1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 23:02:07.10 ID:c5bpzA
パブロフの犬
パブロフは、イヌの唾液分泌の実験中に偶然発見したと言われる。この現象に気づいたパブロフは、その後実験を重ね、条件反射の研究を行なった。当初この現象を精神反射と呼んでいたが、その後条件反射と呼ぶようになった。
実験内容
パブロフが行なった実験は、以下のようなものである。
- イヌにメトロノーム(ベル・ホイッスル・手拍子・足踏みと言う説もある)を聞かせる。
- イヌにえさを与える。イヌはえさを食べながらつばを出す。
- これを繰り返す。(上記の二つのプロセスを条件付けという)
- すると、イヌはメトロノームの音を聞いただけで、唾液を出すようになる。
これがいわゆる学習と異なるのは、つばの分泌が無意識的で自動的な調節に依存している点である。
アルバート坊や
パブロフの犬と同じような実験は、人間に対しても行われています。それはワトソンとレイナー(1920)が、アルバートという名前の乳児を対象にしたものです。
実験では「白ネズミを見せてから、鉄棒をハンマーで叩いて音を鳴らす」という行動を繰り返します。その結果、アルバート坊やは白ネズミを恐れるようになりました。
このような条件づけによる恐怖反応は、日常生活でもよく見られます。
たとえば仕事中にクレームの電話が入り、「ふざけるな!」と怒鳴られると、人によっては電話の音を聞くだけで恐怖を感じてしまうでしょう。
ちなみに、一度条件づけられた反応を消去することもできます。このことは、現在の行動分析学・行動療法などにも役立っています。
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 23:03:19.67 ID:MgVY6gZO0
アキレスと亀
内容
俊足で有名な英雄、アキレスが亀を追いかける場合、亀が最初にいた地点にアキレスが着いたときには、亀は少し先に進んでいるはず。その地点にアキレスが着いたときには、亀はまたその少し先に進んでいるはず。というように考えると、アキレスは亀に永遠に追いつくことはできないことになります。
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 23:03:57.36 ID:7b6stP/o0
コウモリであるとはどのようなことか
アメリカの哲学者トマス・ネーゲル(Thomas Nagel, 1937年7月4日 - )は、論文「コウモリであるとはどのようなことか?」(1974年)で、機能主義的な物理主義に対する反論として、意識・クオリアの主観性をコウモリを例にして主張した。
もし、あなたが人間としての脳だけを保ったまま、コウモリの体でもってコウモリの生活をしてみたのなら「空を飛ぶことは怖い。けれどちょっぴり楽しい」とか、「昆虫を食べるだなんて気持ちが悪い。でも食べなきゃ死んじゃう」とか、「洞窟の天井にぶら下がって眠るなんて変な眠り方だ。落っこちないかな」などと思い至ることだろう。しかし、ネーゲルが問うているのは、人がコウモリになった場合の感情や印象、世界の捉え方ということではなく「コウモリにとって、コウモリであるとはどのようなことか」である。つまり、コウモリの体とコウモリの脳を持った生物が、どのように世界を感じているのか、である。
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9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 23:04:00.18 ID:7rrs3RIC0
カルネアデスの板
古代ギリシアの哲学者、カルネアデスが出したといわれる思考実験の問題。カルネアデスの舟板(カルネアデスのふないた)ともいう。
概要
舞台は紀元前2世紀のギリシア。一隻の船が難破し、乗組員は全員海に投げ出された。一人の男が命からがら、壊れた船の板切れにすがりついた。するとそこへもう一人、同じ板につかまろうとする者が現れた。しかし、二人がつかまれば板そのものが沈んでしまうと考えた男は、後から来た者を突き飛ばして水死させてしまった。その後、救助された男は殺人の罪で裁判にかけられたが、罪に問われることはなかった。
緊急避難の例として、現代でもしばしば引用される寓話である。現代の日本の法律では、刑法第37条の「緊急避難」に該当すれば、この男は罪に問われないが、その行為によって守られた法益と侵害された法益のバランスによっては、過剰避難と捉えられる場合もある。
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 23:04:04.28 ID:dZQxttw40
オッカムの剃刀
「ある事柄を説明するためには、必要以上に多くを仮定するべきでない」とする指針。14世紀の哲学者・神学者のオッカムが多用したことで有名になった。
概要
「剃刀」という言葉は「説明に不要な存在を切り落とすこと」を比喩しており、「説明するために必要以上に多くの仮定を用いるべきではない」や「説明する理論・法則は比較的に単純な方がよい」などの意味で使用されることが多いため、オッカムの剃刀は思考節約の原理[注 1]や思考節約の法則、思考経済の法則とも呼ばれる。またケチの原理と呼ばれることもある。
心理学
心理学の分野においては「ある行動がより低次の心的能力によるものと解釈できる場合は、その行動をより高次の心的能力によるものと解釈するべきではない」とするモーガンの公準が知られている。
モーガンの公準とは、「低次の心的な能力によって説明可能なことは、高次の心的な能力によって解釈してはならない」という比較心理学における原則のこと。ロイド・モーガン(英語版)によって提唱された。
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 23:04:43.91 ID:7rrs3RIC0
不気味の谷
美学・芸術・心理学・生態学・ロボット工学その他多くの分野で主張される、美と心と創作に関わる心理現象である。外見的写実に主眼を置いて描写された人間の像(立体像、平面像、電影の像などで、動作も対象とする)を、実際の人間(ヒト)が目にするときに、写実の精度が高まっていく先のかなり高度なある一点において、好感とは逆の違和感・恐怖感・嫌悪感・薄気味悪さ (uncanny) といった負の要素が観察者の感情に強く唐突に現れるというもので、共感度の理論上の放物線が断崖のように急降下する一点を谷に喩えて不気味の谷 (uncanny valley) という。不気味の谷理論とも。元は、ロボットの人間に似せた造形に対する人間の感情的反応に関して提唱された。
ロボット工学者の森政弘が1970年に提唱した。森は、人間のロボットに対する感情的反応について、ロボットがその外観や動作において、より人間らしく作られるようになるにつれ、より好感的、共感的になっていくが、ある時点で突然強い嫌悪感に変わると予想した。人間の外観や動作と見分けがつかなくなるとふたたびより強い好感に転じ、人間と同じような親近感を覚えるようになると考えた。
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 23:05:05.14 ID:BvlzryvM0
ダモクレスの剣
栄華の最中にも危険が迫っていることや、そのような危険[4]、または、常に身に迫る一触即発の危険な状態をいう。
歴史のうえでは、紀元前4世紀初頭、古代ギリシア文化圏内にあったシケリア島(現・シチリア島)にて全島を支配下に収めて繁栄を謳歌する植民都市シュラクサイ(現・シラクサ)での話。その実、ギリシア神話に見られる話。 全シケリアを統べる僭主ディオニュシオス2世に臣下として仕える若きダモクレスは、ある日、僭主の権力と栄光を羨み、追従の言葉を述べた。すると後日、僭主は贅を尽くした饗宴にダモクレスを招待し、自身がいつも座っている玉座に腰掛けてみるよう勧めた。それを受けてダモクレスが玉座に座ってみたところ、ふと見上げた頭上に己を狙っているかのように吊るされている1本の剣のあることに気付く。剣は天井から今にも切れそうな頼りなく細い糸[* 1][5]で吊るされているばかりであった。ダモクレスは慌ててその場から逃げ出す[6]。僭主ディオニュシオス2世は、ダモクレスが羨む僭主という立場がいかに命の危険を伴うものであるかをこのような譬えで示し、ダモクレスもまたこれを理解するのであった
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 23:05:10.40 ID:pPve0hDX0
ラプラスの魔物
どのように複雑なものでも位置と外力を完全に正確に測ると運動が決定してしまうことから、宇宙が始まったときからすでに全ての未来が決まっており、それらのデータを解析できるだけの能力の知性の存在という概念のことである。
現代では、「全知全能の存在」や「未来はすでに決まっている」という事象を指す言葉としても小説やアニメなどで使用されることもある。
※後に、原子の位置と運動量は確率的にしか知ることができないという量子論が登場し、この概念は否定された。
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 23:05:24.40 ID:dZQxttw40
ディオゲネスの樽
ディオゲネスはソクラテスの孫弟子の一人。樽(たる)の中に住んでいたことから「樽のディオゲネス」とも呼ばれる。
プルタルコスの『英雄伝』が伝える逸話として、紀元前336年、アレクサンドロス大王がコリントスに将軍として訪れたとき、ディオゲネスが挨拶に来なかったので、大王の方から会いに行った。その時、彼は体育場の隅にいて日向ぼっこをしていた。大勢の供を連れた大王が「私がアレクサンドロス大王である」と名乗ると、ディオゲネスは「私は犬のディオゲネスです」と答えたという。大王が何か希望はないかと聞くと、「あなたがそこに立たれると日陰になるからどいてください」とだけ言った。帰途、大王は「私がもしアレクサンドロスでなかったらディオゲネスになりたい」と言ったという。
古代ギリシアの哲学者。
犬儒派(キュニコス派)の思想を体現して犬のような生活を送り、「犬のディオゲネス」と言われた。また、大樽を住処にしていた。翻訳によっては、「甕(かめ)」とも訳されるが、これは古代ギリシアの酒樽が木製のものではなく、甕であったためである。そのため、「樽のディオゲネス」ないし「甕のディオゲネス」とも言われた。
思想
ディオゲネスは「徳」が人生の目的であり、欲望から解放されて自足すること、動じない心を持つことが重要だと考えた。そのため肉体的・精神的な鍛錬を重んじた。
ディオゲネスは神託を受け、貨幣改鋳者(贋金造り)としていきなり追放された。ディオゲネスに下された神託は「ポリティコン・ノミスマ(国の中で広く通用してるもの=諸制度・習慣=道徳・価値)を変えよ」といったものだった。彼はそれに従って、実際に通貨=価値を変えてみせた。ディオゲネスはそのため、国外に追放されたのである。
この流浪の旅の中で起こったエピソードが逸話として残っている。ディオゲネスに追従していた最後のひとりの従者(奴隷)であるマネスが突如姿を消してしまった。困窮と悲惨のドン底にあった主人を捨ててしまったのだ。周囲に居た人々が、ディオゲネスを哀れに想い捜索をしようとするが、ディオゲネスが皆を止めて言った。「おかしな話だよ、マネス(奴隷)のほうはディオゲネス(主人)なしでも生きてゆけるが、ディオゲネス(主人)のほうはマネス(奴隷)なしにはやっていけないとすれば」と答え、捜索を無用とした。奴隷にまで見捨てられ天涯孤独の人生において彼自身の哲学の原点の萌芽が見てとれる。
『メガラ誌』の中でこう述べている。「ネズミが寝床を求めることも無く、暗闇を恐れることも無く、美味美食と思われるものを欲しがりもせず走り廻っているのを見て」見出すに至ったとある。
逸話
ディオゲネスは、その思想よりも奇行や言動にまつわる逸話によって知られる。
- 追放後の航海中に海賊に捕らえられ、奴隷として売られるときに「何ができるか」と聞かれると「人を支配することだ」と答えた。その際にコリントス人のクセニアデスを指さし、「この人に私を売ってくれ。彼は主人を必要としている」と言った。クセニアデスは彼を買い取ってコリントに連れ帰り、自分の子どもたちの教育に当たらせ、また家のこと一切を彼に委ねた。ディオゲネスは上手く取り仕切ったため、クセニアデスは「良い福の神が舞い込んだ」と喜んだという。
- ディオゲネスは師アンティステネスの徳に対する思想を受け継ぎ、物質的快楽をまったく求めず、外見にまったく無頓着だった。粗末な上着のみを着て、頭陀袋ひとつを持って乞食のような生活をした。神殿やアゴラでも気にすることなく食事をしては寝て「アテナイ人は自分のために住処を作ってくれる」と言った。あるときは酒樽(大甕)に住んだことから「樽のディオゲネス」と渾名されるようになった。
- 子供が手で水をすくって飲んでいるのを見て、自分はまだ至らなかったと考え、唯一の持ち物であったコップ(皿とも)を投げ捨てた。
- ディオゲネスがアゴラで物を食べているところを人が見て「まるで犬だ」と罵ったので、「人が物を食っているときに集まってくるお前たちこそ犬じゃないか」と言い返した。
- 宴会中の人たちがディオゲネスを犬に見立てて、からかって骨を投げつけると、彼は犬のように片足を上げて彼らに小便を引っ掛けた。
- 道ばたで公然と自慰行為に及び、「擦るだけで満足できて、しかも金もかからない。こんなによいことは他にない。食欲もこんなふうに簡単に満たされたらよいのに」と言った。
- オリンピアで優勝した闘技士が美しい女を振り返り見る様子を見て、「偉大な闘技士が小娘に首を捻じ上げられているよ」とからかった。
- ある人がディオゲネスに物を贈り、人々がその行為を褒めた。すると、ディオゲネスは「貰う価値のある私も褒めてくれ」と言った。
- ある人がサモトラケ島の神殿に感謝の奉納が多いと感心していた。すると、ディオゲネスは「救われなかった人が奉納していたら、もっと多かっただろう」と言った。
- 日中にランプを灯して歩き回った。人から「何をしているのだ」と聞かれ、「誠実な人間を探しているのだ」と答えた。しかし、ろくでなしと嫌な奴しか見つからなかった
- ギリシアの人たちは、ディオゲネスを笑う一方で彼を愛した。彼が住居にしている甕が何者かによって割られたとき、別の甕が与えられたという。
他にも数え切れないほどの逸話があり、シニカルの語源となった彼の思想信条(「シニカル」は、キュニコス派を指す「cynic」を形容詞化したもの)に相応しく人を食ったものが多い。しかし、これらの多くはおそらく、日本の一休噺のように、ディオゲネスに仮託して創作された小話と考えられている。
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 23:06:05.85 ID:dZQxttw40
エラトステネスの篩
古代ギリシャの学者エラトステネスが考案した素数の選別法。 自然数を小さい順に並べ、まず1を消去し、次に2、3、5…と小さい方の素数を残してそれらの倍数を消去することで、最終的にある整数以下のすべての素数が得られる。
130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 23:30:18.76 ID:JcaKHLc40
テセウスの船
パラドックスの一つであり、テセウスのパラドックスとも呼ばれる。ある物体において、それを構成するパーツが全て置き換えられたとき、過去のそれと現在のそれは「同じそれ」だと言えるのか否か、という問題(同一性の問題)をさす。
ギリシャ神話
プルタルコスは以下のようなギリシャの伝説を挙げている。
テセウスがアテネの若者と共に(クレタ島から)帰還した船には30本の櫂があり、アテネの人々はこれをファレロンのデメトリウス(英語版)[注釈 1] の時代にも保存していた。このため、朽ちた木材は徐々に新たな木材に置き換えられていき、論理的な問題から哲学者らにとって恰好の議論の的となった。すなわち、ある者はその船はもはや同じものとは言えないとし、別の者はまだ同じものだと主張したのである。
プルタルコスは全部の部品が置き換えられたとき、その船が同じものと言えるのかという疑問を投げかけている。また、ここから派生する問題として置き換えられた古い部品を集めて何とか別の船を組み立てた場合、どちらがテセウスの船なのかという疑問が生じる。
@noriagenomatu
テセウスのPerfume
— イシシノシシキラー (@noriagenomatu) March 23, 2024
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 23:06:22.21 ID:c5whxb380
スワンプマン
1987年にアメリカの哲学者ドナルド・デイヴィッドソンが考案した思考実験。思考などの心の状態や発話の内容を主体がその時とっている内的な状態だけでなく、来歴にも依存するものとして捉える彼の理論への可能な反論として提唱された
思考実験の詳細
1987年にアメリカの哲学者ドナルド・デイヴィッドソンが考案した思考実験。
ある男が沼にハイキングに出かける。この男は不運にも沼のそばで、
突然 雷に打たれて死んでしまう。その時、もうひとつ別の雷が、すぐそばに落ちる。
なんという偶然か、この落雷は沼の汚泥に化学反応を引き起こし、
死んだ男と全く同一形状の生成物を生み出してしまう。
この落雷によって生まれた新しい存在のことを、スワンプマン(沼男)と言う。
スワンプマンは原子レベルで、死んだ瞬間の男と同一の構造をしており、見かけも全く同一である。
もちろん脳の状態も完全なるコピーであることから、記憶も知識も全く同一であるように見える。
沼を後にしたスワンプマンは、スタスタと街に帰っていく。
そして死んだ男が住んでいた部屋のドアを開け、死んだ男の家族に電話をし、
死んだ男が読んでいた本の続きを読みながら、眠りにつく。
そして翌朝、死んだ男が通っていた職場へと出勤していく。
http://ja.wikipedia.org/wiki/スワンプマン
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34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 23:06:40.01 ID:r5e1NLhgO
マクスウェルの悪魔
マクスウェルの悪魔。分子を観察できる悪魔は仕事をすることなしに温度差を作り出せるようにみえる。
1867年ごろ、スコットランドの物理学者ジェームズ・クラーク・マクスウェルが提唱した思考実験、ないしその実験で想定される架空の、働く存在。
分子の動きを観察できる架空の悪魔を想定することによって、熱力学第二法則で禁じられたエントロピーの減少が可能であるとした。 熱力学の根幹に突き付けられたこの難問は1980年代に入ってようやく一応の解決を見た。
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 23:07:32.43 ID:hWwWpfmC0
ルーローの三角形
正方形に内接して転がるルーローの三角形。これを応用して、正方形に近い形の穴を開けるドリルを作ることができる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ルーローの三角形
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 23:08:09.54 ID:dZQxttw40
ロシュの限界
その内側では主星の潮汐力によって惑星や衛星は破壊されてしまう。
例えば、火星の衛星フォボスは徐々に火星へと接近しており、将来的に火星の潮汐力によってフォボスは破壊されると考えられている。同様に、海王星の衛星トリトンは徐々に海王星へと接近しており、やはり将来的に海王星によってトリトンは破壊されると考えられている。また、連星系の主星と伴星といった関係とは無関係に、天体が破壊される場合もある。例えば、惑星のすぐそばを小惑星が通過した場合がこれに当たる。小惑星が惑星とすれ違った時、惑星のロッシュ限界の内側にまで入ってしまうと、惑星によって小惑星が破壊される。
44: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:15) :2012/12/19(水) 23:08:55.34 ID:Qrp/RxdwO
ヘンペルのカラス
ヘンペルのカラスとは、ドイツのカール・ヘンペルが1940年代に提出した、帰納法が抱える根本的な問題(「帰納法の問題(英語版)」)を喚起する問題である。「カラスのパラドックス」とも呼ばれるが、パラドックスとして扱うべきかどうかには異論もある。
概要
「ヘンペルのカラス」は「全てのカラスは黒い]」という命題を証明する以下のような対偶論法を指す。
「AならばBである」という命題の真偽は、その対偶「BでないものはAでない」の真偽と必ず同値となる[2][3][4]。全称命題「全てのカラスは黒い」という命題はその対偶「全ての黒くないものはカラスでない」と同値であるので、これを証明すれば良い[2][3]。そして「全ての黒くないものはカラスでない」という命題は、世界中の黒くないものを順に調べ、それらの中に一つもカラスがないことをチェックすれば証明することができる[3]。
つまり、カラスを一羽も調べること無く、それが事実に合致することを証明できるのである。これは(この論法は)日常的な感覚からすれば奇妙にも見える。
こうした論法が「ヘンペルのカラス」と呼ばれている。
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 23:08:25.48 ID:jWK1ldsy0
悪魔の証明
「その事実はない」というような、それを証明することが非常に難しい命題を証明すること。一般的には、「無いものの証明は非常に困難」や「『ある・いる』という根拠がない。だから『ない・いない』」などの意味でつかわれる。
例えば、“地球上にツチノコはいる”という命題を証明するためには実際にツチノコを見つければよいのに対し、地球上にツチノコはいない”という命題を証明することは難しい。
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54: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:15) :2012/12/19(水) 23:10:54.00 ID:Qrp/RxdwO
水槽の脳
ある科学者が人から脳を取り出し、脳が死なないような特殊な成分の培養液で満たした水槽に入れる。脳の神経細胞を、電極を通して脳波を操作できる非常に高性能なコンピュータにつなぐ。意識は脳の活動によって生じるから、水槽の脳はコンピュータの操作で通常の人と同じような意識が生じよう。実は、現実に存在すると思っている世界は、このような水槽の中の脳が見ている幻覚ではなかろうか?
https://ja.wikipedia.org/wiki/水槽の中の脳
61: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:15) :2012/12/19(水) 23:12:01.35 ID:Qrp/RxdwO
胡蝶の夢
夢の中で胡蝶(蝶のこと)としてひらひらと飛んでいた所、目が覚めたが、はたして自分は蝶になった夢をみていたのか、それとも実は夢でみた蝶こそが本来の自分であって今の自分は蝶が見ている夢なのか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/胡蝶の夢
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 23:14:40.04 ID:dhbIfP4t0
1=0.9999.....の証明
・0.9999....=3×0.3333....
・0.3333....=1/3
2式より
0.9999....=3×0.3333....=3×1/3=1
よって
0.9999....=1
http://ja.wikipedia.org/wiki/0.999...
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 23:05:12.19 ID:NL0mFYcv0
双子のパラドックス
特殊相対性理論における運動系間の時間の遅れに関する問題。アインシュタインは、時計を例にして、このパラドックス(逆説)を提案したが、のちにランジュバンにより、互いに運動する双子の兄弟間の時間の進み方の違いによるパラドックスという形で示され、このほうが有名になった。
概要
双子のパラドックスのストーリーは次のようになる。双子の兄弟がいて、弟は地球に残り、兄は光速に近い速度で飛ぶことができるロケットに乗って、宇宙の遠くまで旅行したのちに地球に戻ってくるものとする。このとき、弟から見れば兄の方が動いているため、特殊相対性理論が示すように兄の時間が遅れるはずである。すなわち、ロケットが地球に戻ってきたときは、兄の方が弟よりも加齢が進んでいない。一方、運動が相対的であると考えるならば、兄から見れば弟の方が動いているため、特殊相対性理論が示すように弟の時間が遅れるはずである。すなわち、ロケットが地球に戻ってきたときは、弟の方が兄よりも加齢が進んでいない。これは前の結果と逆になっており、パラドックスである。
このパラドックスは、双子の兄弟の運動が対称ではないことから解決される。弟は地球(慣性系と仮定してよい)にいるのに対し、ロケットに乗った兄は、出発するときおよび、Uターンするときに加速されるため、少なくとも加速系に一時期いることになる。すなわち、ずっと慣性系にいる弟とは条件が異なるのである。
兄弟それぞれの年齢は固有時を積分することで算出できる。
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74: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:15) :2012/12/19(水) 23:15:58.75 ID:Qrp/RxdwO
神の見えざる手
アダム・スミスが自身の著作で用いた言葉(概念)です。 具体的には、市場経済においてそれぞれが自己利益を追求すれば、見えざる手に導かれて社会全体で適切な資源配分をできるため、社会の繁栄と調和につながるという考え方を指します。
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 23:17:11.65 ID:dZQxttw40
コリオリの力
円盤上からは進行方向に対し右向きの力で曲げられたように見える(下図)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/コリオリの力
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 23:17:19.56 ID:f08bh2X00
無限の猿
十分長い時間をかけてランダムに文字列を作り続ければ、どんな文字列もほとんど確実にできあがるという定理である。
比喩的に「猿がタイプライターの鍵盤をいつまでもランダムに叩きつづければ、ウィリアム・シェイクスピアの作品を打ち出す」などと表現されるため、この名がある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/無限の猿定理
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 23:18:35.94 ID:SpLukUBc0
マーフィーの法則
「失敗する余地があるなら、失敗する」「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、絨毯の値段に比例する」をはじめとする、先達の経験から生じた数々のユーモラスでしかも哀愁に富む経験則をまとめたものである(それが事実かどうかは別)。多くはユーモアの類で笑えるものであるが、精神科医や学者の中には、認知バイアスのサンプルとして捉えることが可能なものも少数あるとの見方もある
106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 23:22:24.24 ID:BYF0abJd0
あの看守と囚人に分けるやつなんだっけ?
115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 23:24:13.07 ID:FVk+HtSt0
>>106
スタンフォード監獄実験
スタンフォード監獄実験とは、アメリカ合衆国のスタンフォード大学で行われた、心理学の実験である
刑務所を舞台にして、普通の人が特殊な肩書きや地位を与えられると、その役割に合わせて行動してしまうことを証明しようとした実験が行われた。模型の刑務所(実験監獄)はスタンフォード大学地下実験室を改造したもので、実験期間は2週間の予定だった。
新聞広告などで集めた普通の大学生などの70人から選ばれた心身ともに健康な21人の被験者の内、11人を看守役に、10人を受刑者役にグループ分けし、それぞれの役割を実際の刑務所に近い設備を作って演じさせた。その結果、時間が経つに連れ、看守役の被験者はより看守らしく、受刑者役の被験者はより受刑者らしい行動をとるようになるということが証明された、とジンバルドーは主張した。
近年、スタンフォード大学より公開された実験の録音テープにより、「刑務所長役」から「看守役」へ積極的な指示・指導が為されていたとの指摘がなされ、実験結果そのものの信頼性が問われる事態となっている[2]。また、被験者の一人が発狂した振りをしたことを認めた
107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 23:22:24.96 ID:hWwWpfmC0
あれ?
クラインのツボ
がまだ出てないな
クラインの壺は、ユークリッド空間に埋め込むには4次元、曲率0とすると5次元が必要とされています。三次元空間で実現することはできないが、四次元空間では可能とされています。
また、クラインの壺はメービウスの帯二つだけからできる曲面といえます。
117: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:15) :2012/12/19(水) 23:25:49.64 ID:Qrp/RxdwO
機械仕掛けの神 デウスエクスマキナ
悲劇にしばしば登場し、特に盛期以降の悲劇で多く用いられる。アテナイでは紀元前5世紀半ばから用いられた。特にエウリピデスが好んだ手法である。
古代ギリシアの時点で既にこの手法は批判されている。アリストテレスの『詩学』において、デウス・エクス・マキナは褒められた解決方法ではなく、演劇の物語の筋はあくまで必然性を伴った因果関係に基づいて導き出されていくべきであるとし、行き詰った物語を前触れもなく突然解決に導いてしまうこのような手法を批判している。
また、"夢オチ”はデウス・エクス・マキナであり、手塚治虫は禁忌とした。 ただし現代では、漫画やライトノベルのスピンオフ作品においてはデウス・エクス・マキナの例は少なくない。 この場合は本編の主人公或いはライバルが、スピンオフ作品の主人公の危機を救うといったケースが多い。
123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 23:28:16.23 ID:zoR65Tov0
囚人のジレンマ
ゲーム理論におけるゲームの1つ。お互い協力する方が協力しないよりもよい結果になることが分かっていても、協力しない者が利益を得る状況では互いに協力しなくなる、というジレンマである[1]。各個人が合理的に選択した結果(ナッシュ均衡)が社会全体にとって望ましい結果(パレート最適)にならないので、社会的ジレンマとも呼ばれる。
1950年に数学者のアルバート・タッカーが考案した[3]。ランド研究所のメリル・フラッド(英語版)とメルビン・ドレシャー(英語版)の行った実験をもとに、タッカーがゲームの状況を囚人の黙秘や自白にたとえたため、この名がついている[4]。
囚人のジレンマではゲームを無期限に繰り返すことで協力の可能性が生まれる(後述)。囚人のジレンマは、自己の利益を追求する個人の間でいかに協力が可能となるかという社会科学の基本問題であり、経済学、政治学、社会学、社会心理学、倫理学、哲学などの幅広い分野で研究されているほか、自然科学である生物学においても、生物の協力行動を説明するモデルとして活発に研究されている
132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 23:31:04.60 ID:Mw54E+xX0
ディラックの海
相対論的量子力学において、ディラックの海とは、真空状態が負のエネルギーを持つ電子によって完全に占められている状態であるというモデル。ディラック方程式の解が負のエネルギー状態を持つことによって生じる問題を回避すべく、英国の物理学者ポール・ディラックが空孔理論の中で提唱した。
134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 23:32:10.16 ID:Sapm3ShY0
バベルの塔
「創世記」における「バベルの塔」の話は、人間が異なる言葉を話すようになった原因とされる。つまり「言語の多様化」の由来譚でもある。
旧約聖書には「バベルの塔」という呼称そのものは登場しない。聖書では単に「街」や「塔」と記述されている。
138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 23:32:56.42 ID:aSlm/kAEO
アリアドネの糸
アリアドネーは、ギリシア神話に登場するクレータ王ミーノースと妃パーシパエーのあいだの娘である。テーセウスがクレータ島の迷宮より脱出する手助けをしたことで知られる。アリアドネーという名は「とりわけて潔らかに聖い娘」を意味するので、この名からすると本来女神であったと考えられる。
日本語では長母音を省略してアリアドネとも表記される。
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143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 23:37:50.51 ID:G3ZV5EF30
二重スリット問題
『二重スリット実験』〜観測すると世界が決まる⁉知るとぞっとする世界でもっとも美しい実験
149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 23:42:12.95 ID:261mHh5y0
アスクレピオスの杖
ギリシア神話に登場する名医アスクレピオス(アスクレーピオス)の持っていた蛇(クスシヘビ)の巻きついた杖。医療・医術の象徴として世界的に広く用いられているシンボルマークである。『世界大百科事典』によると、しばしば「杖にからむ蛇」として表される螺旋(らせん)は生命力や権威などを象徴しており、「ギリシアの医療神アスクレピオスのもつ杖や,ヘルメス神の持物のカドゥケウスにおける二重の蛇の螺旋は,いずれも超自然的な力を示す」という
欧米では医の象徴として世界保健機関(WHO)、米国医師会(AMA)等のマークにも使われている。薬学のシンボルとして薬局の看板などに用いる国もあるが、薬学のシンボルとしては「ヒュギエイアの杯」(ヒギエイアの杯)が一般的である
169: オシマイ ◆ENd/0RHJkk :2012/12/20(木) 00:04:53.32 ID:o/o4jQ0X0
プロビデンスの目
150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 23:42:40.59 ID:hqBbq1+E0
セントエルモの火
激しいときは指先や毛髪の先端が発光する。航空機の窓や機体表面にも発生することがある。
セントエルモの火の名は、船乗りの守護聖人である聖エルモ(エラスムス)に由来する。彼はイタリアに向かう船に乗船中、嵐に見舞われ、船は転覆の危険にさらされる。聖人が熱心に神に祈ると、嵐はおさまる。そして帆柱の先端に青い炎が踊り出した、と伝えられているからである
156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 23:44:53.82 ID:lCrF7UFY0
アルキメデスの原理
アルキメデスの原理(アルキメデスのげんり)は、アルキメデスが発見した物理学の法則である。「流体(液体や気体)中の物体は、その物体が押しのけている流体の質量が及ぼす重力と同じ大きさで上向きの浮力を受ける」というものである。
法則の発見
この法則の発見についての故事が残っている。
当時、ギリシア人の植民都市であったシラクサの僭主ヒエロン2世が金細工師に金(きん)を渡し、純金の王冠を作らせた。ところが、金細工師は金に混ぜ物をして王から預かった金の一部を盗んだ、という噂が広まった。そこで、ヒエロンはアルキメデスに、王冠を壊さずに混ぜ物がしてあるかどうか調べるように命じた。アルキメデスは困り果てたが、ある日風呂に入ったところ、水が湯船からあふれるのを見て、その瞬間アルキメデスの原理のヒントを発見したと言われる。
この時、浴場から飛び出たアルキメデスは「ヘウレーカ(希: ΕΥΡΗΚΑ)、Eureka、ヘウレーカ」(分かったぞ)と叫びながら裸で走っていったという。
160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 23:46:46.58 ID:O7xH7BpL0
被ミュンヒハウゼン症候群
虚偽性障害に分類される精神疾患の一種。症例として周囲の関心や同情を引くために病気を装ったり、自らの体を傷付けたりするといった行動が見られる。1951年にイギリスの医師、リチャード・アッシャーによって発見され、「ほら吹き男爵」の異名を持ったドイツ貴族ミュンヒハウゼン男爵にちなんで命名された。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ミュンヒハウゼン症候群
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161: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 23:46:57.91 ID:lCrF7UFY0
チェーホフの銃
チェーホフの銃の最も初期の形態は「指示の反復」であった。これは『千夜一夜物語(アラビアンナイト)』に遡る伏線の技法で、最初に登場した際には大きな意味を持たないように思われた人物やモノが、後に再び、物語に突然侵入するように登場する、というものである[5]。
アラビアンナイトでの例
典型的な例は、『千夜一夜物語』で語られる殺人ミステリである「三つの林檎」の話にある。ストーリーの最初で、チグリス川から厳重に鍵がかけられた重く大きな箱を見つけた漁師が、それをアッバース朝のカリフ、ハールーン・アッ=ラシードに売り渡し、カリフはその箱を壊して開けさせる。そこで話はしばらく、箱の中に何重にも重ねられていたショールやカーペットの描写になるが、やがて若い女性の切り刻まれた死体が、箱の一番底に隠されていたことが露見する。カリフは、ワズィール(大臣)ジャアファル・イブン=ヤフヤーに命じて、この犯罪を捜査させる[6][7]。話の最初に描写されたショールやカーペットは、最初は何の意味も持たないが、老若2人の男が、話の中段で犯人であると名乗り出ると意味をもってくる。2人は互いに嘘つきと罵り合い、それぞれ自分が真犯人だと述べる[8]。このやりとりは、若い方の男が、女性の死体が発見された箱に入っていたものを、何重にもなったショールやカーペットを含め、正確に言ってみせ、自分が殺人者であることを証明するところまで続けられる。犯人の男は、なぜ殺人を犯したのか、ストーリーの冒頭で述べられた死体の発見に至るまでの出来事を、フラッシュバック(回想)として語る。
162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/19(水) 23:48:39.12 ID:Hx917p6o0
球をバラして組み立て直すともとの球が2つになってるやつ
バナッハ=タルスキーのパラドックス
球を3次元空間内で、有限個の部分に分割し、それらを回転・平行移動操作のみを使ってうまく組み替えることで、元の球と同じ半径の球を2つ作ることができるという定理(ただし、各断片は通常の意味で体積を定義できない)。
結果が直観に反することから、定理であるが「パラドックス」と呼ばれる。証明の1箇所で選択公理を使うため、選択公理の不合理性を論じる文脈で引用されることがある。
172: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/20(木) 00:19:00.35 ID:shvV3ZG00
事象の地平面
物理学・相対性理論の概念で、情報伝達の境界面である。
シュヴァルツシルト面と言われることもある。空間を2次元に単純化したモデルを考え、事象の地平線(じしょうのちへいせん)ということもある。
情報は光や電磁波などにより伝達され、その最大速度は光速であるが、光などでも到達できなくなる領域(距離)が存在し、ここより先の情報を我々は知ることができない。この境界を指し「事象の地平面」と呼ぶ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/事象の地平面
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173: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/20(木) 00:28:08.32 ID:7aZewdlY0
ヘイフリック限界
ヘイフリック限界とは、細胞の分裂回数の限界のこと。ここでは主に、ヒト体細胞のヘイフリック限界について記述する。
ヘイフリック限界は、1961年にカリフォルニア大学やスタンフォード大学で解剖学の教授を務めていたレナード・ヘイフリックらによって初めて発見された[1]。その後多くの研究者によって追試され、ヒトの様々な臓器から得られた細胞を培養すると由来臓器に固有な分裂回数で増殖を停止すること、年齢の高いヒトからの細胞は分裂可能回数が少ないこと、遺伝的早老症患者から提供された細胞は健常者のそれより分裂可能回数が少ないことなど、多くの発見が生まれた。なおこの発見は、アレクシス・カレルの唱えた「普通の細胞は不死である。」という説を覆すこととなった。
180: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/20(木) 00:28:08.32 ID:7aZewdlY0
ノックスの十戒
推理小説を書く際のルール・方針の一種。『犯人は、物語の当初に登場していなければならない』『探偵は、読者に提示していない手がかりによって解決してはならない』などの項がある。探偵小説十戒。《ロナルド・ノックスが1928年に著書で発表》
170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/20(木) 00:06:16.64 ID:v/D+gKkW0
フェレンゲルシュターデン現象