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※胸糞注意
実話を元にしたとんでもないホラー映画「アングスト」
とんでもねぇ映画を知ってしまった。
全額自費で創った映画を1週間で上映打ち切り、ヨーロッパ全土で上映禁止、ビデオも発売禁止にされて全財産吹っ飛んだ監督すごい……「取り返しのつかない心的外傷」……「覚悟してご来場下さい」……
めちゃくちゃ気になるけど絶対観たくない…… pic.twitter.com/ccLgSCXrIT
— うるっと (@urrrrrr09) October 18, 2020
アングスト解説
『アングスト/不安』は1983年に公開された映画です、事実を元にした殺人鬼映画で、当時は世界中で上映禁止となりました。それが37年の時を経て遂に解禁。
見た人を不安と不快のどん底に叩き込む映画『アングスト/不安』、 本国オーストリアでは即上映打ち切りとなり、世界各国でも上映禁止や発禁になったという、いわゆる“封印映画”です。40年近く前の映画を2020年に観たらどれくらいヤバいのか? というタイムカプセル的なスリルも味わえますが、実際には“問題作”とか“衝撃作”などという言葉は逆に不適切なのでは……と頭を抱えてしまうような恐ろしいシロモノです。
監督自身もヤバいのでは?という不安を感じる。
本作は、オーストリアの連続殺人鬼ヴェルナー・クニーセク(現在も獄中)による一家惨殺事件が題材です、創作ではなく、実際に起こった事件です。同時に、監督のジェラルド・カーグルは本作の製作に全財産を投げ売って業界から引退したそうで、本気でヤバい人が何らかの思いに駆られて撮ってしまった映画ということで、不思議な重みも感じざるを得ません。
ざっくり概要
幼少期から残虐性を垣間見せていた主人公。複雑な家庭環境、大人たちによる体罰、性的行為の強要などなど、精神がひん曲がるには十分すぎる要素。16歳で母親をメッタ刺しにし(かろうじて存命)、逮捕後にサディズム的な性癖があることを打ち明けるが、医師は「彼の責任能力を否定する理由にはならない」と数年の禁錮だけで世に放ってしまいます。案の定、老婆を撃ち殺して再び逮捕され、精神異常の訴えは退けられるも10年未満でシャバへ。本作で詳しく描かれるのは、このあたり以降に実際に繰り広げられた恐るべき惨殺事件である。
殺人鬼モノなのに妙にアーティスティックな映像
他の殺人鬼モノと一線を画している理由としては、ジョン・レノン「イマジン」のミュージックビデオを出掛けたズビグニェフ・リプチンスキが撮影監督を務めているのが大きいです。リプチンスキはアナログ実験映像とでも言うべき創意工夫あふれるカメラワークを披露していて、低予算の自主映画だと思って観ていると意外なほどアーティーな映像を堪能できます。
▼『アングスト/不安』予告動画: https://youtu.be/StQiz2Ke_gM
▼見ないほうがいいです。
実際に起きた事件のウィキペディア記事(次ページ)