名作・神スレ

やる夫はアフリカで奇跡を起こすようです その7

やる夫はアフリカで奇跡を起こすようです その21 全人種選挙

310 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 19:42:41 ID:yw1/Aht.0

1993年11月、主要各党合意により南アフリカ暫定憲法案、採択。
これを受け、1994年4月27日の全人種選挙に向けて、
各党は行動を開始した。

311 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 19:42:41 ID:yw1/Aht.0

このままでは、ANCの独裁体制が成立しかねん!
連中の選挙参加に、
白人の…いや、南アフリカの未来がかかっているのだ!

それと同時に、主要各党の反対各派への切り崩し工作も熾烈を極めた。
なにしろスロヴォの策によって、
各党がお互いを人質に取っている状態である。

各党とも、必死にならざるを得なかった。

312 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 19:44:22 ID:yw1/Aht.0

そしてマンデラも、必死の切り崩し工作を行っていた。

…まさか、あんたと話し合う日が来るとはな

313 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 19:46:45 ID:yw1/Aht.0

南アフリカ前大統領 ピーター・ウィレム・ボータ

そりゃ、こっちのセリフじゃっ!

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314 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 19:48:35 ID:yw1/Aht.0

…じゃがまぁ、あんたの依頼は喜んで受けよう。
フィリューンやテレブランシュとの会談じゃな?

引退したとはいえワシも元大統領じゃ、
そのくらいは屁でもないわい。

マンデラが狙ったのは白人右翼勢力の切り崩しである。
当時、白人右翼勢力には動揺が広がりつつあったのだ。

315 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 19:51:14 ID:yw1/Aht.0

われわれはいかなる妥協もしない!

どうしても黒人参政をというのなら、
白人のみの自治国家を作りたまえ。

そうすれば考えないでもないがね?

白人右翼勢力の指導者は、
いわずとしれた保守党のトリューニヒトである。

彼をはじめとする白人右派は、
白人自治国家の設立を強硬に主張した。

この自治国家は国土の16%を占めていたが、
白人が過半数を超えている地区はその中に存在せず、
民族自治としてすら認められる可能性はなかった。

あまりに実現不可能な主張を繰り返すトリューニヒトは、
やがて「ドクター・ノウ」(何でも反対野郎)とのあだ名をつけられるまでになるが、
それでも主張を取り下げはしなかった。

316 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 19:54:02 ID:yw1/Aht.0

しかし1993年、トリューニヒトが病死してしまう。
指導者を失った右翼勢力は徐々に弱体化の兆しを見せ始めた。

ここでマンデラは直接会談を行うことで、
右翼の取り込みを図ったのだ。

318 :アホのせいで大規模規制実施中 詳しくは管理スレ>>469で 2014/01/07(火) 19:59:34 ID:l9rAT0yc0

トリューニヒト以外で大物っていなかったのかな

それがフィリューンとテレブランシュですね。
どっちも右翼の大物です。

317 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 19:56:33 ID:yw1/Aht.0

…じゃが、ワシが言うことじゃあないかもしれんが、
フィリューンはまだしもテレブランシュなんぞ会談する価値はないじゃろ。

あやつはただのチンピラじゃぞ?

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319 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 19:59:46 ID:yw1/Aht.0

しかし、実際にテロを起こしてるのは
主にテレブランシュ派だしな。

話し合いだけでもしておく必要はあるだろうよ。

連中は軍や警察に強い力を持ってる。
できる限り暴発させたくねえのさ。

320 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 20:01:13 ID:yw1/Aht.0

ククク…
怖い話じゃのう…

まあ、ワシとしては
白人が生き残ることが最優先じゃ。
そして今の右翼連中のやり方が、
白人に利をもたらすとは到底思えん。

ここはお前さんに協力してやろう。

こうしてボータの斡旋でマンデラから右翼幹部へと会談の話がもちこまれたが、
テレブランシュは拒否。
フィリューンも平和の必要性は認めたものの、
具体的な協力案に踏み込むことはなかった。

322 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 20:03:11 ID:yw1/Aht.0

また、これと同時に、マンデラとANCは国内少数派、
主に白人を安心させるための手を次々と打っていった。

…黒人に政府関係の職を与えたいところなんだが、
今の白人官僚は有能だし、
クビにしたら国が動かなくなることは目に見えてる。

公務員はアフリカーナーが多いから、
もし動揺させたら白人右翼の支持が拡大するばかりだろうしな。

なんか、いい案ねえか?

324 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 20:05:32 ID:yw1/Aht.0

それでしたら、
今の公務員に10年間の地位保証を与えるとよいのですぞ。

新規採用を黒人中心にすれば問題はないし、
今の白人官僚の知識とノウハウを捨て去るのは
自殺行為ですからな。

こうしてスロヴォの提案により、
現職公務員に10年間の地位保証が与えられる。

これにより行政の質と連続性が確保されるとともに、
公務員の多いアフリカーナーの不安を鎮めるにも大きな役割を果たした。

326 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 20:08:05 ID:yw1/Aht.0

また…

あんたは31年間
議会内でアパルトヘイト反対を訴え続けてきた、
白人リベラルの象徴だ。

だから黒人にも白人にも、
それなりの信用のある存在なんだ。

引退してるとこ悪いが、
中央選管の委員になっちゃくれねえか?
公平性を担保するのに、
あんた以上の人材はいねえんだ。

中央選挙管理委員 ヘレン・スズマン
(元民主党国会議員)

まさか、
生きてるうちにアパルトヘイト崩壊が
見られるなんてね…

長生きはするものだわ。

喜んで、最後のご奉公を
務めさせていただきます!

中央選管の委員に、リベラル派長老議員で引退していた
ヘレン・スズマンを起用。
政治経験が長いうえ比較的中立な彼女の起用は、
選挙の公平性を印象付けるのに一役買った。

328 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 20:10:56 ID:yw1/Aht.0

合意がなんだ!

われわれインカタは、
自治を求め最後まで戦い抜くぞ!

しかし結局、どの工作も、反対派の主要三勢力(インカタ、白人右翼、保守派ホームランド)には、
ほとんど効果を上げなかった。

329 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 20:13:05 ID:yw1/Aht.0

ANCとインカタの抗争は全国規模でさらに激化し、
さらに白人右翼の過激派もテロを繰り返し、
南アフリカの治安は悪化の一途をたどるばかりだった。

330 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 20:15:29 ID:yw1/Aht.0

こうしたなかで
1994年2月12日、選挙参加政党の登録締切日。
これら反対各派の代表は、とうとう登録所に姿を現さなかった…

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331 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 20:21:56 ID:yw1/Aht.0

事態は膠着したまま、3月を迎えた。
しかしこの状況は、ある事件から大きく動くことになる。

338 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 20:52:48 ID:yw1/Aht.0

1994年3月10日。

こんな国家ごっこに付き合ってられるか!
われわれは南アフリカへの再統合と、
全人種選挙への参加を要求する!

反対派ホームランドの一つ、
ボプタツワナ「共和国」において、
大規模な反政府デモが発生する。

参加者たちの要求は、南アへの再統合と全人種選挙への参加だった。

339 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 20:55:21 ID:yw1/Aht.0

ボプタツワナ大統領
ルーカス・マンゴーペ

わしのモテモテ王国を奪うとは!
許されんのじゃよー!!

しかしボプタツワナは、
反対派でも最も強硬に反対していたホームランドである。

このような要求を認めるはずはなく、
大統領のマンゴーペは直ちにボプタツワナ軍に鎮圧命令を出した。

340 :アホのせいで大規模規制実施中 詳しくは管理スレ>>469で 2014/01/07(火) 20:55:45 ID:Hb.fKfkw0

えっ。軍あったのか。

341 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 20:58:34 ID:yw1/Aht.0

暴徒どもがワシの王国を倒そうとしておるのじゃよー!
ケロロよ、ゆけい!

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342 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 21:00:22 ID:yw1/Aht.0


ボプタツワナ軍首脳

…われわれは軍人であります。
ゆえに、命令には従いますが…

…兵士の中には反対派の主張に共鳴するものも多く、
統制が困難な状態であります。

できれば反対派に譲歩をしていただければと…

しかし軍部は出動に同意はしたものの、
軍部内の動揺を理由に再考を求めた。

事実上のサボタージュである。

343 :アホのせいで大規模規制実施中 詳しくは管理スレ>>469で 2014/01/07(火) 21:01:34 ID:Hb.fKfkw0

おお、まともだぞケロロw

345 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 21:03:51 ID:yw1/Aht.0

カーッ、
きれいごとぬかしよって!

てめーにはもう頼まねー!
わしにはほかにも強い味方がいるんじゃよー!

この軍部の態度に激怒したマンゴーペは、
同盟勢力から援軍を頼むことにした。

白羽の矢を立てられたのが…

347 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 21:06:22 ID:yw1/Aht.0

アフリカーナー抵抗運動党首 ユージン・テレブランシュ

フハハハハハ!

黒人どもなど何するものぞ!
白人に逆らうとどうなるかを、
連中に思い出させてやるのだ!

白人右翼最強硬派のアフリカーナー抵抗運動である。
依頼を受けた党首のテレブランシュはさっそく、
右翼民兵団をボプタツワナの首都ムマバトに送り込んだ。

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349 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 21:09:43 ID:yw1/Aht.0

なにが反政府軍の鎮圧だ!

帰れ、変なメーテル!

しかし、当然ながらこれで収まるわけはなく、
反対デモは激化の一途をたどった。

351 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 21:14:44 ID:yw1/Aht.0

アフリカーナー民族戦線代表 コンスタント・フィリューン

なんですと!?

アフリカーナー抵抗運動軍とボプタツワナの民衆が衝突!?

さて、この時期の白人右翼組織は一応、
統一組織「アフリカーナー民族戦線」のもとに統合される形になっている。
そして、民族戦線の代表には元南アフリカ軍最高司令官だった
コンスタント・フィリューンが就いていた。

353 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 21:17:58 ID:yw1/Aht.0

高度の柔軟性を維持しつつ、臨機応変に対処しろ…
とでも言うと思ったか!
ただちに軍事行動をやめるのだ!

この状況にフィリューンは、ただちに軍事行動をやめるよう指示した。
もともと南アフリカ軍司令官であった彼には、
自分の配下である民兵たちの実力が、
はっきりとわかっていたのである。

356 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 21:23:45 ID:yw1/Aht.0

へ、変なメーテル…

おのれ黒人ども!
直ちにあの暴徒どもを射殺するのだ!

ヒャッハー!

黒人は消毒だー!

しかし、寄り合い所帯の弊害がここで出た。
もともと同格だったはずのフィリューンの命令にテレブランシュは従わず、
そのままボプタツワナの民衆の銃撃を始めたのだ。

しかし…

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358 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 21:28:02 ID:yw1/Aht.0

ボプタツワナ軍首脳

な、なにが起こったでありますか!

確かに軍内の動揺が激しいとは伝えたであります。

しかしだからと言って
正規軍を差し置いて「他国」の民兵軍を招き入れ、
しかもそいつらに国民を銃撃させている!

いくらなんでも、ありえないであります!

361 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 21:32:27 ID:yw1/Aht.0

もはや許せないであります!
ボプタツワナ軍は、
独裁者・マンゴーペの退陣を求めるであります!

まず、目の前のあの狼藉者たちに銃撃を!

362 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 21:33:04 ID:yw1/Aht.0

あまりの事態に憤慨したボプタツワナ軍が反旗を翻し、
国民の側に立って白人右翼軍に銃撃を加えたのだ。

363 :アホのせいで大規模規制実施中 詳しくは管理スレ>>469で 2014/01/07(火) 21:35:28 ID:Bn3xp8DI0

自国の内乱に他国を介入させるなんて事実上の属国宣言だもんな

364 :アホのせいで大規模規制実施中 詳しくは管理スレ>>469で 2014/01/07(火) 21:36:31 ID:XhqAd9x20

少なくとも、まともな国家元首なら絶対にやらない判断だし、所詮はおままごとだったんだな

365 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 21:38:26 ID:yw1/Aht.0

わー!銃弾だー!

ホントに撃ちやがったー!こわいー!
逃げろー!

366 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 21:48:07 ID:yw1/Aht.0

しょせん右翼の民兵組織など、ホームランドとはいえ正規軍の敵ではなかった。
銃撃に動揺した右翼軍は、あっさり潰走した。

368 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 21:52:41 ID:yw1/Aht.0

なんということでしょう!なんということでしょう!

白人たちが、黒人軍に追い散らされて
無様に敗走していくのです!

このようなことが、かつて考えられたでしょうか!!

おまけに、この様相は取材のテレビ局を通じて、
全南アフリカのお茶の間に生放送されてしまった。

369 :アホのせいで大規模規制実施中 詳しくは管理スレ>>469で 2014/01/07(火) 21:55:56 ID:zJRqnWjY0

あーあ……

370 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 21:56:34 ID:yw1/Aht.0

おのれ、ケロロめ!
暴徒どもの側につくとはー!

ええい、トーマス!
なんとかするのじゃよー!!

白人顧問

………

375 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 22:03:22 ID:yw1/Aht.0

          _ __

に…逃げるな、コノヤロー!

376 :アホのせいで大規模規制実施中 詳しくは管理スレ>>469で 2014/01/07(火) 22:05:01 ID:rJFroF7.0

ですよねー。

377 :アホのせいで大規模規制実施中 詳しくは管理スレ>>469で 2014/01/07(火) 22:06:27 ID:Hb.fKfkw0

そりゃ逃げるわw

378 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 22:06:51 ID:yw1/Aht.0

マンゴーペ発見であります!

とっとと拘束するでありますよ!

ギャワー、違うですよ違うですよ。
モテモテ王国建国の試みが
常に陰謀によって崩壊する!

もうこんなの嫌なんじゃよー!

こうしてマンゴーペは拘束され、
権力を握った軍部は直ちに南アフリカ選挙への参加と、
ボプタツワナ「共和国」の選挙後の解散を決議した。

379 :アホのせいで大規模規制実施中 詳しくは管理スレ>>469で 2014/01/07(火) 22:11:13 ID:Nbf/tHOo0

めでたしめでたし

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380 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 22:11:50 ID:yw1/Aht.0

シスカイ「共和国」大統領 コゾ

わ…われわれシスカイ「共和国」は…
全人種選挙への参加と、
南アフリカへの併合を決議する…

だから…
もう…
殴らないで…

これを受け、クワクワおよびガザンクールーも選挙受け入れを表明。

残されたシスカイも、数日と持たなかった。
一党制だったはずの議会が反旗を翻し、
議会の弾劾決議案によってシスカイ大統領のコゾが罷免され、
そのまま議会は選挙参加と選挙後の南ア併合を決議。
「独立」ホームランドは、こうして消滅した。

381 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 22:14:23 ID:yw1/Aht.0

クソ!
なんということだ、
我が配下は、指示すら徹底できぬ無能者の集まりか!

この事件は、白人右翼側にも重大な影響をもたらした。
白人勢力の無力さが満座のもとにさらされると同時に、
自勢力の力不足を痛感したフィリューンが、
ある決断をしたのである。

382 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 22:18:37 ID:yw1/Aht.0

数日後…

失礼するぞ

白人至上主義者のテロリストどもが、
下等な黒人どもの本拠地に何の用だ

383 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 22:21:25 ID:yw1/Aht.0

辛辣だな。
まあ、無理もないが…

選挙の締切日は過ぎているようだが、
…我が新党「自由戦線」を
選挙に参加させてもらうわけにはいかんか?

なんだって!?

384 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 22:24:33 ID:yw1/Aht.0

今度のことで、我々がいかに孤立しているかは痛感したさ。
我々が自立して、やっていけるわけがないこともな。

こうなった以上、我々の採るべき道はただ一つ。
選挙に参加し、少しでも白人勢力の延命を図るのだ!

388 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 22:27:17 ID:yw1/Aht.0

助かった、恩に着るぜ!

これで白人右派の選挙参加条件が整ったんだ!

期日の件はもちろんOKだ。
こっちにしちゃ願ってもない話なんでね。

マンデラはこの決断を歓迎し、
すぐに自由戦線の選挙参加を認めた。

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389 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 22:30:13 ID:yw1/Aht.0

ここが最後のチャンスなのだ。
白人右派が生き残るためのな。

我々は選挙に参加し、
合法政党として主張を続けるべきなのだ!

右翼の一部には反発の声も上がったが、
フィリューンは大多数の右翼をまとめきり、自由戦線も政党登録がなされることとなった。
選挙戦中、自由戦線は武力行使を慎み、やがて通常の政党化していった。

一方保守党は、この自由戦線の設立によって完全に政治的意義を失った。
保守党はあくまでも議会政党であり、議会に議席がなければなんの力もない。
そして自由戦線の登場によって、保守党の存在意義がほぼ消滅してしまったのだ。

つまり、院外右翼が穏健化して議会政党化し、強硬派の議会政党の支持基盤を食ってしまったのである。

こうして白人右翼は穏健・無力化され、残るはインカタのみとなった。

391 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 22:33:48 ID:yw1/Aht.0

   

しかしこの状況でも、なおもインカタの抵抗は続いた。

1994年3月28日、ヨハネスブルグにあるANC本部、シェルハウスにおいて、
インカタ支持派が仕掛けた抗議デモに、
ANC派が発砲してしまい、インカタ側に多数の死傷者が出てしまった。
「シェルハウスの虐殺」である。

393 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 22:36:50 ID:yw1/Aht.0

インカタ側は直ちに反撃に出、
南アフリカ国内の政治暴力は最高レベルに達した。

396 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 22:39:16 ID:yw1/Aht.0

もはやためらっている場合ではない!
戒厳令だ!
軍を投入してでも治安を回復するのだ!

3月29日にはついにデクラークがナタール州への軍の投入を決断。
非常事態宣言が出され、ナタールは戒厳令下におかれることになる。

しかし、その状況ですら両派は戦闘をやめなかった。

それでも、必死に和平への努力は続けられた。

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398 :アホのせいで大規模規制実施中 詳しくは管理スレ>>469で 2014/01/07(火) 22:43:14 ID:S8.BxEeA0

インカタの主張って、前スレから見直した限りでは、ズールー至上主義だったのでしょうか?

早い話が「アパルトヘイト政策を、白人優位からズールー優位に変えて存続させる。
白人やズールー以外の黒人は、ズールーの繁栄の踏み台にする」ということに見えたのですが。

というより、ズールーの自治権の拡大が目的ですね。
独立までは当初は考えていなかったんですが、
やがてブラフとして使用していくようになります。

397 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 22:42:37 ID:yw1/Aht.0

4月19日。選挙実施まで、あと一週間となったこの日。
マンデラ・デクラーク・ブテレジの三者会談が行われた。
時期的に見て、これが選挙前の最後の和解のチャンスとなるはずだった。

各州の自治権を拡大し、
憲法にズールーの偉大さをたたえる一文を挿入する。

…ここが、「国家としての南アフリカ」の出せる、
最大限の譲歩だと思ってくれ。

400 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 22:46:14 ID:yw1/Aht.0

我々の要求していた、
クワズールーの大幅な自治権は
どうなったんだ。

402 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 22:49:41 ID:yw1/Aht.0

悪いが、認めるわけにはいかない。

国家を統合するために、
今は中央集権的な政府を作るべきなんだ。

選挙法や5%条項でなるべく少数派の声を拾える制度にしたのは、
それを補うためでもある。

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403 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 22:52:14 ID:yw1/Aht.0

404 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 22:54:26 ID:yw1/Aht.0

それが可能だと、
本当に思ってるのか?

406 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 22:57:33 ID:yw1/Aht.0

独立、あるいは大幅な自治を
強硬に主張し続けた場合、
当然南アフリカからの補助金は来ない。

もちろんわかっているよな、ブテレジ。
すでに補助金カットは実行されてるんだ。
堪えていないはずはない。

クワズールー政府予算のうち、
わが南アフリカ政府からの補助金は
80.3%を占めてるんだ。

独立など、土台無理な話だぞ。

408 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 23:00:43 ID:yw1/Aht.0

…もう一度だけ聞く。

クワズールーの自治権強化は、
認められないのだな?

答えは同じだ、ブテレジ。

すでに他の民族グループに比べて、
ズールーには大きな譲歩をしてきた。

これ以上の譲歩は認められない。

409 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 23:06:26 ID:yw1/Aht.0

スケジュール的に見て、
この会談がタイムリミットだということは
わかってるだろう、ブテレジ。

どうするんだ?

インカタは、クワズールーは
どうするんだ、ブテレジ?

410 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 23:07:50 ID:yw1/Aht.0

411 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 23:10:54 ID:yw1/Aht.0

しかたあるまい。

…わかった。

インカタ自由党は、総選挙に参加しよう。

412 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 23:13:49 ID:yw1/Aht.0

そうか。

…すまねえな。

いいさ

オレときさまの仲だ

こうして最後の反対派、インカタ自由党が選挙参加を決めたことで、
選挙は真に国民の大多数が参加するものとなり、
アパルトヘイト体制の崩壊は確実となった。

413 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 23:16:57 ID:yw1/Aht.0

一週間で投票用紙4000万枚修正!?

そりゃあ確かに喜ばしいことですし
やりますけど、
デスマーチってレベルじゃねーぞ!

先生助けてっ!
選管が息をしてないのっ!

選挙管理委員会は大混乱に陥ったものの、
超人的な努力でなんとか選挙の準備は整えられた。

あとは、選挙の結果を待つだけだった。

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414 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 23:21:03 ID:yw1/Aht.0

1994年4月27日。
前日の高齢者や傷病者への特別投票日を無事に乗り切り、
この日、南アフリカ共和国初の全人種選挙は予定通り実施された。

415 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 23:24:28 ID:yw1/Aht.0

南アフリカの4月末と言えば、秋まっただなかである。
ヨハネスブルクのような高地では、早朝にはすでに吐く息が白くなる。
そんな中、人々は夜が明ける前から行列を作り、
記念すべき選挙の開催を待った。

417 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 23:27:48 ID:yw1/Aht.0

列に人種間の区別はなかった。
白人の主人と黒人のメイドが、初めて肩を並べ、
並んで投票開始を待つ姿も珍しくなかった。

418 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 23:31:32 ID:yw1/Aht.0

午前7時の投票開始と同時に人々は投票所に入り、
次々と投票を済ませていった。

420 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 23:34:45 ID:yw1/Aht.0

と、投票用紙どこ!?
どうやって手続きするの!?

しょうがないよねー
しばらく待つよー

南アフリカの選挙管理委員は
このような大人数の選挙には慣れておらず、
さらに投票用紙のデスマーチの影響もあって、
ときには投票まで数時間かかることもあったが、
人々は文句も言わず、投票まで静かに待ち続けた。

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421 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 23:37:22 ID:yw1/Aht.0

ヒャッハー、今日は選挙だァ!

422 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 23:41:14 ID:yw1/Aht.0

とっとと投票するぜー!
投票が済んだら、
おうちに帰って選挙速報を見るぜー!

予想されていた政治暴力はほとんど起きなかった。
それどころか、投票期間中はあの南アフリカで、一般犯罪すらほとんど影をひそめた。

423 :アホのせいで大規模規制実施中 詳しくは管理スレ>>469で 2014/01/07(火) 23:42:31 ID:l9rAT0yc0

みんな平和に終わるのを願ってたのかな

425 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 23:44:38 ID:yw1/Aht.0

はっはっは!
わたしもついに有権者だ!

選挙は楽しいなあ!

重要人物たちも、次々と投票を済ませていった。

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426 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 23:47:41 ID:yw1/Aht.0

ヨハネスブルク市庁舎投票所では…

まずあなたが投票すべきだと思うんよ
お先にどうぞー

ドナルド・ウッズ

まさか、南アフリカで全人種選挙が実施されて、
また自分が投票できるなんて…

しかも、南アフリカで最初に投票するうちの
一人になれるなんて…

ドナルド、本当に感激だよ!

帰国したドナルド・ウッズに投票者が先頭を譲り、
最初に投票する栄誉を与えた。

429 :アホのせいで大規模規制実施中 詳しくは管理スレ>>469で 2014/01/07(火) 23:49:18 ID:XhqAd9x20

まさにドナルドマジック

430 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 23:50:49 ID:yw1/Aht.0

我々が数十年にわたって抱いてきた
夢と希望が実現した!

すべての南アフリカ人を代表する南アフリカという夢だ!

私たちは、
希望と和解と国民建設の時代を開きつつある!


今日、新しい南アフリカが生まれようとしている!

私は新体制を、本当に楽しみにしている。

マンデラやデクラークをはじめ、
各党首も投票をすませ、喜びのコメントを発表した。

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431 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 23:53:49 ID:yw1/Aht.0

一部には混乱や不正もありましたが、
選挙はおおむね公正に行われたと
いえるでしょう。

選挙管理委員会としては、
この選挙を公正なものと判断します。

選挙は平穏に終了し、
やがて結果が発表された。

432 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 23:57:29 ID:yw1/Aht.0

投票率86.87%。

アフリカ民族会議 252議席(62.65%)

国民党 82議席(20.39%)

インカタ自由党 43議席(10.54%)

433 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/07(火) 23:59:34 ID:yw1/Aht.0

自由戦線 9議席(2.17%)

民主党 7議席(1.73%)

パンアフリカニスト会議 5議席(1.25%)

この結果、5%以上の得票を得たANC・国民党・インカタによる
三党連立内閣が成立することとなった。

これを受けて直ちに組閣が開始され、
1994年5月10日、プレトリアで大統領就任式典が開催された。

434 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/08(水) 00:01:54 ID:S0/5Gth.0

以下は、マンデラ就任演説の一節である。

大統領 ネルソン・マンデラ(ANC)

「われわれは1つの契約を結んだ。
黒人も白人も、全ての南アフリカ人が胸を張って歩くことができ、
何も恐れることなく、
人間としての尊厳についての不可侵の権利が保障される国──
国内でも外国とも平和な『虹の国』を築こうという契約を」

435 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/08(水) 00:03:43 ID:S0/5Gth.0

副大統領 フレデリック・デクラーク(国民党)

「傷をいやす時が来ている。
私たちを引き裂く割れ目を埋める時が来ている。

建設の時が、来ているのだ」

436 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/08(水) 00:05:39 ID:S0/5Gth.0

内相 マンゴスツ・ブテレジ(インカタ)

「われわれはこの日を、
この自由を掴み取るためにその身を犠牲にささげた
すべての英雄たちに、
そしてこの闘争を支援してくれた
世界中のすべての人々にささげよう」

437 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/08(水) 00:07:27 ID:S0/5Gth.0

国会議長 シリル・ラマポーサ(ANC)

「彼らの夢は現実のものとなった。
この自由は、彼らの功績だ」

438 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/08(水) 00:08:59 ID:S0/5Gth.0

憲法相 ロルフ・メイヤー(国民党)

「我々は、自由への道が簡単でないことを知っている。
我々は、単独で行動しては我々のどの集団も
成功できないことを知っている。

そこで我々は新しい世界の誕生のために、
国家建設のために、国民和解のために、
『国民』として一緒に行動しなければならない」

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439 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/08(水) 00:10:57 ID:S0/5Gth.0

住宅相 ジョー・スロヴォ(ANC)

「すべての国民に正義を。
すべての国民に平和を。

すべての国民に職を。
すべての国民にパンを。
すべての国民に水を。
すべての国民に塩を。

すべての国民が、
体を、心を、魂を自由で満たすことができるように」

440 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/08(水) 00:11:52 ID:S0/5Gth.0

~民間人~

イギリス国教会大主教 デズモンド・ツツ

「決して、決して再び美しいこの土地で
一部国民がその他国民をしいたげたり、
世界の嫌われ者という屈辱を受けるようなことが
あってはならない」

441 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/08(水) 00:12:33 ID:S0/5Gth.0

ドナルド・ウッズ

「自由の時代を始めようではないか。 

この輝かしい偉業の前に、
決して日が沈むことはない!

神よ、アフリカに祝福あれ!」

442 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/08(水) 00:16:09 ID:S0/5Gth.0

こうしてついに、全人種政府が設立され、
南アフリカのアパルトヘイトはここに名実ともに終わりを迎えた。

以後、南アフリカ政府はさまざまな難問にぶちあたり、
よろばいながらも一歩ずつ前へと進んでいくこととなる。

444 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/08(水) 00:17:40 ID:S0/5Gth.0

よかった…よかっただろ…

このアパルトヘイトの崩壊は、
ボツワナをはじめ周辺諸国に大きな影響を与えずにはおかなかった。

445 :Opqr ◆XLjdU8ssbY 2014/01/08(水) 00:18:08 ID:S0/5Gth.0

え?
まだ続きあんの?

そう、作者もすっかり忘れかかっていたが、
このスレはボツワナスレなのである。

よって、このスレはもう少し続くのである…

今回ここまで。

ちなみに、ANCのサイトにあるマンデラ就任演説の原文です。
このスレの演説はだいぶはしょったり意訳してあるうえたぶん誤訳があると思うので、
もし興味をもたれたら原文にも目を通してみてください。

http://www.anc.org.za/show.php?id=3132
※URLがリンク切れなので原文と和訳を貼っておきます

英文
Today, all of us do, by our presence here, and by our celebrations in other parts of our country and the world,confer glory a
nd hope to newborn libe rty.

Out of the experience of an extraordinary human disaster that lasted too long, must be born a society of which all humanity will be proud.

Our daily deeds as ordinary South Africans must produce an actual South African reality that will reinforce humanity's belief in justice, strengthen its confidence in the nobility of the human soul and sustain all our hopes for a glorious life for all.

All this we owe both to ourselves and to the peoples of the world who are so well represented here today.

To my compatriots, I have no hesitation in saying that each one of us is as intimately attached to the soil of this beautiful country as are the famous jacaranda trees of Pretoria and the mimosa trees of the bushveld.

Each time one of us touches the soil of this land, we feel a sense of personal renewal. The national mood changes as the seasons change.

We are moved by a sense of joy and exhilaration when the grass turns green and the flowers bloom.

That spiritual and physical oneness we all share with this common homeland explains the depth of the pain we all carried in our hearts as we saw our country tear itself apart in a terrible conflict, and as we saw it spurned, outlawed and isolated by the peoples of the world, precisely because it has become the universal base of the pernicious ideology and practice of racism and racial oppression.

We, the people of South Africa, feel fulfilled that humanity has taken us back into its bosom, that we, who were outlaws not so long ago, have today been given the rare privilege to be host to the nations of the world on our own soil.

We thank all our distinguished international guests for having come to take possession with the people of our country of what is, after all, a common victory for justice, for peace, for human dignity.

We trust that you will continue to stand by us as we tackle the challenges of building peace, prosperity, non-sexism,non-racialism and democracy.

We deeply appreciate the role that the masses of our people and their political mass democratic, religious, women, youth,business, traditional and other leaders have played to bring about this conclusion. Not least among them is my Second Deputy President, the Honourable F.W. de Klerk.

We would also like to pay tribute to our security forces, in all their ranks, for the distinguished role they have played in securing our first democratic elections and the transition to democracy, from blood-thirsty forces which still refuse to see the light.
The time for the healing of the wounds has come.The moment to bridge the chasms that divide us has come.The time to build is upon us.We have, at last, achieved our political emancipation. We pledge ourselves to liberate all our people from the continuing bondage of poverty, deprivation, suffering, gender and other discrimination.

We succeeded to take our last steps to freedom in conditions of relative peace. We commit ourselves to the construction of a complete, just and lasting peace.

We have triumphed in the effort to implant hope in the breasts of the millions of our people. We enter into a covenant that we shall build the society in which all South Africans, both black and white, will be able to walk tall, without any fear in their hearts, assured of their inalienable right to human dignity - a rainbow nation at peace with itself and the world. As a token of its commitment to the renewal of our country,the new Interim Government of National Unity will, as a matter of urgency, address the issue of amnesty for various categories of our people who are currently serving terms of imprisonment.

We dedicate this day to all the heroes and heroines in this country and the rest of the world who sacrificed in many ways and surrendered their lives so that we could be free.

Their dreams have become reality. Freedom is their reward.

We are both humbled and elevated by the honour and privilege that you, the people of South Africa, have bestowed on us, as the first President of a united, democratic, non-racial and non-sexist South Africa, to lead our country out of the valley of darkness.

We understand it still that there is no easy road to freedom.

We know it well that none of us acting alone can achieve success.

We must therefore act together as a united people, for national reconciliation, for nation building, for the birth of a new world.

Let there be justice for all.

Let there be peace for all.

Let there be work, bread, water and salt for all.

Let each know that for each the body, the mind and the soul have been freed to fulfill themselves.

和訳
今日、私たち全員が、ここの私たちの存在によって、また、国や世界の他の地域での祝賀によって、新しく生まれる自由に栄光を与えます。

あまりに長すぎた異常な人類災害の経験から、すべての人類が自らを誇りに思う社会が生まれなければなりません。

南アフリカの普通の人々としての私たちの毎日の行為は、人類の正義に対する信念を強化し、人間の魂の貴さに対する自信を高め、すべての人のための栄光の生活のすべての希望を維持する、本当の南アフリカの現実を生み出さなければなりません。

このすべては、今日、ここにいる人々と、世界を代表する人々の両方に負うています。

私の同胞には、私たちひとりひとりが、プレトリアの有名なジャカルタの木とブッシュベルのミモザの木のように、この美しい国の土に密接に結びついていると言っても躊躇しません。

私たちの一人一人ががこの土地の土に触れるたびに、私たちは個人の再生を感じます。季節が変わるにつれて、国の気分は変化します。

草が緑色に変わり、花が咲く時、私たちは喜びと爽快感を感じます。

この共通の故郷と私たちが共有している霊的で肉体的な一体感は、ひどい紛争の中で私たちの国が分裂するのを見て、私たちが心の中で運んだ痛みの深さを説明しています。それは人種差別や人種虐待の有害なイデオロギーと実践の普遍的な基盤となったからです。

我々、南アフリカの人々は、人類が私たちを暖かく迎え、随分前には無法者であった私たちが、今日、私たちの土地の上で世界の国々に対して、国家を主催する稀なる特権を与えられたのです。

私たちは、結局、正義と平和と人間の尊厳のための共通の勝利であることを私たちの国民とともに持ち帰ることになった、著名な国際的来賓各位に感謝します。

私たちは、平和、繁栄、非性差別主義、非人種差別主義、民主主義を築くという課題に取り組んでいくあいだ、あなたが私たちを支え続けてくれることを信じています。

我々は、人々の大衆と民主的、宗教的、女性、若者、ビジネス、伝統的および他の指導者がこの結論をもたらすために果たした政治的集団の役割に深く感謝する。なかんずく私の副大統領、クラーク・フォスター・デ・クラーク氏に。

私たちは、最初の民主的選挙と、依然として光を見ることを拒否する血の渇きの勢力からの民主主義への移行を確実にする際に果たした顕著な役割について、すべての立場で治安部隊に敬意を表する。
傷が癒える時が来ました。私たちを分割する隙間を橋渡しする瞬間が訪れました。築いてゆく時間は私たちにあります。私たちは、ついに、私たちの政治的解放を達成しました。私たちは、貧困、貧困、苦しみ、性別その他の差別の継続的な奴隷からすべての人々を解放することを約束します。

我々は、相対的な平和の条件で自由への最後の措置を取ることに成功しました。私たちは、完全で、永遠の平和の構築に力を注いでいます。

私たちは何百万人もの人々の胸に希望を植えることに勝利しました。私たちは、黒人と白人のすべての南アフリカ人が、心の中にどんな恐れもなく、人間の尊厳への譲り渡されない権利、すなわち平和な虹の国家であることを確信して、歩くことができる社会、自身と世界とのあいだに虹の架け橋を構築するという約束を締結する。新たな暫定的な国家統一政府は、現在の国の再建へのコミットメントの象徴として、緊急の問題として、現在懲役刑を執行している人々の様々なカテゴリーに対する恩赦の問題に取り組む。

私たちはこの日を、この国や世界の他の多くの人々を犠牲にし、私たちが自由になるように命を落としたすべてのヒーローやヒロインに捧げます。

彼らの夢は現実になった。自由は彼らの報酬です。

我々は、南アフリカの人々が、私たちの国を導くために、民族的で民主的で非人種差別的で非性差別的な南アフリカの最初の大統領として、私たちに授与された名誉と特権によって、謙虚になり、高められるのです。

私たちはまだ自由への道が用意ではないことを理解しています。

私たちの誰もが一人で行動することで成功を収めることはできません。

したがって、我々は国民和解、国家建設、新しい世界の誕生のために、一体として行動しなければならない。

すべての人に正義があるようにしてください。

すべての人に平和を与えましょう。

すべての人に仕事、パン、水、塩を与えましょう。

身も心も魂も解放されて自分自身を成就させることを、それぞれ知らせましょう。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11186599996

※続きは随時更新します。

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