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始めて書き込むから読みづらかったらゴメン
オレが働いていた施設では、新人はまず5人から8人くらいを担当して実際の雰囲気に慣れながら、仕事を覚えていくという流れだった。
そんな中、初めての担当についた利用者の一人に、その障がい者さんがいた
それまで挨拶に行った部屋の障がい者さんは、ああ、やっぱりねというような、いかもにもな障がい者だったのに、その人はかなりまともに見えたから。
ともすると普通の人に見える。唯一普通の人と違うのは、風が吹いたら飛びそうなほど線が細いことくらい。
その時は、拒食症か何かなのかな~くらいに考えていた
そしたら、障がい者さん(以下ショウタとします)は「ああ、そうなんだ、よろしくね。大変だと思うけど頑張ってね」と普通に挨拶を返してきた。
挨拶が終わるとオレはその部屋を後にし、次の部屋に向かいながらショウタさんの病状の確認を先輩にした。
先輩は「統合失調症と診断されてるね」と軽く返してきた。でも、すごく違和感があった。だって、その前に行った4.5人のうち3人くらいが統合失調症だったのに、ショウタさんだけ全然まともに見えたから。
統合失調症ってさ、マジで人じゃなくなっちゃうんだよ。言葉が悪いかも知れないけれど。
おもしろそうやん?
それからしばらくは覚えることも多く、本当に忙しい毎日を過ごしていた。他の担当の利用者さんの身の回りのお世話に、投薬の管理、雑事、本当に介護はブラックだと痛感した。
そんな状態にも慣れてきた7月くらいだったかな。ショウタさんだけは普通にコミュニケーションが取れたから、ふと思いついて投薬の確認と夕方の体調管理の時に話しかけたんだ。
「なんでショウタさんはここにいるんですか?話してる感じ、すごく元気そうですよね」みたいな、実際はかなり気を使って話しかけたけど、ともかくそんな話を振ってみた。
そしたら、ショウタさんは「君は僕の病気をなんだって聞かされてるの?」と聞いてきた。
オレは素直に「統合失調とは聞いていますけど、あんまりそんな感じがしなくて…」と答えた。
ショウタさんは笑いながら「あはは、そうだよね。人は自分に理解できないことを話す人は妄想と決めつけるし、その時点で理解をしようという心を失う。だから、一般的に見たら僕は統合失調なのかもね」と答えた
「ってことは、本当はそうじゃないってことなんですか?」と聞くと、
「僕はね、僕の父に7週間後の今日にお迎えが来てしまうから、何かやり残したことは無い?と聞いたんだ。そしたら、父は何を縁起の悪いこと言ってんだと言って僕を怒った。信じなかったんだね。でも、本当に、きっかり7週間後に父は死んだ。それからも、そういうことが続いたんだよ」と言った
「それから3年後、祖母が無くなる半年前にも、祖母に忠告したんだ。結果は同じ。祖母もまだショウタが結婚していないのにあの世になんて行くもんかいと、僕の忠告を聞かなかった。確かに、人には時間が設定されているから、それを延ばすことは出来ないけれど、でも、終わりが分かれば、出来ることは増えるのにね。だから、僕は死ぬ前に思い残すことが無いようにと、包み隠さず伝えたのだけどね」
と寂しそうに話した。
少し怖くなって、でもどうしても興味に抗えなくて「人には時間が設定されてるってどういうことですか?」と聞いた。
ショウタさんは「どんな人にも、生まれてきた時点でこの世に入れる時間が決まっているんだよ。病気で死ぬ人も、事故で死ぬ人も、老衰で死ぬ人も。」と答えた
「たしかに時間が来てしまった子もいるとは思うけれど、例えば虐待されて死んじゃう子とか、アフリカとかで生まれて間もなく死んじゃう子には別の理由があるんだ。禊みたいなものなのかな、あれは」と答えた
「なんか、それはすごくかわいそうですね」と、本当にありきたりな返答しか言えなかった。すると、
「仕方がないんだよ。どうしても、人には雪ぐために何度も酷い死を迎えなきゃいけない人もいる。そうならないように生きなければね」と少し明るく答えた
「仕方がないんだよ。どうしても、人には雪ぐために
の誤字は禊ぐため?
その日はそこでショウタさんとの会話は終わり、なんだか心の中に重石を乗せられたかのようなズンとして気持ちで残りの仕事を終え、20時に帰宅した。
「4017号室の男の人、再来週には時間が来ちゃうからね」
とすごく短く伝えられた。一瞬何を言われたのか分からなかった。オレの担当でもないから詳しい情報は知らないけれど、4017号室の利用者さんは暴れることで有名で、気に入らないことがあると子どものように暴力を振るう問題児だった。
大人の力で子どものように暴力をふるう。それは本当に怖い。そんな暴力をふるうような元気が有り余った人が、そんな簡単に死ぬわけないだろうと思った。
やっぱり、ショウタさんも妄想が入っているのかなとも思ってしまった。でも、それが間違っていたのは、すぐに思い知らされた。
すぐにカレンダーを見た。ショウタさんが言っていた通りだった。ぴったり2週間後。
背筋が冷たくなって、動けなくなった。すると先輩が、どうした?大丈夫か?顔色悪いし震えてるぞ。初めてだからショックだよな。今日は無理するなよ
と優しく声をかけてくれた。オレは朝になったら絶対にショウタさんに話を聞こうと心に決め、震えながら夜勤の業務をした。夜勤は基本的に暇なことが多いから、本当につらかった。
「ショウタさんが言っていたとおり、4017号室の方、亡くなりました」と伝えた。本当はパニックを防ぐために基本的にそういうことは話しちゃいけないんだけど、我慢できなかった。
すると「残念だけど、仕方がないんだよ。時間が来ちゃっただけ。」とこっちも見ずに答えた。オレは、夜勤しながら疑問に思っていたことをショウタさんにぶつけた。
「ショウタさんはなんで人が死ぬ時期が分かるんですか?なんでここにいるんですか?なんでそんなに冷静に人の死を忠告出来るんですか?」少し、責めるような言い方をしてしまったのを今でもよく覚えている。
ショウタさんは、少し優しい顔で「辛いんだね。分かるよ。一つずつ、答えるね。誰かが亡くなる時期は、本当は全員、感じているはずなんだよ。別にデスノートの取引をしたからもらえる特殊能力みたいなものじゃないし、本来、自分の周りの死も、自分に近づく死も、感じ取れているはずなんだよ。道端に転がっている少しだけ動くセミを見て、ああ、もうすぐ死ぬんだなって思ったことない?時間が近づくにつれて、匂いというか、なんというか、ともかく、もうすぐ死ぬというのがより感覚的に分かるんだ。ただ、人は生きていく中で色々な情報で自分の感性に蓋をしてしまうんだ。だから、どうしても、本当に死ぬ直前、人によっては死ぬまで、分からなくなってしまう」
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ショウタさんは困った顔で「オレさんはまだまだたくさん分かれ道があるから、どの道を進むかによって残っている時間が変わるけれど、最短だと1年とちょっとかな」
と答えた。オレは頭が真っ白になった。
少しの間、沈黙の時間が続いたあと「分かれ道ってなんですか?」と聞いた。だって、分かれ道を間違えなければそんなにすぐ死なないんだろうと思ったから。
そしたらショウタさんは「分かれ道はね、本当にちょっとした選択で変わることもあるし、人生の岐路みたいなこともあるから、なんとも言えないんだ。でも、ひとつ言えることは、正しいか間違ってるか関係なく、ある地点を最後に分かれ道が無くなってしまうと、そこに残った時間しか無くなってしまうんだ。あみだくじみたいなものだと思ってくれて良いかもね。最後の線を曲がったら、行きつく先はゴールでしょ?それが自分が望んだものかどうかわからなくてもさ」
と言った
ショウタさんは「毎日毎日を、自分が後悔しないように生きるしかないよ。いつ死ぬとしても、後悔が無ければ怖くなんてないんだよ」と答えてくれた。
そして「1年ちょっとで死ぬとしたら、オレはどんな死に方するんですか?」と聞くと
「正直、それはわからないよ。ただ、僕にもわからないけれど、ここ最近、最短で1年ちょっとで時間が来ちゃう人、結構いるんだよね」と答えた
そこでその日の夜勤の時間が終わって帰らなければならなくなってしまったが、その日は体が疲れているのに全然寝れなかった。そりゃそうだよね。1年ちょっとで死ぬかもなんて言われたんだから
ショウタさんはボンタンアメがすごく好きで、無くなるたびにオレが差し入れた。
ショウタさんから聞いたことをまとめると、
1.人には時間が決まっていて、それは日々の生き方のちょっとした選択で分かれ道を選んでいて、選んだ道によって残っている時間が増減する。
2.人にはもともと持っている力があって、それは成長とともに蓋をされてしまう。人や自分が死ぬ時期、どうやら霊感のようなものも
全部のやり取りを書くとすごく長いから、ここからは今まで聞いたことに加えて日記に書いてあったオレが聞いたことを追加で箇条書きにする
3.人は本来、自分が生まれてきた意味というものがある。犯罪や殺人で世を乱すなんて役目の人もいるし、そこから世を救うなんて役目の人もいる。ショウタさんに言わせると、巨大な劇場
4.本来、人は今生きている次元だけじゃなくて、他の次元とも繋がっている。ここに生まれてきた意味もどうやらそういう存在?が持たせるらしい。神様みたいなもの?
5.幽霊や霊感というのは、別の次元に存在する人や物や動物を認識出来る能力らしい。この世界で生きていた人が死んでも、別の次元(時間だったかも)では生きているし、存在も違う可能性もあるし、病気や、身体能力も違う可能性があるけれど、同じ存在らしい
6.人に分かれ道があるように、世界(次元?)にも分かれ道があるらしい。つまり、世界にも寿命というものがあるらしい
7.今まで何度も世界の寿命を迎えて滅んだ人がいたらしい
8.それは人だけじゃなくて動物にもあったらしい
9.今の世界に残されている分かれ道は8個程度らしい
ある日、仕事に行くと、ショウタさんの部屋にすぐに行った。頼まれていたボンタンアメと、コミックメガストアというエロ本を差し入れるためだ。
いつものようにノックしてショウタさんの部屋に入ると、珍しく、すごく焦った様子のショウタさんがいた。
ずっと一人でブツブツと言っている。オレはどうしたのかなと思い、声をかけると
「オレか(このころには仲も深まって呼び捨てになっていた)。大変なことになった。オレはあと4か月だ。昨日まで、そんなことは無かったんだ。なにか、大きな岐路があったんだ。それにオレだけじゃない。オレの母もそうだ。オレと同じ看護師のa澤(実はその時付き合っていた彼女)もそうだ!なんなんだ!なにがあったんだ!」
と捲し立てた。あまりに声が大きかったので、他の介護士が見に来たほどだった。オレは「大丈夫です。オレがなんとかしますから」と言い見に来た介護士をステーションに戻らせると、ショウタさんがまた驚いた顔でオレを見た。
「オレには無い…。なんなんだよ…訳が分からない…人によって違うのか?でも、同じ時期の人がこんなに近くに集まっているのに…?」
とまた一人でブツブツと独り言を話し始めた。
少したって「ごめん。少し取り乱したよ」と言ってくれたので、「少しじゃなかったけどね」と軽口をたたいた。
すると、ショウタさんは「前にオレに最短で1年ちょっとって言ったろ?時間の話。どうやら、あれ短くなったみたい。で、多分、同じ時期に何人も時間がくる。何が起こるのかは分からない。けれど、多分、僕が見ている以上にたくさんの人に時間が来る。今のところ、オレは4か月じゃない。だから、オレは時間が来ないのかもしれない。だから、オレが伝えなきゃいけないことだけ伝えないといけない」
と言った
6年後の分かれ道。日本円の崩壊かな?
利他の精神で米国株を買え?無いか。
そこで、捲し立てるように話していたものがストップした。
オレは何も言えなかった。ショウタさんがこんな風に言うなんて初めてだったし、取り乱すのも初めてだったし、いろんな人が死ぬっていうのも怖かったし
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そして、いまだに覚えている2011年3月11日。オレは日勤で働いていた。そろそろおやつの時間も終わりだなと思っていたら、まるで突き上げられるような揺れが来た。オレたち介護士や職員は、
利用者を避難させるために必死だった。
それから間もなく、避難のためにバスで高台に避難するように指示があり、オレと利用者を乗せた車は先に走り出した。
結論から言う。ショウタさんが乗った車も、オレの彼女が乗った車も、避難指示地点には、着かなかった。しばらくたってから、みんな、遺体となって見つかった
べつに今日でも大丈夫ですよ
・10年後(2020か2021)は世界線分岐のことかと思いました。
ルート1からルート4のどこかに入る。現在はどうやらルート2のようです
・大事だった人に時間が来る、は安倍元総理かと思いました。
・
そういえば、ショウタさんが、どんな分かれ道でもロシアと中国がヤバいとか言ってました
聞きたいことはこちらです。
・2025年7月に大災難という話がありますが、特に何もないのでしょうか?
小さな分かれ道の時期は2027か2028っぽく思えたので。
・ショウタさんが言っていた、大きな岐路というのは突然来ることもあるのでしょうか?
普段は冷静なショウタさんが取り乱すって相当なことだと思いました。
これは現在でも同じで、明日突然に大きな岐路が現れることもある、と。
大きなオカルトの働きなのか、何かが原因の世界線分岐なのか、
辛いお話だったのに書き込んで頂き本当にありがとうございました。
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東日本大震災の10年後はコロナじゃないですかね?!
そのあとはロシアとかどっかも戦争始めましたよね
本当なのかな?
とりあえず利他的になれという事ね。
2011年3月 東日本大震災←これで統失疑いのショウタ死亡
2019~2020年 新型コロナ←世界に影響のある事件
2025~2026年 何かしら世界各国は選択を迫られる
2028~2029年 どうあがこうと日本が参加する戦争が始める、これが世界規模の戦争かはわからない
2048~2049年 日本は大きな選択肢を迫られる
こう見るとショウタは閉鎖病棟に入ってたこともあり身の回り(日本人)の多くが選択に迫られたらそれは世界規模かもってくらいで予知(予言)能力ってよりそれなりに精度の高い推測能力って感じですかね
とりあえずショウタのご冥福をお祈りするわ
これで終わっちゃうのも名残惜しいので、なんか後日談とか聞きたいな
皆さんも気になってる「日記が無事だった経緯」とかもね
荷物の整理から日記を読んでなぜこの板に書こうと思ったの?
昨夜は寝落ちしてしまいました。
もう誰もいないと思いますが、せっかくなのでお返事します。
色々と考えてくれてありがとうございます。
オレが感じたのは、3.11と、コロナと、安倍さんが別れ道だったのかなと思ってます。
これから先のことは正直、全然分からないし、ショウタさんが見てた…というか感じてたものはオレには何も感じられないから、何をどうすれば良いのかも答えを知りません。
ですが、少なくとも、実際にオレが経験したことを盛る事なく、ありのままに書きました。
初めて書いたので文章が稚拙なのは申し訳ございません。
書き始めたのも、引っ越しを機に荷物を片付けていて、当時の日記兼仕事のメモを見つけ、久しぶりにショウタさんのことを思い出して少し怖くなり、趣味で見ていたこの板に書きました。
よろしくお願いします。
6年後の人の欲望による分かれ道はキンペーによる台湾侵攻だろうな。
そのタイミングで侵攻なのか、日本に影響がでるタイミングがその時なのかわからないけど。
それから3年後がww3。
今一番の覇権主義はアメリカで、中国は内需等が安定していて6年後はアメリカが喧嘩を仕掛けなければ少子化対策の内政に力を注いでいるはずです
生き物が居なくなるとか文明が無くなるではなく袋小路
袋小路になってしまったらどうなるのか…
既に最近の僅かな期間で生物の70%が減っている
そこに劇的な気候変動が加わってくるのだから、生き物なんかいなくなるし、作物も取れなくなる
毎日エロ本でシ◯ってんの人間って感じでいいね
サッと見た限りですけど、疑問に書いてあったことをオレが分かる限りでお答えします。
ルートに関しては、1から4があると皆さん思われているようですが、ショウタさんは分かれ道の話しかしなかったので、それがどのルートになるのかは分かりません。あくまで分かれ道が来るよということだけを言ってました。
どんなふうに死ぬのかが見えるというより、死ぬ時期が分かるというような感じでした。だから、どんな風に死ぬとか、何が理由で死ぬとかはショウタさんにも分からないみたいでした。
またシャワー浴びてご飯食べたら来ます
ショウタさんに昔「道が変わったら何か見て分かったり感じることがありますか?」と聞いたことがありました。
ショウタさんは「自分自身の道が変わった時は、景色が違って見えることが多いと思うな。いつも見ている、何度も見ている景色が綺麗に見えたり、色が無く見えたり、そういうの。世界とか、地域とか、家族とか、そういう大人数の組織の道が変わった時は、その中の雰囲気が変わったり、人の反応が変わったりするかなぁ。少なくとも、僕はそう感じたよ」
と言っていました
なんか怖いなそれ
死刑執行が決まった死刑囚とかガンで余命が告げられた人が
すべてのものが輝いて見えるとかすべてがクリアに感じられて普段とは違うように感じられた
とかよく聞くけど・・・
人の死期が分かるのなら教えてあげるべきだと思うけどね。
自分も条件が分かれば人の将来が分かるようになって同級生の
親の死因まで予知できてそれを同級生本人に教えたけど馬鹿にされて聞く耳を
持たなかったな。
約8か月後に俺が言ったとおりに同級生の父親は亡くなってしまった。
馬鹿にされて頭に来たから1度しか言わなかったけど何度も言うべきだったのかと
今でも悩んでるよ。
その同級生も今でも父親があの時に亡くなったのは自分のせいだ言ってるし。
だから本当に死期がわかるのなら言ってあげてそれで信じないのなら自己責任で
良いと思うけどね。
死期が分かる→分岐が分かる→未来予知と拡大していき
最後に自分と家族、大勢の死期が4ヶ月後に来ると分かっていながらそのまま居座る
そのまま避難バスに乗って無事死亡
この東日本大地震の時が8つある世界の分かれ道の1つだった
ディティールがしっかりしてるのはやっぱええね
参照元:https://mao.5ch.net/test/read.cgi/occult/1719145615/