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@ASCIIART_NOVEL
そう言えば近所に石仏のようなものがあるんだよ。
母が生まれる前から道端に立っていて、
土の道からアスファルトに舗装される時に祠が追加された。
そして数年前に道祖神と書かれた石塔がわきに立った。
でも地元の年寄りは「あれは道祖神なんかじゃない」って言うんだよ。じゃあ何なのって聞いたら、
じゃあ何なのって聞いたら、
「分からない。でも絶対に道祖神じゃない」
「道祖神は向こうのコンビニの横に立っている馬の頭をした神様。あれがこの通りの道祖神」
「こっちの石仏は道に背を向けてるし、そもそもあれができた時、ここは道でなく溝だった」
「道祖神じゃない。なのに道祖神と名付けている」
「絶対によくない」
道祖神と名付けられた石が背を向けている道は、なぜか他の道より広くて、
でも空き家だらけで人がほとんど住んでいない。周りの土地より低くて、日照時間が短いからすぐ暗くなる。
50メートルほど進んで床屋が見える頃になると道が上がって太陽が照り出す。
住んでる人もよそに移りたいと言い出す人が多くて、年々人口が減っている。
道祖神じゃない何かの正体は役所の人に聞いてもわからない。
こういう何かは各地にあるんだろうなと思う。
考察してくれてる人がいるので追記すると、この石仏が向いてる方向には川がある。
かつてはただの荒れ野だったけど、よそを流れていた川がしょっちゅう氾濫するために
水を逃がすため作られた人工の分流。石仏とどっちが先にできたかは分からない。
で、その川の向こうには私が時々言及してる、古い神社がある。
石仏の視線とはギリギリかち合わないけど、この神社は古くて怖い神社で、
神社の鳥居に向かい合う形で家を建てるとその家は滅びる。と言われている。
あと、別のリプで言ってる「川底から首だけの稲荷狐(?)が出てきた川」は、
この川。この辺はWW2で銃弾とかぶち込まれた跡があったりする地域で、
壊れちゃいけないものが壊れた形跡が残ってる。
@ASCIIART_NOVEL
数十年前に川を広げるためにダイナマイト爆発させたら川底から出てきた首だけの稲荷(?)とかもあるぞ!あと隣の駐車場の持ち主が変わるたびに土地のど真ん中に立ってる兵隊さんが目撃される(おいでよ因習村
そんなところ。答えは無い。
あとね、こんな怖い神社なのに、管理してる人間がらしくなくてね。
長年神社を守ってきたおじいさんが20年くらい前に亡くなった後、跡を継いだおじさんがダメな人で、
神社ほったらかしで酔っ払って遊び歩いて、結局残念な感じですぐ引退して、
その後に来た人はもっとダメで、神社内でカラオケ大会や花火大会をしょっちゅう開き、
お焚き上げを派手にやりすぎて怒られたり、川にゴミを捨てたり、
神社内に謎のオブジェやグッズを配置したりして、少し前にいなくなった。
今は誰が管理してるか知らない。そんな感じ。
@splashspiral
もしかしたら観音様じゃないかな
廃仏毀釈で破壊・投棄された石仏が今になって再開発なんかで発見されて、改めて丁重に奉られたりもしてる
@kusannnn
現場を知らないから断定できないけど、元々、馬のってのは馬頭観音で川に向いてるのは地蔵菩薩。お地蔵さんは川で亡くなったりの人の為で、馬頭さんは交通の要所としてのもの。両方とも神社にまつわる系統じゃないから近くのお寺さんに聞いた方が正確な由来とかが判明するかもしれません
後日談
今から寺の同級生訪ねて石仏のこと知らんか聞いてくるわー。
ただいま。なんぼか分かったことがあったので追記しとく。石仏の正体ははっきり分からなかったけど、
良い物じゃないと理解した。うちの地元の連中アホや。(長いリプになるよ)
お寺の人たちは何も知らなかった。道祖神って書いてあるなら道祖神ではないでしょうか、って感じ。でも朝から焼き鳥と般若湯で宴会してるダメなお爺さん達が居て(住職?の友達)、酒の肴に色々教えてくれた。全員初対面。
以下そのまま筆記
爺さんA「あの石は石仏かどうかも分からん。人の形しとるが怪しいもんよ」
爺さんB「もともとこの辺は地蔵や祠がたんとあってな。由来のはっきりしとるありがたーいもんから、どっから来たか分からん変なもんまで、ようさんようさんあったんや。昔は田舎はみんなそやったんやで」
爺さんA「おまはんの家にもあったやろ。おまはんの爺さんがぶっ壊した祠や。えらいもめたんやで」
私「存じませんが祖父はアホやったので」
爺さんズ「(笑)」
爺さんC「生き埋め井戸、あるやろ」
私「そんな恐ろしい物がこの町に」
爺さんD「ちゃうちゃう、今は息抜かず言うんや」
私「それはうちの隣の駐車場ですね」
※大きな古い井戸があった土地。地元の土建屋が更地にした時に井戸を埋め立て、息抜きを作らなかった。息抜きは井戸の神様がよそに移れるように設置されるパイプ。
爺さんC「あの土地を買うたり借りたりしたもんは、みんな病気になりおる。息抜き作らんなんてアホの土建屋や。でも、ここらの土建屋や不動産屋はアホばっかりや。若いモンは比較的マシやけどな。あれよ。バブルの時にアホがめっちゃアホしおったんよ」
爺さんA「あったなあ。お地蔵さんシャベルでゴリゴリ壊したりしとったなあ」
爺さんC「子供の背丈くらいの鳥居がようさん並んどる土地があって、土建屋が木槌持ってぶっ壊して回ったりな」
爺さんB「あいつらみんなロクなことにならんかったなあ。ええ気味や」
爺さんC「でな、土建屋もアホやったけど極めつきのアホがおってな。大工の◯◯って知っとるか」
私「問題のある家ばかり作ってた人ですね。同級生の祖父です」
爺さんC「なんせクソ田舎で古い時代やったからよ、消防車入れへんような作り方したり、隣の家押し潰すような家こさえたりしたんや」
爺さんC「でよ、そのアホ大工の親父もアホでよ。そいつがあの石の立っとった溝作りよったんや」
爺さんD「それ俺知らんで。でもあの溝危なかったなあ。めっちゃ深いのに囲いもなんも無かったもんなあ」
爺さんB「落ちた子おったやろ。車も落ちたやろ」
爺さんA「人喰いドブや。そう呼んどったで」
爺さんC「当時役所もアホでよ。何もせんと放置よ。そんで、いつの日か、あの石が突然立っとったんや」
爺さんA「ホンマかあ。記憶違いちゃうか。俺もよう覚えてへんけど」
爺さんC「いやいやホンマや。いきなり立っとった。せやから石屋の△△が疑われたんやで。お前が置いたんちゃうかて」
爺さんC「あの石、元から変な形してたんやで。頭はちゃんと人間やったけどな。何となく誰も片付けんと溝のとこに居座って、それから何でか、溝に落ちるやつが少ななったんや」
爺さんB「ホンマかあ」
爺さんD「日本昔ばなしと記憶混ざっとるんちゃうの」
爺さんC「せやかてお前らも、あの石盗まれた時のことは覚えとるやろ」
爺さんD「覚えとるわ」
爺さんA「あれ何やったんやろな」
爺さんB「一ヶ月くらい石が無うなってな。泥だらけになって戻ってきたんやけど、元と違う方角向いとったんや。その方角の家が燃えたんやで。偶然やろけど」
爺さんC「とにかくあの石はありがたいモンやないで。道祖神やないのは、そら、そやろ。溝に出てきよったんやから」
爺さんD「花そなえるモンもおったけど、構うやつほど変な目に遭っとったなあ。女取られたり泥棒に入られたり」
爺さんA「ま、ほとんど偶然やろけどな」
私「コンビニの所の馬の神様は道祖神なんですかね。馬頭観音?」
爺さんA「はっはっ。アレはただのカスや」
爺さんB「石屋が勝手に作ったもんや。めっちゃ新しいんやで、アレ」
爺さんD「いや、もともとあそこにはちゃんと古い道祖神がおったんやけど、車がぶつかって壊れてな。代わりや、代わり」
爺さんA「代わり言うたかて、アレは無いやろお。なんで元と違うでざいんにするんや。何か変やし」
爺さんD「でもアレをこさえるまでは事故酷かったやないか。観音様は観音様やで。バカにしたらアカン」
爺さんC「ま、一番偉いのは川向こうの神社やけどな」
爺さんB「✖︎✖︎様は、偉いな」
爺さんD「偉いけど、最近管理のやつらふざけとるんちゃうか。若者はどう思う」
私「めっちゃ迷惑です。大晦日と正月に一日中Jポップ流すの何なんですかね」
爺さんD「せやから、めっちゃバチ当たっとるやろ。大きな声では言えんけど」
爺さんC「地元のモンが怒ってボイコットするから、日当一万円でよその町のモン呼んで祭りするんやと。何や、あの金髪のヤンキーども。アホちゃうか」
爺さんD「バチ当たっとるやろが。えげつないほどバチ当たっとるのに、なんであいつら気づかへんのや。信心なんて無いから分からんのか」
爺さんA「とにかくよ、アホが一番怖いんや。若者、あの石拝んだりしたらアカンで。無視しとき。何が入っとるか分からんぞ。拝むんなら✖︎✖︎様や」
と、いう会話をしてきたよ。
東京行きたいな(オラこんな村嫌だ)
これで本当に終わり。おそまつ。
参照元:https://twitter.com/splashspiral/status/1732763899001208994