ. 、 _ノ ヾ:、 どれもこの国を代表する大企業ばかりなんで、
i:::::i::::::::::i ::::::: `ー'>ハ、 _..イ }} つぶれるようなことはまずないですけどね。
|:::::i::::::::::i:::::::::::::::: 〈∨}}  ̄ ト、_广ト‐r-、リ
|:::::i::::::::::i ::::::::::: r< リ  ̄\_ノ | | ハ ちなみに証券会社は1社だけです。
ノ:::::i::::::::::i::::::::xく\ \  ̄ /:∧\ | | }
/イ::::i:::::::::::i::::/⌒\ \ \く:/|::トヘ::く| ∨ ∧
リ:: i::::::::::::i:::{ ヽ.ハ \_|::|∨\> ∨ 〉
|::::i:::::::::::::i::八 }V| |:」___ノ V/
|:::i::::::::::::::i{ リ `ヽ
…まあ、去年できたばかりですからねー。
従業員数は、ぜんぶで7名。
取引は全部私の机で突合させてます。
銘柄数は7。
どれもこの国を代表する大企業ばかりなんで、
つぶれるようなことはまずないですけどね。
ちなみに証券会社は1社だけです。

証券会社
株を買いたくなったらいつでも言ってください!
何しろ株の取引をしているのは、
わたしだけですから!
179 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 20:12:13 ID:lvJzsT1w0

…ま、まあエエわ、
大きくなるのを待ちゃエエだけの話やしな。
てなわけで、早速株買わしてもらうで!

まいどありー!
で、どの銘柄を買われます?
180 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 20:15:30 ID:lvJzsT1w0

181 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 20:16:37 ID:fDxzQzpA0
なんやこのゴールデンノリ(楽天だけに)
183 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 20:19:09 ID:rXSaLAkU0
ぜwwwwんwwwwぶwwwww
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184 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 20:20:39 ID:lvJzsT1w0

アイエエエ!
ゼンブ!ゼンブナンデ!?

無茶言わないでください!
取引所ごと買い占めるつもりですか!
185 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 20:21:35 ID:lvJzsT1w0

いやいや、全部ったって全銘柄買うだけで、
買い占めてまうわけやないで?
ワイは相場師であって、企業買収はせえへんし。
市場の伸びに合わせて儲けさせてもらえば十分やわ。
最初はそんなでかい投資はせえへん。
はした金で様子を見てからやな。
186 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 20:21:48 ID:EUTHQaEQ0
バスケット買いですね分かります
まだ国外から簡単に買え無い時代だから脚使うしか無いとは言え流石世界のノリさんだ
187 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 20:22:52 ID:txCt4Ys60
7銘柄しかないならインデックス投資も楽だな
まあアクティブ投資するレベルでないのも確かだ
188 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 20:23:56 ID:MLIDNZvc0
国の実態見てから買う。単純だけど真似できねーよw
189 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 20:26:56 ID:lvJzsT1w0

あ、ありがとうございます…
(あれではした金なんだ…)

(この私が、
多々買いに敗れるとは…)
190 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 20:28:08 ID:e15XbM7A0
ちひろ様が灰に
191 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 20:30:12 ID:lvJzsT1w0

…それにしても、
アフリカをぐるっと回ってきたそうですけど、
そんなに北はひどい状態なんですか?

ああ、ひどいもんやで実際。
どこもかしこも、そもそも国としてまともに機能しとらへん。
インフラは荒れ放題、産業はボロボロ、
軍や警察なんか賄賂をとることしか考えとらん。
いままでどうやって国としてやってこれたのか、
ホンマ不思議でしゃーないわ。
192 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 20:32:57 ID:lvJzsT1w0

うーん、
やっぱりあっちのほうが
よくなる見込みはないですかね…?
194 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 20:35:05 ID:lvJzsT1w0

いや、ワイは結構楽観しとるで!
北のほうでも東欧革命の影響で、
そろそろ動きが起きるころや。
民主化で経済が良くなるとは限らんけど、
これだけ失敗してきた後や、何とかするくらいの知恵はあるやろ。
きっとほかの国も、この国みたいないい国になるに違いないわ!
この言葉の通り、
それから1年もしないうちにアフリカ諸国で政治的大変動が起きた。
201 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 20:59:47 ID:lvJzsT1w0

ラッキーっ!
きっかけは資源価格である。
アフリカ諸国の独立当時、
資源価格は高い水準にあった。
資源だけでなく、農産物などの一次産品全般が、当時は高価格だったのだ。
なにしろ、1960年代と1970年代の経済成長率は、
アジア諸国よりアフリカ諸国の方が高い。
国家基盤にあれだけの差があってアフリカのほうが伸びていたのは、
ひとえに資源の高い価格によった。
つまり、財政的には追い風が吹いていたのである。
また、だからこそ、税制その他をほとんど整備しなくとも
これまで曲がりなりにも国を持たせることができていたのだ。
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203 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 21:03:30 ID:lvJzsT1w0

し、資源価格の暴落が止まらない…
しかし、1980年の第二次石油ショックを最後に、
資源価格は暴落局面に入る。
資源の高騰にたまりかねた先進各国が各地で鉱脈を開発した結果、
資源の供給量が大幅に増加し、
結果として価格が暴落したのだ。
同じことは農産物にも言える。
各国で増産が進んだ結果、価格が一気に低落した。
204 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 21:06:15 ID:lvJzsT1w0

この資源安は21世紀に入るまで、
実に20年以上にわたって続いた。
そして、資源・援助・専売制のみに財源を頼っていたアフリカ諸国には、
これが致命傷になった。
まともに農村から税を取れなかったことが、
ここにきて響いたのだ。
205 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 21:10:21 ID:lvJzsT1w0

ソヴィエト連邦
さらにまずいことに、1980年代後半に入るとソヴィエトの弱体化が急速に進み、
1991年にはついに崩壊してしまう。
これにより、東側からの援助が消滅したうえ、
西側も援助を積極的に提供する意義をなくした。
もともと西側の勢力圏を広げるための援助である。
対抗勢力がなくなった以上、無理をして援助を続ける必要はない。
209 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 21:15:38 ID:lvJzsT1w0

アメリカ合衆国
んー、まあ無理に援助を出す必要はなくなったしな、
無駄な援助はさっさと切ってくか。
て言っても、
役に立ってるなら止めるつもりはねえけどな。
それでも自国製品の市場確保や、
その国への影響力を保持する必要はあったので
援助自体は続けられたのだが…
なにがなんでも援助を出したい状況ではなくなったので、
援助国側は援助に条件を付けるようになった。
条件といっても、援助がまともに使われているかどうか確認する程度のものでしかない。
さすがにこの状況でジャブジャブ援助をつぎ込むと自国の有権者がうるさいので、
彼らに説明できるくらいの健全性を求めたのだ。
210 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 21:18:28 ID:lvJzsT1w0

援助が来たでおじゃる!
さっそく自分の部族にばらまいて、
支持基盤の強化につなげるでおじゃ!
もちろん麻呂の懐にも
援助するでおじゃるよ!
しかし、ほとんどのアフリカ諸国において、
援助はまともに使われていなかった。
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211 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 21:21:16 ID:lvJzsT1w0

オメェ、どういうつもりだ!?

えっ…
いまさらそんなこと言われても、
困るでおじゃるよ…
当然、援助国側は激怒する。
べつに、途上国の支配層に贅沢三昧をさせるために援助をしていたわけではないのだ。
212 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 21:22:38 ID:XNyHI4qE0
日本で外務省や通産省でODA見直しが進んだのも90年代からだったっけ
220 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 21:33:16 ID:rXSaLAkU0
日本のODAは、これまでの途上国へのバラマキ支援から
今後は公共事業扱いにして国内企業に金を回す形にするとか。
ようやくって感じだけど。
213 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 21:24:25 ID:lvJzsT1w0

言い訳は聞きたくねぇ!
オメェ、悪い奴だな!?
カーメーハーメー
援助停止…
214 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 21:25:05 ID:lvJzsT1w0

やめてっ!?
それマジ死んじゃうからやめてっ!?
こうして、共産主義の崩壊と同時に、
西側の援助政策が大転換した。
216 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 21:28:26 ID:lvJzsT1w0

ヒャハハハハ!
言うことを聞かねえと
ODAを支援しねえぜ!

禁中並公家諸法度を
押し付けられたでおじゃる…
あれではODAではなく、
TOKUGAWAではおじゃらぬかー!
西側諸国は、援助使用の適正化と、
そして民主化を求める。
219 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 21:31:20 ID:lvJzsT1w0

くやしいっ…
でも逆らえないっ…ビクンビクン
資源収入を大幅に減らしているアフリカ側に、
選択肢はなかった。
221 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 21:34:38 ID:lvJzsT1w0

さらに1989年に入ると、
衰退を続けていた東側諸国が、
ついに崩壊局面に入る。
東欧革命である。
とくに11月10日のベルリンの壁の崩壊は、
一つの時代の終わりを即座に誰の目にも明らかにした。
229 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 21:39:25 ID:lvJzsT1w0
昨今の情勢の混乱をかんがみ、
政府は政党活動の禁止を大幅に緩和することといたしました。
これにより、アフリカ民族会議等黒人諸政党の活動を許可いたします。
また、これに伴い、
ネルソン・マンデラ氏ほか黒人政党の指導者を
釈放いたします!
さらに東欧革命から2か月もしないうちに、
アフリカで大きな動きが起きる。
1990年2月2日。
マンデラ釈放宣言である。
アフリカ最大の大国にして、アフリカの抑圧の象徴となっていた
南アフリカのこの動きは、
アフリカ諸国の民主化運動の、まさしく引き金を引いた。
233 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 21:44:17 ID:lvJzsT1w0

そしてこの状況に、
国民…とくに都市住民がたまりかね、
反政府デモを繰り返すようになった。
なにしろ、東欧革命が起きて数か月しかたっていない。
つまり、「国民による独裁政府打倒」のお手本が、
すぐ目の前に転がっているのだ。
234 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 21:47:53 ID:lvJzsT1w0

そして、アフリカ諸国の政権基盤は都市にある。
政府のおひざ元で起きたこの騒動は、
政権に大きなダメージを与えた。
こうして…
236 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 21:50:22 ID:lvJzsT1w0

237 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 21:53:15 ID:lvJzsT1w0

1990年から1993年にかけて、ブラックアフリカ47ヶ国のうち、
モーリタニア、カーボベルデ、マリ、ブルキナファソ、ニジェール、ギニアビサウ、ギニア、
コートジボワール、ガーナ、トーゴ、ベナン、カメルーン、中央アフリカ、ガボン、コンゴ共和国、
サントメ・プリンシペ、赤道ギニア、ザイール、ルワンダ、ブルンジ、ジブチ、タンザニア、ケニア、セーシェル、
マラウイ、ザンビア、アンゴラ、レソト、コモロ、マダガスカルのじつに30か国で
民主化が行われ、複数政党制が導入。
それまで民主制だったボツワナ、モーリシャス、セネガル、ガンビア、南アフリカ、ジンバブエ、
さらに1991年独立したナミビアを合わせ、アフリカの民主国家は6から37にまで増えることとなった。
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238 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 21:53:50 ID:lvJzsT1w0

☆それまでの民主国家
★1990年から1993年に民主化した国家
◎非民主国家
240 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 21:54:48 ID:pbJGiPAY0
むしろそれまでそんなに独裁政権が多かったのか
241 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 21:55:33 ID:MPc4Z.H.0
1960年の独立ラッシュは知ってたが、民主化ラッシュもあったんだな
242 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 21:56:54 ID:OngMobT20
ソ連が崩壊したのが一番こたえただろうねえ。
超大国が文字通り、あっという間に自己崩壊起こしたんだもの
244 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 21:58:37 ID:lvJzsT1w0

新大統領(元反政府運動家)
みんなが平和に豊かに暮らせる国家を
作るでござるよ!
民主化した国家の約半数では旧政権が民主化しつつ政権を維持し、
残る半分では野党側が政権を奪取した。
どちらにせよ、選挙の洗礼を受けた政権の誕生には違いない。
さまざまな問題点があるとはいえ、一応この時点で民主化は達成されていた。
247 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 22:03:39 ID:lvJzsT1w0

っていうか、
政権が変わっただけで、
国家の基礎条件は何一つ変わっていないのでござるよ?
自然、打てる手だって
これまでと何も変わらないのは当然でござろう。
民主化したという一点を持って、
先進諸国や世界銀行、IMFからの援助を引き出す。
それしか手がないのでござるよ。
こうして民主化したアフリカ諸国は、
再び先進諸国や世界銀行、IMFに援助を求めに行く。
251 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 22:06:32 ID:lvJzsT1w0

ボンビー!
世界銀行は、
アフリカ諸国の再建を支援するのねん!
世界銀行
(IMFでも可)
政権が変わっても、支援を求める先が変わるわけではない。
アフリカ諸国の経済支援を担当するのは、
世界銀行やIMFだった。
253 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 22:07:45 ID:e15XbM7A0
AAが不穏
256 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 22:10:28 ID:lvJzsT1w0

だからさ、経済政策については世界銀行さんに頼むよ
うちらが内政干渉するわけにいかないんだからさ
先進諸国も、援助の条件として
世界銀行・IMFの求めるプログラムを実施しているかどうかを
求めることが多くなった。
民主化や人権問題ならともかく、
経済政策まで口を出してしまうとモロに内政干渉になってしまうため、
専門家のアドバイスを信任するという形をとったのである。
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257 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 22:12:01 ID:PB1P5aS20
世界銀行・IMFの求めるプログラムも立派な内政干渉だと思うんだけどね…
金貸しの前に民主主義は敗れるのか
258 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 22:13:04 ID:rPWrrex20
IMFは特定の国家じゃないから内政干渉セフセフとか?
259 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 22:13:15 ID:C.1QBxZw0
そこはまあ、仲介してるから
他国政府が他国政府に直接あれこれ言ったら(他国による)内政干渉よ
261 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 22:13:51 ID:lvJzsT1w0

ボンビー!
今日は国営電話公社を500万ドルで売ってきてあげたのねん!
お金ないとこわいもんね!ボンビー!
世銀やIMFは肥大した政府機関の民営化を進めたり、
関税の引き下げや規制緩和による経済の自由化を進め、
経済成長を目指した。
経済構造を調整する、いわゆる「構造調整」政策である。
しかし、これがうまくいかなかった。
265 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 22:17:08 ID:lvJzsT1w0


「アフリカ諸国のほとんどは官僚制がまともに機能していない」とは繰り返しこのスレで述べてきたが、
それは「公務員が少ない」ことを意味しない。
むしろ、政府はその国最大の企業であり、
公務員の職は政府高官が支持層に与えられる最大の利権の一つである。
そのため、官僚制度が機能しないにもかかわらず公務員の数は増えに増えた。
そこで改革を求められた各国政府は、
それほど利権に絡まないがどこの国もそれなりに力を入れていた分野から、
まず手を付けた。
268 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 22:20:47 ID:lvJzsT1w0

えっ
そう、教育である。
これまでの話で、
アフリカ諸国は曲がりなりにも教育に力を入れていたことは述べた。
まともな産業政策がない中で、
唯一機能している公的機関。
そう、公務員の中で最も多いのは、多くの国において教員だった。
これを削ってしまったのだ。
269 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 22:21:56 ID:7T9vpKmo0
「ダイエットすると言って脳みそから減らしている」
270 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 22:22:45 ID:DbP8kEBY0
余計にダメになる結果がもう見える…
構造を改めるのは容易ではないのが一目瞭然
271 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 22:23:07 ID:C.1QBxZw0
あかん、即時性はないけれども長期的には一番削っちゃいけないところだ
273 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 22:23:47 ID:MLIDNZvc0
アティ先生無職の派閥入り
274 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 22:24:04 ID:lvJzsT1w0

それまでは問題はあるし効率も悪かったものの、
一応識字率は上昇を続けていた。
それが90年代に入り、かなりの国で急ブレーキがかかってしまう。
ここでの足踏みがなければ、もう10%くらい識字率が高かっただろう国も多い。
教育は確かに即時的な効果はないものの、
まさしく次代への「投資」である。
投資を呼び込むために、投資を削ってしまったのだ。
278 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 22:27:34 ID:lvJzsT1w0

リストラ組
なんということだ
これでは きずぐすりをうるしかない
さらに、教員のほかにも、非効率な公営企業や政府機関を中心に、
大規模なリストラが行われた。
これで確かに、支出自体は減少し財政は好転したのだが…
282 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 22:30:10 ID:lvJzsT1w0

第5話の「独立」でも書いたとおり、
政府というのはたいていの国において最大の企業である。
特に民間企業のろくに発達していないアフリカ諸国においては、
まさしく他から冠絶した超大企業といえる。
その最大企業において大規模なリストラを行えば、
企業自体の業績は向上するかもしれないが
周辺経済が死んでしまう。
まして、アフリカ諸国の政権基盤は都市、特に首都にある。
そして首都の最大産業は「政府」である。
首都というのは、政府の企業城下町なのだ。
この状況で大規模リストラをすると、どうなるか。
291 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 22:34:48 ID:lvJzsT1w0

結果、猛烈な社会不安が起きる。
リストラしたところで、失業者を受け入れる産業が存在しないのだから。
何度も述べたが、アフリカ諸国の政権基盤は都市にある。
都市の不安定化は、そのまま政権の不安定化に直結した。
294 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 22:36:20 ID:MLIDNZvc0
ここにきて構造の歪みが大噴火か
295 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 22:37:14 ID:lvJzsT1w0

さらにここで、経済の自由化が行われる。
具体的には、公企業の民営化、関税引き下げ、貿易の自由化、規制緩和であるが…
ここで思い出してみよう。
アフリカ政府の主要な歳入源は、
資源、援助、専売制、そして…関税である。
310 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 22:44:29 ID:lvJzsT1w0

経済の自由化ということは、つまり関税の引き下げないし撤廃を意味する。
つまり、なけなしの収入源がこれで大打撃を食らった。
資源があてにできず、援助も改革の結果待ちで、専売制は崩壊中、
そして関税までなくなっては、政府が運営できなくなってしまう。
もちろん世界銀行としても、何も考えていなかったわけではない。
彼らとしては、自由化することによって景気を良くし、
法人税や所得税などの増収を見込んでいたのだが…
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316 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 22:46:52 ID:lvJzsT1w0

あまり良い言葉ではないが、
「クロヨン」や「トーゴーサン」という言葉を聞いたことがあるだろうか。
323 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 22:49:58 ID:lvJzsT1w0

貼っておいてなんだが、ダムでもなければ軍神でもない。
これは、30年くらい前(1980年代)の日本の所得捕捉率をあらわした言葉である。
税務署が把握している所得が、
「クロヨン」ならサラリーマン9割、自営業者6割、農民4割。
「トーゴーサン」ならサラリーマン10割、自営業者5割、農民3割しか把握していないということである。
会社を抑えておけばほとんど所得の把握できるサラリーマンと、
そういうわけにいかない自営業者や農民では、どうしても捕捉率に差が出てしまうのだ。
327 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 22:52:11 ID:lvJzsT1w0

1(2月中旬)
あれ!?
あそこの領収書、どこやったっけ…
あっちのレシートに
医療費の明細に…うわー!
これはごまかしているとかそういうわけではなく、
単純に抜けが出やすいのだ。
経理課や税理士に頼めばいい会社や大き目の個人企業と、
全部自分でやらなければならない自営や農民では、難易度が違ってくるのだ。
一度確定申告をやったことがある人なら、
この辺は身にしみてわかるだろうと思う。
330 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 22:53:41 ID:7T9vpKmo0
実話っすかwww
332 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 22:54:13 ID:XNyHI4qE0
農産物だと販売実績と収穫がずれるんだよなあ
336 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 22:55:35 ID:OngMobT20
税制度ももうちょっと簡略化すれば、逆に税収が増えると思うんだがなあ・・・
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337 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 22:56:15 ID:lvJzsT1w0

日本ですら、一昔前はこんな言葉がささやかれる状態だった。
ましてアフリカである。
徴税能力がただでさえ低いうえ、税をとりやすいサラリーマンの比率が非常に低い。
30%程度なら高い方で、タンザニアなどは10%を割ってしまっている。
つまり、所得税にそれほどの実効性がない。
経済を振興したところで、税収はたいして増加しないのだ。
344 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 23:00:19 ID:lvJzsT1w0

さらに世界銀行のもくろみ通りなら、
ここで先進諸国からの投資が急増することで
経済が好転し、失業者の吸収もできるはずであったが…
投資も何も、
1980年代に先進国の銀行はすでに非常に痛い目に合っている。
特に民間の借款が、伸びないどころかすさまじい勢いで減少した。
もともと民間部門の弱いアフリカ諸国である。
投資の内訳が、ほとんど政府への援助になってしまうのに時間はかからなかった。
347 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 23:01:37 ID:txCt4Ys60
IMFが悪魔呼ばわりされる理由が理解できてきた
348 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 23:03:31 ID:OngMobT20
途上国向けの貸し付けで破たんしたりしかけた欧米の大銀行って割と多いよね。
中世に王侯貴族向けの貸し付けで連鎖倒産がよくあったイタリア諸都市を笑えない
350 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 23:04:13 ID:lvJzsT1w0

東欧諸国
新生なった東欧へ、
ぜひとも投資を!

東南アジア諸国
東南アジアの経済は絶好調!
ぜひとも、さらなる投資を!
加えてこの時期、東南アジア諸国や東欧諸国が
新たな投資先として浮上してきていた。
どちらの国々も、ブラックアフリカとは比べ物にならないくらい
国としての基礎がしっかりしているうえ、情勢も安定している。
この状況で企業が、わざわざアフリカを投資先に選ぶはずはなかった。
354 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 23:05:25 ID:MLIDNZvc0
新興国投資はハイリスクハイリターン狙いだしねぇ。ローとかノーリターンだと無理だわぁ
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358 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 23:08:26 ID:lvJzsT1w0

拙者は政治家
働いたら(選挙で)負けでござる
こうしてアフリカ諸国政府は、
構造調整政策の実行を渋るようになっていく。
何しろ実施しても経済が好転しないばかりか、
失業者は増大する人気は低落するで何一ついいことがないのだ。無理もない。
360 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 23:10:52 ID:r0DRpfnQ0
民主政治ならそうなるわな
361 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 23:11:51 ID:lvJzsT1w0

しかしだからと言って、
とくに農村部の掌握による徴税機能の向上にアフリカ諸国政府が尽力した形跡はほとんどない。
結局のところ、自国の徴税機能を整備せず、
取りやすい関税や専売、そして援助と資源収入に頼る財政システム。
そしてなによりも、国家を健全に動かすための官僚制の整備。
これの改善がなされない以上、アフリカ諸国の状況が好転するはずはなかったのだ。
363 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 23:13:08 ID:C.1QBxZw0
その場しのぎ以上をやる体力もなかったわけか
365 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 23:15:07 ID:MLIDNZvc0
中央政府が気張るしかない状況で、徴税と官僚組織の不備ってつんでるよね
373 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 23:20:12 ID:WEqnSyqw0
だからこそ、アフリカ諸国は中国の進出で中国に事実上乗っ取られたほうが
ちったぁマシになるんじゃないかというのも暴論ではなくなっちゃうんだよなぁ
386 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 23:29:34 ID:EUTHQaEQ0
>>373
東南アジアも華僑が牛耳ってますからその意味では外れて無いかもしれませんね
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366 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 23:15:25 ID:lvJzsT1w0

とりあえず経費を削減して借金が減ればいいのねん
それに規制緩和と経済自由化をプラスすれば、
他国からの投資が集まって
自然と経済は発展するはずなのねん
世界銀行やIMFの名誉のために言っておけば、
この政策は純粋にアフリカを成長させようとして取られた政策である。
世界銀行・IMFの政策は基本全世界共通であり、
ラテンアメリカやアジアなど他地域でも同様の政策がとられ、
賛否両論あるもののアフリカほど悲惨な結果にはどこもならなかった。
よそである程度の実績があるからこそ、アフリカに導入されたのである。
それどころか、アフリカでさえこのやり方が成功した国はあった。
ボツワナと、モーリシャスである。
372 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 23:20:08 ID:rPWrrex20
家の設計図として悪くはないんだ
土台とか基礎工事から問題があるわけで
そこをおざなりにして柱組んでも家が建つ道理がない
まさしく、これなんですよねぇ…
371 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 23:18:21 ID:lvJzsT1w0

とりあえず、
無駄を削って
新税を賦課するしかないだろ
財政的に考えて…
ボツワナは健全財政を続けてきたので世銀やIMFのお世話にはなっていないが、
1981年、建国初の不況時にやらない夫が打った手は、
まさしく構造調整そのものだった。
そしてその手が功を奏し、
ボツワナにはすぐに外国からの投資が流入して
すぐに高度成長へと復帰したわけである。
374 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 23:21:41 ID:lvJzsT1w0

うう…
ちょっと不況がシャレになりません。
IMFのお世話になるしかないですかね…
モーリシャスは、実は構造調整を受けている。
1980年代初頭の不況で財政難に陥ったモーリシャスは、
1981年にIMFからの調整案と、それに伴う融資を受けた。
376 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 23:24:13 ID:lvJzsT1w0

なんだか、体が軽い…
こんな幸せな気持ちは初めて。
もう何も怖くない!
国家組織も、基盤となる産業もしっかりしていたモーリシャスは、
ものの1・2年でこの状況から復活した。
逆に構造調整によって、まさしく経済構造の調整に成功したモーリシャスは、
以後さらに順調な経済成長を続ける。
このように、ちゃんと順調に推移した国があったからこそ、
世銀もIMFもこのやり方に固執したわけである。
もっとも、ボツワナもモーリシャスも、さすがに教育を削ったりはしていないが。
379 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 23:26:47 ID:e15XbM7A0
わたしさんがなんかやばそげなこと言ってるよ
382 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 23:27:33 ID:lvJzsT1w0

問題は、他地域である程度期待できた政府そのものの行政能力が、
ほとんどのアフリカ諸国では全く期待できないにもかかわらず、まったく同じ政策を実行したことである。
前提条件の違いを直視しなかったため、こんなことになったのだ。
政府財政の健全化が、
まさしく、ただの帳尻合わせになってしまったのである。
384 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 23:29:08 ID:OngMobT20
自分から、ぼくんち統治能力なんてないデース!なんていう政府もないしなw
385 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 23:29:26 ID:MLIDNZvc0
まがりなりにも国を形作って何年かたってる所がこんなだとは思わんわなあ
389 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 23:30:43 ID:PB1P5aS20
高血圧の人間に昇圧剤与えるみたいな感じ?
病状を診断したうえで適切な処方箋をすべきなところを皆にテンプレで同じ対応してしまった
まさしく、そういうことです。
388 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 23:30:36 ID:lvJzsT1w0

いいから徳政令カード
買ってくるでござるよ
こうしてアフリカ側は経済の苦境を理由に、さらなる支援と債務帳消しを求めた。
しかし…
392 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 23:34:11 ID:lvJzsT1w0

……
…おや?
せかいぎんこうの ようすが…
395 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 23:36:54 ID:lvJzsT1w0

398 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 23:39:02 ID:lvJzsT1w0

グエッヘッヘッヘ!
我々の計画案が飲めないというのか!
ならば援助は打ち切りということだな!

援助が主な収入源となってしまったアフリカ諸国にとって、
世界銀行の援助は国家の存立にかかわる。
さらに先進諸国も、世銀やIMFの改革案を基に援助政策を決定していることは前述した。
このため、世銀がアフリカ諸国の経済政策を思うようにコントロールできるようになってしまったのである。
こうして世銀は実効性のない経済政策を進め、アフリカは再び経済成長から取り残された。
なにしろ、すでに軌道に乗っていたモーリシャスを除いて、
世銀の構造調整政策をとって経済成長ルートに乗ったアフリカ諸国は、
ただの一つも存在しないのだ。
政策の失敗は明らかだった。
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404 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 23:46:10 ID:EUTHQaEQ0
うーん、未だに南アメリカで一つも先進国が無かったり
東南アジアにしても都市国家のシンガポールぐらいしか先進国と呼べ無い状況なのをみると
世銀のやり方は既存の先進国の利益の代弁が第一では無いですかね?
中の人的に祖国が困る真似は出来無いですし
世銀もIMFも別に、先進諸国のコントロール下にあるわけでもないですよ?
けっこうあそこは独立性高くて、やりたいようにやってます。
それに、アフリカで世銀のやったやり方は、先進国の利益になってるわけでもないですし。
あの政策が成功してアフリカ諸国が成長して、初めてそこで利益が出ます。
荒野の扉をこじ開けたところで、利益になりゃあせんのです。
401 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 23:42:27 ID:lvJzsT1w0

さらに、民主化された国々の多くでは、
民主制の前提自体が整っていなかった。
民主化したといっても、
べつにそれで社会構造が変わったわけではない。
民主化したことで政府への国民のチェック機能は以前より働くようにはなったが、
それだけでしかないのだ。
403 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 23:45:03 ID:lvJzsT1w0

ククク…
なに、われらマロ人が
議会で多数派になればいいだけでおじゃるよ…
だてに魑魅魍魎のうようよする宮中を
渡ってきたわけではないでおじゃるよ?
民主主義は基本的に「多数派が勝つ」システムである。それだけでしかない。
国内が「国民」として一つにまとまっていれば、
どうということはない。政策論争になるだけである。
しかしこれまでも見てきたとおり、アフリカのほとんどの国は「国民」の創出に失敗している。
そんな中で民主化したところで、多数派の民族が利権を握るだけの話である。
「国民国家」が存在していないのだから。
405 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 23:48:23 ID:lvJzsT1w0

他民族
マロ人死すべし。
慈悲はない。
そして、新しく民主化した国々は、
ボツワナのような統一感も、モーリシャスのような考え抜かれた選挙制度も持ってはいなかった。
ガーナやタンザニアのような成功例もあるが、
大多数のアフリカ諸国にとって、民主化とは「どの民族が多数派を握るか」というだけの話になってしまった。
結果、平和をもたらすはずの民主選挙が、
最悪の民族紛争の場となった。
407 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 23:50:53 ID:MLIDNZvc0
大部分の一部族が望めないなら、民族山盛りの方がいっそうまく行くんだろうね。
最悪はでかい2~3部族がひしめいてるパターンかなー
408 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 23:51:07 ID:r0DRpfnQ0
投票箱盗んだり
有権者襲って投票妨害か
409 :名無しのやる夫だお 2014/05/27(火) 23:53:04 ID:r0DRpfnQ0
選挙のたびに小さな内戦してそうだ
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413 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 23:55:40 ID:lvJzsT1w0

首尾よく政権を取り戻したでおじゃる!
さあ、利権を支持者に分配して
政権を盤石にするでおじゃるよ!
無事に選挙が終わったところで、
状況は好転しなかった。
選挙で勝てば、政府というその国の最大企業が手に入る。
その企業を手に入れた政治家たちは、
政府の職という利権を再び支持者に分配し始める。
つまり政府というものが、今までの一部政治家の独占物から、
選挙によって勝ち得る戦利品に変わっただけなのだ。
414 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/27(火) 23:57:55 ID:lvJzsT1w0

当然どの民族も、
選挙に勝ち政府という利権を手に入れるために血眼になった。
選挙は流血の惨事を伴うようになった。
ケニアやコートジボワールのように、
選挙後の軍事衝突によって国が崩壊する一歩手前まで行ってしまった国も多い。
417 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/28(水) 00:00:36 ID:Vkm997CQ0

…いや、「一歩手前」ですめば、それは幸運な方だったろう。
この時期以降アフリカで民族紛争は急増する。
420 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/28(水) 00:03:10 ID:Vkm997CQ0

ソマリア、リベリア、シエラレオネ、ルワンダ…
「資源の呪い」で述べたような破滅的な内戦は、70年代でも80年代でもなく、
『この90年代に集中して起こっている』。
統治が緩んだ結果だった。
ロジャーズの予想は半分当たり、半分はずれた。
確かに北の国々は民主化したものの、
その民主化が成長をもたらすことはなかったのだ。
422 :名無しのやる夫だお 2014/05/28(水) 00:04:00 ID:h4aB6P.s0
うわーうわーうわー。悪名高い名前が大量にー
424 :名無しのやる夫だお 2014/05/28(水) 00:07:37 ID:k4VvT7Y60
むしろ独裁の方ががっちり締め付けできて、権力が固定されて奪い合いにならない分、マシだったのか!
425 :名無しのやる夫だお 2014/05/28(水) 00:07:56 ID:Gffw.0QA0
曽野綾子の「部族虐殺」の世界か
426 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/28(水) 00:08:31 ID:Vkm997CQ0

一方、ボツワナやモーリシャスへの投資は順調に進展していった。
ボツワナへの投資は鉱山関係に偏りがちではあったが、
それでも自動車工場をはじめ工業関係への投資もなされなかったわけではない。
投資が順調だったためにこの時期も経済成長率は高いままで推移し、
それを受け、株式市場は質量ともに急拡大した。
427 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/28(水) 00:12:23 ID:Vkm997CQ0

1995年から2005年の10年間で、
ボツワナ株式市場の時価総額は13.7倍に増加し、
投資家にも国民にも多大な利益をもたらした。
428 :名無しのやる夫だお 2014/05/28(水) 00:14:43 ID:DyJ783bI0
きたないノリさんがうぜぇwww
429 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/28(水) 00:14:43 ID:Vkm997CQ0

1994年には経済成長により、国連から「後発発展途上国」(最貧国、LLDC)の指定解除を受ける。
これは史上初の快挙だった。
430 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/05/28(水) 00:18:51 ID:Vkm997CQ0

しかし、
そんなボツワナの繁栄を揺るがす災厄は、
すぐそこまで迫ってきていたのだ…
次回、最終回「未来」。
乞うご期待。