名作・神スレ

【名作スレ】今日夢に出てきた親友との思い出でも話そうと思う

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64:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 11:09:48.96ID:1BxthFL70

俺「よくがんばった、よくがんばったから休め・・・」

剣道も初めて、成長期の俺はぐんぐんと背が伸びて、力もついてきたため、
内田を軽々とおんぶする。
A~Cには土産をたのんで、俺は内田のそばについてやることにした。

「はは・・・やーっぱ駄目だったよ・・・・・・」

「そ、そうと決まったわけじゃないだろ!?、ほら、あまりにも急すぎて、びっくりした!とか」

「いーや、完全に引いてた、俺みたいなブサメン駄目にきまってるっはっはー・・・」

内田はボロボロだった、心が。いまだに泣いていた。

「よしよし・・・帰ったらコーラで一杯やるか・・・」

「頼むよ・・・とびっきりのコーラで・・・・・・うえっ・・・」

66:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 11:14:57.00ID:1BxthFL70

そこから、修学旅行は終わり、2~3学期は早かった。

理科室でアルコールランプでスルメ焼いたり、国語教師の車に牛乳ぶつけたり。
初代校長の像に桂をかぶせたりだとか、色々なことをやらかした。
そのたび、教師から大目玉を食らうこともあった。
夜中に学校に忍び込んで、警備員に追いかけられたときはびびった。

内田と俺も中学3年生、最高学年になったわけだ。
うれしいことに同じクラス。しかしみんなは受験モード真っ只中なわけだ、
巻き込まれたのさ、俺もお前も、受験戦争の渦にな・・・

70:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 11:24:56.62ID:1BxthFL70

んで、受験戦争なんだが、俺と内田は縁もあって、同じ志望校だった。
二人で勉強したときもあったな、俺が馬鹿だから、間違えるたびに内田パンチくらってた
内田はそこそこできる奴だったからね、本当あの時は助かったわ、

ああ、ちなみに、俺の恋はというと、
小学校から、同じ子だったんだけど、その小学校で毎年開幕される、催しみたいなのあって、んで、そこで、奇遇にも会ったんだよね、んで、まぁ、その子とは前々から、ちょくちょく話したりもしてたんだけど、 それでその催しから、帰るときだった、二人で帰ってたんだけど。あたりはすごい真っ暗で、夜7~8時ぐらいだったかな

急にその子が「ねぇ、前にいってたさ、好きな人ってだれなの?」
って聞かれて、俺はぎょっとした、えぇえ!!?ってなるよね、ktkrってなるよね!
んで、俺は、中学時代、ほとんど女子と話したこともないし、肌にすら触れたことないから、きょどりまくり。

「えぇ、えあいていえ、ちょwwあ、あの、ああ、好きな子ね、うん」

71:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 11:26:29.92ID:ZgVB8hcX0
甘酸っぱいな。。。

73:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 11:29:11.19ID:1BxthFL70

「えーっと・・・えーっと…うぇえええーっと・・・・・・」

「ねぇ?もったいぶらないで教えて?」

女の子はずっと俺のほうを見つめてた、暗闇を一筋に照らす街灯だけが、俺ら二人を優しく照らしていた。

「お、俺、俺のすすす、すきな、好きな人はー・・・・・・」

そのときだった、車のクラクション音が聞こえる。

「なにしてるん!はやく帰りー!」

仕事に行く途中のオカンだった、今思えば、すっごいあれ、タイミングわるかった・・・マジで空気読んでほしかった・・・
あの日ほど、オカンにうらみ持った日はないと思う。
んで、俺は意気地なしだから、逃げるように、その場を後にした。

「ご、ごめんん!こ、この話はまたこんどね!」

といって、チャリに飛び乗ってぴゅーっと帰る。
その日以来、彼女と話すのにその話題がでることはなかった。。。

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75:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 11:32:06.70ID:Hv/Sj/9t0
カアチャン…

77:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 11:36:55.42ID:1BxthFL70

んで、まぁ、いざ受験ってなって、高校試験うけて、結果発表だったんだけど、
案の定、俺は駄目だった見たい、内田は合格していたけども、俺は私立の中学へとかようことになったのだ。
まぁ、一点足らずだったんですけどね・・・・・・それでも、内田は励ましてくれた。
高校が違うからなんだ、とか、俺ら友達じゃねえかとか、本当うれしかった。

んで、春から、俺と内田は違う高校へ通うことになったんだkど、ここで気になることが一つ、内田親父の転勤とかはどうなってる?
そのことを内田に聞いてみる。

「あのさ、お前の親父転勤族とか行ってたジャン?」

内田は悟ったように答えた。

「ああ、もう高校生になるし、親父が転勤するって言っても、俺はここに残るよ、バイトでもしてやりくりはできるしなw」

おれはうれしさ半分ちょっと照れくさい気持ちになった、「そっか、そっか」 としか、答えられてなかった気がする。

81:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 11:42:22.34ID:1BxthFL70

んで、高校に入ると、だいぶ好きたい放題やった俺がいる、
高校は部活に所属せず、生徒会へと所属。

生徒の間では、軍人とか、変態とか、スナイパーとかうわさされる、そのきっかけは
学校の帰りに修理を頼むために、愛銃のスナイパーライフルとハンドガンを学校へ持ち込んだときだった。
教師に発見され、笑われ、スナイパーと呼ばれることになった。
無論文化祭などは、ガスマスクのフル装備で生徒会という腕章をつけて、見回ったことは言うまでもない。
文化祭や、体育祭になると、内田は学校をサボってよく着てくれた、同時に俺もよく内田の高校への文化祭へと足を運ぶこともあった。
俺は内心、内田の学校より美人がおおいぜ!ひゃっは!とか思いつつ、一緒に回ったりした。

本当、中学から高校になるとだいぶ、やれることとか広がってくるからなぁ、
高校時代はかなり楽しかった。

82:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 11:45:07.11ID:RAxVsfYJ0
>>81
こえぇよwww

83:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 11:46:02.29ID:yivc97Cu0
>>81
バカやれていいなあ(´・ω・`)

84:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 11:48:38.20ID:1BxthFL70

んで、高校の夏休みとか、そういうのは、バイトでためた金で、二人でコミケいったりとか
どっか、旅へ出たりもした、大阪、京都、広島、東京、ちなみに俺らは九州だった。
いま思えばすげー楽しかったなぁ・・・

あと、中学のころのA,B、Cとかと一緒に闇なべもしたりした、
内田がやたらと、ガンダムを入れてきたのを覚えてる、

内田「どうだ・・・?ガンダニウム合金の味が染み付いてるだろ・・・」

俺「ふざけんなwwwwwwwwwwっちょwwwwwGガン入ってるwww」

今思えば、結構俺らってオタクだったのかもな~とか思いつつ、打ってる。
あと、京都に行ったとき、内田が、中国人の観光客と仲良くなってたwww
本当、誰とでも仲良くなれる奴だったなぁ

85:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 11:48:53.38ID:IoHQY+i40
読んでるがお前の甘酸っぱい思い出なんか聞きたくねーよ!
三年間いじめられてた俺はどうなる

>>85
俺の文で、気分を悪くしたなら、誤る、すまない、
でも、聞いてほしいんだ、この気持ちをぶつけるところが、ここぐらいしかなくてね・・・

86:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 11:53:15.19ID:ZgVB8hcX0
>>85
まあ、そう言わずにw

辛かっただろう。
勝手だが>>85が幸せに暮らす呪いをかけたから、後はお前しだいだw

87:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 11:55:03.35ID:1BxthFL70

んで、高2なりたて、内田に好きな子ができたらしい、そのことを俺へと持ちかけてきた。

内「ええ・・・でもこええなぁ・・・えええ~・・・」

俺「大丈夫だって!こんどはうまくいくって!」

前回のこともあって、ヘタに行動はできないが、俺は内田を必死に励ましていた。
今度の相手は、まぁ、普通のこだったが、内田がいかにも好きになりそうな容姿をしていた。
高校になるとビッチこそ増えるが、ぜんぜんそのような雰囲気はかもし出してない、遊びも知らなさそうな生娘だった。
内田って、ブスでも綺麗でもない子選ぶよなぁ・・・とか思う。
んで、俺がチャリでドライブスルーができる!っと発覚した次の日のことだった。

内「やった!やったぜ!」

俺「どうしたんだよ、急に?」

内「みなこちゃんのメアドげっちゅぅう~!」

俺「っは!え!マジで!?」

内田の好きなこの名前は美奈子というのだが、追記しておきます。

89:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 12:04:06.59ID:1BxthFL70

んで、内田はけっこうメールのやり取りをしてたんだけども、彼女には彼氏がいないこととか、今まで、男性と、付き合ったことがないとか、色々なことが発覚。
そのたびムッシュムラムラの内田君、彼にブレーキオイルは存在せず、暴走列車のごとく一直線だった。
前回の失恋のことを気にせず、前向きなんはすごいいいことだと思うw

んで、メールのやり取りから、2ヶ月ぐらいかな?

内「おれ、美奈子ちゃんに告白するわ!」

俺「お!?マジで!がんばってこいよ!成功するといいな!」

内田君後日談

「内田君?どうしたの?」

「あ、あのさ、俺・・・実はさ」

「?」

「林田(美奈子ちゃんの苗字)のことがすきです!付き合ってください!」

そこから、は読者のご想像にお任せしよう、成就した恋ほど、話すに取るに至らない話はないからである。
このさい、この話は棚に上げておく、それであげてしまったものはおろしようがない。

くそぅ・・・悔しいことに・・・・・・

メール内田「美奈子ちゃんと、付き合うことになりました!!!」

悔しいけど、内心すごくうれしかった、内田がこうして幸せに感じてくれるのは何よりだ、
俺だって、今まで、内田に色々助けてもらったところもあって、自分の事のようにうれしかった。

90:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 12:07:57.95ID:yivc97Cu0
内田あ…

91:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 12:12:40.60ID:+vG6G/eK0
追いついた
内田・・・おめでとう

92:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 12:15:44.01ID:1BxthFL70

高校三年、ラスト高校生。

本当、中学よりも早く感じた高校生活だった。俺は就職で、内田は進学そのため、ここを少し離れることに。
楽しかった高校生活、もうそろそろ別れがやってくる。希望もあるが、寂しい気持ちだった、 今まで、友達として、ずっと一緒にいた内田と別れるのは惜しいが、べつに、同じ九州内だし、会いたいときは会って一緒に酒飲むのもいいじゃないか、内田は、暇あったら帰ってくるってっと、笑顔を見せていた。
ちなみに、内田の彼女の美奈子ちゃんも内田と同県の専門学校に通うらしく、春から同棲をスタートさせたらしい、なんともうらやましい・・・。

内田「なぁ、今まで、楽しかったよな、色々なことやったりしてさ」

卒業式前日、俺と内田は、思い出話に花を咲かせていた、二人で酒も飲んじゃってさw
あの時の教師の顔とか、あの時なんで怒ってたんだっけ、とか、これからのこととか、色々話した。

内田「大学行ったらさ、こっちにできるだけ就職先は探すさw」

ケラケラと笑う、こいつとは、一生付き合っていけたらいいなと思った。ホモじゃないわよ!
すげえ大切な友達だった。

俺「美奈子ちゃんとはどうすんだよぉ!?あ?あ?ww」

内田「い、いや、学校こそ違うけどさ、同県だし、同棲する」

俺「っくっはぁあああwwwwこのやろうがwwwうらやましいなぁああくそww」

その日は本当に、明け方まで、話したと思う、今まであってきた色々なことを

94:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 12:21:11.61ID:1BxthFL70

そして、卒業式。

今まで顔合わせの生徒たちが、最期に一回だけ、全員そろう一日。
そしてこの学校から、各自色々なところへ旅立っていくのだ、一生会わない奴もいれば、ひょんなことで遭遇したりもする。
スモールワールドだね!、中学の卒業式と違うのはやっぱりそこだよな。
やっぱヤンキーは特攻服だった、後ろの刺しゅうには【光岡先生有我等!】っとでかでかと書いてあるww
なぜか校門には、バイクが数台止まっていた。まぁ、そのヤンキーとは仲悪くはなかったんで、別にどうでもよかったけどw

本当卒業式は泣けた、今までの友達と別れるのって、なんとなくつらいね、教師の顔は見たくもないけど

んで、後輩に結構花もらったり、キーホルダもらったりした。
ボタンくださいとか、ハグしていいですか・・・?とか、数名来た気がする。

あと、数名の後輩は俺を敬礼で送り出してくれたwww

95:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 12:23:07.22ID:Hv/Sj/9t0
読んでたらつらくなってきた

98:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 12:29:23.12ID:UvsfMbVx0
>>95
奇遇だな。俺もだ。
ホント俺の高校生活ってなんなんだ

97:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 12:28:17.95ID:jNoO6LOf0
俺にもこんな関係になれる友達がほしかった

99:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 12:30:04.11ID:1BxthFL70

内田はというと、美奈子ちゃんと二人で学校をめぐっていた気がする、
くそぉお手つなぎやがって、くそ!くそ!くそぉおぉ!まぁ、幸せそうでなによりw
んで、俺は内田に用がある俺は内田を呼び寄せることにする。

俺「あーあー、お楽しみ中のときにお邪魔しますねお二人さぁ~ん」

内田「んだ、お前かよwwなんだよ気持ち悪いなw」

俺「美奈子ちゃん?ごめんねぇ!ちょっとこいつ借りるなww」

美奈子「え、うん、わかった、ここで待ってればいい?」

俺「すぐ済むよwちょっと待っててねw」

俺は内田を引っ張り、学校のある場所へと連れて行く。

俺「卒業だな」

内「あぁ?、ああ・・・そうだな」

俺は辛気臭そうに、内田へプレゼントを渡す。

俺「せん別だ、受け取りな!」

その辺の店で買った、ドッグタグを俺は内田に渡す。
無論、内田の名前と血液型は掘ってある。これぐらいしか送るもんなかったんだよww

内田「もっとましなもんもってこいよwwww」

そういいつつ、内田は首からドッグタグを提げた

内田「ありがとな、一生大事にする」

何かを思い出したように、内田はポケットから取り出す。

内田「ほら、これ返すぜwww」

俺「アッ!!僕と夏休みwwwwwwwwwwwwwwwwww」

すっかり存在を忘れてたwww、内田にだいぶ前に貸したまんまだったんだw

内田「冗談だ、ほらよw」

内田はおもむろに胸ポケットからコインを取り出した。

内田「大正11年の一銭だ、これは俺が、物心ついたときから大事にしてる、きっと運気あげてくれっぜw」

意外とそういうのが好きな俺は喜んで受け取ったw安っぽい男だww

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100:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 12:34:34.20ID:1BxthFL70

別れのとき、

4月に入ったら、もう社会人だ、内田ももう引越しの準備は終わって、新しい学校でいろいろな経験をして、、
美奈子ちゃんとムッフッフになるんだろうな、とか思いつつ、俺は日々を過ごしていた。
内田もタマーに美奈子ちゃんと帰ってきて、一緒に飲んだり、最近について話たりとか、色々なことをして過ごしたりしたからあまり寂しくはなかった、むしろこうしてたまに会いに着てくれるのはうれしかった。

んで、大学4年目、美奈子ちゃんは看護の職について、内田は卒業を控えていた。
内田は、1~2月ごろだったかな、就活中の内田君。

そんなある日のことだった、今でも思い出すとつらくなる。

101:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 12:35:46.33ID:UvsfMbVx0
>>1は何の仕事してんの?

>>101
高卒で就職したからね、スーパーの社員やってたけど、
今はやめて、親元で手伝いしてる、小料理屋かな

103:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 12:37:27.33ID:DHfet5tS0
昔はね、千里を越えてここに戻るという意味で一銭を渡したりしたもんだね。
五銭なら死線を越えるという意味だし十銭なら苦戦をしのぐという意味だった。
意味は知らなくともいい仲間を持ったな。
本当の意味での餞別だよ。

>>103
そうなのか・・・そっか・・・

108:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 12:44:47.78ID:1BxthFL70

内田は就活中、親の仕事に興味も持ってたみたいだから、現在親父のいる勤務地の東北へ行った。
もともと、親父自体は福島出身だったらしく、福島の爺さんとばあさんの家へ寝泊りしつつ、親父の仕事見学、会社見学をするようにしたらしい、

138:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 13:45:32.31ID:1BxthFL70

ああ、だめだwwwww
>>103の、一銭の意味見てから、どうも目から変な青酸カリがwwww
ちょっといったん退席しますね、5分ぐらいで戻ります

142:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 13:47:28.82ID:gnpdv5Qn0
>>138
まってる

106:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 12:39:31.72ID:1BxthFL70

続き書きますね、

107:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 12:42:31.30ID:Pw9b6pVG0
いいなあ、内田君と美奈子ちゃんははすげー続いたカップルなんだなあ

109:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 12:46:32.00ID:Pw9b6pVG0
これは…よくない展開だ…

福島…

110:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 12:47:06.21ID:+vG6G/eK0
>>109
全く気づかんかった・・・

112:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 12:49:21.91ID:1BxthFL70

3月11日、俺はニュースを見て息がつまった。

すぐにあわてて内田へと連絡を入れるが、つながるわけがなかった。
俺は、美奈子ちゃんへ電話してみることにした。勤務中だったらしいが、ニューステロップをみて 運よくケータイは取り出していた、病院だと使えないので、外にいたらしい。

俺「内田は?内田はまだ帰ってきてない?」

美奈子「まだ、わからない・・・でも、でも電話もつながらない・・」

俺「落ち着いて美奈子ちゃん、すぐに、そっちに行くから」

美奈子ちゃんは声が震えていたのを覚えてる
俺は上司に理由を話して、やむ終えないというわけで、急遽早退させてもらって、美奈子ちゃんのいる病院へ車を飛ばす

113:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 12:52:00.51ID:1BxthFL70

病院につくと、美奈子ちゃんはケータイを握り締めたまま、病院にあるナースセンターの
イスへ腰掛けて、泣いていた。とても仕事ができるような状況じゃない。

正直声をかけるのもつらかった。、どう声かけていいのかわからんかった。

おばさんぐらいのナースが隣に座って、背中をさすってる光景がすごく痛々しく心につきささった。

115:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 12:53:35.51ID:Hv/Sj/9t0
内田…

116:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 12:57:21.78ID:1BxthFL70

それから、数日しても、内田からの連絡は一向に帰ってこず、心配なので、美奈子ちゃんのそばにいることにしたがなに一切食事を取ろうとしない、正直な話俺も飯がノドを通らなかった。
落ち着くまで、仕事の進行は無理だと、考えた病院側は、美奈子ちゃんを長期休暇にしてくれた。
俺はというと、関係があまりないので、上司のガミガミガーミガミ言われて、それでも出勤できなかったからクビになった。

けれども、仕方ない決断だとは思うけど・・・日に日に痩せていく美奈子ちゃん、
俺は、直接確かめない限りは、信じられなかった。内田が死ぬなんてありえん。

119:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 13:04:34.49ID:1BxthFL70

俺は、福島へと行くことにした、無論、美奈子ちゃんも連れて、九州から、福島、休みなしで行っても、20時間は掛かる距離だと思う、知り合いが、福島への援助物資を届けるといって、そのトラックへと乗せてもらうことにした、

震災後ちょうど一週間ちょっとたったぐらいだった。

道路は緊急車両、復旧活動、物流確保の為に優先されるから、この手段をつかった。
そして、2~3日かけて、ようやく到着、

121:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 13:11:34.65ID:1BxthFL70

現地は本当に地獄だった、瓦礫の山、クズの山、どこを見回しても、崩れ落ちたコンクリート。
ある程度の救助活動は済んでいたが、ところどころ、遺体が転がってたりもした。

俺と美奈子ちゃんは必死に歩き回ったりするけども、復旧活動や、救助活動の邪魔になるといって、自衛隊の人から、避難所へと回された。

123:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 13:18:56.62ID:1BxthFL70

知り合いもその避難所に着ており、トラックから、援助物資を下ろして、届けている最中だった。
俺もその援助物資を下ろすのを手伝う。

俺「これから、どうするんだ・・・?」

知「ああ、これを届けたらまた帰るよ、また、つんで届けないと」

俺「そのとき、また連れてきてもらって良いか?」

知「ああ、かまわんよ、とりあえず、休んじゃおれんし、これを届けたら、すぐ帰るぞ」

そして、地獄のような福島に、数時間滞在したあと、すぐに俺らは引き返した。

124:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 13:22:44.04ID:1BxthFL70

美奈子ちゃんは、戻って、二週間ぐらいずっと泣いてたけど、あの人が死ぬわけない!きっとどこかの避難所にいる!
っと俺が何度も励まして、何とか仕事に復旧した、俺はというと、親元の小料理屋で働くことに。

そこれから、一ヶ月たっても、二ヶ月たっても内田からの連絡は来ない。

すると、ある日のことだった。まったく知らない電話番号が、掛かってきたのだ。
俺はひょとして!っておもって、携帯電話へと手を取り、それに出た。

126:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 13:26:49.13ID:UvsfMbVx0
あぁ・・・・・・・・・

127:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 13:29:57.02ID:ZgVB8hcX0
最後まで付き合うから全部聞かせろ
やぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

128:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 13:31:30.01ID:1BxthFL70

俺「もしもし!」

父「もしもし、1君ですか?」

俺「えっと、どちら様でしょうか・・・?」

父「内田の父です、始めまして」

なんと、電話をかけてきたのは、内田の父親だった、どことなく声がかすれている。

俺「あの、どうして番号を?」

父「息子の持っていたケータイのカードにね、君の番号が入っていてね。ケータイ自体は駄目になっていたけど、SDが使えたのは不幸中の幸いだったよ」

俺は内田じゃないか・・・ってがっかりしたけど、色々聞きたいこともあった。

俺「あ、あの、正徳(仮)←内田の本命、正樹は無事なんですか?」

すると、内田の父は黙り込んでしまったが、なんとも気を重そうに話す。

父「正徳の遺体がね、発見されたよ、ちょうど2日前にね・・・」

俺はショックだった、なんとも言いがたいほどのショックだった、ほんとつらかった、テレビの音とかそういうのまったく耳にはいってこないわけ、だから、内田の父の話してた内容もほんとわからんまま切れた。

129:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 13:33:01.22ID:+vG6G/eK0
え・・・・

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132:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 13:34:41.96ID:1BxthFL70

本当、思い出すと、今でも涙出る数ヶ月たった今でも涙でるわ

俺は、そのあと崩れ落ちるように泣いたよ、ほんと自分にこんなにも水分あるのかって思うぐらいに泣いたわ
これを知ったら美奈子ちゃんどう思うだろうっても色々考えたよ、でもどうしたって、どうがんばってって涙しかでてこない

134:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 13:36:38.17ID:RzicMgR9O
>>1大丈夫か?

135:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 13:39:08.59ID:1BxthFL70

思い出すと、彼女の泣いてるすがたはあまりにも苦しいので、はぶきますね、すいません、

それで、それから、数日たった後、二人で福島を目指すことにした。
内田の父は、まだ息子が死んだことを受け入れられないのか、ずいぶんとげっそりしてたのを覚えてる。

俺が内田と再会したとき、彼はもう骨になっていた。火葬がすんだようだった

136:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 13:43:55.41ID:1BxthFL70

近くには、遺品が置かれてた、俺の上げたドックタグもそこに入ってた、ところどころドロがついてたのがすごい生々しかった、

美奈子ちゃんは必死に叫びながら泣いてたけど、あまり俺の頭の中入ってこなかった。
ところどころだと

うそつき!とか、幸せになろうっていってくれたのにとか、悲痛な叫び声が今もまだ残ってる

俺はなんか現状が飲み込めず、ただ放心状態でその光景を眺めてるだけだった。

137:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 13:45:13.34ID:gnpdv5Qn0
目汁が

151:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 14:01:18.83ID:1BxthFL70

本当に、こんな可愛い美奈子ちゃん置いてくとか、ks大馬鹿やろうだよな・・・

戻ってこれねえなら。こんな一銭渡すなよ・・・、と、

その後の話ですが、
美奈子ちゃんは、何とか立ち直って、今もその病院で働いてるみたいです、いい人ができるといいな・・・
俺はというと、ここに戻ってきたそのあと、奇妙なものを見つけました、内田の手紙でした。

いつ、仕掛けたのか、中学の卒業アルバムにはさんでありました、3年の同じクラスだった、写真のところに、

154:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 14:09:33.93ID:1BxthFL70

よぅ、元気してるか?お前がこれを開くってことは、告白に失敗したアノ子に会ったか、
すごい懐かしい思いをしたか、つらい事があって、昔を思い出してるな?あんまり気に病むなよ!
この手紙が、いつ読まれるかはわからないけど、高校の卒業式前に、一緒に飲んだり話したりしたじゃん?
そのときに仕掛けさせてもらったw
本当に、最初はヤンキーに絡まれて最悪だったけど、あれがなければ、お前とそんな絡むことも、友達になることもなかったのかもしれない、1にはすごい感謝してる、だから、これか先、つらい事、うれしいこと、いろいろなことあるんだろうけどお前とはずっと友達でいたいと思ってるよ!辛気臭いし、柄じゃないから、手紙にだけでとどめておくw

いつもありがとう、1、お前は俺の最高の友達だ!
これからもずっと、迷惑かけあいまくって、ギブアンドテイクな!

155:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 14:11:46.31ID:1BxthFL70

この手紙を読んだ瞬間、本当ないた、

内田が死んだって、言われたときよりも泣いた。

高校こそ違うけども、最高の友達だった、俺も思う。内田

今なにしてるんかな?ずっと美奈子ちゃんのこと見守ってるんかな、
たまにでいいから、俺のこともちら見してくれよ

159:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 14:13:20.22ID:1BxthFL70

訂正、で高校があたかも、俺と一緒のような、卒業式描写がかかれてたけど、
俺んとこの卒業式が終わったすぐに俺は内田の学校へ行きました。
すいません、言葉抜けててごめんなさい。

160:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 14:13:48.32ID:MCWcFNkB0
泣ける・・・・・
震災で無くなった2万人近くの一人ひとりにこんなエピソードがあるんだな

161:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 14:15:43.91ID:gnpdv5Qn0
くそおおお。。。

くそぅ

163:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 14:17:51.74ID:1BxthFL70

ちなみに、これが内田からもらった一銭、

165:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 14:19:21.92ID:1BxthFL70

今でも、ずっと大切にしてる、
ちなみに、今日内田がでてきた夢の内容は、

「っよ、元気かい!」

ってだけいって、すごい笑顔で消えてった、夢だった

167:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 14:20:42.82ID:1BxthFL70

こんなスレだけども、
今までお付き合いいただいた皆様、貴重なお時間をこのようなスレへと
費やしていただき、まことにありがとうございました。

聞いていただき、本当に感謝してます、ありがとう。

174:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 14:27:19.47ID:ZgVB8hcX0
>>167
ありがとう、生きていることに感謝できたわ。
>>1と内田の彼女は内田の分まで幸せになりやがれ!

176:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 14:28:26.52ID:gnpdv5Qn0
>>167
いい話、というのは変かもだけど、心にしみた。
きっと内田くんは「ちょwおまwはずかしすぐるっw」って照れてるぜw

171:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 14:24:53.43ID:RzicMgR9O
お疲れさん>>1
話をありがとな

178:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 14:38:23.11ID:YhHsIhTX0
乙!
10年くらい前にバイク事故で風になっちまった俺の親友は未だに
俺んとこには来ないwwwwwww

女友達の枕元には立つらしいがwwwwwwww
まぁそーゆー奴だったかららしいっちゃらしいけどなwww

>>178
そういうの、すごい、その人本人のらしさってのが出てて良いと思いますw

173:以下、VIPがお送りします:2011/09/23(金) 14:26:18.91ID:dApHbkXE0
>>1お疲れさま
内田の分まで幸せになってくれ

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