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常軌を逸した家を語る本「屋根裏に誰かいるんですよ」
@ikazombie
この本よかった。精神科医として数々の"常軌を逸した"家を訪問した筆者が語る、「家は心休まる空間であると同時に、狂気を培養する孵卵器でもある」という視点が面白い。少なからず他人の目がある外と違い、自分の価値観だけが正となる自宅は、時間の積み重ねとともに妄想や妄執の濃縮装置となりうる。
私は学生時代に消防点検のバイトをしていたことがあり、現場が大きな団地とかだったとき、全体のうち1、2軒そういう“常識からズレてる”家があったので感覚としてもよく分かる。今でもよく覚えているのは、各部屋の棚の上に人形の頭がたくさん並んでて、すべて部屋の中心を向く角度で置かれてた家。
客観的には異常なんだけど、住んでる人からしたらロジックがあるんだろうなと今さら思う。例えば方角を決めてお守りを置いてる家とかフィギュアをたくさん飾ってる家は普通にあるわけで、それらが組み合わさったり少しずつズレていったら結果的に前述のような内装になった家も生まれうるなと。
あと玄関口で家主から「この団地は壁の隙間からハウスダストが出てくる、毎日咳が止まらない」と玄関口で愚痴られて、部屋に入ってみたら明らかに掃除をまったくしてなくて埃まみれだった家とかもありました。懐かしき、わが青春の日々。
絶版になってるくさいけどおすすめです。
— ジェット・リョー (@ikazombie) July 29, 2022
参照元:https://twitter.com/ikazombie/status/1552903885122981889
10月には文庫化決定。
河出書房新社さんがソッコーで文庫化して再販に動いてくださったそうなので、興味ある方はぜひぜひ。
— ジェット・リョー (@ikazombie) August 4, 2022
河出書房新社
「家は心休まる空間であると同時に、狂気を培養する孵卵器でもある」
【感謝】ジェット・リョー @ikazombie さんがTwitterで紹介してくださった春日武彦『屋根裏に誰かいるんですよ。』超特急文庫化が決定です! 10月なる早、文庫なのでお安く、そしてデザインはこのまま!!
— 河出書房新社 (@Kawade_shobo) August 4, 2022
皆のコメント
@obana2010
学生の頃アパートの大家さんと警察が来て、別の部屋の住人が「屋根裏からユニットバスの天井経由で部屋に侵入して、調味料を盗まれている」と言っているので、部屋を調べさせてくれと言われたことがあります。続報はありませんでした。
@simoz53833321
私たちは日々社会活動することで“常識”を校正しているんでしょうね。精神が傾くのはふとしたキッカケで明日は我が身かと思います。
@nomtonic3
いやあ、全く正常な人間を自負している私の家にも誰かいるよ。
ずっといるよ。見えないけど一緒に生活してる
@Nekotanekokichi
春日武彦せんせー!
この方の著作にずいぶんと助けられました!
@aratomomi
大物家具買う前に、階段通れるかどうか事前に寸法とっておこうよ…
@FF1GSVSTEeZ5VFJ
夜中になると天井を動き廻るネズミの足音が聞こえるので眠れず困っていたが最近ユーチューブで巨大なヒキガエルがネズミを
を補食している映像を見つけた。ネズミが断末魔の悲鳴を上げていた。それを最大音量で天井に流したら、今の所、ネズミの跳梁はない。
@Milkcatnxt
サンドウィッチマンの伊達さんは留守番のアルバイトをしていて依頼主の理由が家に幽霊が出るだったが一度も見なかったそうです でも相方さんの富沢さんの自宅では不思議な体験をしているそうです。
@cIvAKGbuzT9JtEg
これ、おもしろそうφ(ΦωΦ)メモメモ
ちょうど昨日読んだ『ひとんち』
あちらはフィクションだけれど見ているところは似てる。