スポンサーリンク
319: 本当にあった怖い名無し:2010/07/06(火) 23:37:16 ID:hmi75m/Q0
んじゃ、あまり怖くはないかも知れんが俺も一つ。
今から十数年前、俺がまだ消防だったころの話だが、ある朝起きてみんなで飯食ってると、
父ちゃんと母ちゃんが「おったな」「おったねえ」みたいなことを話してる。
何かと思って尋ねてみると、両親がこんなことを話してくれた。
当時俺らはボロっちい借家住まいで、八畳ほどの部屋が寝室だった。
布団を敷いて親子五人雑魚寝していたのだが、夜中に両親はふと目を覚まし、
父「おるな」母「おるね」
両親曰く、その時見えない“何か”の群れが大量に、俺らの周りを這いずり回っていたらしい。
何をするでもなく、ひたすらぐるぐるぐるぐる。音か気配かは分からんが、そう感じたらしい。
幸い、二人が何もせずじっとしていると、ほどなくしてそれらの気配は消えていった。
豪胆というか鈍感というか、そんな両親は「悪いもんじゃない」とか言って平然としてるが、
当然俺と姉妹はビビリあがった。普通にこえーよ。
そんな感じでビビりまくる俺らに、しかし母が続けて飄々と一言。
「だってニョロニョロだったもん」
…ニョロニョロ。
ムーミンに出てくる白いニョロニョロしてるやつね。
二人が言うには、部屋の中を這い回ってたのは、それ的なものの群れだったそうな。
夜中、部屋の中を這いずり回るニョロニョロの群れ…
想像すると微妙過ぎて怖がればいいのか笑えばいいのか分からんかった。今でも分からん。
ちなみに、それ以後そのニョロニョロ的なものが現れることはなかったとさ。
325: 本当にあった怖い名無し:2010/07/07(水) 00:32:00 ID:v7/qFXgv0
くねくねの子どもたちだったんだよ、きっと