1: 世界@名無史さん 2012/12/17(月) 22:45:40.91 ID:0
集合意識が固まって生まれてきて伝承されたと言われる人物、はては
シャーロック・ホームズのように作者による創作であることがよく知られているにも
関わらず、多くの人に知られ、半ば歴史的存在となった人物などについて語るスレです。
これらの人物が、どういった形で、どれほど広範囲の人々に支持されたか、人々に
どういった影響を与えたか、生まれてくるに当たってどういう社会的背景があったのか、
なぜ熱狂的に支持されたのか、モデルとなった人物などについて話せればいいかと思います。
また、歴史上実在していたか怪しい人物、坂本竜馬のように実在していたことは
はっきりはしていても、小説等で英雄に祭り上げられ、実像との乖離が著しい人物、
シェイクスピアのように、誰かのペンネームに過ぎないという説がある人物なども対象とします。
317: 世界@名無史さん 2014/06/23(月) 20:07:23.550
シンドバッドとはインドの風を意味するとのWiki情報
377: 世界@名無史さん 2015/07/26(日) 16:17:10.650
原作(千夜一夜物語)のシンドバッドは人殺しも、
殺した相手の金品を奪う事も平気でする人間なんで、
あまり子供向けのお話の主人公に使うのはどうかと思うんだが。
421: 世界@名無史さん 2017/07/24(月) 05:31:40.090
アラジンが中国人だったのには驚いた
422: 世界@名無史さん 2017/07/24(月) 07:35:37.790
アリババはペルシア人
シンドバッドはインド人
アラジンは中国人
464: 世界@名無史さん 2019/02/24(日) 10:20:39.160
インド洋の季節風を利用した交易は年に1往復するだけなので、
風待ちの間、船乗りたちは港町に逗留することになる。
ヒマですることも無いので体験談でもし合って過ごす日々。
あまりにもヒマ過ぎ、噺のネタにも困ってくると空想で尾鰭を付け、
互いに張り合ってどんどんエスカレート。
→ 船乗りシンドバッドできあがり
465: 世界@名無史さん 2019/03/03(日) 09:31:16.360
古代エジプトのパピルスにも『難破船員の物語』という話があって
異郷に流れ着き、モンスターに遭遇し、お宝を持って帰る、
というシンドバッド的ストーリーがすでにみられる。
http://www.moonover.jp/bekkan/story/20.htm
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7: 世界@名無史さん 2012/12/18(火) 00:46:59.75 ID:0
三蔵法師もほとんど架空の人物だね。
玄奘との共通点はインドに取経に行ったことだけ。
10: 世界@名無史さん 2012/12/18(火) 01:02:58.92 ID:0
>>7
実在のモデルがいて、そのモデルの名前を小説中でそのままつかった
というところだな。
8: 世界@名無史さん 2012/12/18(火) 00:49:58.43 ID:O
空海も実在だけどほとんど伝説
22: 世界@名無史さん 2012/12/19(水) 00:40:51.41 ID:0
貴族の将校なのに、民衆側に寝返って
バスティーユ攻撃を指揮したオスカル様
24: 世界@名無史さん 2012/12/19(水) 13:54:28.04 ID:0
水滸伝とかロビンフッドとか、書籍にモデルとなった人物は
存在するけどたいした奴でないんだよね
いつしか民間伝説になってヒーローにまつりあげられるんだよ
源義経の御伴をした弁慶だってほぼでっちあげだからね
26: 世界@名無史さん 2012/12/19(水) 20:54:00.99 ID:0
ロビンソン・クルーソー自体は架空だが、モデルは実在でアレキサンダー・セルカーク。
高橋大輔さん(スケートじゃないよ)がセルカークの住居跡を発掘したんだったな。
アレキサンダー・セルカーク(1676年 - 1721年12月13日)は、遭難者として無人島で4年間を過ごしたスコットランドの水夫。彼の苦難は、ダニエル・デフォーの『ロビンソン・クルーソー』の素材の1つとなっているのではないかと推測する見解がある。
セルカークの住居跡の考古学的発見
2005年、探検家の髙橋大輔がリーダーを務める探検隊がロビンソン・クルーソー島内でセルカークの住居跡を探し、焚火跡の炭と、その炭に混じった「ディバイダ(割りコンパス)」と呼ばれる航海用具を、深さ約2メートルの地中から発見した[3]。
この炭の年代はセルカークの時代に該当していることが後の調査で判明した。17〜18世紀初頭にかけて同島に着船した船の記録は少なく、その中でも航海士であったセルカークはディバイダを日常的に使う職務に就いており、ディバイダはセルカークが漂流中に所持していた物品のリストとも一致していた。髙橋によれば、このことがセルカークの住居跡の発見の決め手となったという[3]。
28: 世界@名無史さん 2012/12/19(水) 22:48:35.12 ID:0
シャーロック・ホームズ(半実在)
プレスター・ジョン
檀君王倹
ホームズは「名誉実在人物」扱いでいいと思う。いたよ、たぶん。
夏目漱石にも会っているだろうし、アルセーヌ・ルパンともたぶん
対決している。そして彼の活躍はジョン・H・ワトスン医師によって
記録され、宮崎駿によってアニメ化された。
あとの2人は知らん。
30: 世界@名無史さん 2012/12/20(木) 00:48:16.65 ID:0
ヴェローナには「ジュリエットのバルコニー」がある。
このバルコニーにロミオが登って行ったのか…
って、架空の人物なんだけど。
しかも恋愛成就を願う観光スポットになっているとかいうけど、
「ロミオとジュリエット」は二人とも死んで終わるじゃん。
それにあやかってどーするの。
▼ジュリエット像
78: 世界@名無史さん 2012/12/24(月) 01:35:25.71 ID:0
>>30
ロミオとジュリエットは年齢設定が14才と13才だから
世界に最も影響を与えた中二病患者といえる
31: 世界@名無史さん 2012/12/20(木) 02:08:28.57 ID:0
外人にも、心中にあこがれる心情があるってことだろう。
32: 世界@名無史さん 2012/12/20(木) 15:52:29.16 ID:0
プレスター・ジョン
アジアにあるとされたキリスト教国の王
かの国を探すためにマルコ・ポーロや大航海時代に与えた影響は大きい
中世ヨーロッパの十字軍時代から盛んになった、東方にキリスト教徒の王がいるという伝説。
十字軍運動が展開された時代には、遠く離れた東方の世界に、キリスト教徒が住んでいて、その指導者のプレスター=ジョンが、十字軍を助けてイェルサレムをイスラーム教徒から奪回するためにやってくる、という伝説が広く信じられていた。
12~14世紀の東西交流の中で盛んになり、ローマ教皇らキリスト教側がモンゴルと接触ようとして東西交流を促す背景ともなった。
79: 世界@名無史さん 2012/12/24(月) 01:47:51.150
非実在でありながら現実の歴史に大きな影響を与えた
プレスター・ジョンはスレにピッタリのキャラだな
しかも太古の人物ではなく、中世にリアルタイムで
存在していると信じられた点がまた良い
80: 世界@名無史さん 2012/12/24(月) 03:54:54.380
エチオピア王国誌読むと面白いよな。
大真面目に、今日はプレスター・ジョンと謁見して、
彼はこう話した、みたいなことが書いてあるし。
最初読んだとき、なんだこの本はと思った。
81: 世界@名無史さん 2012/12/24(月) 09:21:21.440
>>79
こういうの面白いよな、東洋だと秦の始皇帝の蓬莱みたいなものかな。
これだって誰かかが言い出す訳なんだけど、その言い出した奴も信じていたりするw
285: 世界@名無史さん 2013/12/01(日) 23:16:18.410
「プレスター・ジョン」の正体って結局何だったの?
286: 世界@名無史さん 2013/12/02(月) 00:07:24.720
正体もなにも、イスラム勢力を倒してくれる王がいてほしいっていうキリスト教徒の妄想
33: 世界@名無史さん 2012/12/20(木) 18:13:25.02 ID:T
巴御前もでっち上げなのかな……
平安時代末期の信濃国の女性。女武者として伝えられている。
源義仲の妾。
『源平盛衰記』では、倶利伽羅峠の戦いにも大将の一人として登場しており、横田河原の戦いでも七騎を討ち取って高名を上げたとされている
34: 山野野衾 ◆m6VSXsNcBYte 2012/12/20(木) 22:25:57.20 ID:0
>>33
巴や弁慶は、いたかもしれないしいなかったかもしれないというぐらいですね。
一応弁慶は『吾妻鏡』には登場しているのですが、普通の僧侶だったのかもしれません。
そもそも『吾妻鏡』自体が軍記物も参考史料にしているので鵜呑みに出来ませんが。
36: 世界@名無史さん 2012/12/20(木) 23:10:21.81 ID:T
>>34
坂額御前の例もあるから尚の事実際が気になるんですよね。
多分に盛った所もあると思いますが。
源平盛衰記の巴御前は坂額御前と被る所がありますが、
やはり何かしら坂額御前からインスピレーションを受けて脚色を加えたのでしょうかね。
40: 世界@名無史さん 2012/12/21(金) 17:13:19.52 ID:0
>>36
女戦士は当時はめずらしくなかったみたい。
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265: 世界@名無史さん 2013/07/05(金) NY:AN:NY.AN0
静御前
義経の正室すら本名不明なのに、なんで静御前の名前は残ってるんだ。
そんなに存在感が強かった女性だったのか?
白拍子である彼女は政略的価値は薄いような気がするんだが。
ついでに、なんで墓が全国あちこちにあるのも謎だ。
静御前も伝説が独り歩きした人物なのだろうか。
平安時代末期から鎌倉時代初期の女性白拍子。母は白拍子の磯禅師。源義経の妾。
義経を慕う歌を唄い、頼朝を激怒させるが、妻の北条政子が「私が御前の立場であっても、あの様に謡うでしょう」と取り成して命を助けた。『吾妻鏡』では、静の舞の場面を「誠にこれ社壇の壮観、梁塵(りょうじん)ほとんど動くべし、上下みな興感を催す」と絶賛している。
https://ja.wikipedia.org/wiki/静御前
266: 世界@名無史さん 2013/07/05(金) NY:AN:NY.AN0
人目をひく美人だったのかもね
ま、正室つっても子供も作れぬようだと、それでいて側室が作ってるようだと
そういうの珍しくもないんじゃねえの
268: 世界@名無史さん 2013/07/12(金) NY:AN:NY.AN0
>>266
義経の正室である河越重頼の娘は女子を産んでるよ。
頼朝の例があるように、この時代は母親の身分が物を言うはず。
ただ、額田王のような出自不明な女性もいるし、
静御前もそんなような印象に残る女性だったのだろうかと色々妄想してしまう。
39: 世界@名無史さん 2012/12/21(金) 03:31:38.53 ID:0
日本じゃ、ジャッキーチェンの酔拳とかワンス・アポン・ア・
タイム・イン・チャイナの主人公としてしか知られていないけど、
黄飛鴻も坂本竜馬的な人物だろうね。
47: 世界@名無史さん 2012/12/22(土) 07:27:09.23 ID:0
ところでさ、数年前にタイに行ったんだけど、バンコク限定かも知れないけど、
あそこで一番有名な日本人は間違いなく一休さん。
本屋さんは勿論なんだけど、あらゆるところに
子供の頃見た覚えの有るアニメの一休さんがいるんだよね。
あの連中が、髑髏持って歩いている一休さん見たら何気にショックだと思う。
50: 世界@名無史さん 2012/12/22(土) 09:43:35.41 ID:O
>>47
髑髏の話はアニメになってたよ。
大衆から石をバラバラ投げ付けられながら歩んでいくという凄まじいラストだった。
あのアニメは有名なエピソードは一応全て押さえている。
53: 世界@名無史さん 2012/12/22(土) 11:52:12.11 ID:0
>>50
問題はさ、タイでバンコクでそれを放映したかだよな、放映したのかなぁ。
56: 世界@名無史さん 2012/12/22(土) 17:52:27.42 ID:O
>>53
あくまで憶測に過ぎないが、小乗仏教が盛んなタイでは
髑髏以外の厳しいエピソード(結構多い)も放映されているかと。
むしろ実在の一休宗純の破戒僧ぶりを知った時のがショックじゃないかな。
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65: 世界@名無史さん 2012/12/23(日) 13:27:08.26 ID:0
スペインの放蕩児ドン・ファンも、伝説を元にモリエールが
小説を書いたり、モーツァルトがオペラを手がけたり(ドン・ジョヴァンニ)
して広く知られるようになった人物。
17世紀スペインの伝説上の放蕩児、ドン・フアン・テノーリオ(Don Juan Tenorio)のことで、プレイボーイの代名詞として使われる。フランス語ではドン・ジュアン、イタリア語ではドン・ジョヴァンニと呼ばれる。
元になった伝説は簡単なもので、プレイボーイの貴族ドン・フアンが、貴族の娘を誘惑し、その父親(ドン・フェルナンド)を殺した。その後、墓場でドン・フェルナンドの石像の側を通りかかったとき彼の幽霊に出会い、戯れに宴会に招待したところ、本当に石像が現れ、大混乱になったところで、石像に地獄に引き込まれる。 これまでは、女性を愚弄し、情熱的だが狡猾な面を見せるドンファン像が多く描かれてきたが、映画『ドンファン』でジョニー・デップ演じるドンファンは、情熱的なところは従来と変わらないが、女性に対して微塵の憎悪や計算などはなく、純然たる憧れと情熱でもって女性を激しくも繊細に愛する様子が描かれている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ドン・ファン
59: 世界@名無史さん 2012/12/22(土) 22:18:11.960
ヨーゼフ2世は、水戸黄門や暴れん某将軍みたいに、市井に出てきて庶民を助けるような逸話があると聞いたことがあるが。
悪人共をバッサバッサと斬りまくった訳ではないが
公営質屋に客として赴いたらしい。
応対した店員が至極横柄に金を貸すのを断ったのをいたくご立腹になり、
その場で店長の更迭と質草の値踏み下限の撤廃を御命じになったそうだ。
ヨハプスブルク帝国(オーストリア)君主。実質的な女帝マリア・テレジアとその夫で正式な皇帝フランツ1世の長男。マリー・アントワネットの兄にあたる。
父フランツ1世の死後、母マリア・テレジアとともに共同統治を行う。啓蒙思想の影響を受けながら絶対主義の君主であろうともした啓蒙専制君主の代表的人物にプロイセンのフリードリヒ2世(大王)やロシア帝国のエカチェリーナ2世と並んで挙げられる。その政策と思想はヨーゼフ主義と呼ばれ、その急進的改革ゆえ「民衆王」「皇帝革命家」「人民皇帝」などのあだ名がある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ヨーゼフ2世 (神聖ローマ皇帝)
69: 世界@名無史さん 2012/12/23(日) 18:39:50.78 ID:0
キリストが生まれる何年も前に死んでいるのに、キリストを迫害して事になっているヘロデ王とか、
比較的善政で市民には抜群の人気だったのに、
クリスチャンを迫害したためにめちゃくちゃ言われているネロとかね。
▼ヘロデ王
76: 世界@名無史さん 2012/12/24(月) 00:14:46.90 ID:0
>>69
迫害が史実かどうかはさておき
ヘロデ大王は、ギリギリでイエスと生存年が被るし
処刑したヘロデ・アンティパス王ならば、イエスより
十数歳上なだけ、少なくとも時代的な矛盾は無いよ
内容に誇張はあっても、普通に歴史上の人物と考えて良いんじゃないかな
まあ宗教絡みは、その誇張部分がハンパじゃないけど
81: 世界@名無史さん 2012/12/24(月) 09:21:21.44 ID:0
>>76
あれ?っと思って調べなおしたけど、それは無い。
ヘロデ王はB.C.4年没、イエスは実はA.D.4年生まれらしいから被ってないよ。
82: 世界@名無史さん 2012/12/24(月) 21:53:12.94 ID:0
>>81
イエスの生年については相変わらず諸説あるけれど
一般的にはB.C.4年が一番知られた説じゃないのかな
三番手以下だったA.D.4年説が最近支持を増やしたの?
70: 世界@名無史さん 2012/12/23(日) 18:39:50.78 ID:0
ネロの場合は、クリスチャンを迫害したって言うか、
泥棒や強盗、山賊を処刑したら実はみんなクリスチャンだったみたいなw
それでも、死後何百年もたって強制的に改宗させられたアーサー王よりは何ぼかましかな。
71: 世界@名無史さん 2012/12/23(日) 19:37:23.57 ID:0
ネロは明らかにローマ大火の責任をキリスト教徒に押し付けて
庶民の鬱憤晴らしにしているじゃないか。
72: 世界@名無史さん 2012/12/23(日) 19:48:46.18 ID:0
当時のキリスト教は被差別階級の貧困層の間に広まっていたとも考えられる
73: 世界@名無史さん 2012/12/23(日) 20:30:49.06 ID:0
ネロはお友達を劇場に監禁して、カラオケをむりやり聞かせたお茶目な皇帝。
やたらに体を鍛えていたおかげで、大火事の時に瓦礫の下敷きなった市民とかを助けて、
「ありがとうございます、お名前を」「市民の幸福を願う者です」とか言って立ち去ったりする。
当時はパンとサーカスも巧く行っていたし、市民には人気有ったよネロ。
比較的公平な批評家からは、政策面では他の名君と言われる
皇帝に比べてもさほど大きな瑕疵は無いと言われている。
問題は、政権を失う原因となった元老院との対立と耶祖に対する対応、
そして寝床に出てくる大家みたいな振る舞いだな。
耶祖さんは当時はビンボウ人や怪しげな連中に流行っているマジ怪しげな宗教だったしね。
77: 世界@名無史さん 2012/12/24(月) 00:18:47.96 ID:0
>>73
ジャイアンだけど、元祖暴れん坊将軍でもある訳か
ネロ帝、なかなか格好イイじゃないか
85: 世界@名無史さん 2012/12/24(月) 23:47:47.04 ID:0
釈迦非実在論や、最近ではムハンマド非実在論も出てきている
あと老子非実在論もあったはず。
孔子は残念ながら非実在論はないみたいだが。
日本では非実在説がある大物と言ったら聖徳太子かな(神武天皇はむしろ実在説もあるって感じだろう)。
89: 世界@名無史さん 2012/12/25(火) 03:09:08.39 ID:0
>>85
聖徳太子に比べたら格段に知名度は落ちるが、
役小角って実在確定なの?
103: 山野野衾 ◆m6VSXsNcBYte 2012/12/25(火) 22:34:12.95 ID:0
>>89
本文に手が加えられたという説もありますが、『続日本紀』に記載がありますからね。
これと比較的時代が近い『日本霊異記』に出て来るのが派生元ですよ。
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117: 世界@名無史さん 2012/12/29(土) 01:22:31.22 ID:0
非実在といえばシェイクスピア、写楽がまだ出てない。
325: 世界@名無史さん 2014/07/08(火) 17:55:48.200
シェイクスピアは、生まれ故郷の教会に洗礼受けた記録が残ってるから、作品を作ったのが本人か別人かは
ともかくとして、その名前の人物がその時代に存在したことは確かでしょ
326: 世界@名無史さん 2014/07/08(火) 21:19:47.100
写楽の宗門改は残ってないのかね。
118: 山野野衾 ◆m6VSXsNcBYte 2012/12/29(土) 11:02:14.02 ID:0
>>117
写楽は実は〇〇だとか諸説ありますが、阿波侯に仕えた能役者、斎藤十郎兵衛
ということでいいでしょう。
そもそも江戸期の史料にそう書かれている上に、近年になって寺院の過去帳か
らも実在が確認されましたから。
「聖徳太子」は、触れるのは止めておきます。
あれは仏教界のみならず、日本史学界でも感情が絡む。
実在といいますか、偽物説で言えば意外そうなのが『古事記』。
『日本書紀』や『続日本紀』に記載がなく、その後も引用はほとんど無し。
最古の写本が南北朝期のものです。
現代では有力ではありませんし、それを言っていたら、『竹取物語』や『日
本書紀』の一部の巻も中世以降の写本しかないのですが。
87: 世界@名無史さん 2012/12/25(火) 00:30:25.31 ID:0
釈迦はアショーカ王時代の仏舎利(遺骨)だとされるものが
発掘されてはいる。
日本史では猿飛佐助も実在、非実在説ある。
意外なところでは石川五右衛門。
当時の宣教師の記録にも出てくる実在の人物。
91: 世界@名無史さん 2012/12/25(火) 03:24:12.74 ID:0
>>87
>意外なところでは石川五右衛門。
>当時の宣教師の記録にも出てくる実在の人物。
そんなに非実在のイメージ強いかな。
アビラ・ヒロンの『日本王国記』で、都を中心に荒し回る盗賊の集団が
油で煮殺された旨が描かれている。
アビラ・ヒロン本人は、石川五右衛門という名前を残していないが、
当時の京都の修道院の院長で、処刑を見物していたペドロ・モレホンが
注釈を書いていて、彼がIxicavagoyemonという名前がある。
彼が忍者だったという説の根拠はよく分からないが。
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378: 世界@名無史さん 2015/08/03(月) 20:40:55.480
バネ足ジャック
19世紀のロンドンに現われたと噂される怪人
・・・なにこのマーベルコミックのキャラクターみたいなの
バネ足ジャック(バネあしジャック / Spring Heeled Jack)は、切り裂きジャックが出現する数十年前に出現した都市伝説である[1]。
切り裂きジャックに並ぶもう一人の『ジャック』である[2]。切り裂きジャックと同じく、史実の事件が元になって生まれた都市伝説的存在であるが、こちらはより幻想的な存在である。このバネ足ジャックと呼ばれる男の正体は今もなお存在が確認されていないが、数少ない証言によると、「銀色の衣装に身を包み、消防士と偽り、出てきた相手に炎を吹きかけたり、ナイフで刺したりして逃走した」という[3]。また、連続するバネ足ジャックの事件現場に駆けつけた警官は、「バネ足ジャックが数メートルの高さの壁をいとも簡単に飛び越えたらしい」と証言した。ヴィクトリア朝末期という時代にはこのような快楽的犯行を行う者がおり、この男こそバネ足ジャックではないかとも言われている。
379: 世界@名無史さん 2015/08/07(金) 12:45:50.590
バットマンのご先祖?
380: 世界@名無史さん 2015/08/07(金) 17:00:14.920
これは見かけてたがバットマン風のもあったんだな。
スゴイジャンプする人が出て驚かすってなんだそりゃ思ったもんだ
119: 世界@名無史さん 2012/12/29(土) 11:27:01.82 ID:0
マルコポーロも非実在説があったような
120: 世界@名無史さん 2012/12/29(土) 15:58:43.22 ID:0
武蔵坊弁慶にも非実在説があったな
常陸坊海尊は非実在がほぼ確定のようだけど
ま、弁慶が出ない義経物語はまるで様にならないがw
あ、大河で弁慶の出ないのが一度あったか
121: 世界@名無史さん 2012/12/29(土) 17:25:48.96 ID:0
>常陸坊海尊
宮城県に常陸舘という城跡があって、城主は「常陸坊海存」だという伝説がある、
と某掲示板で見た気がする。
122: 世界@名無史さん 2012/12/29(土) 22:01:21.53 ID:0
実在する人物同士を掛け合わせた類の伝承もけっこうありそうだよね。
ウマル・ハイヤームとアサシン教団創始者ハサニ・サッバーフとセルジューク朝宰相ニザーム・アル・ムルクが、
青年時代に学友同士で、将来の栄達と相互扶助を誓い合った仲だった・・・とか。
125: 山野野衾 ◆m6VSXsNcBYte 2012/12/29(土) 23:15:44.91 ID:0
>>122
平将門と藤原純友が共に天下を獲ろうと語り合ったという伝承もその類ですね。
タイミングが合わない、西国での海賊行為と南関東政権の樹立で行動が異なると、
実際にやっていたとは思えませんが。
将門は元々朝廷に反抗する気はなかったようですし。
孔子と老子が談じたとか(事実かもしれませんが)、老子が釈迦を教化したとい
うのもそうか。
132: 世界@名無史さん 2012/12/30(日) 14:42:52.46 ID:0
>>122
厩戸皇子をベースに、蘇我馬子を始めとする曽我氏の業績を乗せます
朝廷の改革と外交の成果を集めて、民間伝承を随時追加しましょう
混ぜ合わせながらスケールアップ、キャラ作りをして体裁を整えます
聖徳太子の出来上がり
154: 世界@名無史さん 2013/01/04(金) 15:57:02.00 ID:0
50年代生まれだが、ハットリくんのせいで伊賀が正義で甲賀が悪だと思ってた
155: 世界@名無史さん 2013/01/04(金) 16:07:02.83 ID:0
甲賀は覆面もせず私服でワンオフのヒーロー
伊賀は黒ずくめでユニフォーム、集団的
というイメージがある、
そういっった面も印象に関わっていそうだ、
156: 世界@名無史さん 2013/01/04(金) 16:14:15.02 ID:0
あーっ、横山センセの伊賀の影丸でも、そのイメージ。
某大型書店で漫画売り場うろついていたら、新人君が先輩店員に、伊賀の影丸を指して、
こんな場所取るのに売れないしとか言っていて、先輩はこれは古典だから置かない訳にはいかないって。
157: 世界@名無史さん 2013/01/04(金) 16:20:34.52 ID:0
伊賀って言えば徳川の治安部隊だから、徳川サイドかどうかで善悪決まりそうだな
158: 山野野衾 ◆m6VSXsNcBYte 2013/01/04(金) 20:29:50.84 ID:0
伊賀衆は伊賀越えの功績があったのに対し、甲賀衆は伏見城が石田三成に攻
められた際に寝返って冷遇されたと言いますからね。
『三河後風土記』を見ると三河時代から甲賀衆が松平氏に仕えたことになっ
ていますが、成立は17世紀の後半です。
江戸城の門の警備は伊賀・甲賀・根来・二十五騎(騎乗資格のある与力が二
十五人いたことに由来)の四組=百人組が司っていましたが、大奥警備は伊
賀の領分でしたね(御広敷伊賀者)。
島原の乱の際、甲賀衆が地元で松平伊豆守を待ちうけ、十名が同道を許され
て兵糧を盗み出すなどの手柄を立てたという割に、伊賀衆の話がなかったの
は両者の差によるものか。
服部氏(当主はおそらく普通の武士)も、四代目で失脚して、配下はバラバ
ラに配属されていますが。
161: 山野野衾 ◆m6VSXsNcBYte 2013/01/04(金) 21:51:41.08 ID:0
少なくとも、江戸末期「隠密」と言えば伊賀者ではなく御小人目付のことでは。
お庭番を務めたのは御広敷伊賀者でしたが、これは伊賀者の血統ではなく、身分
を元々居た伊賀者相当にしたもので、先祖は吉宗が紀州から連れて来た者たち。
薬込役が多かったそうですが、ここでいう薬は火薬で、要は鉄砲を扱う役。
上述した百人組と同じで、鉄砲(元々は軽輩の武器)の扱いに長けた身分の低い
人間に役目を仰せ付けたということでしょう。
162: 世界@名無史さん 2013/01/04(金) 22:05:13.72 ID:0
>>161
紀州からきたとは、地理的に根来衆の流れをくむ者たちでしょうか?
江戸には百人組のなかに根来組が別途いたことは承知していますが・・・。
163: 山野野衾 ◆m6VSXsNcBYte 2013/01/04(金) 22:25:30.51 ID:0
御庭番=根来衆というのは以前読んだ憶えがありますし、確か大河ドラマ『吉宗』
でもそんな解説がなされていたと思うのですが、手元の本で分かりませんでした。
言い訳じみておりますが、元々中世史専攻ですので、近世史はさっぱりで。
図録と随筆類を除くと碌な本がありません。申し訳ない。
171: 世界@名無史さん 2013/01/05(土) 12:08:52.98 ID:0
ルパン三世だって「年齢・性別・国籍・素顔、その他全て不明」が本来の設定
175: 世界@名無史さん 2013/01/05(土) 13:49:10.05 ID:0
>>171
とは言え、一応アルセーヌ・ルパンの孫なんだから、フランス系の人間なんだろうよ。
ところで、アルセーヌ・ルパンシリーズって、やたら日本では流行ったけど、
本国フランス以外の国では、どの程度の人気なんだろうか?
日本では、時にシャーロック・ホームズ以上に人気があったりするが、
世界的にはずっとマイナーな気がする。
179: 世界@名無史さん 2013/01/05(土) 21:32:40.09 ID:O
>>175
自分が学生時代、アメリカ人の先生がアルセーヌ・ルパン大好きで、飲み会ではよくルパンの話をした。
とはいえ「日本以外では大して有名じゃない」というのをこっちが知らなかったので、アメリカではどのくらい有名なのかは聞き漏らした。
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188: 世界@名無史さん 2013/01/06(日) 17:21:00.92 ID:0
パトラッシュの銅像を見て「これじゃない」と言い出す日本人多数
189: 世界@名無史さん 2013/01/06(日) 17:58:50.77 ID:0
創作ものが先入観になるとオリジナルを認めないってのはよくあることだなw
190: 世界@名無史さん 2013/01/06(日) 18:08:36.17 ID:0
そういえば他メディア化や二次創作が原作を越えたとかはよく言われるが
創作が史実を越えたとはあんま言われないな
193: 世界@名無史さん 2013/01/06(日) 22:57:21.56 ID:0
>>190
『三国志演義』と『三国志(正史)』は面白さの点からいうとどっちだろう?
ちなみに吉川英治と陳舜臣で読みましたが。
195: 世界@名無史さん 2013/01/06(日) 23:37:51.64 ID:0
>>193
史料とそれを元にした物語、前者の方が面白かったら奇跡だわな
議論の余地があると言うだけ、陳寿はすごいんだよ
194: 世界@名無史さん 2013/01/06(日) 23:35:08.65 ID:0
三国志演義でついたイメージとは違う!という面白さで
正史の方は底上げされてるからなw
220: 世界@名無史さん 2013/03/05(火) 00:47:30.71 ID:0
アーサー王だろ
専門家ですら、実在を信じてるヤツがいるくらいだ
アーサーという名がある時期を境に増えるからというのが理由らしいが、
物語から名前を採ることはあるだろう
276: 世界@名無史さん 2013/11/06(水) 20:37:41.330
アーサー王は一応モデルになる人物はいたらしいが
取り巻きたちでは原型になる人物がいたのかなトリスタンとかランスロットとか
303: 世界@名無史さん 2014/05/24(土) 23:47:56.400
ギルガメシュ(ウルク第1王朝 在位126年間)
王名表での在位期間が微妙だが、いちおう実在の人物とみなされている
ちなみに父親のルガルバンダは在位1200年間なので、やや現実味が増しているといえよう
273: 世界@名無史さん 2013/08/03(土) NY:AN:NY.AN0
旧約聖書に出てくるメディア人ダリウス(62歳)
新バビロニアを滅ぼした人物として旧約聖書に書かれているが、
旧約聖書『ダニエル記』以外では言及もされないし、そもそも楔形文字史料にすら出て来ない。
バビロンを征服し、王ナボニドスと王子ベルシャザルを捕えたのは、言うまでもなくペルシア人の大王キュロス2世だ。
キュロス2世
https://ja.wikipedia.org/wiki/キュロス2世
415: 世界@名無史さん 2016/10/21(金) 22:22:21.130
日本では『ジャックと豆の木』で知られるジャック君、
オリジナルバージョン『巨人殺しのジャック(Jack the Giant Killer)』は
アーサー王伝説や北欧神話とも繋がっており、その根は広くて深い。
参照元:https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/whis/1355751940/