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∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part74∧∧
929 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/09/06(土) 16:39:10.71 ID:HkJfmwKX0.net
俺の知人で立川基地の40代の自衛官の体験。
若いころレンジャーに参加し、レインジャーバッジを持っている。
レインジャー訓練は2日も3日も不眠不休で山越えをする。
食料も自主調達。実際に知人は蛇を見つけて焼いて食ったそうだ。
フル装備が重く体が疲れきっていて、うまいんだかまずいんだか味は不明。とにかく骨っぽかったという。
そんな真夜中、月明かりで山道を急いでいると、かなたの枝に何やらキレイな袋が下がっていて、
それが手の届きそうな近くに見えたり、また遠ざかって見えたりする。
月明かりでキラキラ、金糸の模様も見える。
手の平くらいから、30センチくらいの大きさになったり、大きさも距離も定まらない。
キレイな袋なのだが、それを欲しいという気は起こらなかった。
とにかく、レインジャー訓練は時間内にゴールにたどり着かなければ失格してしまう。
知人は袋を見ないようにしたまま前に進んだため、袋は視界から消え去り、後はどうなったか知らないという。
レインジャー訓練中は極度の疲労のため、幻聴幻覚はしょっちゅうだったそうだ。
これは『茶袋』という妖怪で、『かん吊るし』などと同種のものだ。
茶道の『シフク』という道具類を包む絹の袋の姿をしていて、高価なものであったため、
それで人心を惑わし、危険な場所などに人をいざなったモノだろう。
茶袋(ちゃぶくろ)は、高知県幡多郡奥内村(現・大月町)に伝わる妖怪。
その名の通り茶袋(茶を煎じるための布袋)のような姿をしており、薄気味悪い道などに、空中からぶら下がった状態で出現する。これに遭遇すると様々な病気を患ってしまうともいわれた。同様に宙吊りで現れる長野県の薬缶吊るなどと同系列の妖怪とされる。