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588:本当にあった怖い名無し:2006/02/12(日) 04:18:49 ID:tbGZngo40
海外ドラマ『サード・ウオッチ』
一応レスキュードラマなんですが、警察・消防・救急の主人公9名が原因で
窮地に陥る人や死亡する人が多すぎる。
第11話「孤独との戦い」から、救急隊員の後味悪い話。
救急隊員のドクとカルロスは通報を受けて、ある中国人一家のアパートへ向かう。
到着した隊員が見たものは、民族色豊か(もの凄く怪しげ)な部屋のベットに寝かされた少女。
高熱に苦しむ少女の顔面には、針治療用の針が何本も突き立てられている。
(顔面針千本状態の異様な光景に、救急隊員のドクとカルロスはドン引き)
すぐに搬送しようとする救急隊員を、なぜか引き止める少女の母親。
母親は英語が話せないので、隣人が何とか片言の英語で通訳するには
「父親が帰ってこないと病院には連れていけない」と言う。
(通訳した隣人は、英語も中国語も片言レベルだったと思う)
娘が苦しんでいるのに、母親は「病院は駄目」「父親が帰るまで待て」と
病院への搬送を頑なに拒否し続ける。
救急隊員の二人は少女の病状から「父親が帰宅するまで待てない」と判断。
母親が「連れて行くのは駄目ーー!」と泣き叫ぶのを振り切り、救急病院に搬送する。
589:588 続き:2006/02/12(日) 04:20:51 ID:tbGZngo40
これで少女はまともな処置を受けられると、病院の廊下で安心するドクとカルロス。
ところが処置を始めた少女の容体が急変。
あっという間に心肺停止状態に陥った少女は亡くなってしまう。
投与された抗生物質に激しいアナフィラキシーショックを起こしたらしい。
少女が亡くなった直後に病院に駆けつけた少女の父親は、
「どうして娘のアレルギーについて説明できる自分を待たずに治療したんだ!」
と泣き崩れる。(父親は英語が話せたと思う)
母親は娘の体質が分かっていたから、父親が帰るまでの応急処置として針治療を施していた。
母親は東洋医学の信奉者でも、父親の言いなりになっている訳でもなかった。
英語が話せないから、救急隊員に説明する事が出来なかっただけ。(だから必死に搬送を拒んだ)
自分達の『正しい判断』が少女の死を招いた事に、ドクとカルロスはショックを受ける。
観ていた自分も「母親ヤバすぎ」とか思っちゃったから、後味悪かった…。
590:本当にあった怖い名無し:2006/02/12(日) 05:02:41 ID:YPO6lSuY0
父親も英語で娘の症状を書いたお守りとかドッグタグみたいなものを
娘の首からぶら下げるとか、母親や隣人に英語で書いた説明文を
手渡しといたらいいだけの話にみえるんだが。