スポンサーリンク
354: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/12/06(日) 11:40:39.92 ID:de6EhV080.net
横溝正史の小説「女怪」
探偵金田一耕助は生涯結婚をしていないし身内もいない
(孫を自称する少年のことは置いといてw)
しかし彼も恋をしたことはある
その相手はバー「虹子の店」を経営する未亡人の虹子
金田一は特に何を言うわけでもないが友人でもある警部から見れば惚れているのはバレバレ
しかし虹子にとっては常連客でしかない
虹子にはイケメンで華族の恋人・賀川がいる
虹子の夫は病死しているが長髪ヒゲ黒眼鏡という怪しい新興宗教をやっている男が虹子に付きまとう
金田一と警部は独自の調査で虹子の夫は病死ではなく、耳の穴にピンを突き刺されて殺されたのではないかと推理する
黒眼鏡の男は夫の頭蓋骨を掘り出して、ピンの痕跡から虹子が夫を殺したことを探り当てて脅迫で暴力的に関係を持っていた
元夫もサディストで虹子の体には傷痕が今でも残っていて、耐え切れなかったのが殺した理由
虹子は賀川への愛のためと暴行から逃げるために黒眼鏡の男を殺す
賀川は突然姿を消した
金田一は黒眼鏡の男は賀川の変装であり、金持ちで優しいイケメンとしての姿で虹子を愛することと、黒眼鏡の姿で脅迫してサディスティックにいたぶる二面性を持っていたことを推理する
そして賀川は乳母に宗教家やめて虹子と一緒に平凡に生きていこうと思うと言っていた
恋人を殺してしまったことを知った虹子は自殺
金田一は真相を書いた手紙を警部に送る
そこにはしばらく旅に出ると書かれていた
「安心してください。僕は決して自殺したりしませんから」とも
実際金田一は自殺したりしないでその後も探偵を続けているし
虹子のことも結婚したいとかそういうのではなくおっさんが片思いをしているだけで
虹子もかわいそうな女と言えばそうなんだが幸せになるために男を殺した女が
それで自分の恋人を知らずに殺してしまったというのが不憫というよりも厭な気持ちになった
355: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/12/06(日) 12:02:11.69 ID:vKDWXrDc0.net
殺人事件が起こらないと話にならないのが推理小説とはいえ、
簡単に殺しすぎる登場人物が多すぎるよねw
しかしその華族も自業自得だな
虹子が殺人も厭わない女とわかってて、脅迫を続けたんだから
357: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/12/06(日) 13:45:08.36 ID:xE+dCX1l0.net
まぁでも、不可解な殺人事件の犯人が猩々(オランウータン)だったなんてのよりはマシかな