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【後味の悪い話】タイガーアンドバニ「ルナティック」

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918: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/01/14(土) 17:40:46.07 ID:6fbjVpeP0
タイガーアンドバニーというアニメ

超能力者が自然発生しはじめてから40年後ほどの近未来、
能力を悪用する犯罪者を取り締まる、正義の超能力者たちは「ヒーロー」と呼ばれていた。
ヒーローの役目はあくまでも逮捕のみで、以降の犯人の扱いは裁判所や刑務所の役目。
だが、逮捕された後の護送途中の犯人を殺害するという謎の超能力者・ルナティックが現れるようになった。
ルナティックは、悪は完全に絶たなければならないという思想の持ち主で、
捕まえるだけではなくちゃんと殺すべきという正義感のもと、度々ヒーローたちの前に登場した。

主人公の30代男性はヒーローを務めているが、そのきっかけは幼少期の体験にあった。
とある事件に巻き込まれ能力を発動した際に、駆けつけて落ち着かせてくれたヒーローに憧れたからだった。
そのヒーローは後に伝説として語り継がれたほどの人で、加齢により引退するまで様々な事件を解決していた。

主人公は知らなかったが、その伝説のヒーローの晩年は実は荒れたものだった。
原因は不明だが、超能力者は場合によっては能力を減じていくことがあり、
伝説のヒーローの能力は引退する前から衰えていたのだった。
ヒーローとしての立場を維持するために彼は、若手ヒーローの手柄を金で奪い取ったりしていた。
後の世に伝わる伝説のヒーローとしての業績は捏造によるものだった。

ヒーローを引退してからの彼は、酒浸りの毎日を送り妻子を殴ることもあった。
母への暴力を見ていられなかった息子は、自らも超能力を開花させ父を殺してしまった。
伝説のヒーローの息子こそがルナティックだった。
一方で表向きは普通の社会人としての顔も持つルナティックは、母と二人暮しをしていたが、
父の死から母は心がおかしくなっており、今はもういない父に向かって話しかけたりする。
もう父はいないとルナティックが諭すと、母は「どうしてあの人の苦しみをわかってあげなかったの」
とルナティックを責めながら泣き出す。
父は暴力を奮う悪人だったから仕方ない、そう正当化するためにルナティックはそれからも悪人を殺し続けた。

伝説のヒーローはいい人だと思ってたからショックだったわ

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