【後味の悪い話】読切漫画「どうしようもない僕にエルフが降りてきた」

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220本当にあった怖い名無し2022/01/04(火) 17:39:24.26ID:hk9ycVYN0>>230
ジャンププラスの読切漫画「どうしようもない僕にエルフが降りてきた」

主人公はエルフが大好きでエルフが登場するエロゲーをプレイするのが趣味なフリーターだった
ある日近所の神社の前を通りかかると突如空間に裂け目ができ、そこから一人の女性が出てきた
気絶してその女性を思わず自宅まで連れ帰ってしまった主人公だったが、その服装や持ち物、耳から彼女を本物のエルフだと断定する
そしてエルフとのちょっと非日常的でラブラブな生活に妄想を膨らませる
しかし、目を覚ましたエルフは主人公をいきなり殴り飛ばし、会話をしようにもエルフが喋る言語を全然理解できず意思疎通ができなかった
それでもゆっくり仲を育んでいけば理想の生活を送れると思い込むも現実は違っていた
エルフにとって人間界の空気は合わないのか、外に全く出ようとせず部屋の片隅で俯きじっとして会話をしようともせず
たまにヒステリーなのか訳のわからない言動で主人公に当たり散らかしたり、暴れて物を壊したりする
食事もコンビニで買ったようなものは体が受け付けないのか食べようとしても吐いてしまい
無添加や無農薬の食品であればなんとか食べれたものの、その手の物は値段が高いため、主人公はバイトを増やす事でなんとか賄ってきた
一ヶ月後、美しかったエルフは老婆のように衰えてしまい、風呂にも入らずトイレにも行けないで垂れ流すため悪臭すら漂っていた
貯金を使い果たしてまで尽くしたのにまるで見返りがなく迷惑をかけるだけのエルフに殺意すら抱き始めた主人公だったが
ある日テレビでコンビニに刃物を持った外国人らしき老人が意味不明な言葉を呟きながら刃物を持って暴れていたため警官に射殺されたというニュースを見る
そしてその犯人の姿が映った瞬間、エルフは何かを呟きながら涙を流していた
主人公はあの老人はエルフの仲間なのかもしれない、と思い、他にも仲間がいる可能性を考え、エルフを車椅子に乗せてエルフと出会った神社へと向かう

221本当にあった怖い名無し2022/01/04(火) 17:40:24.62ID:hk9ycVYN0>>224>>225>>273
神社へ着いた瞬間エルフの持っていた杖が光りだし、恐らくこの神社はエルフが元いた世界と繋がりが薄いため魔力が使えるのだろうと推測する
するとエルフは杖をかざし呪文を唱えたのか、主人公ごとどこかへとワープする
どこかのビルの裏でへと飛ばされた主人公とエルフは一人の女性と出会い、その女性を見た途端エルフは泣きながら抱き着いた
主人公は女性から色々話を聞く、女性はエルフの仲間の女戦士であるという事、魔王を倒すための旅をしていたが魔王の配下の魔法によってこの世界に飛ばされた事
女性は現在売春して金を稼いで生活している事、コンビニに現れた老人は勇者であり、もう一人の仲間の武道家も自殺したという事
そして女性はこの世界で一人生きていくだけで精一杯でエルフの事はどうにもできず、もう元の世界にも帰れないだろう事を話し去っていく
帰路に着く中で初めてエルフはつたないながらも日本語で話し始める「今までありがとう、でももういいよ」と
主人公は所詮別世界のエルフと一緒に暮らしていけるはずがなかったのだと、言葉通りエルフを置き去って帰ろうとする
しかしエルフが川に飛び込もうとしたのを見て主人公はエルフを止める
主人公はエルフの事を都合のいいアニメやゲームのような理想通りの存在だと勝手に思い込んでいた
けれどエルフも自分と同じように生きている、そんなエルフを置いていく事はできない、と主人公はエルフに語り
言葉が通じたのか、そこで出会ってから初めてエルフは笑顔を見せるのだった
それからしばらくしてエルフはベッドの上で冷たくなったまま動かなくなりその翌日にはまるで最初から何もなかったかのように忽然と消えていた
こうして主人公は元の生活へと戻ったが、もうエルフのエロゲーを手に取る事はなくなった

225本当にあった怖い名無し2022/01/05(水) 00:38:10.80ID:sMrRLRoq0
>>221
ジャンププラスのスレでも、
歴代最悪の胸糞漫画としてかなり有名な作品。
とにかく誰も幸せにならず、ただただ陰鬱な気分になる、本当に嫌な漫画。
無料で読めるから、鬱漫画好きな人はぜひ検索して読んでみて欲しい。