後味の悪い話

短い後味の悪い話7つ『祖母の知人』

祖母の知人

98: 本当にあった怖い名無し 2021/12/16(木) 14:55:47.97ID:yRyaJetB0
俺が高校か大学の頃の話なんだけど。
大学は実家から離れた場所にあって一人暮らししててたまに実家に帰る程度だったんだけど、
家に帰るたびに家がやや荒れてるというか、なんかゴミが散乱してるような有様になってたのね。
なんか変だって思ってある時ずっと実家住みの妹が話してくれたんだ。

自分が高校の時から部活とかで家にいない間に、
なんか家に怪しい営業ウーマンみたいな人が来てたみたいで、祖母がその人の知人だったらしく
(本当かどうか知らないけど)何百万もする水やら宝石やらを大量に買わされてたんだ。
その営業ウーマンに通帳を渡したとかで、
祖母の口座の暗証番号を勝手に変更して引き出してた事もあるらしい。
お金がなくなったらその人来なくなってさ、
それでも祖母は知人だったって言ってたんだよ。

部活が忙しかったとか色々あったけどそんなことがあったなんて知らなくてさ。
マジで家にいた母さんと兄さん何してたのって、問い詰めたんだ。
明らかに騙されてるって気づいてた家族も祖母に言ったみたいなんだけど、頑固で気性の荒い祖母は、母さんや妹のいうこと全くいう事聞いてくれなかったそうなんだ。

兄は勝手に祖母の金を盗るような男で、昔俺の自転車も勝手に借りて壊してくるような奴だったから全く信用してないんだけど、妹のいう事も聞かないなんて驚いたんだ。
それどころか、夏の暑い時期に庭の草むしりに妹を手伝わせたりさせた事もあったらしい。
その話を聞いて祖母は家族のことを召使いとしか思ってなかったんだろうなって思う。

俺がその話を知ったのが、結構後の話でさ。
大学卒業して社会人になって一人暮らし始めてもその実家の話が頭から離れなくて、
大学で一人暮らしせずに実家にいればこんなことにはならなかったのかも…………って
めちゃくちゃ後悔して、結局一人暮らし続けられなくて、今実家にいる。
俺が、俺があの時、一人暮らしをしてなければ……。

隕石

114: 本当にあった怖い名無し 2021/12/17(金) 22:03:42.41ID:WqTMLkax0
中国か韓国あたりの映画。タイトルは忘れた
主人公は家族の大事にしていた宝物を無くしてしまい、全く同じ物をネットショッピングで注文した
するとニュースで巨大な隕石が地球に接近していると報じられる
主人公がその隕石の映像をよくよく見てみると、先ほどネットショッピングで注文した商品ではないか
なんと主人公がアクセスして商品を購入したショッピングサイトは宇宙人のサイトであり、商品も宇宙人のサイズに合わせて巨大だったのだ
主人公は必死に商品をキャンセルする方法を探し、どうにかギリギリで宇宙人語を解読してキャンセルすることに成功
キャンセルされた商品は軌道を変えて地球から逸れて行った
しかし世界中が既に全大パニックに陥っており、最終戦争が勃発
主人公一家は地下シェルターに逃れて生き延びた
変わり果てた地上の世界を見て嘆く主人公
すると家族がこう言った
「あの狂乱を見ただろう?人類はそもそも愚かなのだ。あの隕石騒動が無くても、遅かれ早かれいつかは自ら滅びの道を歩んでいただろう」

焼き屋

120: 本当にあった怖い名無し 2021/12/19(日) 13:25:46.24ID:6u4U+24G0
銀行員が順風満帆な人生を送っていたが
刺激が欲しいというので当時はやっていた白い鯛焼き屋を開店
飛ぶように売れ年収5000万、調子に乗ってどんどん店舗を拡大したところ、ブームが去り閑古鳥。
それでもテナント料は払わないといえないため最終的に借金3000万円、離婚し娘2人とも会えなくなった
て話が前にあったっけ

122: 本当にあった怖い名無し 2021/12/19(日) 13:59:54.04ID:SPe6mtD90
>>120
まるでたまごっちだな
最近も鬼滅の刃ブームで郵便局が鬼滅とコラボした鬼滅切手を発売したのだけど全く売れないらしい
ネクスト鬼滅と呼ばれた呪術廻戦もコラボが爆死
世の中って難しいね( ̄~ ̄;)

牛股さん

142: 本当にあった怖い名無し 2021/12/22(水) 02:50:57.55ID:4G4uY8Nf0
『シグルイ』に登場する牛股さんの話

牛股さんは剣豪に成ることを目指して、将来を誓い合った愛する彼女を故郷に残して旅立ち、天下に名高い剣豪の道場に入門した
その道場での修行は常軌を逸した苛酷さであった
牛股さんは愛する彼女を想うことで修行の辛さに耐え続けた
どんなに辛い時も、目を閉じれば、故郷で待っていてくれる彼女と繋がる“赤い糸”を暗闇の中に感じることが出来た
そんなある日、剣豪である師範が牛股さんの前にやって来たかと思えば、いきなりこう言い放った
「お主の中に“糸”が見える」

「切れ」

牛股さんはその日のうちに自ら素手で去勢を行い、彼女への想いを絶ち切り、剣一筋に生きていくことを誓うのであった

山内一豊の話

155: 本当にあった怖い名無し 2021/12/24(金) 04:35:07.38ID:t4y1I5M60
うろ覚えだが戦国時代か江戸時代の頃の逸話
とある国の統治を任命された大名?がいた
しかしその領地には前の戦で負けた勢力の武士達が浪人となって大勢残っており、遺恨から新しい統治者を歓迎してくれるムードではなかった
大名が手をこまねいていると、大名の妻がこう提案する
「この国の人々は相撲が好きなようです。相撲大会でも開き、浪人達との親睦を深めてはいかがでしょうか?」
大名は妻のナイスなアイディアに大賛成し、相撲大会を催した
大会には多くの浪人達が集まった
だが、なんだか変な臭いがする
「種子島の臭いだ!」と浪人達が気付くが既に遅く、大会の幕が下ろされると火縄銃を構えた鉄砲隊が現れる
「神妙にお縄に付けーい」
なんと大名は相撲大会と偽って浪人達を集めて捕らえ、処刑することによって反乱分子を一網打尽にしたのだ
この夫の所業に、妻は卒倒したという

156: 本当にあった怖い名無し 2021/12/24(金) 06:55:39.96ID:wXiGNBMt0
土佐藩の山内一豊の話
ただ司馬遼太郎「功名が辻」ではたしかに妻の千代が卒倒してたけど
それは司馬遼太郎の創作な気がする

タロー

208: 本当にあった怖い名無し 2022/01/02(日) 15:58:32.25ID:cvVqBKAT0
画家、長谷川潾二郎の描いた絵『タロー』
長谷川潾二郎は遅筆で知られる画家。
何故なら彼は「実物を見ながらでないと絵を書けない」という気質だったから。
屋外で風景画を書けば、天候や季節が変わればもう描けなくなるので、一枚の絵を描くのに何年もかかった。
果物の絵を描く時は、途中で果物が腐ってしまった場合、1から描き直しになった。
そんな彼が、飼い猫のタローの丸まって寝ている姿を絵に描き始めた。
しかし猫というのは気紛れな生き物で、コロコロと姿勢を変えてしまう。
だから潾二郎はタローが「丸まって寝ている」という僅かで貴重な間しかタローの絵を描くことが出来なかった。
タローが同じ姿勢で寝てくれるまで一年間も経つこともあった。
そしてタローの絵を描き始めてから6年の歳月が過ぎた頃、あとは髭を描くだけというところまで作画が進んだところで、タローがこの世を去った。
タローがいなくては絵の続きを描けない潾二郎は、「想像で描く」という本来なら苦手な手法で仕方なく左側の髭を描いたが、右側の髭は描けなかったという。
(ちなみに、その髭は妙に不恰好であり、現物を見ずに想像で描くということが本当に苦手な気質だったのだ、ということがありありと伝わって来る)

209: 本当にあった怖い名無し 2022/01/02(日) 17:33:00.58ID:DQVcAQhr0
おお、これか
素朴な味わいがあるだけにエピソード効くと確かに後味悪いかも

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