後味の悪い話

【後味の悪い話】出版社業界の実情

573: 本当にあった怖い名無し 2018/01/09(火) 00:33:04.75 ID:S8i/PARf0

鬼女ネタで思い出してひさしぶりに
知ったのは去年だけど起こったのは何年も前の実話

ある男が、小説を応募して賞を取った
アニメやゲームの原作も多い大手出版社の賞で、
受賞者は作家デビューが決定だったから、男は新人作家になった
20代後半で2年もかけた労作がむくわれた。
自分の担当編集者になったのが、やり手と評判の人物で、新人作家は幸運だと言われた
担当編集者の評判は新人作家の男もデビュー前からよく知っていた
編集は裏方仕事なのに担当編集者になった男は、異常な出たがり魔で、
インタビュー、イベントに出まくりで社外でも有名だった

担当編集者は男の最初の晴れの舞台になった受賞者インタビューにも割りこんできた
異例だったが、担当編集者と他に担当する先輩作家が一緒にイベントに出ている時のように
新人作家も卑屈に仲良しアピールした
デビュー作は評判も売り上げも悪くなかった
担当編集者は自分が担当した新人なので、自分が出ていたラジオでも宣伝した
2ちゃんでもすぐに話題になった
男は意気込んで第二巻を書いた
自分のデビュー作がアニメやゲームになって大金を手にする日が来るのも遠くないみたいだった

574: 本当にあった怖い名無し 2018/01/09(火) 00:38:13.22 ID:S8i/PARf0
だけど2巻が出る前に男の運命は狂った
男の作品にステルスマーケティングの疑惑が出たから

馬鹿みたいなきっかけだった
2ちゃんのレーベルのスレで新人作家の作品が急に話題になって「作者スレを立てよう」と言い出した奴がいた
それを見た別の人間が新人作家のスレを立てたのだが、
言い出した奴には気に食わない形だったらしく、立てられたばかりの新人作家のスレに善意でやった者への中傷をした
そいつは自分で別に新人作家のスレを立てると、「先のスレは荒らしが立てたから無視しろ。あそこは流す」と宣言して埋め出した
2ちゃんの運営は荒らしだとして、
埋め立てしている人物が利用していたサーバーを公開した
サーバーは男の作品を出している出版社のものだった

出版社にいる人間が業務で2ちゃんの自社小説スレにしつこく書き込み、スレ立ての誘導をしていた
炎上騒ぎになって、会社からの書き込み容疑をかけられたのが
新人作家の担当編集者の出たがり魔だった。

頻繁に更新していたツイッターは、書き込みがばれるとぱったりとまった
直後に予定していたイベント放送も「大人の事情」で中止した
都合の悪い説明責任は放棄する出たがり魔の対応は疑惑を濃くした
前代未聞の不祥事に大手出版社も沈黙して読者からの問い合わせにも答えなかった
炎上中に過去の書き込みも検証されて、出たがり魔の関係した作品には類似した話の流れがあったのがどんどん見つかった。

騒ぎが過熱する間の出たがり魔はチキンだった。
イベント出演は事前告知しないでゲリラ出演、雑誌取材は写真にモザイクする情けなさだった
釈明もゼロなせいで、新人作家自身もステルスマーケティングに関わっていた疑惑が向けられた

出版社や担当編集者が最悪な対応をするせいで、新人作家に釈明の機会はなかった
それどころか2巻の出版すら消えて新人作家自身も哀れにも消えた

575: 本当にあった怖い名無し 2018/01/09(火) 00:42:00.67 ID:S8i/PARf0

思ったより長くなったけどこれがラスト
 
これだけでも後味悪いのに、それからもどんどん悪くなる
騒動の元凶なのに担当編集者は無事だった
ほとぼりが冷めると出たがり病も再発させた
ツイッターのアカウントは数年後にこっそり削除した
担当編集者は編集長昇進もした
だが無能が判明して会社に打撃を与えただけで短期間で会社を去ったけど傷は小さかった
売れっ子作家の担当編集の仕事はちゃっかり握っていて会社退職後も収入源を確保していたからだ

ステルスマーケティング疑惑が起こってから、出たがり魔は新しい作家や作品でヒットを出せてない
それでも、出たがり魔は過去の遺産とネット小説のおかげでヒットメーカー、名プロデューサーと言われていて
本を出したり今もイベントに招待されて創作論を語っている

2ちゃんの書き込みも新人作家のことも黒歴史にしている
出たがり魔にとっても、新人作家の男はとっくに死んだ存在になっている

579: 本当にあった怖い名無し 2018/01/09(火) 05:28:43.14 ID:DLe12U7E0
>>573
作家と編集者の名前が知りたい

618: 本当にあった怖い名無し 2018/01/14(日) 04:15:19.74 ID:WSZZUJZN0
>>579
電撃 ステマで検索すると全部出てくる有名な話

576: 本当にあった怖い名無し 2018/01/09(火) 00:58:07.54 ID:5DAaIDaB0
そういえばこの前までやってた「妹さえいればいい」ってアニメ最終回が「ラノベ作家の人生ゲーム」とかいうやつでは
「担当編集が原稿無くした」「無理やりメディアに顔出しさせられ叩かれて心が折れた」
「担当に勝手に文章変えられた」「担当が強引に変えた内容のせいで大不評となって打ち切りになった」
「イナズマ文庫作家になったはいいが担当編集のステマがバレた」「実写ドラマ化された、三回休み」「アニメが作画崩壊とクソ脚本」
だのそういうコマばっかりだから、そんなのは業界ではよくあることでこれから乗り越えて行けばいいんじゃね

577: 本当にあった怖い名無し 2018/01/09(火) 01:05:30.47 ID:8ZDHvZT50 (1/1回レス) [sage] [-]
>>576
乗り越えるというか幸福ポイントがひたすらマイナス値を伸ばしてゆくゲームだったね
大手メジャーに進出しなかったプレーヤーが一番マシで勝利するという

578: 本当にあった怖い名無し 2018/01/09(火) 01:15:23.20 ID:5DAaIDaB0
そういえば某講談社だか星海社の敏腕編集者は
佐藤友哉「クリスマス・テロル」で編集者の◯◯から重版童貞と言われ、
原稿を足で踏みつけられた、もう作家やめてやる、と名指しで書かれたり
京極夏彦を怒らせたため同氏の「百鬼夜行シリーズ」で編集者の名前をもじったキャラが勘違いで殺される哀れなキャラになってたり、
筒井康隆「ビアンカ・オーバースタディ」で雑誌がなかなか出なかったせいでせっかく書いた原稿が何年も世に出なかった、◯◯が悪い、と書かれたり、と同じく悪い評判あるけど
佐藤友哉はその本をきっかけに純文学方面で開花したとも言われるし、その作家もまだまだ希望はあると思いたい

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