1: 名も無き被検体774号+ 2011/03/12(土) 01:59:54.52 ID:yCtr+kgB0
中島「なんだぁ、磯野。知らないのかい?」
カツオ「うん。なんだい、その、地獄・・・」
中島「地獄少女!なんでも、怨んでるやつを地獄に
おくることができるんだって!」
カツオ「へ~、どうやるの?それ。」
中島「もしかして磯野!怨んでるやついるのか!?」
カツオ「そ、そんなわけないだろ!中島!」
・・・図星だった。
3: 名も無き被検体774号+ 2011/03/12(土) 02:06:50.59 ID:SFqFy0xTO
期待
5: 名も無き被検体774号+ 2011/03/12(土) 02:14:45.95 ID:yCtr+kgB0
カツオは悩んでいた。
どうやって地獄に送るのか、
なぜ少女なのか、
そもそも何をすればいいのか。
あまりにも情報が少ない。
カツオ「そうだ、甚六さん!あの人ならなんか詳しそうだ!」
カツオは甚六のもとへ急いだ。
6: 名も無き被検体774号+ 2011/03/12(土) 02:30:27.72 ID:yCtr+kgB0
カツオ「甚六さん!」
甚六「なんだい、カツオ君?そんなにいそいで。」
カツオ「じ・・・地獄少女って知ってますか?」
甚六「あ~あれね。知ってるよ。で、どうして君が?」
カツオ「それは・・・。」
カツオ「中島が!そう!中島がどうしても地獄に送りたいやつが
いるって!」
甚六「中島君が・・・かい?」
カツオ「そうなんだよ、甚六さん!だから僕たちは手当たり次第
地獄少女を知ってそうな人にたずねてるんだ!」
甚六「なるほどね。じゃあ、教えてあげよう」
カツオ「やった!」
一目連「・・・・・・・・・」
7: 名も無き被検体774号+ 2011/03/12(土) 02:48:20.09 ID:yCtr+kgB0
カツオは自室で呆然としていた。
地獄少女について色々教えもらったはいいが、
肝心のパソコンがないこと。
そして0時まで起きていること。
この二つがカツオを苦しめた。
カツオ「チクショウ・・・せっかく!せっかく姉さんを・・・!」
8: 名も無き被検体774号+ 2011/03/12(土) 02:59:17.54 ID:yCtr+kgB0
~朝日ヶ丘駅~
ノリスケ「あ!おじさ~ん」
波平「おぉ。ノリスケ。どうした?」
ノリスケ「いや~ちょうどいいところで会いましたね!
実はこのふくびき券なんですけどね。」
波平「なになに。お一人:一回限り、一等はハワイ旅行!?」
ノリスケ「僕は外れてしまいましてね。おじさんに頼もうと。」
波平「なるほど。で、もし一等が出たら?」
ノリスケ「その時はその時です!ささ、行きましょう!」
ノリスケ「すみませーん。」
輪入道「あいよ」
9: 名も無き被検体774号+ 2011/03/12(土) 03:04:49.86 ID:yCtr+kgB0
輪入道「さぁ、一等はハワイ旅行。2等、3等も豪華商品だぁ」
波平「よし、いっちょやってみるか」
ノリスケ「頼みますよ、おじさん!」
波平「そーい!」
カラン、カラン・・・
ポトッ・・・
輪入道「おお、赤玉かあ。赤は・・・3等のノートパソコンだ」
ノリスケ「やりましたね!おじさん!」
波平「ほう、出るものだな。よし、これをお土産に持っていくとするか。」
10: 名も無き被検体774号+ 2011/03/12(土) 03:12:07.32 ID:yCtr+kgB0
波平「ただいまー」
ワカメ、タラヲ「おかえりなさーい、ですー」
波平「ありゃ、カツオはいないのか?」
ワカメ「お兄ちゃんは部屋にこもってる」
タラヲ「いじけてるですー」
波平「なんと。せっかくカツオにお土産のパソコンを持ってきたのに・・・」
カツオ「パソコン!!!???」
一同「・・・?」
カツオ「・・・っは!いや、父さん、それ、僕に?」
波平「あぁ。お前もそろそろ機械に強くならんと世界に通用せんからな」
奇跡だ・・・奇跡なんだ・・・
11: 名も無き被検体774号+ 2011/03/12(土) 03:20:05.73 ID:yCtr+kgB0
23時50分
カツオ「よし、なんとかつなげたぞ・・・」
カツオ「あと10分・・・」
ワカメ「お兄ちゃん・・・まだ起きてるの?」
カツオ「ワ…ワカメ!!」
ワカメ「早く寝てよぉ。寝坊しても知らないよぉ」
カツオ「い、いいからワカメは寝てろよ!あと少しで寝るから!」
ワカメ「なによぉ、怒鳴らなくてもいいでしょ!」
カツオ「うるさい!うるさい!」
サザエ「うるさいわよ!何時だと思ってるのよ!」
ワカメ「うわーん、お姉ちゃん!」
サザエ「カツオ!またあんたね!!パソコンなんかして!
いい加減寝なさい!」
ブチッ!
サザエはパソコンのコードを抜いた
カツオ「!!」
12: 名も無き被検体774号+ 2011/03/12(土) 03:24:34.63 ID:yCtr+kgB0
サザエ「早く二人とも寝なさい!」
カツオ「・・・」
0:00
カツオ「クソッ・・・!」
中島「おい磯野!どうしたんだよ、そのくま!」
カツオ「あぁ、中島か…。昨日全然眠れなくてね…。」
花沢「いーそーのーくーん!!」
カツオ「は、花沢さん・・・」
花沢「元気ないねー!私が元気出させてあげようかー!?」
カツオ「いや、いいよ・・・(気持ちわりぃ)」
13: 名も無き被検体774号+ 2011/03/12(土) 03:29:34.26 ID:yCtr+kgB0
花沢「じゃーねー磯野君!教室でね!」
カツオ「はぁ」
カオリ「ふふふ、磯野君も大変ね。」
カツオ「カオリちゃん!」
カオリ「花沢さんはいいなー。あんなに積極的にはなせて」
カツオ「えっ?!それって・・・」
カオリ「・・・今日放課後、体育館裏に来て・・・」
ダダダダダ
カツオ「・・・」
中島「・・・・・・」
17: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 16:58:15.61 ID:T9GnztG/0
この日をどのくらい待ったことか。
ついに僕はカオリちゃんと付き合うことになった!
カツオ「僕でいいの?カオリちゃん」
カオリ「もう!なんでそんなこと聞くの!?」
カオリ「じゃなかったら告白しないわよ!」
これが人生のピークだろうか。
いままでたまっていた恨みはどこかへ消えてしまった。
20: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 17:11:43.51 ID:T9GnztG/0
カツオ「ただいまー!」
満面の笑みで帰宅。
久しぶりだ。
カツオ「姉さん!おやつは?」
サザエ「それよりカツオ、手は洗ったの?宿題は?」
カツオ「手は洗ったし、宿題はないよ!それよりもおやつ!」
サザエ「もうすぐ夕飯よ!我慢しなさい!」
カツオ「・・・」
カツオは怒らない。
人生初の彼女ができたから。
もはやサザエの言葉にむかつくことはなかった。
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21: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 17:19:49.24 ID:T9GnztG/0
次の日
カオリ「磯野君、ちょっといい?」
カツオ「なんだい、カオリちゃん。」
カオリ「昨日のことなんだけど・・・」
カオリ「あれは嘘よ」
カツオ「へ・・・?」
22: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 17:23:18.51 ID:T9GnztG/0
カオリ「やだぁ~。磯野君、本気にしてたの?」
カツオ「え、いや、だって・・・」
カオリ「そんなはずないでしょ~」
何が何だかわからない。
こいつは何を言っている。
あぁ憎い。こいつが憎い。憎い。
先生「よーし、みんな席につけー。
えーと、花沢は休みか・・・」
閻魔あい「・・・」
23: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 17:30:00.29 ID:T9GnztG/0
学校が終わり、みんな家へ帰る。
カツオをまた家へ急ぐ。
カツオ「ただいま」
サザエ「あら、カツオ。今日は早いのね。」
カツオ「うん・・・おやつある?」
サザエ「あるわよー。今日はおはぎよ。」
姉さんと話すのってこんなに楽しかったっけ。
カツオ「いただきまーす」
ガブ!ガリッ!
カツオ「いた!」
24: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 17:33:53.44 ID:T9GnztG/0
カツオ「・・・はり?」
サザエ「あらやだ、ほんとに食べたの?バカね」
カツオ「?!、?!」
サザエ「それは偽物よ。あぁ面白かった。」
これが昨日のことならカツオは怒らなかっただろう。
カツオはこれを境に決心する。
今日、地獄通信にアクセスする。
25: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 17:38:22.34 ID:T9GnztG/0
「「ただいまー」」
波平、マスオが帰宅する。
マスオ「カツオくーん、ちょっと・・・」
カツオ「?」
マスオ「カツオ君、頼みがあるんだ。」
カツオ「何、マスオさん」
マスオ「サザエのことなんだけどね。」
カツオ「・・・うん。」
マスオ「地獄に流そうかと思ってるんだ。」
26: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 17:46:08.64 ID:T9GnztG/0
カツオ「え?」
カツオは動揺した。
マスオ「知ってるよー、カツオくん。地獄通信を開こうとしていたのを」
カツオ「な、なん「どうしてかって?」
マスオ「サザエに聞いてさ、君が夜中、パソコンをいじっていたのを」
マスオ「ピーンと来たね。0時、パソコン、最近のサザエの行動でね」
カツオ「なんで地獄通信のことを?」
マスオ「そりゃぁ、今会社はそのことでもちきりだからね!」
マスオ「なんでも、部長も地獄に流されたとか」
27: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 18:39:12.14 ID:T9GnztG/0
カツオ「なんで姉さんを・・・」
マスオ「カツオ君も知っているだろ?最近のサザエを・・・」
マスオはすべて話した。
サザエがカツオだけでなく、タラオにも虐待をしていることを。
そしてマスオにも被害が出始めていることも。
マスオ「カツオ君なら怪しまれず、地獄通信につなげれるはずだ!
頼む!」
カツオ「奇遇だね、マスオさん。僕も今日、アクセスしようと思ってたんだ」
マスオ「えぇー!?」
31: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 20:40:47.66 ID:T9GnztG/0
マスオ「ほ、本当かい?カツオ君?」
カツオ「うん。だから今日、僕は姉さんの名前を書くよ!」
マスオ「良かったー。カツオ君ありがとう!」
この時、マスオさんは嬉しさからとはちがう笑いを僕に見せた。
しかし、この不敵な笑みの理由を見つけることは出来なかった。
カツオ「じゃあ今夜、アクセスしてみるよ」
32: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 20:45:16.15 ID:T9GnztG/0
カツオ「もうすぐ0時だな・・・」
ワカメはぐっすり寝ていた。
サザエも、マスオと色々育んでいるのだろう。
この部屋に来る気配はなかった。
カツオ「よし、アクセスだ」
カチッ
カツオ「フ、グ、田、サ、ザ、エ、と。」
カツオ「送信!」
カツオ「・・・なんも起きないぞ?」
閻魔あい「よんだ?」
34: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 21:06:36.46 ID:T9GnztG/0
カツオ「!!」
閻魔あい「私は閻魔あい。」
カツオ「地獄・・・少女・・・」
閻魔あい「骨女。」
骨女「はい、お嬢」
閻魔あい「受け取りなさい。」
「あなたが本当に恨みを晴らしたいと思うなら、その赤い糸を解けばいい。」
「糸を解けば、私と正式に契約をかわしたことになる。」
「恨みの相手は、速やかに地獄に流されるわ。」
カツオ「よし、じゃあ・・・」
35: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 21:15:39.01 ID:T9GnztG/0
閻魔あい「ただし・・・」
カツオ「?」
閻魔あい「恨みを晴らしたら、あなた自身にも代償を支払ってもらう。」
カツオ「だ…代償?」
閻魔あい「人を呪わば穴二つ。」
「あなたが氏んだら、その魂は地獄に落ちる。」
閻魔あい「氏んだ後の話だけどね」
カツオ「そ、そんなの聞いてないよ!」
閻魔あい「あとはあなたが決めること。」
カツオ「!?」
気付いたらそこはいつもの部屋になっていた。
39: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 21:39:13.30 ID:T9GnztG/0
次の日
カツオ「マスオさん、ちょっと・・・」
マスオ「なんだい、カツオくん。」
カツオ「実は・・・」
カツオは昨日のことをマスオに話した。
その話を聞いているマスオさんは、どこか嬉しそうだった。
マスオ「そうかぁ、流したら、自分も地獄に・・・」
「うーん、よわったなぁ」
カツオ「僕はちょっと…マスオさんは?」
マスオ「カツオ君、僕はもう、契約を交わすことはできないんだ…。」
カツオ「それはどういう・・・!?」
カツオは、マスオのクビもとにある傷、いや、マークを見た。
カツオ「これは…?」
マスオ「実は、僕、もう契約を交わして相手を地獄に流しちゃったんだ。」
「契約は一回しか交わせないって言うし…。」
「だからカツオ君に頼んだんだ。」
42: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 21:44:27.11 ID:T9GnztG/0
カツオ「そ、そうなんだ・・・。」
マスオ(まぁ僕が契約を交わしたってのは嘘なんだけどね)
サザエ「あなたー、カツオー。朝ご飯よー!」
カツオ、マスオ「は、はーい」
サザエ「あなたたち昨日からこそこそと気持ち悪いわよ」
カツオ「なんでもないよ…。あれ、僕の味噌汁に・・・」
「!?」
サザエ「どうしたの?カツオ?」
43: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 21:47:32.14 ID:T9GnztG/0
カツオ(ゴ・・・ゴキブリ!?)
カツオ「ゲェェェ!」
サザエ「あら!汚いじゃ…!」
「キャー!ゴキブリ!」
一同「ギャー、ワー、ヒエー!」
マスオ(ふふふ・・・)
44: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 21:51:15.78 ID:T9GnztG/0
登校
カツオ(姉さんめ・・・!許さない・・・!)
(絶対姉さんが・・・!)
中島「おーい、磯野!どうしたんだよ。そんな顔して」
カツオ「あ…中島。おはよう。」
中島「もしかしてカオリちゃんのこと?」
そう、あのカツオとカオリちゃんの関係は一日で広まった。
そして、そのことでカツオはいまだに女子からからかわれていること。
中島「俺、許せないんだ…!カオリちゃんのこと!」
「磯野のことをもてあそんで!」
カツオ「…中島。」
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46: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 21:54:04.73 ID:T9GnztG/0
中島「磯野…。これ…」
中島はそういうと、鞄から、あるモノをとりだした。
カツオ「そ…それは!!」
中島の手には、藁人形が握られていた。
中島「俺…昨日アクセスしたんだ…」
カツオ「中島もか!?」
中島「えぇ!?磯野もかい!?」
47: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 21:58:05.71 ID:T9GnztG/0
中島「けど、誰を?」
カツオ「それは…姉さん」 ボソ
中島「そいつは意外だな~。あんなに仲よさそうなのに…」
カツオ「色々あるんだよ。色々…」
カツオ「! じゃあ中島、流した方も地獄に・・・」
中島「知ってるよ…。」
・・・・・・・・・・・・・・
48: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 22:00:35.69 ID:T9GnztG/0
中島「磯野!今日、磯野の家で流さないか!?」
カツオ「でも・・・」
中島「やるしかないよ!二人なら怖くない!」
カツオ「…中島」
カツオはさっきより希望に満ちた声で答えた。
50: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 22:06:39.30 ID:T9GnztG/0
中島「じゃああとでな!」
カツオ「わかった!」
これほどまで学校が早く終わってほしいと思ったことはなかった。
マスオ(よしよし、この調子だ。)
マスオは笑う。ただただ笑う。
マスオ(あのゴキブリが効いたかな…)
(これであのDQNヘアーの恐妻家から逃れられる。)
満面の笑みだった。
52: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 22:12:12.67 ID:T9GnztG/0
磯野家
中島「家の人は?」
カツオ「みんな出かけてる。ただ…」
マスオ「こんにちは。中島君」
中島「アレ、え、なんで!?」
マスオ「いやーカツオ君と約束してて。」
カツオ「ほんとはマスオさんとやるはずだったんだ。」
「中島、ほんとにありがとう!」
中島「よせやい!照れるよぉ、磯野!」
マスオ「よし。じゃあ僕は部屋の前で見張りをしているよー」
カツオ「頼むよ、マスオさん。」
53: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 22:15:06.29 ID:T9GnztG/0
中島「よし、磯野。行くぞ!」
カツオ「うん…。」
中島とカツオは藁人形を手に取り、糸をつかんだ。
中島「3で解くぞ!1、2の…」
カツオ、中島「3!」
恨み…聞き届けたり
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54: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 22:17:53.89 ID:T9GnztG/0
サザエver
サザエ「ふんふんふーん。帰ったわよー!」
「タラちゃーん!いないのー!」
・・・・・・・
サザエ「いないのか。じゃあ、カツオにしましょう。」
「カツオー!カツオー!」
ガラガラ
サザエ「カツオー!いるんでしょ!?」
56: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 22:21:17.09 ID:T9GnztG/0
サザエ「いるじゃなーい、カツオ!返事くらいしなさい!」
サザエ「・・・カツオ?」
輪入道「なんだい、姉ちゃん。」
サザエ「キャーーーー!だ、誰よあなた!」
輪入道「ひでぇな、実の弟だぜぇ。」
サザエ「だ…誰か!か、母さん…父さん…」
「ちわーす」
サザエ「!サブちゃんだわきっと!」
サザエ「助けてー!」
58: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 22:26:19.20 ID:T9GnztG/0
「どうしました?奥さん?」
サザエ「サ、サブちゃん…変なおじ…」
「誰よあなた!?」
一目連「サブのピンチヒッターです。」
サザエ「と、とにかく。変なおじさんがカツオの服着てるのよ!」
「警察呼んで!」
59: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 22:27:28.67 ID:T9GnztG/0
一目連「はいはい、けど奥さん。弟をいじめるのはもうやめた方がいいですよ?」
サザエ「な、何言ってるのよ!?いじめてるわけないでしょ!」
一目連「っかしいなー、たしかにいじめているところを見たのになー」
サザエ「?」
「!」
サザエ「ギャーーーーーーーー!!!」
天井には、大きな一つ目がこちらを見つめていた。
60: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 22:32:43.09 ID:T9GnztG/0
サザエ「だ…だれか…助けて…」
「どうしました?」
サザエ「あら!?婦警さん!?いつの間に!」
「近くで悲鳴が聞こえたので様子を見に。」
サザエ「助けて!お化けと変なおじさん…」
「!?」
「? どうしました?」
サザエ「っっっっっっっ!」
骨女「どうしました?」ニヤッ
61: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 22:35:27.88 ID:T9GnztG/0
サザエ「誰か…お願い…誰か…!!」
「!あんた!助けなさいよ!はやく!」
閻魔あい「」
サザエ「何よ!?何か言ったらどう!?」
婦警「だってさ、お嬢」
62: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 22:39:22.09 ID:T9GnztG/0
婦警×→骨女 に脳内変換おねがいします。
閻魔あい「闇に惑いし哀れな影よ
人を傷つけおとしめて
罪におぼれし業の魂!」
サザエ「ひぃ!ひぃぃぃぃぃぃ!!」
閻魔あい「イッペン、氏ンデミル?」
63: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 22:50:19.41 ID:T9GnztG/0
カオリver
カオリ「でさー、あの時の磯野君の顔!www」
早川「ウケルーwwww」
カオリ「今度あなたもやってみなさいよ~」
早川「メガネに?面白いかもねwww」
カオリ「あーおかしいーwww」
骨女「こらー早く帰りなさい!」
カオリ「はーいwww帰ろう早か…
わ…さん…?」
そこには早川さんはいなかった。
64: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 22:55:56.99 ID:T9GnztG/0
カオリ「あれ、いつの間に」
輪入道「どうしたんだい?曽根先生?」
一目連「何かあったんですか?」
骨女「実はね。この生徒がまだ帰ろうとしないんです。」
輪入道「そいつはいけないなぁ。罰が必要だぁ」
カオリ「え?え?」
一目連「よし、じゃあお仕置きしますか。」
骨女「そうね。そうしましょう。」
66: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 23:07:14.21 ID:zk5N7Uzs0
これはいい
67: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 23:13:56.77 ID:T9GnztG/0
輪入道「よーし、まずは百叩きだな。」
カオリ「い…いやよ!変態!」
骨女「そうよ。時代は変わってきているのよ。」
一目連「じゃあどうするんだい?」
骨女「そうねぇ。まずこの教室を掃除してもらいましょう。」
カオリ「ほっ・・・」
骨女「さぁやりなさい。」
カオリ「よし…あれ?」
気付いたら教室は地平線が見えるほど広がっていた。
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68: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 23:18:39.45 ID:T9GnztG/0
カオリ「こ、こんなの出来るはずないじゃない!」
一目連「わがまま言っちゃって。罰なんだ・か・ら!」
一目連はカオリを蹴飛ばした。
カオリ「キャッ!何するのよ!」
「!?」
輪入道「おいおい、百叩きはダメで、蹴るのはいいのかぃ?」
一目連「さぁね、でも蹴ったのは生徒じゃなくて、雑巾だぜ?」
骨女「しょうがない。私がこ・の雑巾で掃除するか。」
カオリ「なんのよこれー!!いやー!助けて!!」
69: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 23:23:30.49 ID:T9GnztG/0
カオリ「なんで雑巾になってるのよ!?誰かー!」
輪入道「やれやれぇ。冗談だよ。」
一目連「そうそう、冗談、冗談!」
骨女「まさかぁ、本気にしてないわよね?」
カオリ「なにいって・・・、あれ?!」
カオリは元の姿に戻っていた。
カオリ「冗談ではすまないわ!許さない!」
骨女「あらやだ!この子、自分のしたことを棚に上げて!」
一目連「これよりひどいことしていて良く言うね」
輪入道「まったくだ。」
カオリ「何!?磯野君のこと!?いいじゃない!磯野君にもいい思いしたんだから!」
「こんなの面白くもなんともないわ!」
一目連「だってさ、お嬢。」
70: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 23:26:46.87 ID:T9GnztG/0
閻魔あい「闇に惑いし哀れな影よ
人を傷つけおとしめて
罪におぼれし業の魂!」
閻魔あい「イッペン、氏ンデミル?」
カオリ「えっ?」
72: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 23:38:37.48 ID:T9GnztG/0
カオリ「ここは?ねぇ、あなた!ここどこ?!」
閻魔あい「」
カオリ「ねぇってば!ねぇ!おねがい…ねぇ…!教えてよ…!」
閻魔あい「この恨み、地獄へ流します。」
チリーン
73: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 23:41:55.66 ID:T9GnztG/0
カツオ「…終わったね。」
中島「…うん。」
・・・・・・・・・
カツオ「僕、飲み物もってくるよ…。」
中島「…うん。」
中島「っ!磯野!…あれ?」
ガラ
マスオ「おーい、二人とも。流したかい?」
「・・・あれ?カツオ君は?」
74: 名も無き被検体774号+ 2011/03/13(日) 23:46:51.01 ID:T9GnztG/0
カツオ「あれ?ここは?」
閻魔あい「」
カツオ「! 地獄少女!なんで!?」
閻魔あい「あなたは地獄へ流されるわ。」
カツオ「どうして!?地獄は氏んだあとでしょ!?」
閻魔あい「あなたを流した人がいたの。」
カツオ「な…なんで…どうして僕が…」
閻魔あい「この恨み、地獄へ流します。」
チリーン
78: 名も無き被検体774号+ 2011/03/14(月) 00:04:31.25 ID:T9GnztG/0
花沢「カツオ君がカオリちゃんと…許さない、許さない…。」
「ふふふ・・・・いい気味だわ。磯野君。」
「ふふふ・・・」
骨女「怖いねぇ、女の嫉妬は。」
一目連「しかも勘違いだろ、あの子の。」
輪入道「ショックで休まなければなぁ。こんなことにならなかっただろう。」
閻魔あい「・・・」
「アナタノ恨み、ハラシマス。」
80: 名も無き被検体774号+ 2011/03/14(月) 00:10:04.17 ID:7bT22YKG0
どうも1です。終わりです。
gdgdですいません。初めてスレ立てて、しかもそれがSS。
緊張しまくりでした。
ちゃんと筋道立ててから書くべきでした。
これで地獄少女が好きっていうのが伝われば幸いです。
地震で大変ですけど、頑張りましょう。
81: 名も無き被検体774号+ 2011/03/14(月) 00:11:10.29 ID:NKNwrAsm0
>>80
感動した
84: 名も無き被検体774号+ 2011/03/14(月) 00:27:03.31 ID:qH7pfANh0
マスオが一番悪いやつだな
※ママタルトの大鶴肥満さんが作者だそうです。
参照元:http://toki.2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1299862794/