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死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?35
80 :猫イイ!:03/04/27 01:50
学生時代に、大学のすぐ裏のアパートに住んでいた。
夏のある夜のこと、暑苦しくて窓を全開にして漫画を読んでたら、
いきなりその窓から、顔面ぐちゃぐちゃの人間が入ってきた。
スカートにノースリーブで普通の格好だったから、一瞬ヒトが入ってきたのかと思ったけど、
ここは三階だし、なにより輪郭がぼやけてるというか、大きくなったり小さくなったりしていた。ぐわんぐわんと。
身長1メートルくらいから、部屋の天井に頭がつくくらいまで。
なんか、自分がどういう大きさかわかってないみたいな。
顔もぐちゃぐちゃ動いていたけど、これは傷口が動いてるみたいだった。
こっちにじわじわ向ってきてたけど、俺は完全に金縛りみたいになって、机の椅子から動けなかった。
そしたらいきなり部屋で飼ってた猫が「フギャアアアア」って叫んで、毛を逆立てて威嚇しはじめた。
それで我に返って、椅子からずり落ちるみたいに降りてから壁際に寄った。
そいつはふらふらと台所のほうへ消えて行って、玄関のドアからすぅっと出て行ったみたいだった。
81 :猫イイ! 続き:03/04/27 01:50
マジで恐かった。
よくお化けは犬に弱いとか言うけど、猫でも役に立つんだ。
ていうか、猫よりヘタレの俺って・・・
その日の夜、大学構内で自動車部のDQNが、酔っ払って暴走中に学部生をはねたらしい。その女の子は即死。
それ聞いて『やっぱり』って思ったよ。
自動車部は当然ソッコー廃部。
その猫、妙に鋭いところがあって、
別の日の夜に、宗教の勧誘っぽい女がチャイム鳴らして来た時に、スゲー吼えだした。
玄関に来客があってものぞきに来ることなんてないのに、その時は飛んでやって来た。
女は楽しいサークルがどうとか訳の分らんことを言ってたので、とにかく追い出した。
猫はそいつの後ろに、なにか見たんだろうか・・・
ちなみにその猫は、今このPCの上で寝てる。