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56: 本当にあった怖い名無し 2012/09/24(月) 01:29:05.09 ID:e664ewz30
嵐で荒れる海の中溺れた王子を助けて岸に上げるが
王子が目を覚まして自分の姿を見たら嫌われると思い
その場から離れた後ノコノコやってきた他国の姫が
姫「私が王子を助けたのよ」の嘘
その嘘を真に受けて結婚する王子
海底の魔女に声と引き換えに人間になれる魔法を
かけてもらい無事人間になるが王子の結婚に絶望してまた魔女に
人魚「元の人魚に戻した下さい」
魔女「王子の血を浴びれば人魚に戻るよ」
と言い人魚姫の美しい長い髪を短剣に変えてくれた魔女
しかし人魚姫は王子を殺すことは出来ず海に身を投げて自殺。
ここまでが絵本で知っていた内容、原作を見たらその後続きが有
「人魚姫の死後、人魚姫は空気の精となり天国に昇るが
その事に気づいた者は誰も居ない。」
最後まで救われない人魚姫に他国の馬鹿姫とこんな姫と
結婚するバカな王子に「悲恋」をテーマにした絵本なのに後味悪い・・・
58: 本当にあった怖い名無し 2012/09/24(月) 03:05:00.71 ID:vCliSTR7P
>>56
童話は、もともと口伝での、虐げられる人間側からのメッセージとかがベースになってる事が多い。
なのでオリジナルは大体後味が悪い。
67: 本当にあった怖い名無し 2012/09/24(月) 11:42:46.17 ID:ohU5aoXJ0
で、思い出したんだけど、この話を原作にしたオペラが後味悪い。
湖で暮らす水の精は、通りかかった人間の王子に一目惚れし、
結ばれるために人間になりたいと思う。
水の精の老人(王様?)は、人間になりたければ魔女に頼めばいい、
でもそんなことをすると不幸になるよ、みたいなことを言う。
水の精は王子が好きなので、魔女のところに行く。
魔女は水の精を人間にしてくれるが、そうなれば代わりに声を失うし、
王子と結ばれなければ両方とも破滅するよ、と言う。
水の精は王子恋しさに承諾してしまう。
68: 本当にあった怖い名無し 2012/09/24(月) 11:47:00.50 ID:ohU5aoXJ0
人間の娘になった水の精を見た王子は、
彼女の美しさに一目惚れして城に連れて行く。
やがて城では二人の結婚式が行われようとするが、
その頃には口もきけず素性のわからない水の精に対する
王子の愛はすっかり冷めてしまっている。
そこに他国の王女がやってきて「なんであんな得体の知れない女と!
私の方がずっと魅力的なはずよ!」と王子を誘惑。
王子もあっさり誘惑されて水の精を捨てる。
水の精は悲しんで泉に身を投げるが、その時に天変地異が起こり、
驚いた王子はパニック。他国の王女はというと、
そんな王子をあざわらって去っていく。
69: 本当にあった怖い名無し 2012/09/24(月) 11:51:22.22 ID:ohU5aoXJ0
水の精は湖で、水の精にも戻れず、人間にもなれない
中途半端な身の上を嘆く。
そこに魔女が現れて、水の精に戻りたければ
王子を殺せという。
そんなことはできないと答えると「人を殺して初めて人間と言えるのさ」
とひどいことまで言われてしまう。
そこに王子が水の精を探しにやってくる。
水の精は今の自分はどちらにもなれない中途半端な存在で、
助かるにはあなたを死なせるしかないけど、そんなことはしたくない、と言うが
王子はむしろ殺してくれと言う。
水の精は王子に口づけし
(水の精を裏切った男は、当の水の精にキスされると死んでしまう)
冷たくなった王子を抱いて水の底へと消えて行く。ここで終わり。
一応例の童話が原作らしいが、どーなんだこれって……。
同じ童話原作でも、「ヘンゼルとグレーテル」なんかは、
原作以上のハッピーエンドになってるのに。
70: 本当にあった怖い名無し 2012/09/24(月) 12:03:43.78 ID:8ZepOAVw0
ある意味ルサルカ(水の精)は王子の魂を手に入れ、
裏切った王子は死んで(でも自分の意思で)落ち着くところに落ち着いたエンディングなんじゃないか?
人魚姫だけ死ぬなんて! 王子は何も知らず幸せになるなんて!
っておとぎ話よりは地に足ついてるような気がする。