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338: 本当にあった怖い名無し 2011/04/10(日) 16:58:42.45 ID:IkcAxRpa0
母親の実家の近くのお寺のはなし
数十年前、寺には年老いた住職が居たが、後継者が居ない事に悩んでいた。
ある時、近所に独学で僧侶になる為の勉強をしてる人が居るという話を聞いた。
その人は本職は先生なんだが、なにかのきっかけで寺や仏教に興味を持ったらしい。
んで、会いに行ったら好人物だったので
「自分の死後はうちの寺を頼む」という口約束をした。
この時点で先生は既にいくつかの僧侶関係の資格(?)を取得していたが
話を聞いてますます熱心に勉強してさらに上位の資格を取っていった。
気がつくと、先生は立場の上では住職より格上になっていた。
この事に住職がへそを曲げてしまった。
それで後を継ぐという話は無かった事に。
先生もバツが悪かったのか、抗議などもせずそのまま引き下がった。
その後しばらくして住職は亡くなった。
勿論、先生がそのお寺に入る事もなかった。
今でもこのお寺は無人のまま。
ただ、廃寺になったという訳ではなくて、
なにか祭事がある場合は近くのお寺から住職が出張して来る。
ちなみに母方の菩提寺。
去年の夏にお参りに行ったんだがやっぱり無人のままだった。
あんまり後味悪くもないか・・・
339: 本当にあった怖い名無し 2011/04/10(日) 18:27:12.50 ID:2XUYXgrF0
>>338
いやいや、十分後味悪いよ
檀家の人たちはなおさらなんじゃないかな?
年老いた僧侶といえどもそういう心から
逃れられなかったんだなと思うと感慨深いけどさ
大体自分みたいな一般人からするといくら資格とっても
実際に僧侶として仏門に身を捧げていた期間が長い分
住職>>>>>先生なんだけどなあ