473: 本当にあった怖い名無し 2018/03/10(土) 00:11:45.22 ID:XXWSEqwU0
スナックバス江から
ママと主人公が経営する場末のスナックに、見るからに裕福そうな金持ちの男が来店してくる
「ぼったくる」と意気込む主人公だったが、金持ちを常連にしたいと考えているママと言い争いになる
その会話を聞いた金持ちは「金なら燃やすほど持っているから構わん」と言う
ママ「でも、そんなに金持ちなら、こんな場末のスナックではなく、もっと高いスナックに行けるんじゃないの?」
金持ち「高いスナックにはもう飽きたんじゃ。値段が高いスナックは質も高いが、同時に意識も高く、ワシには窮屈に思える。
その点、このスナックは良い。お高く止まらず、ありのままの人間性を感じさせてくれそうじゃ」
「嬉しいこと言ってくれるじゃないの!」
主人公とママはすっかりこの金持ちが気に入り、全力で接待しておもてなししようとする
しかし金持ちは「そういうのはいいから」と急に冷たく断ると、「金が欲しいんじゃろ?」と言いながら札束を出して見せ、
「プライドを捨ててありのままの醜い姿を見せて欲しいんじゃ」と要求する
真顔で無言になる主人公とママ
金持ち「殺し合ってくれんか?
生き残った方に、貴様らが一生かけても稼げん額の金をやろう」
474: 本当にあった怖い名無し 2018/03/10(土) 00:14:50.64 ID:XXWSEqwU0
主人公は速攻で話に乗るかのような素振りを一瞬見せるが、そう見せかけてそのまま金持ちに殴りかかる
金持ち「何をる貴様ーーー!?」
主人公「この世には、お金より大切なものがある!」ドン!
ママ「その答えが暴力なの?」
金持ち「馬鹿な!? 金以外の物は全て金で買うために存在しているんじゃ! 金が欲しくないのか!?」
主人公「欲しい! だけど、あんたは私たち貧乏人を分かっていない!
お金は欲しいがお金の大切さはわからん! だからいつまでたっても貧乏だし、金持ちは皆悪いことをして稼いでいると思っている!」
そして主人公は金持ちから札束を奪い取ると、「隣の葡萄は絶対に酸っぺえ! こんな汚れた悪い金……!」と叫び、
なんと札束に火を放った
燃え盛り店内を舞う諭吉
金持ち「……今までワシの金を欲しがる奴は沢山おったが……、奪って火を放つ奴は初めてじゃ……。
……しかし何故じゃ? 喉から手が出るほど欲しい筈の金を何故燃やせる……?」
主人公は真顔で答える「他人の金だから」
金持ちは笑顔で合点した