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421: 本当にあった怖い名無し:2007/11/28(水) 21:27:16 ID:MQfNF5sy0
CLAMPの昔の漫画。
主人公は心優しい霊能者。
神社で呪いをかけてる女性を見つけ思わず邪魔をする。
事情を聞く主人公に女性は涙ながらに語る。
幼い娘が変質者に殺されたこと。
しかし変質者は犯行時まともじゃなかったという診断が出て無罪になったこと。
このままじゃ娘が浮かばれない。
法律が裁けないというなら、私も法律が裁けない方法で復讐してやるんだということ。
事情を聞いた主人公は、女性の気持ちはわかるがそんなことしても娘は喜ばない、
復讐なんて忘れろと説得する。
しかし女性は聞き入れず号泣するばかり。
422: 本当にあった怖い名無し:2007/11/28(水) 21:27:57 ID:MQfNF5sy0
(続き)
どうしようもなくなった主人公は、霊能力を使って娘の霊を呼び出す。
娘の霊は泣きながら女性にまとわりつく。
霊感のない女性は娘の姿をかろうじて視認できても声が聞こえない。
娘がしゃべってる内容を主人公に聞く女性。
娘の霊を呼び出したら、きっと母親を説得してくれる。主人公はそう信じていた。
だが幼い娘は泣きながら「殺して。あいつを殺して。
私をこんな目に合わせたあいつに復讐して」とささやき続けていた。
主人公は真実を告げることができず「娘さんも復讐を思いとどまって
お母さんに幸せになって欲しいと言ってます」と嘘をついた。
それが娘の気持ちだと信じた女性は復讐を諦めた。
娘の霊は主人公に向かって「嘘つき」と言って消えていった。
自分が正しいのかどうかわからなくなりながら、主人公は帰っていく。
423: 本当にあった怖い名無し:2007/11/28(水) 23:38:04 ID:2+OFUrXrO
>>422
「東京バビロン」←確かバビロンは英字 だった気がする。
主人公は陰陽師だったはず。懐かしいな
428: 本当にあった怖い名無し:2007/11/29(木) 00:03:47 ID:LEAA4BF20
>>422
霊能者の偽善っぷりが後味ワルーですね
434: 本当にあった怖い名無し:2007/11/29(木) 09:30:49 ID:y91dnwUH0
>>428
まったくだ。
しゃしゃり出てきて止めさせたくせに
何の代案(解決策)も提案してないのな。
駄目な上司みたいなやつだ。
435: 本当にあった怖い名無し:2007/11/29(木) 10:47:01 ID:cE2g3bhV0
でも、よくドラマとかで生前の被害者と知り合いでもなんでもないやつが
「彼だってきっと悲しむわ!」とか
「彼女はこんな事望んでないわ!」
とか言うのを見ると、定番の台詞とはいえモヤっとしてた俺からすると
その漫画はちょっと読んでみたい。
436: 本当にあった怖い名無し:2007/11/29(木) 11:04:48 ID:g0+548eh0
>>435
ちなみに他にも後味悪い話が多い。
前述の心優しい霊能者主人公は、移植を待って死にかけている少年と知り合う。
悩んだ末に自分の臓器を少年にあげようと決心して母親の元に向かうが、
息子のことでノイローゼになっていた母親は、
「あなたの臓器をちょうだい」と錯乱して刃物を持って襲いかかる。
主人公はめっぽう強いはずなんだが、母親に手を挙げられず防戦一方。
そこに主人公の友人がかばいに入って刺され、失明する。
激しく後悔する主人公。
な話もある。
440: 本当にあった怖い名無し:2007/11/29(木) 12:59:27 ID:9RkENzqz0
>>436
主人公かばって失明した友人って、、、
実は知り合った頃から主人公を殺すかどうか決めかねていて
結局最後は殺すことにしたんだよね。
473: 本当にあった怖い名無し:2007/11/29(木) 22:54:09 ID:wdHGAirt0
東京バビロンと言えば、
>>440
にも上がっている友人の設定も後味悪いな。
彼は獣医をしていて、温和でホモで天然ボケが売りのキャラだった。
主人公も獣医学部に解剖がなければ入っていたであろうというくらい動物好きということで、意気投合していた。
実は獣医をしていたのは、術を使った際の反動を受け止める依代にするため。
それが明かされるシーンでは犬の内蔵がベローン、ってなっててよろしくない。
ラストではお姉ちゃんも死ぬし、決着付かないしで、
基本的にアスカ、ウィングスに代表されるあの手の
漫画はエンディングらしいエンディングを付けない
(どころか未完のまま風化したり)から全般的に後味悪い。