315 :本当にあった怖い名無し:05/02/12 00:49:02 ID:yLlZQABK0
よし、18年ちかくだれにも話したことない話をしよう。
実話なので地名は伏せます。
直接かかわったわけではないので、何がどうという詳細はよくわかりません。
319 :315:05/02/12 01:04:26 ID:yLlZQABK0
現在はもうその土地を引越して、私はすんでおりません。
いつのころからあるのかは知りません。
私が小学校に通い始め、物心ついたころにはその家はすでにありました。
結構田舎で、学校に通うのに、あぜ道を毎日かよっていました。
その途中にある一軒の家の話です。
その家は昔からあるというわけではなく、和風建築の割とあたらしい家でした。
小学校1年~5年生までの間はなんの噂もなく、私も気にとめておりませんでした。
5年生の夏の時期にA君が転校してきてから、その家が、なんなのかわかりました。
その家の話を書く前に、ひとつ予備知識として、
その家のお向かいの家について、説明しないとなりません。
326 :315:05/02/12 02:35:37 ID:yLlZQABK0
便宜上お向かいの家を家A。問題の家を家Bとして書きます。
問題の家の立っている区画は、私が生まれるころくらいからの、
いわゆる新興住宅地とよばれるところでした。
実際に家が建ち、川が整備され、畑もなくなっています。
さて、家Aについてですが、非常に奇妙というか異常というか、
玄関のどまん前に祠がたっております。
どれくらいどまん前かというと、玄関あけて1メートルの場所。
道路-門-階段-祠-玄関という普通の1戸立ての家で、でかい屋敷というわけでもありません。
なぜそんなことになっているのかというと、私が聞いた話では、
家を建てたのはそこに土地をもっていた方で、むかしから住んでいたと。
元々は田んぼで、とりわけなにかしら因縁話もなかったと聞いております。
新しく県道が通るためにその土地を売って、自宅もまぁ開発のために立て直したと、よくある話です。
そのさいに、その場所にあった道祖神ですか、おじぞうさまも丁寧に祈祷して、場所も移しました。
327 :315:05/02/12 02:36:48 ID:yLlZQABK0
家Aは何事もなく新築でたち、その家の方も普通に住むようになりました。
しばらくして、ある日を境に、家Aの中で赤ん坊の泣き声がするようになったそうです。
家の人は最初、近所に赤ん坊のいる家族が引越してきた、と思ってたそうなんですが、
夜昼関係なく一日中聞こえるようになって、これはおかしいと思って、ご近所にたずねたみたいです。
するとご近所の人全員、近くに赤ん坊のいる家族が引っ越してきたと。
家Aの人と近所の方が、声の発生場所を探しあてたところ、家Aの地下から声がすると大騒ぎになりました。
いろいろお祓いとかやったそうですが効き目がなく、
偉い霊能者さんかお坊さまが、「お地蔵様が原因なので、もとの場所にもどしなさい」と。
そういった経緯で家Aは、私たちの間ではかなーり有名な場所でした。
328 :315:05/02/12 02:39:08 ID:yLlZQABK0
小学5年生の時に引っ越していたA君は、その家の向い側の家Bに住んだ友人でした。
A君はたしか、1ヶ月もしないうちに家Bから引越しました。
まぁ、その時はとくに何事もなかったように時間はすぎ、小学5年の冬に私はべつの土地にうつりました。
生まれ育った場所であり幼馴染もいましたから、しばらくは連絡をとっていましたが、
進学し、社会人になり、すっかりわすれていました。
329 :315:05/02/12 02:43:33 ID:yLlZQABK0
先日、幼馴染が結婚するということで、10年ぶりくらいに生まれ故郷にもどり再会しました。
昔話に花を咲かせてわいわいとしてましたが、
私が「あの地蔵の家まだあるなぁ」といった所から、話が変わっていきました。
ここからは友人Bの話です。
「地蔵の家より、そのむかいの家おぼえてるか?」
「A君家族がたしか住んでたな」と答えました。
「すぐに引越したの知ってるか?」
私が転校する寸前だったんで、「覚えてる」と答えました。
「なんでか知ってるか?」
「それは知らないな」と答えました。
どうもその家Bは、なにかしらが出るというのです。
331 :315:05/02/12 02:52:15 ID:yLlZQABK0
10年ほどの間に、10世帯以上が出たり入ったり、ボヤが3度あったりしたそうです。
A君家族が引っ越したのも、そのひとつだと。
原因はまったくわからないそうですが、
友人Bいわく、あの家に1ヶ月以上住んでいた家族はいないと。
A君家族は何番目に入居したかはしらないが、
家の中で老婆が徘徊していたり、庭に女の子がうろうろしていたり、屋根に男がたってじっと外をみていると、
A君のお母さんが精神的にまいって、家を引っ越したと。
そのあとも何度かお祓いをしたと聞いたけども、全然おさまっていないと。
高校の時にTV局かラジオ局かが、霊能力者をつれて撮影をやったらしぃが、
霊能者がその家の敷地に入るなりぶっ倒れて、大騒ぎになってそのままおじゃんになったと。
332 :315:05/02/12 02:54:17 ID:yLlZQABK0
私は「家Bてなんだよ?」ときいたら、
「生まれた時から住んでる俺らもわからん。
ただ、お墓の土つかってるとか、地下に死体うまってるとか、噂はあるけどどれもほんとかは怪しい。
ただ事実として、人は定着しないし、
俺も窓に何人も人がたっていて、こっちをじっとみてたのをみたことある。
あそこは何かおかしい。
あぁそうだ。家Bてさ、なんて呼ばれてるかしってるか?」
「知るわけないだろう」
「あそこの家ってさ、なんでか知らないけど、敷地が三角形なんだよ。だから三角屋敷て今よばれてんだ。
今も空き家だぞ。帰るときに見たらいいよ」
335 :315:05/02/12 03:09:16 ID:yLlZQABK0
そういう感じで別れ、帰路に着きました。
もちろん気になったので、帰りに家Bの前を通りのぞきました。
県道沿いのその家の前には土嚢がつんであり、入り口が見えない状態になっていました。
見た瞬間に、あからさまにおかしい。
それ以上は近づかないようにして、家に帰りました。
その話をきいて、思い出したことがありました。
10年以上たって、記憶がおかしくなっていたのかと思っていましたが、
あの家Bの屋根の上に何人も人が立って、こっちを見ながらゲラゲラ大笑いをしてたのを、
集団下校してた友人たちと見て、泣きながら走って帰ったことがあったなと。
336 :本当にあった怖い名無し:05/02/12 03:12:00 ID:V2IJnEcn0
なんか途中で家AとBがごっちゃになってないか?
なんにしても不気味な話だ・・・
三角っつうとこがまた。
337 :本当にあった怖い名無し:05/02/12 03:16:22 ID:RESsh1UK0
家A:地蔵の家。赤ちゃんの泣き声のした家。
家B:三角屋敷。友人Aが住んでた家。
てことでしょ。ごっちゃにはなってないと思うよ。
338 :315:05/02/12 03:16:33 ID:yLlZQABK0
家Aと家Bごっちゃになってませんよ。
家A祠| 県|道 |家B
てゆう感じですね。
行くときは家A側を車で通り、帰りは家B側を通るて感じですね。
まぁこのちかくには、自殺団地と呼ばれるところもあるんで、なにかしら変な地域かもしれません。