スポンサーリンク
359: 本当にあった怖い名無し:2008/09/03(水) 21:39:04 ID:tO5iJ+9D0
ある日、神様が全人類に向けてメッセージを送った。
「今から1週間後、人類で多数決をとり、最も多かった願いを叶えてつかわす。」
さて、国連で緊急会議が開かれ、J国は「核の廃絶」を提案した。
しかし、A国の「核なくしてはこれ以上の人類の技術発展は望めない」という意見にもみ消された。
続いてG国が「病気の撲滅」という願いを提案したが、これも「人類が死ななくなり、戦争を引きおこす要因となる」
という意見の前に却下され、3日間に渡り、議論は平行線をたどっていた。
このままではいけないと思ったA国大統領は奇策を思いつく。そしてそれを全世界に向けて発表する。
「みなさん、願いなどあるからいけないのです。誰も願いはいらないと願えばいいのです。」
と演説し、他に案もなかったので、会議はこれにて閉幕した。
そして審判の日、決が始まった。そして…
「あいわかった。ではこれから願いを発表する。願いは…『全人類が飢餓に苦しむことがない世界にしてくれ』だ。
願いを叶えてつかわす。これより毎日全人類に十分なパンと水を与えよう。」
各国は唖然とした。トップの議論は全く無駄になった。官僚達は一般人の事など何も考えていなかったのだ。
その後、世界は荒んだ。食糧難が解消されたことでアジア、アフリカ諸国では前に増して人口が爆発的に増え、
紛争はますます激化していった。先進国でも食品メーカー、
小売店が相次いで倒産し、未曾有の就職難の時代となり、
ついに主要国同士の全面戦争に発展した。
372: 本当にあった怖い名無し:2008/09/03(水) 23:13:17 ID:GFwi2xJj0
>>359
元ネタの方が面白いな。
神様が願いを一つ叶えると地球に向けて通達
→各国首脳は頭を悩ませる
→最終的に世界平和を希望する
→地球上の全生命による多数決で人類滅亡が採用される。
378: 本当にあった怖い名無し:2008/09/04(木) 08:59:09 ID:6TdgD/q90
>>359
飢餓に苦しむことがなくなったんなら
就職難でもいいじゃんとか思った……
究極は食べるために働くんだから
飢餓に苦しむことがないっていうのは
願った時点でのみのことなのかな
379: 本当にあった怖い名無し:2008/09/04(木) 09:49:55 ID:9xwkD5sr0
>>378
いくら食べるものの心配がなくとも(しかしパンと水だけじゃ栄養が足りんだろ。タンパク質とか)
マッパで過ごす訳にもいかんし、外の地べたに寝る訳にもいくまい。