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43: 無頼・ザ・キッド1/2 2012/07/07(土) 13:51:48.98 ID:DTto/G8/0
永井豪の「無頼・ザ・キッド」
人口爆発と食料不足による世界的な問題が上がっていた80年代、
解決策として決闘・殺人を合法化した日本。
そこら中で西部劇さながらの決闘が繰り広げられているが、
銃を持てるのが16歳からであるため、高校生活において
一年生はヒエラルキーの最下層におかれ上級生に虐げられていた。
主人公無頼万次郎は17歳だが、留年して一年生に在席しており同級生を守るヒーローだった。
無頼のクラスにはおしとやかで優しいAという女生徒がいた。
彼女は体が弱いようで、いつも体育の時間も見学していた。
ある時、学園に賞金稼ぎのBという男が現れる。
BはCという父親殺しで指名手配になっている男子学生を探しており、この学園に目を付けたらしい。
しかし学園にはCという学生は存在せず、学園長はBにお引き取り願うも
「自分の嗅覚は間違いない」とそのまま周囲をうろついていた。
ヒロイン純の調べた情報によると少年Cは父親に暴力を奮う母を守ろうと父を射殺。
しかし16歳以下の拳銃使用が禁じられているため、Cの方が罪に問われ追われている。
さらに賞金稼ぎのBは実力はあるくせに小物や弱い者相手の
確実な賞金首しか狙わず、どんな汚い手段も使うと悪名高かった。
44: 無頼・ザ・キッド2/2 2012/07/07(土) 13:53:41.44 ID:DTto/G8/0
それから数日経ち、授業中Bがグラウンドから全校生徒に対し拡声器で呼び掛ける。
その足元には太った中年女性が倒れていた。
「この学園に潜むCに告ぐ!お前が出てこないのは勝手だが、
お前の母親がどうなってもいいのか!?」
Bは女性に暴行を加えはじめるが、学生たちはCなんて知らないので困惑しながら見守るしかない。
そんな中、Aが青ざめた表情でふらふらと窓際に歩み寄る。
暴行は苛烈を極め、ついには血が吹き上がり、顔中が腫れ上がった。
それでも母親は叫ぶ。
「C逃げて!私のことはいいから出てこないでおくれ!」
そこにAが泣きながらかつらと眼鏡を外し、母親の下に走りよる。
Aの正体がCだったのだ。
「母さん、僕だよ!分かるかい!?」
次の瞬間、Cは喉元を撃たれ死亡。
撃ったのは母親で、実はBの部下の変装だったのだ。
事が済み、BはCの首に縄を括り付け、車で引きずり持ち去ろうとする。
無頼はそれをさせず、Bに決闘を申し込み射殺したがCはもう帰ってはこないのだった。
48: 本当にあった怖い名無し 2012/07/07(土) 18:56:39.77 ID:mc/wqk1G0
>>43
すごい展開だけど世界観のせいかすんなり受け入れられる感じ
面白そうだな
51: 本当にあった怖い名無し 2012/07/07(土) 20:52:28.31 ID:+PgT54h+O
とりあえずAは女子生徒なんだよな? でCは男子生徒なんだよな?
Aは女装してたわけ? そのことに学園長をはじめとして誰も気がつかなかったわけ?
Aは家に帰ってないんだよな? じゃないとCの家までBは分かっている(母を連れ出しててもおかしくないわけだし)から家で待っとけばいいわけだし
55: 本当にあった怖い名無し 2012/07/08(日) 00:51:12.60 ID:p4rLZI6i0
>>51
そう、男子学生Cがかつらと眼鏡で変装(女装)しAと名乗っていた。
学校の籍もA(女子)として入っているからCの名はない。
クラスメートも皆女子だと思っているから「Aさんはきっといい嫁になるよ」とか言っている。
Cは父殺し後すぐに蓄電しているから家には戻っていないと思う。
母親がBに痛め付けられている時に過去がフラッシュバックして
たまらず飛び出してきた感じ。