ホラー

【洒落怖】短い怖い話6つ「戦艦長門」

戦艦長門

~戦場・戦争にまつわるオカルト~

62 :本当にあった怖い名無し :2006/07/02(日) 17:13:01 ID:wmH8WCeb0
現代に大東亜戦争時の日本海軍の軍艦の名前を聞くと、真っ先に『大和』が上がると思うが、
『大和』は当時極秘に建造されていたために、国民には存在は知らされておらず、
有名になるのはむしろ戦後だろう。
逆に戦前戦中にかけて帝国海軍の軍艦と国民に聞けば、間違いなく『長門』と答えたのである。

長門は昭和13年から17年まで連合艦隊の旗艦まで勤めた、帝国海軍のシンボルであった。
しかも、大和が戦中末期に撃沈されたのに比べ、長門は数々の戦いを潜り抜け、
終戦時まで残った唯一の巨大戦艦であった。

しかし、戦後米軍に接収された長門は、原爆実験の標的艦として最後を迎える。
一回目の実験でも無傷で残り、
2回目の実験でも僅かに傾いただけで、他の米軍戦艦が沈む中で唯一水上の上で悠々と残っていた。
これには米国実験者は驚嘆し、長門の構造を調べ上げようとした矢先、長門は忽然と海上から姿を消した。

日本が2発の原爆で降伏したのに対して、長門は2発の原爆にも耐え、アメリカによる解体からをも許さず、
まるで自決するかのように自ら沈んでいった・・・
まさに、大日本帝国海軍の最後の意地を見せた最期であった。

虹色に輝く光の柱

167 :本当にあった怖い名無し:2012/04/13(金) 06:36:34.04 ID:1DlnFkf9O
うちの爺さんの叔父だが親戚だかの話。

ある日の夕方くらいに、山の上に虹色に輝く光の柱が現れたことがあって、集落で騒ぎになったことがあったらしい。
狐か狸か、山の神か、それとも違う化物の類いか、という話になって、みんなで怖がっていた。
その傍らで一人の男が猟銃を構え、その光に向かって撃ったんだと。
光がどうなったかという話は聞かなかったけど、その男(爺さんの叔父だが親戚)は高熱を出してすぐに死んじまった。

休憩で一服している時

169 :本当にあった怖い名無し:2012/04/13(金) 06:59:58.35 ID:1DlnFkf9O
叔父が山で仕事をしていて、休憩で一服している時、
何かの気配とか視線を感じてそっちを見たら、切り株の上に子供がいた。
赤茶けた麻のような長い髪と、素肌の上にちゃんちゃんこを着た子供が、自分をじっと見つめていたらしい。
何を見ているのかと視線を辿ると、腰にぶら下げた鉈が目に入った。
もしかしてこれが恐いのかなと思って、鉈を外し傍らにポンと放ったところ、
子供は安心したかのようにスーっと居なくなった。

そういう類のモノは金属を嫌うっていう話。

カマイタチ

∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part61∧∧

99 :本当にあった怖い名無し:2012/04/03(火) 12:15:06.39 ID:Y7OsrfsH0
中学生の時、数学の小テスト中にカマイタチに指を切られた事がある。
右手で机の端を?んでたら一陣の生暖かい風…
隣の男子Bが「先生窓閉め…ちょ!!Aの指~~~!!」と言って机椅子ごと倒れる。
指を見た先生が「ちょちょッ!A~指落ちッおち落ちるがな!」と大騒ぎw
見たら、自分の人差し指の第二関節からザックリ切れてた。
急いでハンカチ取り出し握り締めて、ぎゅっと握って押えて、
「先生!まだ落ちてないよw」
先生は放心状態で「落ちてにゃいと?」。
保健委員&目撃者のBに保健室に連れて行ってもらったが、指に切り傷はなく、線が一本入ってただけ。
保健の先生「え~と…至極浅い傷だったのかも?そう言う事にしとこう」。

その時自分は教室の真ん中の席だったし、生暖かい風を感じたのは自分と隣の男子だけ。窓辺の子は知らんと言ってた。
ザックリ切れてたのに出血が少なくて、ハンカチで押さえて滲んだだけ。押えた事で切り口がズレたのか?
未だに右手人指し指の第二関節に違和感がある。

昭和二十年頃までは狐狸に化かされる事が多かったらしい山間部の田舎です。

フッと光る

∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part24∧∧

309 :本当にあった怖い名無し :2006/01/04(水) 23:41:27 ID:Ro7xNvuR0
一応、場所が山と言うことで!!
友人がスキー場のパトロールをしている。
そのスキー場は土曜日の夜オールナイトで営業していて、土曜日の夜から朝にかけてバイトをしている。
又、そのスキー場は山の頂上に広がり、麓からの道は無い。
要するに、4人乗りのゴンドラで麓から上がるスキー場である。と言えば関西の人は分かると思うが。
大阪、京都から近いこともあり、土曜の夜、一杯引っかけてからスキー場に上がっていく人間が多い。
オールナイトと言うこともあり、ケガ以外に病人が出ることが有るそうで、
特に、レストハウスで熱燗飲んで外に出て、急な温度差で頭の血管が切れるなんて事もあるそうだ。
その場合、狭いゴンドラでは降ろせないので、
物資運搬用にもう一本通してある荷物用のゴンドラで病人を降ろすそうである。
その時の出来事。

その日も脳内出血の病人が出たそうで意識もなく、急いで下に降ろすことに。
荷物用のゴンドラに病人を乗せ、付き添いでパトロールが乗るそうなのだが、
真っ黒けのゴンドラの中、病人がフッと光ることが有るそうだ。
下に着き救急車に乗せる頃には心肺停止状態。
ふっと光った時、天国に召されるのかなって友人が言っていた。

おにぎりと麦茶

∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part24∧∧

635 :本当にあった怖い名無し:2006/02/06(月) 20:19:39 ID:YmI/874+O
ちょと昔に聞いたお話。

その頃いろんな事に嫌気がさした爺さんは、会社を休み山に登った。
四時間位登り、少し下界を眺められる様な所で休憩をとった。
おにぎりを頬張りながら美しい展望を眺め、その景色に癒されながら、ふと水筒に手を伸ばした。
無い…後ろを振り替えると、自分の座っていた所から10m位先にちょこんと立っていた。
首を捻ながら水筒を持ち上げると妙に軽い。
試しに振ってみても液体の音がしない。
がっかりしながらさっきまで座っていた所に戻ると、今度は残りのおにぎりが無い。
余りの事に言葉を失っていると後ろから、
クスリ
と子供の笑い声が聞こえた。
振り返ってみると、ちょうど狐の尻尾が林の中に消えていくのが見えた。
もう行こう…と思い荷物を片付けようとしたら、
おにぎりの容器の中にこの時期には珍しい山菜が沢山入っていた。
余りの量の少し後ろめたい気持ちになったが、麦茶とおにぎりのお礼として受取りその場を後にした。

今でも爺さんは、
「おにぎりと麦茶だけで、あの量の山菜を貰うのには気が引けた」
と目を細めて語る。

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