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679: 本当にあった怖い名無し 2010/03/20(土) 07:22:41 ID:gNh6yBhQ0
盆に私の郷里に帰った時の話。
陸の孤島なので、高速降りてから車で五時間ほど山道を走る。
旦那と交代で運転して、ドライブインで遅めの夕食がてら少し休憩する事にした。
後部座席の娘(3歳)は、ずっと静かだったので寝ていたのかと思ったら起きていた。
寝ているのを起こすとぐずるので、助かったな、と思い三人でドライブインに入った。
いつもは、休む間もなくマシンガントークをする娘があまりにも大人しいので
「疲れちゃった?車に酔っちゃったの?大丈夫?」
と娘の顔をのぞき込んだが、こわばった顔で首を振るだけだった。眠いのかな、と思い
「ママと車に戻ろうか?」
と聞くと、激しく首を横に振る。眠くて機嫌が悪いにしては様子が変。
もしかして熱でも出したかと抱き上げると、しがみついてきた。そして小さな声で
「お姉ちゃんは来ないの?」と聞いてきた
「?。お姉ちゃんて?」と聞くと
「トンネルの中で乗ってきたお姉ちゃん」
トンネル?何の事か解らず、旦那と顔を見合わせてると
「お姉ちゃん怖い」
とポツリと言ってこわごわと車の方を見て
「こっち見てる・・・」
もうゾオオオオっとして、車の方振り帰れなくなって、二時間くらいドライブインにいた。
でも私も旦那も次の日仕事だし、深夜になったらもっと怖いし。
食後、娘が寝ちゃったので、意を決して車に乗りました。
綾小路○麻呂のCD最大ボリュームで掛けて。
そこからは、旦那が一人で運転してくれたのですが、(後で聞いたら一度もバックミラーを
見られなかったそうで、それも怖い!)、絶対助手席で寝ないでね、と何度も言われました。
灯り一つない山道は、本気で怖かったです。
お盆だったし、ヒッチハイクされちゃったのかな、と思い出しカキコ。