683: 本当にあった怖い名無し 2009/08/09(日) 05:12:47 ID:+aIr5SuL0
あれは、6年前の9月上旬でした。
私はいつものように、夜釣りに出掛けました。
着いた時間は確か午後8時半頃で、既に5人が釣りをしてました。
私は長い堤防の先端が好きで、皆に「こんばんは」と挨拶しながら進み、先端で釣りを始めました。
その夜は幸い、月のない夜で(明るい夜は、釣果が悪い)午前1時頃までに、目標の数を釣り上げたので、『そろそろ帰るかな』と考えた時でした。
背後から「オーイ、オーイ」と痛烈な声が聞こえてきました。
私は、「大変だ!誰かが海に落ちてる!」
と確信し、声のするテトラポットの間を懐中電灯で照らしましたが声しか聞こえません。
その時、私から20メートル位離れた場所にいた初老の釣り人が、近づいてきて
「兄ちゃんにも聞こえたのか?あれは死人だ」
「話したら家までついてくるぞ!」
幸い私は声は出してませんでした。
その人は、こうも言ってました。
「ここらでは、こんなのは度々だ」と...