誰に言っても信じてもらえない話 第4話
317 :本当にあった怖い名無し:2005/07/05(火) 21:04:13 ID:lYT9wwWX0
昔、巷で流れた都市伝説“ドラえもんの最終回”。
あらすじは、のび太が川に落ちたボールを拾おうとして川に飛び込んで、植物人間になってしまうってやつ。
私はその最終回を読んだ事があるんです。
その都市伝説自体、流れたのはもう随分前だったと思うけど、
当時私は、それを噂ではなく完全に事実として受け止めていました。
単に子供だったからではなく、“その最終回を漫画で読んだ事が有ったから”。
たしか単行本や小冊子ではなくて 何かの雑誌だったように記憶してますけれど 、それ以上は覚えていません。
当時はその都市伝説を聞いても、
「ああ、その話読んだなぁ」程度にしか思わず、確認する事も有りませんでしたし。
けれど、子供心にあのストーリーは衝撃的だったのか、その“自分で読んだ最終回”は今でも忘れられません。
冒頭はいつもののん気な雰囲気で。
川に落ちたボールを拾う為、その場に居たしずかちゃんにカッコ良い所を見せる為、
周りの制止に構う事無く川に入るのび太。
「あぶ、あぶっ、たすけてえ!」なんて叫びは深刻なんだけど、いつもの回と同じような雰囲気で叫ぶのび太。
しかし、ページをめくると、場面は一転して病院。
とても暗い嫌な雰囲気の中、医者から説明を受けるママとパパ。そしてドラえもん。
「僕が(事故当時現場に)居てあげられたら……」と泣き悔やむドラえもん。
依然泣き続けるママをバックに、涙を押し留め、
「せめて、ボクが……」と呟きながら、ベッドの上で動かなくなったのび太を見つめるドラえもん。
そしてラストシーン。
大きなコマに描かれた亜空間
(?ごめんなさい、何て言えば良いのか判りません。◎を幾つも重ねて歪ませた感じでした)
の奥に向かって、笑顔でのび太を導くドラえもん。
そして笑顔で導かれていくのび太。二人は笑顔のまま……
私は確かにドラえもんの最終回を読んだ事があるんです。
一番最後のコマ、ドラえもんとのび太が笑顔を湛えながらこの世を後にする。あのシーンが忘れられません。
318 :本当にあった怖い名無し:2005/07/05(火) 21:13:16 ID:lYT9wwWX0
と、書き込んでから気付く。
植物人間どころか死んでるよのび太。
「せめて、ボクが……」の所は、
『自分はロボットだからいつまでも傍に居てあげる事が出来るよ』的な意味合いで、
「一緒に居るよ」みたいな事を言っていたのかもしれません。
何分、幼い頃の記憶なので全然定かでは無いです。
その“幼かった”所為なのか、部分部分、絵や構図ははっきり覚えていても、
セリフが殆ど覚えられてなかったりします。昔の記憶ってそんな風ですよね。
そんな記憶があやふやな所を含んでるお陰で、よりリアルに感じられる事も有って、
いつまで経ってもこの記憶が自分の勘違いや捏造じゃなくて、
本当に何かに掲載されてたんじゃないかと思い続けてます。
誰に言っても信じてもらえない話ですが。
もし何かに掲載されてた話なら、どなたかご存知ありませんか。
328 :本当にあった怖い名無し:2005/07/05(火) 23:47:51 ID:OO+fxrQ+0
>>317
その都市伝説って、どっかのドラファンが同人作品として発表した物がベースになってるらしい。
数年前、この話の作者のHPで、この件についてなんたらかんたら書いてあるのを読んだ記憶がある。
発表されたのは漫画形態では無かったような気がするけど、そういう系統の物を読んだのかもよ。
334 :本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 00:24:18 ID:pcJVWo/J0
>>317
同人誌っていうんだっけ?漫画家の卵みたいな人やマニアが作る雑誌。
それ読んだとか?
336 :317:2005/07/06(水) 00:28:55 ID:vlbp2Mv00
>>328,>>334
レスありがとうございます。
記憶の中で確信している情報媒体は、“雑誌か小冊子だった事”と“漫画だった事”です。
もしかしたら、その系統の同人誌……だった、のかなぁ。
……だとしたら、何でそんな同人誌が、ドラえもんとも同人とも程遠い我が家に置いてあったんだろうか。
ワードに「同人誌」入れてぐぐってみましたけど、
私と同じように雑誌か何かで、非公式の最終回を読んだ事のある人が他にも居られるらしいですね。
意外だったと言うか安心したと言うか、より真実が恋しくなったと言うか………
ちなみ、実際の最終回「さようならドラえもん」は単行本で。
他の2つ(※アニメ・雑誌)はネット上であらすじだけ読んだ事があります。