@pacpac_gohan
小学生の頃、友だちと遊んでたら知らないおばさんが「アレッ！青木さんとこの！？おっきくなったね〜」みたいに声かけてきた おれはその人のこと知らないんだけど「はいっそうです☺️こんにちは！」みたいなよいこな返事したんだけど、話ぶりから母親の友だちっぽい雰囲気があったのでちょっと会話した
しばらく話してたら友だちが青ちゃんもう行こうよ〜という雰囲気を出してることに気づいたので、「じゃあお母さんに伝えておきます〜」みたいな感じで会話を終わらせようとしたら、「アッじゃあこれ！」とか言いながらでかめの藤の手提げバッグからきれいなツボを取り出して、「これ！渡しといて！」と
ニコニコしながら渡してきた。「もう言ってあるから！ね！」となかば強引に押し付けて帰っていった。もうダラけちゃって遊ぶ雰囲気でもないし、夕方だったので友だちとは解散して、おれはそのツボを家に持って帰って玄関に置いたままにしといた そんで妹と祖母と本を読んだりしていた
ガチャガチャ鍵をあける音がして母親がパートから帰ってきた 「あれ〜これなに〜？」とツボを持ってきた そのツボは白い陶器で、フタと本体を針金で縛ってあった 「これ骨壷じゃない…？どうしたのこれ…」と怪訝な顔で母が聞くので、「夕方におかーさんの友だちに貰った」と答えた
こういう人だったよ〜と特徴を伝えたら「知らないひとだな…」と呟いて、「その人また来たらすぐ帰ってくるんだよ！」とおれに伝えてそのツボはどこかへ持っていってしまった
このまえ仕事中にこのことを思い出して、そういえばあれなんだったんだろと気になって母親に電話で聞いてみたんだけど、あのあと父親が帰ってくるのを待って、針金を切って開けてみたら、いっぱい歯が入っていたそうです。
参照元：https://twitter.com/pacpac_gohan/status/1733538172808884301