青空文庫で読める怖い話、怪談をまとめました。
青空文庫とは、著作権が消滅した作品や著者が許諾した作品のテキストを公開しているインターネット上の電子図書館です。なかには「文豪」の怖い話が読めてなかなか面白いです。
また面白いものがあれば追加するかも知れません。
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【青空怪談】青空文庫で読める怖い話20選
田中貢太郎「竈の中の顔」
※理不尽さが怖い話
概要： 不気味な黒僧に一夜の宿を借りる。不思議なことがあったのでそのことを話そうとするが、温泉宿の主人は「そのことを誰にも話してはいけない。話しては命に関わる」という。
※理不尽さが怖い話
概要： 不気味な黒僧に一夜の宿を借りる。不思議なことがあったのでそのことを話そうとするが、温泉宿の主人は「そのことを誰にも話してはいけない。話しては命に関わる」という。
H. P. ラヴクラフト「ダゴン」
※青空文庫で読めるラヴクラフト
概要： 青空文庫で読めるラヴクラフト氏の作品。代表作のひとつ。太平洋上で遭難してしまった主人公だったが、一夜明けてみると奇怪な島に漂着していた…。短めでさっくり読めます
※青空文庫で読めるラヴクラフト
概要： 青空文庫で読めるラヴクラフト氏の作品。代表作のひとつ。太平洋上で遭難してしまった主人公だったが、一夜明けてみると奇怪な島に漂着していた…。短めでさっくり読めます
山川方夫「箱の中のあなた」
※怖さが反転する話
概要： 観光客の男に頼まれ写真を撮ってやる女。しかし、男は暴漢だった。正当防衛で殺したはずだったが…。途中から怖さの質が反転する怖い話。短いのでさっくり読めます。
※怖さが反転する話
概要： 観光客の男に頼まれ写真を撮ってやる女。しかし、男は暴漢だった。正当防衛で殺したはずだったが…。途中から怖さの質が反転する怖い話。短いのでさっくり読めます。
岡本綺堂「影を踏まれた女」
概要： 影を踏まれると寿命が縮む―――そんな子どもじみた迷信があるが、それを気に病み、街を歩けなくなってしまう女性。女性を助けようといろいろと手を尽くすが…。
概要： 影を踏まれると寿命が縮む―――そんな子どもじみた迷信があるが、それを気に病み、街を歩けなくなってしまう女性。女性を助けようといろいろと手を尽くすが…。
小川未明「海が呼んだ話」
概要： 浜から町へ越してきた、あるおじさんの過去についての話。前半は牧歌的な風景にほのぼのしたけど、後半からラストにかけてどんどん雰囲気が反転する
概要： 浜から町へ越してきた、あるおじさんの過去についての話。前半は牧歌的な風景にほのぼのしたけど、後半からラストにかけてどんどん雰囲気が反転する
小酒井不木「卑怯な毒殺」
※ちょっとした星新一味を感じさせる怪奇小説
概要： 病室の一隅には、白いベッドの掛蒲団の中から、柳の根のように乱れた毛の、蒼い男の顔が、のぞいていた。その顔の下半分には、口だけが孔あなとなって、厚い繃帯ほうたいがかけられてあった。
※ちょっとした星新一味を感じさせる怪奇小説
概要： 病室の一隅には、白いベッドの掛蒲団の中から、柳の根のように乱れた毛の、蒼い男の顔が、のぞいていた。その顔の下半分には、口だけが孔あなとなって、厚い繃帯ほうたいがかけられてあった。
田中貢太郎「空中に消えた兵曹」
概要： みるみるＳ中尉の顔色がかわった。Ｎ大尉も気が注ついた。「Ｍ兵曹か」「そうだ」「どうしたのだ」「さあ」「どこからいなくなったのだ」「箱根へかかるまでは確かにいたのだが」「それはたいへんだ」
概要： みるみるＳ中尉の顔色がかわった。Ｎ大尉も気が注ついた。「Ｍ兵曹か」「そうだ」「どうしたのだ」「さあ」「どこからいなくなったのだ」「箱根へかかるまでは確かにいたのだが」「それはたいへんだ」
あじさい「佐藤春夫」
概要： あの人があんなふうにして不意に死んだのでなかったら、仮にまあ長い患のあとででもなくなったのであったら、きっと、あなたと私とのことを、たとえばいいとか決していけないとか、何かしらともかくもはっきりと言い置いたろう
概要： あの人があんなふうにして不意に死んだのでなかったら、仮にまあ長い患のあとででもなくなったのであったら、きっと、あなたと私とのことを、たとえばいいとか決していけないとか、何かしらともかくもはっきりと言い置いたろう
泉鏡花「星あかり」
概要： さらっとしていた書き出しから味まり、いつの間にか不気味な世界になっている。じんわりと怖い話。
概要： さらっとしていた書き出しから味まり、いつの間にか不気味な世界になっている。じんわりと怖い話。
坂口安吾「夜長姫と耳男」
概要： オレの親方はヒダ随一の名人とうたわれたタクミであったが、夜長の長者に招かれたのは、老病で死期の近づいた時だった。親方は身代りにオレをスイセンして、
概要： オレの親方はヒダ随一の名人とうたわれたタクミであったが、夜長の長者に招かれたのは、老病で死期の近づいた時だった。親方は身代りにオレをスイセンして、
【青空文庫】短編
岡崎雪聲「子供の霊」
概要： 私が十三歳の時だから、丁度ちょうど慶応三年の頃だ、当時私は京都寺町通きようとてらまちどおりの或る書房に居たのであるが、その頃に其頃そこの主人夫婦の間に、男の子が生れた。すると奇妙なことに…
概要： 私が十三歳の時だから、丁度ちょうど慶応三年の頃だ、当時私は京都寺町通きようとてらまちどおりの或る書房に居たのであるが、その頃に其頃そこの主人夫婦の間に、男の子が生れた。すると奇妙なことに…
小酒井不木「死体蝋燭」
※これは怖い話ではないかもしれませんが、面白かったので
概要： 「お前に懺悔ざんげをしなければならぬことがある。わしは今、世にも恐ろしいわしの罪をお前に白状しようと思う。幸いこの暴風雨では、誰にきかれる憂いもない。耳をさらえてよく聞いておくれよ」
※これは怖い話ではないかもしれませんが、面白かったので
概要： 「お前に懺悔ざんげをしなければならぬことがある。わしは今、世にも恐ろしいわしの罪をお前に白状しようと思う。幸いこの暴風雨では、誰にきかれる憂いもない。耳をさらえてよく聞いておくれよ」
【青空文庫】怖い童話
ハンス・クリスティアン・アンデルセン「赤いくつ」
概要： 子供らしい赤い靴への執着が、ひどすぎる話になってしまう童話。子供向けではないと思います。
概要： 子供らしい赤い靴への執着が、ひどすぎる話になってしまう童話。子供向けではないと思います。
小川未明「金の輪」
概要： かなたを見ますと、往来の上をひとりの少年が、輪をまわしながら、走ってきました。そして、その輪は金色に光っていました。太郎は目を見はりました。かつてこんなに美しく光る輪を見なかったからであります。
概要： かなたを見ますと、往来の上をひとりの少年が、輪をまわしながら、走ってきました。そして、その輪は金色に光っていました。太郎は目を見はりました。かつてこんなに美しく光る輪を見なかったからであります。
ネズの樹 グリム童話
概要： 「こういわれて、男子がこの中なかへ頭をつっこんだ途端に、ガタンと蓋を落おとしたので、こどもの頭はころりととれて、赤い林檎りんごのなかへ落ちました。それを見ると、ままははは急きゅうにおそろしくなって、「どうしたら、のがれられるだろう？」と思いました」
概要： 「こういわれて、男子がこの中なかへ頭をつっこんだ途端に、ガタンと蓋を落おとしたので、こどもの頭はころりととれて、赤い林檎りんごのなかへ落ちました。それを見ると、ままははは急きゅうにおそろしくなって、「どうしたら、のがれられるだろう？」と思いました」